
原題: EAGLE EYE
2008年 アメリカ
監督: D・J・カルーソー
製作総指揮・原案 : スティーヴン・スピルバーグ
出演 :
シャイア・ラブーフ:ジェリー・ショー/イーサン・ショー
ミシェル・モナハン:レイチェル・ホロマン
ロザリオ・ドーソン:ゾーイ・ペレス空軍特別捜査官
ビリー・ボブ・ソーントン:トーマス・モーガンFBI捜査官
イーサン・エンブリー :トビー・グラントFBI捜査官
マイケル・チクリス:ジョージ・キャリスター国防長官
アンソニー・マッキー:ウィリアム・ボウマン少佐
<シネマトゥデイ>
********************************************************************************************************
まったく面識のない男女が、謎の女の脅迫で絶体絶命の状況に追い詰められる恐怖を描くアクション・スリラー。スティーヴン・スピルバーグによる原案を、『ディスタービア』のD・J・カルーソー監督がスリリングに映像化。主演は『インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国』のシャイア・ラブーフ。彼と運命を共にする女性に『近距離恋愛』のミシェル・モナハン。二転三転するストーリー、未曾有のアクション映像の連続に息をのむ。
********************************************************************************************************
「私の言うとおりにしなさい さもないと死ぬことになる」
突然かかってきた1本の電話。
その瞬間から、コピーショップの店員ジェリーと、法律事務所で事務係として働くシングルマザーのレイチェルの平凡な生活は一変する。アリアという謎の女性に引き合わされたまったく面識のない男と女。彼らの愛するものを奪い、目的も知らせぬまま、次々と指示を伝え秒単位で行動させていくアリアは、二人を戻ることのできない恐怖へと巻き込んでいく…
冒頭、亡国砂漠地帯。
偵察衛星からもたらされる映像。コンピューターが重要テロリスト本人かを推定し、作戦決行か中止かを巡って緊迫感あるやり取りが交される。そして本人の可能性51%という中でコンピューターは中止勧告を出すものの大統領からGOサインが出て、ミサイルが発射される。一瞬にして吹き飛ぶ人々・・・
ここまで監視されそれ、と知らぬ間にこの世から消されてしまう。あながちフィクションとも言えないだけに恐ろしい。このシーンが実は後々に意味をもってくる。
場面変わって突然1本の電話がかかってくる。
「30秒後にFBIが来るから逃げろ」
そんな事いきなり言われたってこまるよな。
主人公のジェリーもうろたえているうちにFBIに逮捕される。
そういえば「マトリックス」も最初にこんな展開があった。
やっぱりネオも捕まってたし・・・
さらに謎の電話は続けてかかって来る。
FBIから逃れたあとも謎の声は次々に指示を飛ばす。同じように子供を人質に取られたレイチェルも謎の声の脅迫によりジェリーを助けて追手から逃れる。的確な指示ばかりでなく、謎の声は信号を変え無人のクレーンを操ってパトカーの追跡を妨害する。見えざる手に導かれて二人は脱出に成功するが果たして謎の声の正体は誰なのか。
謎の声はあらゆるコンピューターのネットワークを駆使し、何らかの目的のもと二人を導く。
最後の最後まで息もつかせない展開が続く。
いろは坂を猛スピードで駆け下りているような感覚だ。
これは紛れもなく★×4だなと感じながらラストまで引き込まれる。
しかし、最後の最後でコケル。
どうしてもアメリカ映画はああいうエンディングにしたいのだろう。
感動チックだっただけに残念だ。
だが面白い事は面白い。
観終わってどっと疲れが出た。
エキサイティングな映画を観たい人にはお勧めな映画である・・・
評価:★★★☆☆
ネタバレ覚悟で続きを読む