2014年08月31日

エイリアン・インフェクション

エイリアン・インフェクション.jpg

原題: Stranded
2013年 カナダ
監督: ロジャー・クリスチャン
出演: 
クリスチャン・スレイター:ジェラルド
エイミー・マティシオ:エヴァ
マイケル・テリュー:ブルース
ブレンダン・フェア:ランス
リンドン・ブレイ:マドスン

<映画.com>
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月面基地に出現した未知の生命体が巻きおこす恐怖を、「トゥルー・ロマンス」のクリスチャン・スレイター主演で描いたSFスリラー。
指揮官ジェラルドと3人のクルーが滞在する月面基地が突如として流星雨に襲われ、地球との通信が途絶えた。
やがて女性クルーのエバが隕石に付着していた謎の物体を発見するが、それは人間に寄生してDNAを複製し、その人物と同じ姿に形態を変えられる驚異の生命体だった。
エバの体内に宿った生命体は驚くべきスピードで成長して産み落とされ、クルーたちをパニックに陥れる。
『スター・ウォーズ』の装置監督や「バトルフィールド・アース」の監督として知られるロジャー・クリスチャンがメガホンをとった。
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クリスチャン・スレイター主演のSF映画。
クリスチャン・スレイターといえば、“B級映画のスター”というイメージがあるが、この映画はまさにそのイメージ通りの作品。
ご本人はれっきとしたアメリカ人であるが、なぜかカナダ映画が多い。
最近観たものでも、『アローン・イン・ザ・ダーク』『夜明けのガンマン』がそうであったし、この映画もカナダ映画である。

舞台は未来の月面基地。
ここで、リーダーのジェラルド以下3名が鉱物資源の採掘を行っている。
冒頭でその月面基地が映し出されるが、これが見るからに模型とわかるちゃちなシロモノ。
CG全盛のこの時代にしてはレトロ感たっぷりで、かえって新鮮な気がしてしまう。
その月面基地に隕石が降り注ぐ。

基地は隕石の直撃を受けて大ダメージを負う。
電源や酸素供給が減少し、COが発生する中、エヴァの働きにより応急処置がなされる。
そしてエヴァは隕石の一つを持ち帰る。
早速、ランスとエヴァは隕石を分析。
そしてその中に奇妙な胞子を発見する。

分析を行っている最中、エヴァは誤って胞子の入った試験管で指を切ってしまう。
しばらくしてエヴァは意識を失い、やがて急速に妊娠して腹が大きくなっていく。
混乱の中、エヴァは出産し、生まれ出た“モノ”はブルースに噛みついた上で逃げていく・・・

空から降ってきた隕石に付着したエイリアン。
月面基地という狭い空間で、腹から出てきたエイリアンに襲われる・・・
何だかどこかで観たようなストーリー。
と思ったら『遊星からの物体X』と『エイリアン』そのままであるが、そういう“パクリ”映画を真面目に作ってしまうところが面白い。

隊員同士の衝突があり、脱出機で脱出しようとする展開まで『エイリアン』そのままであるが、その迫力は残念ながら本家に遠く及ばない。
肝心のエイリアンであるが、ブルースに噛みついてDNAをコピーしたとかで、ブルース本人にそっくり。
この点でも、『プレデター』とも戦った本家エイリアンとの差が大き過ぎてしまう。
予算の都合なのだろう。

そしてそのエイリアンが地球に行ってしまうところで映画は終わる。
「続編を作るつもりなのだろうか」と疑惑が浮かぶが(まさか途中で嫌になったわけではあるまいし、ひょっとしたらネタか予算が尽きたのかもしれない)、その意図はよくわからない。
続編が作られるとしたら、どんなストーリーになるのだろうと考えてみると、ちょっと楽しい。
『プレデター』見たいなストーリーだろうか、それとも『ターミネーター』だろうか・・・

