2020年07月25日

【ブラッド・ファーザー】My Cinema File 2252

ブラッド・ファーザー.jpg

原題: Blood Father
2016年 アメリカ
監督: ジャン=フランソワ・リシェ
出演: 
メル・ギブソン: ジョン・リンク
エリン・モリアーティ: リディア
ディエゴ・ルナ: ジョナー
ウィリアム・H・メイシー: カービーウィ
マイケル・パークス: 

<映画.com>
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メル・ギブソンが元犯罪者のアウトローを演じるサバイバルアクション。かつて犯罪の世界に身を置き、現在はアルコール中毒のリハビリをしながら、トレーラーハウスで細々と暮らすジョン・リンク。彼のもとに数年前から行方不明となっていた一人娘のリディアがやってきた。ギャングと起こしたトラブルにより、警察、殺し屋から追われているリディアを守ることを決意したジョンは、かつて身に着けたサバイバル術を駆使し、敵を迎え撃つ。ギブソンが主人公ジョン役を演じるほか、『ローグ・ワン スター・ウォーズ・ストーリー』のディエゴ・ルナ、「ファーゴ」のウィリアム・H・メイシーが脇を固める。監督は『アサルト13 要塞警察』のジャン=フランソワ・リシェ。
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冒頭、何やら人相のよろしくない男たちが一軒の家に行く。その中にたった1人女リディアがいて、途中で銃弾を購入する。どうやら男たちの1人ジョナー・ピンサーナが恋人である様子。武装した一行はそのままある家に入っていく。ジョナーは家の主人を射殺し、その妻に金のありかを訪ねるが要領を得ない。腹を立てたジョナーは、リディアに妻を殺すよう命じるが、ためらったリディアは誤ってジョナーの首を撃ってしまう。咄嗟に逃げ出すが、金も伝手もない。そこで長年音信不通だった父・ジョンに電話をする。

ジョンもかつては犯罪の世界に身を置いており、仮釈放で出所した今はアルコール中毒のリハビリをしながらトレーラーハウスで刺青師として生計を立てている。そこへかかってきたリディアからの電話。取るものもとりあえず迎えに行く。リディアから事のあらましを聞いたジョン。リディアはジョンの別れた妻と暮らしていたが、数年前に家出しており、よくない連中と付き合っていたのである。久しぶりに会った娘だが、バッグの中から出てきたのは、酒と拳銃、そしてドラッグ。元犯罪者でも親としては心が痛む。

数日後、どこで調べたのかジョナーの仲間のギャングたちがジョンのトレーラーハウスに押しかけてくる。所構わず発砲するギャングたち。仮釈放中のジョンは冷静に反撃の体を取るが、荒っぽいギャングたちはジョンたちの立てこもるトレーラーハウスを転覆させる。その場は近くに住む友人カービーが自警団を引き連れて助けに来る。ギャングたちはスゴスゴと引き下がるが、やって来る警察を前にジョンはリディアを連れて逃げ出す。

リディアが撃ったジョナーは実は生きていて、それどころから策略を巡らせ、強盗殺人事件の濡れ衣をジョンとリディアに着せてしまう。こうしてジョンとリディアは、ギャングと警察の双方から追われることとなる。対するジョンは昔の伝手を辿り、服役中の囚人仲間アルトゥーロから、ジョナーがメキシコの麻薬密売組織と繋がりがある危険人物だと知る。そして自らはやはり昔の貸しがある“牧師”に助けを求めに行く。しかし、リディアにかかっている懸賞金の金額を知るや牧師は態度を一転させる。

何とか活路を探るべく、逃走する2人。娘のことを気にしていたジョンだが、思わぬところで親子2人きりの時間を過ごすことになる。これも人生の皮肉かもしれない。そして追って来るのが警察ならまだしも、危険なメキシコギャングとなると血なまぐさい争いになる。しかし、この元犯罪者のパパは並みのパパではない。武器を手配し襲撃に備える。演じるのがメル・ギブソンとくれば、アクションも保証付き。バイクでのアクションは、『マッドマックス2』を彷彿とさせる。

そしてジョナーの計略でリディアが拉致されてしまう。窮地に陥ったジョンだが、アルトゥーロから聞き付けた組織の秘密情報をネタにジョナーに取引を持ちかけ、とある砂漠を取引場所に指定する。ジョンが元犯罪者ゆえの手段であるが、そんなことがこんな場面で役に立つのも人生の皮肉である。父親としては、命の危険を冒してでも助けなければいけない。牧師から地雷と手榴弾を奪い、取引場所に向かうジョンは、すっかりマッドマックスである。

シュワルツェネッガーもスタローンも幾つになってもアクション健在。実際の年齢を知れば驚いてしまうが、メル・ギブソンもまた負けてはいない。衰えのないメル・ギブソンの健在ぶりを堪能できる映画である・・・


