2013年08月31日

【リンカーン弁護士】My Cinema File 1088

リンカーン弁護士.jpg

原題: THE LINCOLN LAWYER
2011年 アメリカ
監督: ブラッド・ファーマン
出演: 
マシュー・マコノヒー/ミック・ハラー
マリサ・トメイ/マギー・マクファーソン
ライアン・フィリップ/ルイス・ルーレ
ジョシュ・ルーカス/テッド・ミントン
ジョン・レグイザモ/ヴァル・ヴァレンズエラ
マイケル・ペーニャ/ジーザス・マルティネス
ウィリアム・H・メイシー/フランク・レヴィン

<Yahoo!映画解説>
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マイクル・コナリー原作のベストセラー小説を映画化した法廷ドラマ。時には汚い手も使いながら、優秀な弁護士として抜け目なく生きてきた男が、ある事件の弁護を引き受けたことから始まる衝撃のてん末に肉迫する。『評決のとき』の新米弁護士役でスターの仲間入りをしたマシュー・マコノヒーが、今回は敏腕弁護士を熱演。彼の元妻を『いとこのビニー』のマリサ・トメイが演じている。法廷の内外で巻き起こる不穏な事態に手に汗握る・・・
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ミック・ハラー(マシュー・マコノヒー)は黒塗りの高級車リンカーン・コンチネンタルの後部座席を事務所代わりにし、常にいくつもの案件を抱えている敏腕弁護士として活躍している。リンカーンに乗っているから“リンカーン弁護士”というのもなかなか安易なネーミングである。

そんなミックは、少々強引な手も使いつつ軽い刑でおさまるよう司法取引を成立させ、麻薬売人や娼婦といったアウトサイダーたちを助けている。様々な口実を設けてはクールにバカ高い弁護料を情け容赦なく請求する、アメリカの弁護士と言えばそんなイメージがするが、まさにその典型例。冒頭、ミックに対するイメージは拝金主義者である。

そんなミックの下に、ある日保証金立替業者ヴァル(ジョン・レグイザモ)から、資産家の青年ルイス・ルーレ(ライアン・フィリップ)が女性を殴打したとして近々立件されるとの情報を得る。金になると目論んだミックは拘留中のルイスと面会し、保釈手続きを取る。
保釈後、案件にまつわる調査を依頼することもある親友の私立探偵フランク(ウィリアム・H・メイシー)とともにルイスと再び会い、事件について詳しく聞く。

事件当夜、ルイスはバーで知り合ったレジーナという26歳の女性に誘われるまま彼女の自宅を訪ねたが、着いた途端に背後からレジーナに頭部を殴られ失神し、気がついたら暴行犯にされ、賠償金目当てとした計画にハメられたと主張する。
しかしフランクが入手した捜査資料によると、レジーナは知人のふりをして自宅を訪れてきたルイスに突如暴行され、首にナイフを当てられながらも瓶で彼を殴り命からがら逃げたと証言している。

フランクの調査によってルイスの無実を裏付ける証拠が出てくる。
しかし、同時にミックは違和感も覚える。
果たして無罪なのか有罪なのか、始めは鼻もちならない嫌な奴だったミックが真面目に事件に向き合う姿は、始めのイメージを打ち消していく。
そして二転三転するストーリー。

無実の罪の者を救うのなら誰にでも称賛されるが、悪い奴でもあらゆるテクニックを駆使して無罪にするのはどうなのか。弁護士には常にそんなジレンマが付きまとう。
アル・パチーノは、「ジャスティス」で、そんなジレンマに痛快な回答を出した。
この映画でのミックもそれに匹敵する活躍であった。

「秘匿特権」という法律上のルールをうまく利用し、法廷モノとして物語に厚みも持たせ、ドラマは小気味いい出来となっている。
なかなか痛快な弁護士モノである。


評価:★★☆☆☆


     


   
posted by HH at 23:59| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | ドラマ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年08月29日

