
原題: 데이지
2005年 韓国
監督: アンドリュー・ラウ
出演:
チョン・ジヒョン:ヘヨン
チョン・ウソン:パクウィ
イ・ソンジェ:ジョンウ
チョン・ホジン:チャン刑事
デイヴィッド・チャン:組織のボス・チョウ
<映画.com>
********************************************************************************************************
「インファナル・アフェア」のアンドリュー・ラウ監督&「猟奇的な彼女」のクァク・ジェヨン脚本によるラブストーリー『デイジー』を、チョン・ウソン扮する暗殺者の視点から描いた「アナザー・バージョン」。山間の村に身を潜めていた暗殺者パクウィは、スケッチ旅行にやって来た美しい女性ヘヨンに心を奪われる。それ以来、ヘヨンを陰から見守るようになったパクウィは、正体を明かさぬままヘヨンに毎日デイジーの花を贈り続けるが……。
********************************************************************************************************
タイトル通り『デイジー』という韓国映画の別バージョン。
非常にわかりやすいタイトルである。
香港映画に「インファナル・アフェア」という映画があった。
少しずつストーリーの角度を変えて同じストーリーを3部作で展開したものだ。
これもそれと似ているがちょっと違う。
基本的なストーリーは『デイジー』と同じ。
ただ、こちらはダイジェスト版のような印象を受ける。
「デイジー」に含まれていない若干のシーンが加わっているだけ。
なぜこの作品を作ったのか、意味は良くわからない。
未公開シーンを新たに追加するのであれば「完全版」という形でもいいと思うのだが・・・
「インファナル・アフェア」のように新たな内容が多くまた事件も別角度から捉えたものであれば新しい映画として見る楽しみもあるが、ダイジェスト版ではそれは期待できない。
別映画にする意味が私にはわからなかった。
映画に鋭い人にはわかるのだろうか?
本作の『デイジー』だけで十分楽しめる。
これぞ「蛇足」といえる映画である・・・
評価:☆☆☆☆☆