評価:★★☆☆☆








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2020年07月24日

【劇場】My Cinema File 2251

劇場.jpg

2020年 日本
監督: 行定勲
原作: 又吉直樹
出演: 
山崎賢人: 永田
松岡茉優: 沙希
寛一郎: 野原
伊藤沙莉: 青山
井口理: 小峰
浅香航大: 田所

<シネマトゥデイ>
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お笑いコンビ「ピース」の又吉直樹の恋愛小説を、『北の零年』などの行定勲監督が映画化。劇作家を目指す青年と、彼を支える恋人の日々を描く。青年と恋人を、『キングダム』などの山崎賢人と『勝手にふるえてろ』などの松岡茉優が演じる。脚本を『ピンクとグレー』でも行定監督と組んだ蓬莱竜太、音楽をシンガー・ソングライターの曽我部恵一が担当した。
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主人公の永田は、中学時代からの友人野原と立ち上げた劇団『おろか』を主催している。永田は演出と脚本を担当しているが、その独自の世界観は世間に受け入れられず、劇団の運営は苦しい状況が続いている。それゆえに永田も日々の暮らしはアルバイトでなんとか食いつないでいる状況。そんな永田だが、街で偶然見かけた女性に声をかける。「同じ靴を履いていますね」という陳腐な言葉。しかし、その女性沙希は、意外にも永田と喫茶店に行く。

沙希は、女優を夢見て上京して来ていた専門学生。永田のどこが良かったのか沙希は、永田と付き合い始め、やがて一緒に暮らすようになる。と言っても、それは永田の経済事情ゆえであり、はっきり言って永田は「ヒモ」状態。しかも沙希は献身的。何よりも永田に尽くし、劇団で女優がいなくなった時には代わりに出演するほど。そんな沙希の演技は、意外にも好評で人も入り始める。しかし、これに永田が嫉妬して沙希を使わなくなるとまた元の木阿弥に戻ってしまう。

沙希に声を掛けた時の様子からして、永田は女性との付き合い方が下手。2回目のデートに誘う時もどうしたらいいのか野原に聞く始末。今時らしくメールで言われた通りに誘うが、「全然暇だよ」という答えに断られたと勘違いするほど疎い。それに対して、沙希は徹底的に献身的。永田の存在すべてを肯定的に受け入れる。こういう女性がいたらこちらからお願いして付き合ってもらいたいと羨ましく思うほど。されど女性経験のない永田はこれでいい気になってしまう。

脚本を執筆し、稽古が続くとバイトはできなくなり稼ぎはなくなる。公演を重ねるほどに借金は重なり、不安と慢性的な苛立ちに襲われ、収まらない気持ちは沙希に遠慮なくぶつける。ある日沙希が原付バイクに乗って現れ、学校の男にもらったと告げる。永田は、原付に乗ると沙希を無視して走り続ける。そうしてなんと永田は原付を蹴って壊してしまう。譲ってくれたのが男友だちということで、嫉妬したのであろう。あるいは不甲斐ない自分から沙希が離れていくのではという疑念も混じっていたかもしれない。

やがて沙希は学校を卒業し、洋服屋で働きながら夜は居酒屋でアルバイトする生活をはじめる。永田は相変わらず芝居優先で自分が働こうとはしない。元の劇団仲間青山から執筆の依頼をもらい、それで少し稼ぐ程度。されど時間の経過は女に不利に働く。さすがの沙希も年齢を気にし始める。地元の友人たちは続々と結婚して子供を持ち始める。おそらく、親からのプレッシャーもあっただろう。「私もう27だよ」という沙希の言葉が切ない。それでも永田はどうすることもできない。

永田の気持ちもなんとなくわかる。芝居は好きでずっと続けていきたいが、食ってはいけない。周りの友人たちにもアドバイスされるが、自分もよくわかっている。しかも今更芝居をやめて何をしていくのかというあてもない。結局、わかってはいてもしがみつくしかないのかもしれない。そんな苛立ちは結局沙希に向かう。帰りが遅いとバイト先の居酒屋店長との中を疑い、執筆の邪魔になるからと部屋を出てしまい、時折気ままにぶらっと沙希の部屋に戻る。

自分を変えられない永田と常識人の沙希との関係は、当然の帰結点へと向かう。それは誰が見ても仕方のない結果なのであるが、どうにかならなかったのかと思わずにはいられない。沙希が献身的ないい女性であればあるほど、幸せになって欲しいと思うし、沙希にとってはその相手が永田であって欲しかったのだろう。されど人の世はうまくいかない。映画はそんな世の中を反映するかのような結末を迎える。