【TIME】My Cinema File 1087

TIME.jpg

原題:  In Time
2011年 アメリカ
監督: アンドリュー・ニコル
出演: 
ジャスティン・ティンバーレイク(ウィル・サラス)
アマンダ・セイフライド(シルビア)
キリアン・マーフィ(レオン)
ビンセント・カーシーザー(フィリップ)
オリビア・ワイルド(ウィルの母レイチェル)

<Movie Walker 解説>
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ジャスティン・ティンバーレイク&アマンダ・サイフリッドというハリウッドの注目株が初共演したサスペンス・アクション。25歳になった時点でその後の運命が決まるという、何者かによって時間を操作された世界で、過酷な運命に立ち向かう男女の逃避行が繰り広げられる。監督は名作SF『ガタカ』のアンドリュー・ニコル。
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そう遠くない未来、人類は遺伝子操作で25歳から年を取らなくなることが可能になっている。人口過剰を防ぐため、時間が通貨となり、人々は自分の人生の残り時間を腕の表示で知る事ができる。そしてこの「時間」で、日常品から贅沢品までの支払いをする事になっている。お金=時間がなくなった時、それが人生の終わる時である。

貧困層の暮らす地域と富裕層の暮らす地域は、“料金所”で隔てられている。
通過(通貨)するだけで、何カ月分か「時間」を取られる。
貧困層の人々はそんな時間など持ち合わせていないため、実質的に富裕層は貧困層から隔離されている。富裕層、すなわち時間を十分に持っている人たちは永遠にも近い時間生きることができるが、貧困層の人々は働くことでわずかな「時間」を給料として受け取り、生活している。

時間が通貨であり、自分の寿命であるというのは、なかなか面白い発想だ。
この発想だけで既にこの映画は成功していると言える。
左腕に光る時間表示が、すなわち自分の寿命。
稼げば、時間が増え寿命も増える。
稼げなければ時間は経過し、そしてやがて0になり、人は死ぬ。

この「時間」はお金のようにやり取りができる。
自分の腕を上にして相手の腕をつかめば相手の持っている時間が自分に移る。
下にすればその逆。現実の世界と同様、時間の「寄付」を受け、それを貧しい人々に分け与える福祉施設もあったりする。

こんな世界に生きる主人公のウィルは、スラム街で暮らしている。
少ない給料=時間だが、母親と分け合って暮らしている。
この不思議な世界では、誰もが肉体年齢は25歳。
ウィルも母親も、傍から見ると恋人なのか兄弟なのかわからない。

そんなある日、ウィルはスラム街のバーで117年という時間を見せびらかす男を見かける。
そのままでいれば、いずれマフィアに時間を奪われて殺されるのは確か。
現代でもスラム街で札びらを見せびらかせて歩いていたら危ないのと同じである。
機転を効かせて男を連れ出すウィル。しかし、男は自分の時間をすべて眠っているウィルに与えると自殺してしまう。

突然“大金持ち”になったウィル。
しかし、その直後、急に値上がりした(この世界ではよくあるらしい)バスに残り時間が足りなくて乗れなかった母親が、家に帰りつく前に時間切れとなって死んでしまう。
117年という時間を手に入れながら、わずかの時間で母親を失ったウィル。
彼は、親友に10年の時間を譲ると、スラムを離れ富裕層の住む町へと向かう・・・

主人公役は、「ソーシャル・ネットワーク」「人生の特等席」などで脇役として出演していたジャスティン・ティンバーレイク。そして、ウィルと知り合う富裕層の一人娘シルビアを演じるのは、「赤ずきん」など最近は出演作が目立つアマンダ・セイフライド。
ストーリーに加えて、この二人がまた良いコンビである。

様々な「時間」の使い方がストーリーを盛り上げる。
これは“前提条件”の勝利かもしれない。
そして実は我々の社会も同じなのだと思えてならない。
日本人は、結構時間を貯めている・・・