既視感たっぷりではあるが、そこそこ時間潰しにはなる。
“B級映画の大スター”となりつつあるクリスチャン・スレイターの名前をまた高めたと言える作品である・・・


評価:★★☆☆☆


   
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2014年08月30日

シャドー・ダンサー

シャドー・ダンサー.jpg

原題: Shadow Dancer
2011年 イギリス・アイルランド
監督: ジェームズ・マーシュ
出演: 
アンドレア・ライズブロー:コレット・マクビー
クライヴ・オーウェン:マック
ジリアン・アンダーソン:ケイト・フレッチャー
ブリッド・ブレナン:コレットの母
エイダン・ギレン:ジェリー・マクビー
ドーナル・グリーソン:コナー・マクビー
デヴィッド・ウィルモット:ケヴィン・モルビル

<Yahoo!映画解説>
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幼い息子を守るため、MI5の情報屋になった女性IRA活動家の葛藤を描くヒューマン・サスペンス。
イギリスとアイルランド両国の対立の中、大義と現実の間で翻弄される人々の悲劇を、『マン・オン・ワイヤー』のジェームズ・マーシュ監督が活写。
ヒロインには『ウォリスとエドワード 英国王冠をかけた恋』のアンドレア・ライズブロー、彼女を追い込むMI5捜査官を『クローサー』のクライヴ・オーウェンが演じる。
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イギリスとアイルランドの間にあった紛争の物語。
今は一応イギリス政府とIRAとの間に合意が成立し、紛争も終結したが、長く続いた紛争は『麦の穂をゆらす風』『あの日の指輪を待つ君へ』など映画でも扱われている。
この映画もそんな作品の一つ。

1973年、ベルファストで小さな悲劇が起きる。
お父さんからお使いを頼まれた少女が、それを弟に押し付ける。
よくありがちな風景だ。
そして弟はしぶしぶ外へと出ていくが、突然の銃撃戦の流れ弾に当たって死んでしまう。

20年後、大人になった少女コレットは、IRAのメンバーとして活動しているが、ある日MI5に拘束される。
マックと名乗る捜査官は、刑務所への収容と引き換えに情報提供をするよう持ち掛ける。
子供への影響を考え、また恐らくIRAから抜けたいという気持ちもあったのだろう、コレットは取引に応じる。

マックの要請に応じ、刑事暗殺計画の情報をリークするコレット。
MI5は現場に狙撃部隊を配置するが、それだと情報のリークが疑われコレットの身が危ない。
マックの反対にも関わらず、上司のフレッチャーは作戦を強行し、IRAの暗殺計画は失敗する。

IRA幹部は情報のリークを疑い、コレットに加えて兄弟のジェリーとコナーも調べられる。
一方、作戦強行の裏にもう一人別のスパイがいることに気付くマック。
「シャドー・ダンサー」というコードネームを持つそのスパイをマックは探す・・・

IRAはイギリスから見ればテロリスト集団であるが、IRAから見ればイギリスの圧政に対する抵抗運動。
男も女も正義を信じて活動に従事している。
刑事暗殺が失敗し、実行犯は射殺される。

葬儀のシーンでは、イギリスの武装警官が周囲を取り囲む。
葬儀の場であり、公式には停戦も成立していて、IRAのメンバーも怒りを抑えているが、イギリスの警官隊も憎しみを込めた表情で包囲を解かず、双方の憎悪が根深いことを伺わせる。
こうした対立には、双方の言い分があるものだと改めて思わせられる。

コレットは、そんな活動を終わらせたいと願い、一方、マックも敵ながらそんなコレットを守りたいと思う。
そして組織に反し、コレットを守る為、「シャドー・ダンサー」の正体を探るのであるが、その正体が意外な人物であったりする。

登場人物それぞれの思惑が絡み合い、そして家族の為に己の信念を曲げることも厭わない。相手の為を思う行動が、結果として別の悲しみを与える事となる。
ラストの結末には何とも言えない深い悲しみが漂う。
他国の事ながら、紛争が解決して良かったと思わざるを得ない。

