
原題: Marvel's The Avengers
2012年 アメリカ
監督: ジョス・ウェドン
出演:
ロバート・ダウニー・Jr:トニー・スターク / アイアンマン
クリス・エヴァンス:スティーヴ・ロジャース / キャプテン・アメリカ
クリス・ヘムズワース:ソー
マーク・ラファロ:ブルース・バナー / ハルク
ジェレミー・レナー:クリント・バートン / ホークアイ
スカーレット・ヨハンソン:ナターシャ・ロマノフ / ブラック・ウィドウ
サミュエル・L・ジャクソン:ニック・フューリー
トム・ヒドルストン:ロキ
<映画.com>
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自ら開発したパワードスーツをまとった「アイアンマン」として戦う、億万長者で天才発明家のトニー・スターク、70年間の眠りから覚めた伝説の戦士「キャプテン・アメリカ」、神の王の息子で神々の国アスガルドから追放された「マイティ・ソー」、怒りにより巨人「ハルク」に変身する科学者ブルース・バナー、女スパイのブラック・ウィドウ、エリートエージェントで弓の達人ホークアイが人類史上最大の敵の襲来に備えた「アベンジャーズ」として召集される。それぞれの戦いで心に傷を負っていた彼らは、チームとして戦うことを拒むが……。ロバート・ダウニー・Jr.、クリス・エバンス、スカーレット・ヨハンソン、ジェレミー・レナーら、これまでの作品で各キャラクターを演じてきた豪華キャストが集結。
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長官ニック・フューリー(サミュエル・L. ジャクソン)率いる国際平和維持組織シールドの基地で、世界を破壊する力を持つ四次元キューブの極秘研究が行われていた。
だが突然、制御不能に陥ったキューブが別世界への扉を開いてしまう。
そこから現れたのは、神々の国アスガルドを追放され、地球支配を目論むロキ(トム・ヒドルストン)。彼は、セルヴィグ博士(ステラン・スカルスガルド)やシールド最強のエージェント、クリント・バートン(ジェレミー・レナー)を操り、キューブを強奪して姿を消す。
その野心を知ったフューリーは、最強ヒーローたちによる“アベンジャーズ”結成を決意し、女スパイのナターシャ・ロマノフ(スカーレット・ヨハンソン)やエージェントのフィル・コールソン(クラーク・グレッグ)とともに、ヒーローたちを招集する。
70年の眠りから覚めたキャプテン・アメリカことスティーブ・ロジャース(クリス・エヴァンス)、インドのカルカッタに身を隠していたブルース・バナー(マーク・ラファロ)などが集結。
キューブの力で異世界の軍隊を地球に呼び込もうとするロキはドイツへ向かうが、ロジャース、ロマノフ、トニー・スターク(ロバート・ダウニーJr.)らによって捕えられてしまう。
ロキを特殊監房に収容しようとしたところ、姿を現したのは兄のソー(クリス・ヘムズワース)。一堂に会したアベンジャーズだったが、意思に関係なく集められた彼らは、チームを組むことを拒否する。
そこへ、ロキ奪還を狙い、バートン率いる部隊が空飛ぶ母艦ヘリキャリアを急襲。
爆発の衝撃で我を失ったバナーは、凶暴なハルクに変貌し、暴れ始める。
混乱に乗じてロキは逃走。
ソーとバナーも乱戦の果てに姿を消し、アベンジャーズは存続の危機に陥る。
ロキの地球侵略計画によって、マンハッタン上空に地球外の軍勢が次々と姿を現す……
なんともアメリカらしい豪華な映画である。
それぞれ独立したヒーローたちを一堂に集めてしまうという発想とそれを実現してしまう力。
観ている方としては、実に楽しめる。
ただ、全体感がわかっていないところがあるから、たとえばスーパーパワーを持っていないホークアイとブラック・ウィドウが今一よくわからなかった。
彼らも何か独立したヒーローなのだろうか。
さらには空飛ぶ空母が圧巻。
このあたりは、映像技術もともなっているから、インド映画の「ロボット」などとはやはり比較にならない。
ヒーロー大集合と言っても、それはさすがにマーベル・コミックの範囲内であるから、DCコミックのスーパーマンは出てこないのだろう。
同じマーベルのスパイダーマンが出てこないのは、さすがに能力的に今回は力を発揮できないと思われたのかもしれない。
ハルク以外の出演者は、オリジナルの映画と同じ。
ヒーローだけではなく、出演陣も豪華絢爛。
何も考えず、アクションでスカっとしたい時にはもってこいの映画だろう。
エンディングでは続編の示唆もされていたし、この先も楽しめるようなので、シリーズ化を期待したい映画である・・・
評価:★★★☆☆