ずっと25歳でいられるのは、なかなか羨ましいと思うが、貧困層の厳しい生活は現代にも相通じるものがある。エンターテイメントとしても、人生訓の映画としても、面白い一作である・・・


評価:★★★☆☆




    
posted by HH at 23:19| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | SF/近未来ドラマ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年08月28日

【影武者】My Cinema File 1086

影武者.jpg

1980年 日本
監督: 黒澤明
出演: 
仲代達矢(武田信玄/影武者)
山崎努(武田信廉)
萩原健一(諏訪勝頼)
根津甚八(土屋宗八郎)
大滝秀治(山縣昌景)
隆大介(織田信長)
油井昌由樹(徳川家康)
桃井かおり(お津弥の方)
倍賞美津子(於ゆうの方)

<Yahoo!映画解説>
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巨匠・黒澤明監督が手がけた戦国スペクタクル巨編。武田信玄の影武者として生きた男の悲喜劇を荘厳にして絢爛な映像で描く。戦国時代。家康の野田城攻めの折り、鉄砲で撃たれこの世を去った武田信玄。弟信廉は信玄死すの報を打ち消すため信玄の影武者を立てる。男は盗みの罪から処刑されるところを信玄と瓜二つだったことから助けられたのだった。だが男にとって戦国の雄・信玄として生きることはあまりにも過酷だった……。カンヌ国際映画祭グランプリ受賞。
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世界の黒澤明監督作品。
一度観た記憶はあるのだが、もうほとんど忘れてしまっている。
そんな黒澤作品を改めて観てみた。

時は戦国時代の天正元年。
武田信玄とその軍勢は上洛を睨み、東三河で野田城を攻め落とそうとしていた。
戦いは武田軍有利に進んでいたが、夜な夜な野田城から漏れ聞こえてくる笛の音が、武田軍兵士の間で話題となっていた。その笛を自ら聞こうと、信玄はある夜野田城近くの陣地に行く。
しかしその夜、信玄は城内から狙撃され、思わぬ深手を負う。

万が一のためと信玄は、もしも自分が死んだらその死を3年間秘し、領内の守りを固めて外へ責めるなと言明する。
信玄の傷が重いため、武田軍は急遽、攻城を中止し和議を結んで甲斐へ引き返す。
しかし、その道中でついに信玄の命は尽きる。

信玄の遺言を守るためには、武田家内部にもその死を秘匿する必要があると考えた信玄の弟武田信廉や重臣らは、影武者を立てて難をしのごうと考える。
信廉はそれ以前から処刑寸前のところを助けた盗人を影武者とする事に決める。
思わぬ大役に恐れを抱き、当初は逃亡をも企てたその男だったが、信玄の死を知り、己の役割を受け入れる。影武者となった男は、信玄の側室や嫡孫竹丸たちとの対面も無事こなし、こうして影武者としての生活が始る・・・

時に信玄と対立する織田信長や徳川家康は密偵を送り込み、自ら陽動によっても武田軍を揺さぶっていく。また、それに反応する形で諏訪勝頼が独断で出陣し、武田家中に不協和音を撒き散らす。勝頼は信玄の子であるが側室との間の子ゆえ嫡男とはみなされず、遺言においても自身の息子である竹丸の後見人とされ、芝居とはいえ盗人の出である影武者にかしずいてみせねばならぬことに憤慨していたのだった。

戦国の世にその名を知らしめた武田信玄。
風林火山の旗も徐々に陰りを帯びていく。
組織はトップが変われば変わってしまう。
信玄の死は、武田軍団の終わりの始まり。
歴史の流れに、影武者も流されていく。

初めて観た時は、ただただストーリーだけを追っていたようである。
今改めて観てみると、全体的に重厚感が漂っている。
やがて影武者も用済みとなる時がくる。
同じ影武者でも、「デビルス・ダブル」とはまったく違っていて面白い。