フィクション映画ながら、そんな事を感じさせる一作である。


評価:★★☆☆☆



    
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2014年08月29日

オズ、はじまりの戦い

オズ、はじまりの戦い.jpg

原題: Oz: the Great and Powerful
2013年 アメリカ
監督: サム・ライミ
出演: 
ジェームズ・フランコ:オズ(オスカー・ディグス)
ミシェル・ウィリアムズ:南の魔女グリンダ/アニー
レイチェル・ワイズ:東の魔女エヴァノラ
ミラ・キュニス:西の魔女セオドラ
ザック・ブラフ:フィンリー(声)/フランク
ジョーイ・キング:陶器の少女(声)/車いすの少女

<Yahoo!映画解説>
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L・フランク・ボームの児童文学「オズの魔法使い」に登場するキャラクター、オズを主人公にしたファンタジー。
魔法の国オズに迷い込んでしまった奇術師が織り成す冒険や、それによって大きく変わる運命を壮大なスケールで活写する。
メガホンを取るのは、『スパイダーマン』シリーズのサム・ライミ。
『127時間』のジェームズ・フランコ、『マリリン 7日間の恋』のミシェル・ウィリアムズら、実力派スターが結集。最先端VFXとライミ監督のセンスが融合した圧倒的ビジュアルにも目を見張る。
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有名な童話『オズの魔法使い』の前日譚にあたる物語。
映画でも、観終わったあと、「あのあとどうなるのだろう」と想像して楽しむ事がある。
それと同様、物語の前という部分を想像する人もいるのだろう。
こうした事は、「本編」が有名であればあるほど面白いわけで、そんなところから興味を惹かれた作品である。

『オズの魔法使い』の前日譚といえば、かつて劇団四季のミュージカル『ウィキッド』を観た事がある。
感動的なミュージカルであったが、『ウィキッド』は西の悪い魔女を主人公としていたが、こちらは魔法使いのオズを主人公としている。
そんな違いも面白い。

オズの魔法使いと言っても、その正体はサーカスの気球乗りでがっかりしたものだが、この映画もそれを受けてサーカスから物語は始まる。
手品師のオスカーがその人で、長い名前を縮めて「オズ」というニックネームで呼ばれている。

手品の腕前はそこそこのようであるが、美人に目がなく、今回も一人の女性をその気にさせてタダで舞台を手伝わせてしまう。
そしていつかは偉大な人間(原題:the Great and Powerful)になろうと考えている。

舞台を見ていた田舎の素朴な人が、オスカーを本物の魔術師と勘違いし、歩けない少女を連れてきて歩けるようにしてほしいと頼むシーンがある。
その素朴さがちょっと滑稽でちょっと悲しいところがあるが、これは後の陶器の少女との出会いの伏線になっていて、オスカーは陶器の少女は修理して歩けるようにしてあげる。
ちょっと救われるシーンである。

そのオスカーは、恐らく手を出した女の男であろう大男に追いかけられ、夢中になって逃げる。
すると後のドロシーと同様、竜巻に巻き込まれてしまう。
気がつけば見たこともない世界。
こうしてオスカーは自分のニックネームと同じ名前の世界「オズ」にやってくる・・・

考えてみれば、本物の魔女がいる世界でどうして魔法使いではない「サーカスの気球乗り」が絶対権力者のように振る舞えたのか。
よく考えてみれば不思議なのであるが、この映画を観ればその答えがわかる。
こんな前日譚があったのなら、『オズの魔法使い』で、最後にオズの正体を知ってもがっかりはしなかっただろう。

以前観た『ヘンゼル&グレーテル』は、同名童話の後日譚であったが、同じように前日譚や後日譚が作られたら面白いだろう。
『ウィキッド』も含めた『オズの魔法使い』の総合的な物語を想像すると楽しくなってくる。
そんな楽しみ方をしたい映画である・・・


評価:★★☆☆☆
    
    
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2014年08月28日

東京物語

東京物語.jpg

1953年 日本
監督: 小津安二郎
出演: 
笠智衆:平山周吉
東山千栄子:とみ
原節子:紀子
杉村春子:金子志げ
山村聰:平山幸一
三宅邦子:文子
香川京子:京子
東野英治郎:沼田三平