舞台の上で猿の面をつけた永田が、「ばあああああ」とおどける。何度もなんども。それを見つめる泣き笑いの混じった沙希の表情がなんとも言えない。又吉の作品はなんとなく抵抗があって読んでいないが、そのうち原作も読んでみたいと思わされた。自分もどこかで感じてきたようなほろ苦い後味の映画である・・・


評価:★★★☆☆








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2020年07月23日

【マーシュランド】My Cinema File 2250

マーシュランド.jpg

原題: La isla mínima
2015年 スペイン
監督: アルベルト・ロドリゲス
出演: 
ラウール・アレバロ: ペドロ・スアレス刑事
ハビエル・グティエレス: フアン・ロブレス刑事
アントニオ・デ・ラ・トーレ: 被害者の父親ロドリゴ
ネレア・バロス: 被害者の母親ロシオ
ヘスス・カストロ: 女たらしの好青年キニ
メルセデス・レオン: 猟師宿の女主人カーサ・ソト
アデルファ・カルボ: フェルナンダ
マノロ・ソロ: ジャーナリスト

<シネマトゥデイ>
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スペインの映画賞の最高峰であるゴヤ賞で、作品賞や監督賞などを受賞したミステリー。1980年のスペインを舞台に、少女強姦殺人事件を追い掛ける2人の刑事が事件の背後にあるさまざまな闇を目の当たりにする。メガホンを取るのは、『UNIT 7 ユニット7/麻薬取締第七班』のアルベルト・ロドリゲス。『アイム・ソー・エキサイテッド!』などのラウール・アレバロとアントニオ・デ・ラ・トレらが結集する。緊張感に満ちあふれた物語とタッチに圧倒される。
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ちょっと珍しいスペインのサスペンス映画。時は1980年、フランコ政権による独裁体制の影響がまだ色濃く残るスペイン。ある湿地帯の町で10代の姉妹が失踪する事件が起こる。ベテラン刑事のファンと、首都マドリッドから移転してきた若手のペドロがこの捜査に当たる。ペドロは上層部と衝突し、いわば「左遷」と言える転属であった。さっそく捜査に向かう2人。

のどかな風景に包まれたこの土地は、若者にとっては退屈で「どこでもいいからここから出ていきたい」と願うような閉鎖的な土地。姉妹も家出の可能性が疑われたが、母親から内密に渡されたのは、裸になった娘たちがベッドの上で顔のわからない男と一緒にいる光景が映ったフィルム。「父親に知られたら娘を殺しかねない」と、母親は恐る恐る差し出す。刑事でなくても関心が湧く。

ファンとペドロは、捜査に取り掛かる。ある男からは「娘たちの行方を知っている」という霊能者の女性を紹介され、半信半疑ながら霊能者の告げた廃屋の小屋へ行ってみると、近くにある井戸から娘の持ち物と思われるバッグが発見される。そして2人は偶然捕まえた無許可で狩りをしていた男ヘススに金を渡して協力を要請する。やがて姉妹2人の遺体が川から発見される。2人とも指や乳首を切断され、レイプされ拷問を受けたあとに殺害されていた。

残虐な殺人事件に警察の捜査にも拍車がかかる。そして以前にも若い娘の失踪事件があったことを知る。失踪した娘はのちに切断された足首が発見されている。捜査線上に浮かんで来たのは、地元のイケメン青年キニ。その容姿で女子高生を虜にしている様子。そしてキニの手には、姉妹が映っていた写真の男と同じマークが記されている。さらにペドロは、殺された姉妹の以前にも2件の失踪事件が起きていることを知り、それがいずれも地元の祭りの最中に起きていたことを突き止める。

一方、ファンが再びキニを尾行していると、キニが女子高生と一緒に宿へ入っていく現場を見つける。同時にテンガロンハットを被った男が来たのを確認するが、その時何者かに殴られ気を失う。キニに対する容疑は、血液検査の結果、シロと判明する。2人は宿の女店主を半ば脅して、キニが定期的に宿に来ていたことを白状させるが、帽子の男の正体はわからない。地元の人々は殺された姉妹の父親でさえ、何かを隠している様子が伺える。

閉鎖的な村の雰囲気が観ている方にも伝わって来る。若者たちは、華やかな都会へと想いを馳せ、それゆえに悪者の悪事に絡め取られたりする。大人たちでさえも漂って来る雰囲気は諦めである。やがて刑事2人は、怪しい男の尻尾を掴む。ファンは、刑事のくせに途中2回も尾行がバレて殴られて気を失わされるというなんともマンガチックな展開がある。ペドロは残して来た妻を電話でなだめる。