そして、運命の長篠の戦いを迎えることになる。
ラストの影武者の男の行動と表情と心中。
何とも言えぬ重みを感じた。
この分でいくと、同じ黒澤作品の『乱』も改めて観る必要があるなと思わされたのである・・・


評価:★★☆☆☆



  

 
posted by HH at 23:28| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 時代劇/西部劇 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年08月27日

【プリズナー】My Cinema File 1085

プリズナー.jpg

原題: Take
2007年 アメリカ
監督: チャールズ・オリヴァー
出演: 
ジェレミー・レナー/ソール
ミニー・ドライヴァー/アナ
ボビー・コールマン/ジェシー
アダム・ロドリゲス/牧師

<WOWOW 解説>
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「アベンジャーズ」 「ボーン・レガシー」の人気男優、J・レナーが2007年、死刑囚役で主演した社会派サスペンス。実力派女優のM・ドライヴァー共演の劇場未公開映画。レナーが出世作「ハート・ロッカー」の前年に出演した佳作。レナー演じる死刑囚と彼に何かをされた女性の現在を、それぞれの過去と交錯させながら描写。スタイリッシュな犯罪サスペンスと思わせながら、最後にあるメッセージを提示し、考えさせられる1本だ。作品の最後で紹介される“修復的司法”を紹介した米国のサイトのURLはwww.takejustice.org
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刑の執行が近づいた死刑囚ソール。
牧師との面談が許されているが、貧しい育ちの彼は、神を信じない。
逮捕されるまでのソールの物語。
ギャンブルで2,000ドルの借金を作り、勤務先の貸し倉庫で客の預けた物を密かに換金するが2,000ドルには届かない。
悪友の依頼で自動車泥棒をしたが、失敗してボコボコにされる。

一方、コンテナに荷物を積み込んだ女性アナは、いずこかへ向けて車を走らせる。
脳裏を過るのは数年前の出来事。
障害を持つひとり息子ジェシー。
学校から、普通学級から特殊学級への転向を進められ、やり切れない思いを抱える。
普通学級には適用できないと言われても、自分にとっては普通の息子。
必然的に担任に怒りの矛先は向かう。
そして学校を辞めさせて自宅教育をしようと決意し、そのために新たな仕事を探すが、なかなか見つからない…

平行して進むソールとアナの物語。
どこかでどういう形でか物語は交差するのだろうと思って観ている。
そして後半。
二人の間に何があったかがわかる。
アナが向かっていた先は、ソールが収監され、そして刑の執行を待っている刑務所であった。

映画がエンディングを迎えると、唐突に「修復的司法」の説明が出てくる。
「修復的司法」とは、加害者と被害者(の遺族)が対話する事によって、互いに過去の重荷から解き放されようというものらしい。
実際、この効果として、
・出所した受刑者の再犯率の低下
・防犯コストの低下
・加害者、被害者双方に対する癒しの提供
・被害者の犯罪によるトラウマの解消
・被害者の復讐心の軽減
などがあるという。

何だか最後になって突然説明されても、いかがなものかと思う。
これが言いたいなら、もう少し早くアピールするべきであろう。
しかし、物語の本筋とは関連性は薄く、唐突感だけが残ってしまう。
二つの物語を平行して引っ張るのは良いが、交差したところでもう物語はラスト。
アナの心境の変化も唐突で、もう少しそこに至る過程の描写があっても良かったと思う。
「修復的司法」をPRしたいのであれば、尚更である。

なんだか今一「何が言いたいのかわからない」感が残ってしまった。
描き方によっては、もっと心に残るものがあったのかもしれない。
ちょっと残念な作品である・・・


評価:★★☆☆☆





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2013年08月26日

【タイタンの逆襲】My Cinema File 1084

タイタンの逆襲.jpg

原題: Wrath of the Titans
2012年 アメリカ
監督: ジョナサン・リーベスマン
出演: 
サム・ワーシントン/ペルセウス
リーアム・ニーソン/ゼウス
レイフ・ファインズ/ハデス
トビー・ケベル /アゲノール
ロザムンド・パイク/アンドロメダ女王
ダニー・ヒューストン/ポセイドン
エドガー・ラミレス/アレス
ビル・ナイ/ヘパイストス

