
原題:Banlieue 13
2003年 フランス
製作:リュック・ベッソン
監督:ピエール・モレル
出演:
シリル・ラファエリ:ダミアン
ダヴィッド・ベル:レイト
ラルビ・ナセリ:タハ
トニー・ダマリオ:"K2"
ダニー・ヴェリッシモ:ローラ
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リュック・ベッソンが製作・脚本を手掛け、スタントやCGを一切使わずに撮影されたリアルアクション・ムービー。近未来のパリ。危険地域バンリュー13で暮らす青年レイトは、ドラッグ一掃のため、街を牛耳るタハ一味に立ち向かう。ところが作戦は失敗し、逆に愛する妹を奪われてしまう。その6ヶ月後、政府が作った時限爆弾をタハ一味が強奪。解除を命じられた敏腕捜査官ダミアンは、レイトと共にタハ一味のアジトへ乗り込むが……。
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治安の悪い街を隔離するようになったパリ、2010年。 郊外の地区・バンリュー13。
そこには法律も安全も存在しない。学校も消え、警察すらも当てにはならない。抗争の絶えないギャングたちの武力と権力が全てを支配し、強い者だけが生き延びる。タハとその一味が支配するバンリュー13地区はそんな荒廃した地区の一つ。 この地区で生まれ育ったレイトは、荒んだ街からドラッグを一掃しようと危険を承知で一人、タハに立ち向かっていた・・・
この映画はすごい。
何がすごいかというとアクションである。
冒頭で敵対するギャングに追われて逃げるレイト。
この逃走シーンが半端ではない。
壁を登り、ジャンプし、跳ね回る。
とても人間業とは思えない。
10人の追っ手をあっという間に振り切る・・・
これで画面に引き摺りこまれる。
この男(ダヴィッド・ベル)はすごいなぁと見ていると、次に出てきたシリル・ラファエリ。
この男もすごい。
闇カジノで襲い掛かる敵を次々になぎ倒す。
この格闘アクションがまた凄すぎる・・・
この二人のアクションの前にストーリーも霞んでしまう。
近未来の荒廃した社会が舞台。
無法の街であるミッションを遂行する二人。
行き当たりばったりながら臨機応変に危機を潜り抜ける。
ノンストップで最後までいくスピード感溢れる展開。
いつもくだらない邦題に辟易することが多いが、これはなかなか良くできたタイトルだと思う。
まさにアルティメットなアクション映画。
今後この二人の出演作からは目が離せないかもしれない・・・
評価:★★★☆☆