やがてまた少女が失踪するが、今度はファンとペドロの奮闘でなんとか犯罪を阻止する。事件が終わるも、何か釈然としないものが残る。テンガロンハットの男はお咎めなしだし、キニの罪状はわからない。ファンにはフランコ独裁体制下で秘密警察に属し、「拷問のプロ」だったという情報を得るが、それが何を意味するのかは観る者の判断に委ねられる。「ひょっとしたら」と妄想を働かせてみるが、監督の意図などわかるはずもない。

スペインでは好評だったらしいが、そのあたりはよくわからなかった映画である・・・


評価:★★☆☆☆








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2020年07月22日

【それだけが、僕の世界】My Cinema File 2249

それだけが、僕の世界.jpg

原題: Keys to the Heart
2018年 韓国
監督: チェ・ソンヒョン
出演: 
イ・ビョンホン: キム・ジョハ
パク・ジョンミン: オ・ジンテ
ユン・ヨジョン: ジュ・インスク
ハン・ジミン: ハン・ガユル
チェ・リ: スジョン
キム・ソンリョン: ホン社長

<映画.com>
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イ・ビョンホン主演で、落ちぶれた元プロボクサーの兄と天才的なピアノの腕を持つサバン症候群の弟が織り成す兄弟の絆を描いたヒューマンドラマ。ボクサーとしてかつてはアジアチャンピオンにまで上り詰めたが、40歳を過ぎたいまは落ちぶれ、その日暮らしをしているジョハ。幼い頃から両親と離れ、孤独の中で拳を頼りに生きてきたジョハだったが、ある日、17年ぶりに別れた母と再会。サバン症候群の弟ジンテの存在を初めて知る。天才的なピアノの腕を持つジンテがコンテストに出られるよう、面倒を見てやってほしいと母から頼まれたジョハは、弟の面倒を見始めるのだが……。イ・ビョンホンが、寡黙で粗暴だが人情に厚い兄ジョハを演じた。弟ジンテ役は「太陽を撃て」のパク・ジョンミン。「王の涙 イ・サンの決断」の脚本家チェ・ソンヒョンが、自ら執筆した脚本でメガホンをとり、初監督を務めた。「国際市場で逢いましょう」の監督ユン・ジェギュンが製作を担当。
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主人公のキム・ジョハは、かつて東洋チャンピオンにまで上り詰めたプロボクサーだったが、年を取って引退した今は若手相手のスパーリングパートナーをこなしたり、チラシ配りなどで日銭を稼いではその日の宿を確保する日々を送っている。そんなある日、偶然入った飲食店で、そこで働く母インスクと再会する。母は、ジョハが子供の頃に酒癖の悪い父の暴力に耐え切れずに家を出てしまっていた。それ以後、ジョハが兵役を終えた時に会って以来の再会である。

久し振りの再会を喜ぶ母インスクであったが、捨てられたという思いを抱くジョハは母を受け入れられない。それでもインスクはジョハを引き留めて話をし続ける。それでつい深酒をしてしまったジョハは、車に撥ねられてしまう。病院に運ばれたが体だけは丈夫であり、程なくして退院するが、ジョハは自分を撥ねた相手から自宅の豪邸へ招かれる。撥ねた相手は元ピアニストのハン・ガユル。ガユルの母親はジョハを金目当ての当たり屋と思っていたが、ジョハは意地を見せて豪邸を立ち去る。

その後、ビラ配りのバイトに戻ったジョハだが、再び訪ねてきた母インスクから乞われるまま一緒に暮らし始める。インスクにはジョハの異父弟ジンテがおり、ジョハは初めてジンテと対面する。実は、ジンテはサヴァン症候群を患っており、他者との意思疎通を苦手としている。しかし、サヴァン症候群の患者によくある通り、ジンテには人より優れた才能がある。それは音楽であり、特にピアノは楽譜が読めないにもかかわらず、YouTubeで見るだけでそのままの演奏ができるほど優れた才能を持っている。

初めは母に対する恨みと捨てられた自分とは違って母と一緒に暮らしてきたジンテに対するやり切れない思いから、ジョハはジンテに対して冷たく接する。一度叩かれたことから、ジンテはジョハを怖がってジョハの前ではキャッチャーミットを被る始末。ジンテは、普段は大家の娘スジョンと格闘ゲームをしたりしている穏やかな性格。一方、ジョハは、以前自分を車で撥ねた女性ハン・ガユルと偶然再会するが、今度は200万ウォンの謝罪金を受け取る。この時、実はガユルが義足であることを知る。

物語はジョハとジンテを追っていく。ピアノは天才的でも、まともな行動が難しいジンテ。バスの中で突然トイレと言い出し、挙句の果てには降りたところにあったマンションの敷地内で大便をしてしまい警察の世話になってしまう有様。ジョハも渋々付き合うが、考えるのは金を貯めて出ていくことばかり。そんな時、母インスクからジンテを近々開かれるピアノのコンクールに出したいと言われ、物語は動いていく。