<映画.com>
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サム・ワーシントン主演でギリシャ神話の英雄ペルセウスの活躍を描いた3Dアクション「タイタンの戦い」の続編。怪物クラーケンを打ち破ってから10年。神々の長ゼウスと人間の間に生まれたデミゴッド(半神半人)のペルセウスは、人間の漁師として息子のヘレイオスとともに静かな生活を送っていた。一方、人間からの崇拝が薄れたことで神々の力が弱まり、冥界に封じられていた巨神クロノスが目覚め始める。クロノスを鎮めようとしたゼウスは、ハデスと息子アレスの裏切りにより捕らわれてしまう。ペルセウスは愛する息子を守り、捕らわれたゼウスを救うため再び立ち上がり、同じ半神のアゲノールやアンドロメダとともにクロノスが眠る「タイタロスの牢獄」を目指す。監督は前作のルイ・レテリエから「世界侵略:ロサンゼルス決戦」のジョナサン・リーベスマンにバトンタッチ。********************************************************************************************************

2010年の「タイタンの戦い」の続編。
主人公は前作と同じ英雄ペルセウス(サム・ワーシントン)。
全能の神ゼウス(リーアム・ニーソン)と人間の間に生まれた半神半人=“デミゴッド”である。
前作で怪物クラーケンを打ち破ってから10年。今は、10歳になる息子ヘリウスを男手ひとつで育てながら、村の漁師として静かに暮らしている。

一方、神々とタイタン族との間では、地上の支配を巡る争いが激化。
人間からの崇拝を失ったことで、危険なまでに力を弱めた神々は、投獄していた凶悪なクロノス率いるタイタン族を制御できなくなりつつあった。
クロノスは、この世を長く支配してきたゼウス、ハデス(レイフ・ファインズ)、ポセイドン(ダニー・ヒューストン)の3兄弟の父。遥か昔、彼らは父からその絶大な権力を奪い、不気味な冥界の奥深くにある牢タルタロスの薄暗い穴の中に放置していた。

人間からの崇拝を失うと神々としても力を失うのだという。
それは事実なのかもしれない。
そして今回は、全能の神であるはずのゼウスがペルセウスに助けを求めてやってくる。
しかし、息子と共に平穏な生活を送っていたペルセウスは躊躇する。
そしてゼウスは、冥界の神ハデスとゼウスの息子軍神アレス(エドガー・ラミレス)の裏切りにあい捕えられてしまう・・・

平穏な生活も悪玉クロノスが復活するとなると、維持できなくなる。
やむなくペルセウスは、ゼウスを救う旅に出る事になる。
かつて助けたアンドロメダ女王と、ポセイドンの息子であるやはりデミゴッドのアゲノールらの力を借りて、タルタロスへと向かう。

主人公ペルセウスの活躍が中心となるが、小気味よいアクションを堪能。
そして残念ながら神々も死に絶えていく。
古代ギリシャの神々がなぜ今信仰されていないのか、考えてみればその一つの回答になるのだと思う。そしてペルセウスとアンドロメダ女王も神話通りになっていきそうなエンディング。
これで完結という事になるのだろう。

主演のサム・ワーシントンは髪を伸ばして登場。
「アバター」「ペイド・バック」とは雰囲気が異なっている。
今後は長髪で売りだすのだろうか。

古代の人々が創造した神話の世界であるが、もしも実在していたらと想像してみたくなる映画である・・・


評価:★★☆☆☆



  
   
   

posted by HH at 22:52| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 歴史アクション | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする