
原題: CLICK
2006年 アメリカ
監督: フランク・コラチ
出演:
アダム・サンドラー:サンドラーマイケル・ニューマン
ケイト・ベッキンセール:ドナ・ニューマン
ジョゼフ・キャスタノン:ベン・ニューマン
テイタム・マッキャン:サマンサ・ニューマン
クリストファー・ウォーケン:モーティ
ヘンリー・ウィンクラー:テッド・ニューマン
ジュリー・カブナートゥ:ルーディ・ニューマン
デビッド・ハッセルホフ:エイマー
ショーン・アスティン:ビル
<シネマトゥデイ>
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人生を早送りできる不思議なリモコンを手に入れた男が、時間の大切さや家族の愛について考えるファンタスティック・ドラマ。リモコンを片手に自由自在に時間旅行を繰り広げる主人公を演じるのは『50回目のファースト・キス』のアダム・サンドラー。その妻を『アンダーワールド』のケイト・ベッキンセールが演じる。味わい深い人間ドラマだけでなく、特殊メイクを駆使した主演2人の老け顔にも注目。
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建築士のマイケルは、家庭を顧みない仕事人間。美しい妻と二人の子供たちは、楽しみにしていたキャンプも行けず、寂しい思いをしていた。働きすぎのマイケルは、自宅でどれがテレビのリモコンかも分からない。全ての電化製品を操れるリモコンを買おうと、深夜も営業しているホームセンターに出かけた。そこで、一風変わった部屋を見つける。そこには、怪しげな従業員・モーティがいて、何でも操作できる最先端のリモコンをマイケルに渡す。それは、電化製品だけでなく、人や時間までも操れる、夢のリモコンだった・・・
主人公のマイケルは建築士。
会社では重要な仕事も任されるようになっている。
プレッシャーのかかる大きな仕事を抱えているが、家庭では小さな子供もいて家族サービスも必要な時期。
何やら他人事ではない。
会社でも家庭でも詰め寄られ身が休まる暇もない。
そうするとついつい楽ができるものに飛びついてしまう。
マイケルが飛びついたのは不思議なリモコン。
これで過去のシーンを呼び出して体験したり、自分の現実の身の回りのものも停止、早送りが自在にできてしまうのだ。
うるさい犬もミュート機能で静かにできてしまう。
そうしてマイケルはついに面倒な事を早送りして飛ばす事を発見する。
乗り気になれない親戚付き合いも一瞬にして終わってしまう・・・
ここらあたりまでは、「ドラえもん」を見ているがごとく「あんな事いいな、できたらいいな♪」とうらやましくみてしまう・・・
しかし、映画である以上やっぱり「副作用」があるのである。
そうなるともうやめたくてもやめられない・・・
やがて恐ろしい結末・・・
「人生で大切な事は何か」
ありきたりのテーマであるが、それを笑いの中にも訴えかける映画である。
自分の人生がどうなっていくのか?
早送りして見てみたいと思うのは常であるし、目の前の現実を回避したいことなんかはしょっちゅうである。
映画だって毎日見たいし、そうしたらブログだって毎日更新できる・・・
しかし、やっぱり避けてはいけない現実、やらなければならない事は避けられないのである。
あらためてこの映画のような体験はしたくないと思いつつ、明日も真面目に仕事しようと思和せてくれる映画である・・・
評価:★★☆☆☆
ラベル:ケイト・ベッキンセール