母インスクは1ヶ月ほど釜山に出稼ぎに行くため留守をジョハに頼むが、インスクはジョハに言えない事情がある。義足のガユルもある事情があってピアノから遠ざかっている。ジョハも目標もなく生きている。そんな中でジンテだけが純粋に自分の世界に生きている。ジンテがいつもピアノの手本としてYouTubeで聞いているのは、実はガユルの演奏。それを知ったジョハはジンテを連れてガユルの元を訪れる。そしてジンテをピアノコンクールに出場させようとしたところから、3人の人生も動いていく。

障害を持った兄弟の物語と言えば『レインマン』を思い出す。『レインマン』もやはりサヴァン症候群の兄とちょっとずるい弟との心温まる交流だったが、この映画も同じような設定で、やはり心動かされる物語。普段はまともに振舞うこともできないジンテだが、一旦、ピアノの前に座ると見事な演奏を披露する。ガユルと2人でピアノの連弾をするシーンは、個人的にこの映画でもっとも心に残るシーンであった。ジンテ役のパク・ジョンミンは実際に演奏していたらしいが、なかなか見応えある演奏である。

それぞれがそれぞれの未来に向けて進んでいく物語。その展開には心動かされるものがある。見事のピアノの演奏と相まって、観て良かったと思わされる一作である・・・


評価:★★★☆☆









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2020年07月18日

【2人のローマ教皇】My Cinema File 2248

2人のローマ教皇.jpg

原題: The Two Popes
2019年 イギリス・イタリア・アルゼンチン・アメリカ
監督: フェルナンド・メイレレス
出演: 
アンソニー・ホプキンス: ベネディクト16世
ジョナサン・プライス: ホルヘ・マリオ・ベルゴリオ
フアン・ミヌヒン: 若き日のベルゴリオ
シドニー・コール: ピーター・タークソン枢機卿

<映画.com>
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『シティ・オブ・ゴッド』 『ナイロビの蜂』のフェルナンド・メイレレス監督がメガホンをとり、2012年に当時のローマ教皇だったベネディクト16世と、翌年に教皇の座を受け継ぐことになるホルヘ・マリオ・ベルゴリオ枢機卿の間で行われた対話を描いたNetflixオリジナル映画。カトリック教会の方針に不満を抱くベルゴリオ枢機卿は、ベネディクト教皇に辞任を申し入れる。しかし、スキャンダルに直面して信頼を失っていたベネディクト教皇はそれを受け入れず、ベルゴリオをローマに呼び寄せる。考えのまったく異なる2人だったが、世界に10億人以上の信徒を擁するカトリック教会の未来のため、対話によって理解しあっていく。ベネディクト16世役にアンソニー・ホプキンス、ベルゴリオ役に「天才作家の妻 40年目の真実」のジョナサン・プライス。脚本は『博士と彼女のセオリー』 『ボヘミアン・ラプソディ』のアンソニー・マッカーテン。Netflixで2019年12月20日から配信。日本では配信に先立つ12月13日から、一部劇場にて公開。
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冒頭、ローマ教皇のヨハネ・パウロ2世が亡くなるところから物語は始まる。ローマ教皇は終身在位であり、亡くなると次の教皇を決めることになる。教皇選挙は「コンクラーベ」と呼ばれ、枢機卿らが一堂に会して選挙を行う。その様子は『天使と悪魔』に描かれている通りである。有力候補は、アルゼンチン出身の改革派ホルヘ・マリオ・ベルゴリオと、ドイツ出身の保守派ヨーゼフ・アロイス・ラッツィンガー。

選挙結果は煙突から上がる煙の色で市民に知らされる。1回目の投票では決まらなかったという意味の黒い煙があがる。次の選挙までの間、ラッツィンガーは個々の枢機卿の間を回り、何やら話し込む。教皇の地位に意欲を見せている様子が伺える。一方、ベルゴリオは静観する。そして3回目に白い煙が上がり、ラッツィンガーが新たにベネディクト教皇として選出される。

こうして誕生した新教皇だが、そこから苦難の道のりが始まる。教皇庁の内部告発書が公けとなり、資金洗浄、司祭の性的虐待などにより教皇の執事が逮捕されるなどの事件が起こる。加えて、子供時代にナチスを支持していたという過去もあり、ベネディクト教皇は苦しい立場に立たされる。この頃、教会のありかたに疑問を抱くホルヘ枢機卿は、辞意を固め、ローマ教皇にその意を伝えるべくローマ行きの飛行機を手配する。しかし、逆にベネディクト教皇からの招待状が届く。

