
原題: Domino
2005年 アメリカ=フランス
監督: トニー・スコット
出演:
キーラ・ナイトレイ:ドミノ・ハーヴェイ
ミッキー・ローク:エド・モズビー
エドガー・ラミレス:チョコ
クリストファー・ウォーケン:マーク・ハイス
ジャクリーン・ビセット:ポーリーン・ストーン
リズワン・アバシ:アルフ
ルーシー・リュー:タリン・マイルズ
ミーナ・スバーリ:キミー
デルロイ・リンドー:クレアモント・ウィリアムズ3世
<映画.com>
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俳優とスーパーモデルの両親を持ち、モデルとして活躍するが飽きたらず、賞金稼ぎとして活動、今年の6月に自宅の浴槽で謎の死を遂げたドミノ・ハーヴェイ。この実在の人物をモデルに『パイレーツ・オブ・カリビアン』の人気女優キーラ・ナイトレイが熱演するアクション大作。監督は「エネミー・オブ・アメリカ」のトニー・スコット。共演はルーシー・リュー、ジャクリーン・ビセット、ミッキー・ローク、クリストファー・ウォーケンら。
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名優ローレンス・ハーヴェイの娘としてロンドンに生まれたドミノは、恵まれた特権階級の生活を送りながらも何か満たされない思いを抱えていた。ロサンゼルスに移り住んだ後、彼女に大きな転機がやってくる。新聞で偶然見つけた『バウンティ・ハンター(賞金稼ぎ)募集』の文字。湧き立つ気持ちを抑えられないドミノは、なかば強引にバウンティ・ハンターの仲間入りを果たす。そして、エドやチョコら仲間とともに、死と隣り合わせのスリルに魅入られていく……
実在の賞金稼ぎドミノ・ハーヴェイの半生を映画化した作品。
主演はキーラ・ナイトレイ。
実はキーラ・ナイトレイは2005年には3本の映画に出演している。
「 ジャケット」、「 プライドと偏見」そしてこの「ドミノ」である。
ちょうどこのブログで「3部作」を取り上げたことになる。
ここでのキーラは実在の賞金稼ぎに扮する。
この賞金稼ぎという職業はアメリカでは逃亡犯や仮釈放中の犯罪者の身柄を拘束するプロフェッショナルとして合法的に存在しているらしい。
相手は犯罪者なので危険もともなう。
モデルとなったドミノ・ハーヴェイはこの映画の完成直前に亡くなったらしい。
名優とトップモデルの間に生まれ、比較的恵まれた環境に育ったはずの彼女が危険な職業に向かっていった理由は知る由もないが、映画から伺うところではまわりに順応できず、孤独感に覆われていたようである。
ドミノのボスはあのミッキー・ローク。
「シン・シティ」でもそうであったが、昔の「ナイン・ハーフ」のイメージはまったくない。
「チャーリーズ・エンジェル」「キル・ビル」シリーズのルーシー・リューもアクションなしで出てくる。
そのほか「ディア・ハンター」「 デッドゾーン」のクリストファー・ウォーケンや「TV版チャーリーズ・エンジェル」で懐かしのジャクリーン・ビセットなどがさり気なく出てきて、なんとなく「あれっ」と思わせるキャストだったりする。
キーラ・ナイトレーばかりをお目当てにして見るだけではなく、それ以外のキャストにも注目したい映画である・・・
評価:★★☆☆☆