ベネディクト教皇に面会し、ホルヘ枢機卿は辞意を伝えるが、ベネディクト教皇はのらりくらりとその申し出をはぐらかす。その間、ホルヘ枢機卿の過去が描かれる。もともと司祭を志望していたが、神のお告げを感じられず、違う人生を歩もうと当時付き合っていた女性にプロポーズをする。しかし、その直後アドバイスを受け、神の意志を感じたホルヘはプロポーズを取りやめ、司祭をとなる道を選んでいる。個人的には女性を選ぶところだが、そこは神の道を選ぶ人なのである。

ベネディクト教皇とホルヘ枢機卿の面会は次の日も続き、2人はまだ観光客が訪れる前の早朝の教会で話を続ける。あくまでも辞職しようとするホルヘ枢機卿に対し、驚いたことにベネディクト教皇は辞任を表明する。代わりの教皇はホルヘが相応しいと考えてのことである。教皇は終身職であるから、生前の辞任は前代未聞。しかし、過去に例がないわけではない。2人は考え方も流儀も全く異なっているが、自らが置かれた情勢下ではホルヘ枢機卿が適任だとの判断である。

こういう場合、普通だと権力への執着が見られると思うが、さすがに聖職者はそんな下種なことはないのだろう。せっかく終身教皇の身なのにベネディクト教皇はそれを手放そうとする。一方、ホルヘ枢機卿も地位にはこだわりがない。もっともホルヘ枢機卿は、自分は過去の経緯からも教皇にふさわしくないと思っている。それは70年代のアルゼンチンの軍事独裁権下のこと。当時ホルヘ枢機卿はイエズス会のアルゼンチン管区長であり、多くの司祭や修道女が反体制派とみなされて殺されていた中、政府に抵抗しないようにと仲間たちを説得していたからである。

実際にどうするべきだったかは難しいところ。「右の頬を打たれたら左の頬を差し出せ」という立場の聖職者が、政治に関し何ができるかするべきかというのは難しいところである。とは言え、それでもなお自分は教皇になど相応しくないと考えるホルヘ枢機卿。「評価は人の下したものこそ正しい」とは言われるものの、アルゼンチンでの彼の評価は今も分かれているという。その話を聞いたベネディクト教皇は、ホルヘ枢機卿に赦しを与える。

歴史の事実として、ベネディクト教皇は退位を表明し、コンクラーベの結果、ホルヘ枢機卿が新教皇として選ばれる。お披露目で人々の前に立つとき、習慣である豪華な服装を拒否し、シンプルな服で質素さを貫く新教皇。新たに「フランシス教皇」となったホルヘ教皇がインターネットが使えないために電話で予約を取ろうとするが、オペレーターに教皇と信じてもらえず電話を切られてしまうのは面白いエピソードである。

特に何か波乱があるわけでもなく、静かに物語が進むのは仕方がないのだろう。考え方が異なる2人が相争うこともなく、穏やかに互いの意見を寄せ合い、キリスト教会のために最善の方法を探っていく様子は、さすがに聖職者。他の見本ともなるべきところであろうと思う。こうした表からはうかがい知れない内部の様子を描き出してくれるのも映画の良さであろう。次にローマ教皇のことがニュースで報じられることがあれば、是非とも思い出したい映画である・・・


評価:★★☆☆☆








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【TAU/タウ】My Cinema File 2247

TAU/タウ.jpg

原題: Tau
2018年 アメリカ
監督: フェデリコ・ダレッサンドロ
出演: 
マイカ・モンロー: ジュリア(サブジェクト3)
エド・スクレイン: アレックス
ゲイリー・オールドマン: TAU

<映画.com>
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「イット・フォローズ」のマイカ・モンローと『デッドプール』のエド・スクレイン共演によるSFシチュエーションスリラー。突如として何者かに拉致・監禁された若い女性ジュリアは、首にチップを埋め込まれ、激しい苦痛を伴う実験を強いられる。一緒に監禁された男女とともに実験室を爆破させて逃亡を試みるが、ロボットに見つかりジュリア以外の2人は殺されてしまう。脱出に失敗したジュリアは、引き続き実験対象として冷酷な科学者アレックスのスマートハウスに監禁されることに。人工知能「TAU」によって管理される彼女は、好奇心旺盛なTAUを味方につけて脱出の機会を狙うが……。ゲイリー・オールドマンが人工知能TAUの声を担当。Netflixで2018年6月29日から配信。********************************************************************************************************

主人公はいかにも風俗嬢的といった様相の女性ジュリア。身体を売るところまではいかないが、クラブでスリを繰り返し日銭を稼ぐ日々。そんなある日、いつものように「仕事」が終わり家に帰ったところで何者かに襲われ意識を失う。目が覚めると、何やら手術台のようなところに身体を固定されている。そこで何やら体に施される。再び意識を失い、気がつけばそこは監房。鉄格子には電流が流されている。なかなかストーリーに引き込まれる掴みは良い。

監房にはジュリアと同じように拉致された様子の男女が1人ずついる。ともに両手を拘束され、猿ぐつわをされている。そしてどうやら首の裏に小型の機械を埋め込まれていると気がつく。謎の男がやって来ては手術台に拘束される。何かの実験のようであるが、それが何かはわからない。ジュリアは怯えているだけの女ではなく、隙を見て机の上に置いてあった鉗子を盗む。

監房内で全員の猿ぐつわと腕の拘束を外したジュリアは、近くにガスが供給されていると見ると、盗んだ鉗子を使ってガスの開栓をし、引火させることに成功する。我が身も危ういが、この場合、一か八かであろう。その試みは成功し、爆発が起こり、3人は監房の外に出る。そして館内の出口まで辿り着くが、なんと警備ロボットが始動し、一緒に逃げた2人を刺し殺してしまう。

ジュリアも逃げ回るが、危ういところで謎の男が帰宅し、ロボットを制止してこと無きを得る。ジュリアを拉致した謎の男はアレックス。天才的科学者でAIの研究をしており、どうやらジュリアはその研究の被験者である様子。そして館内は、「Tau」と呼ばれるAIがコントロールしている。Tauはなかなか万能なAIで、小さなドローンをいくつも動かし、死体の処理を行ったりする。

どうやらアレックスは投資家から出資を受けて研究を進めているが、その期限が迫っている。にも関わらず、ジュリアが設備を破壊してしまったことでアレックスも追い詰められる。そこでジュリアはアレックスと交渉し、研究に協力することで館内での行動の自由を勝ち取る。なかなかしたたかな一面を持っているジュリア。そして自由を得たジュリアは、アレックスのいない日中にTauの指示のもと、課題を行うことになるが、やがてジュリアはTauとのコミュニケーションを取り始める。

こうしてアレックスのいない間にTauとのコミュニケーションを取っていくジュリア。Tauは知識欲旺盛で、ジュリアはそれを利用しTauに館内の本を読む見返りとして、脱出のための情報を得ていく。自分のいる場所もわからず、館内もすべて出入りできる訳ではない。おまけにアレスという殺人をも辞さない保安ロボットがいる。その間、たびたび「摘出」と言う言葉を耳にするが、どうやら研究が終われば自分の身が危ないと感じるジュリア。こうしてストーリーは進んでいく。

映画も世の中の動きを反映するところがある。AIもだいぶ身の回りに増えてきているが、映画の世界ではもっと進んでいる。ここでは謎の研究者アレックスとそのサポートをするAIが登場する。これまでも『エクス・マキナ』『her/世界でひとつの彼女』などAIとの交流を描いたものは増えてきているし、主人公のサポートをする役なら『アイアンマン』を始めとしてSF系には当たり前になってきている。もうすぐそこの未来なのかもしれない。

本作に登場するAI「Tau」は、どちらかと言えば成長期のAI。知識は豊富だが、知能は発展段階。ジュリアはそれをうまく利用して逃げ出す機会を伺うが、逆にTauへの感情移入によって絶好の機会を逃してしまったりする。人間には感情があるが、培った感情もAIは簡単にリセットされてしまったりする。どんなに人間のようにコミュニケーションを取れても、そこは機械の冷たさを感じるところ。ストーリーとともにそんな思いも改めてさせてくれる。

人間は果たしてAIとどんな未来を創っていくのか。ふと、そんなことを考えてみた映画である・・・


評価:★★☆☆☆







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2020年07月17日

【記者たち 衝撃と畏怖の真実】My Cinema File 2246

記者たち.jpg

原題: Shock and Awe
2017年 アメリカ
監督: ロブ・ライナー
出演: 
ウッディ・ハレルソン: ジョナサン・ランデー
ジェームズ・マースデン: ウォーレン・ストロベル
ロブ・ライナー: ジョン・ウォルコット
ジェシカ・ビール: リサ
ミラ・ジョボビッチ: ヴラトカ・ランデー
トミー・リー・ジョーンズ: ジョー・ギャロウェイ
ルーク・テニー: アダム・グリーン

<映画.com>
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「スタンド・バイ・ミー」の名匠ロブ・ライナーが、イラク戦争の大義名分となった大量破壊兵器の存在に疑問を持ち、真実を追い続けた記者たちの奮闘を描いた実録ドラマ。2002年、ジョージ・W・ブッシュ大統領は、サダム・フセイン政権を倒壊させるため「大量破壊兵器の保持」を理由にイラク侵攻に踏み切ることを宣言。ニューヨーク・タイムズやワシントン・ポストといった大手新聞をはじめ、アメリカ中の記者たちが大統領の発言を信じて報道を続ける中、地方新聞社を傘下にもつナイト・リッダー社ワシントン支局の記者ジョナサン・ランデーとウォーレン・ストロベルは、大統領の発言に疑念を抱き、真実を報道するべく情報源をたどっていくが……。物語の中心となる記者役に「スリー・ビルボード」のウッディ・ハレルソン、『X-MEN』シリーズのジェームズ・マースデン。そのほかジェシカ・ビール、ミラ・ジョボビッチ、トミー・リー・ジョーンズが共演。
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冒頭、何やら公聴会のような場に1人の兵士が証言に立つ。もとい、証言席に着く。彼はイラク戦争で負傷し、下半身不随で車椅子である。用意した書面は脇に置き、自分の言葉で語り始める。それは得意な数字に絡めての話。そして最後に問いかける。「なぜ戦争を始めたのですか?」と。

2001年9月11日、アメリカで同時多発テロが発生し、時のジョージ・W・ブッシュ大統領は国連総会での演説でテロとの戦いを宣言する。9.11同時多発テロは、イスラム系テロ組織アルカイダによる犯行と見られ、オサマ・ビンラディンが首謀者とみなされる。物語の舞台となるのは、新聞社ナイト・リッダー社のワシントン支局。はっきり言って知らない。支局では、アメリカ政府が、ビンラディンを匿っているアフガニスタンだけでなく、イラク攻撃をも視野に入れているという情報を得る。

これに関し、支局長のジョン・ウォルコットは、部下のジョナサン・ランデー、ウオーレン・ストロベルに取材を指示。2人は中東問題や安全保障の専門家を取材し、フセインとアルカイダをつなぐ証拠は何もないのに、政府がイラクと戦争をしようとしていると聞かされる。この間、アメリカでは愛国心の波が広がり、政府はアフガニスタンに侵攻する。しかし、総力を挙げての空爆にも関わらず、ビンラディンを捕らえることはできない。

アフガニスタンを解放したものの、アメリカ政府はテロとの戦いを続けていくと宣言し、イラクをテロ支援国だと非難する。ジョナサンとウオーレンスはペンタゴンの関係者とのコンタクトに成功し、匿名を条件にペンタゴン内で行われていることを聞き出す。軍務経験のない人々が偽の情報をもとに戦争を準備しているというのがその内容。イラクが大量破壊兵器を所持しているとの情報があるが、その証拠は何一つとしてないというもの。

2人は取材結果を踏まえ、政府が不当にイラクに侵攻する準備をしていること、それによって甚大な結果となる可能性のあることを紙面に掲載する。ナイト・リッダー社は、元従軍記者でジャーナリストのジョー・ギャロウェイという助っ人の力をも得て、批判記事を掲載し続ける。しかし、そのような論調はナイト・リッダー社だけで、NYタイムズをはじめとした主要紙はすべて政府発表を載せているだけ。当然、風当たりも強くなる。そして2003年3月、ついにバグダッド爆撃が開始される。

イラク戦争は、今ではアメリカがテロとの戦いという大義名分の下に、実は石油利権を確保するためにあえて行ったということが公然の秘密として語られている。結局、大量破壊兵器は発見されなかったし、著名人の著書や映画などでも描かれている(『フェア・ゲーム』は大量破壊兵器を探したCIA諜報員の物語)し、それは至る所で語られている。もはや隠しようもない事実なのだろう。

アメリカ政府も、テロ憎しで世論が盛り上がる中、うまくやったと言えばその通りである。大量破壊兵器などなかったとわかっても、それはもう後の祭り。フセイン政権は倒れ、イラクは未曾有の混乱に陥り、半年後にブッシュ大統領が終結宣言を出したものの、米軍兵士に対する攻撃は止まらず、米軍は甚大な人的被害を出す。冒頭の兵士もその1人で、移動中に仕掛けられた爆弾で吹き飛ばされる。

そんなアメリカ政府の危険な暴走に唯一アメリカ国内で異を唱え続けたのがナイト・リッダー社だったという。日本にいる立場では当時の様子など知りようがない。しかし、人と違う意見を主張するということは勇気のいること。それは個人であっても会社であってもだろう。ただし、会社の場合、「仲間がいる」という点は孤独な個人とは違って支えにはなるだろう。映画では主役は2人の記者だが、支局長のプレッシャーも大変なものだったのではないかと思わされる。

こういう映画を観ると、つい「日本の新聞社は?」と考えてしまう。ナイト・リッダー社のようなところはあるのだろうかと考えてしまう。まぁ、そこまで信念はなくても政府の言うことはなんでも反対というところがあるから良いのかもしれないと思ってみる。正直言って、映画自体はそれほど面白くはなかったが、エンターテイメントとしてではなく、実話として興味深い映画である・・・


評価:★★☆☆☆









posted by HH at 00:00 | 東京 ☁ | Comment(0) | 実話ドラマ