<YAHOO! 映画解説>
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日本映画を代表する傑作の1本。
巨匠・小津安二郎監督が、戦後変わりつつある家族の関係をテーマに人間の生と死までをも見つめた深淵なドラマ。
故郷の尾道から20年ぶりに東京へ出てきた老夫婦。成人した子どもたちの家を訪ねるが、みなそれぞれの生活に精一杯だった。
唯一、戦死した次男の未亡人だけが皮肉にも優しい心遣いを示すのだった……。
家でひとり侘しくたたずむ笠智衆を捉えたショットは映画史上に残る名ラスト・シーンのひとつ。
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小津安二郎監督の映画は随分観ているが、最高傑作という評価を得ているこの作品を観ていなかったのは、手落ちであった。
「東京家族」を観たこともあって、原点を訪ねたと言える。

尾道に暮らす周吉とその妻のとみが、東京に暮らす子供たちの家を久方振りに訪ねるべく、上京してくる。
はじめは開業医をしている長男の幸一の家。
孫二人は、久しぶりに祖父母にあっても素っ気ない。
そして東京案内をしようとしていた矢先、幸一は往診を依頼され、外出は取りやめとなる。

美容院を経営する長女の志げも、毎日仕事が忙しくて両親をかまってやれない。
代わりに仕事を休んで東京案内をしたのは、戦死した次男の妻の紀子であった。
それだけではだめだろうと、幸一と志げはお金を出し合い、両親に熱海旅行をプレゼントする。
だが、夜中まで騒ぐ若者客たちに、年寄り夫婦は安眠を妨げられ、居心地悪く早々に引き揚げてくる。
だが、予定を切り上げて帰って来られても志げの家も都合があり、両親は泊まるところがなくなってしまう・・・

基本的なストーリーは、 「東京家族」と同じ(といってもこちらが元祖ではあるが)。
家族構成(昔は兄弟が多かった)と時代背景によって微妙に設定が変わっている。
幸一が両親を東京案内に連れていこうとする時、「昼はデパートの食堂で食べるか」との会話が出てくる。
この時代、デパートの食堂にはステイタスがあったのである。

志げの経営する美容院は自宅兼用であるが、この時代は美容院の入り口で靴を脱いでいる。
そして居間は美容院から丸見えで、家の者はお客さんの後ろを通って居間に入る。
一人暮らしの紀子はアパート住まいで、トイレと台所は共用。
両親の訪問に際し、紀子は隣の家にお酒ととっくりとお猪口を借りに行く。
夏場ではあるが、昭和28年のこの時代、扇風機はまだなく、みんな団扇を手放さない。

東京で子供たちは暮らしに余裕がなく、両親はそれでも満足して帰路につく。
21時東京発で、会話から到着は翌日の13時。
「名古屋あたりで夜が明ける」とのセリフもある。
今ならハワイへ行けてしまう時間であるが、まだまだ日本は広く、東京も遠かったのである。

子供たちも自分達の生活優先で、そんな状況を二人の親もよくわかっていて、「仕方ない」と理解する。
この時代に、「仕方ない」と言ってもらえた世代の人たちも、今は自分達が親の時代。
今は逆に自分たちが、「仕方ない」と言っているのだろうと思う。
そういう意味で、 「東京家族」は、この映画の幸一たちが親になった映画なのかもしれないと思う。

そして義理の娘ながら、両親にひたすら尽くす紀子。
こういうお嫁さんが理想的なのは確かであり、そこにはみんなの願望もあるだろう。
「東京家族」では、次男は頼りないけど思いやりのある男であったが、こちらの原点では「戦死」。
「まだどこかにいるような気がする」と言う老母に、現実的な老父は「もう8年も経っているから(ダメだろう)」と諭す。
これも時代だろう。
ただ次男の嫁の存在が、どちらも観る者の心を癒してくれるのは同じである。

親というものは、いつの時代も変わらず、そして子供たちの言い訳も同様。
普段、心苦しい思いをしている者ほど、この映画には心打たれるかもしれない。
紀子の姿に理想を見るものの、誰もが幸一や志げの立場で言い訳をしているのかもしれない。
これまで観なかったのが残念な、心に残る映画である・・・


評価:★★★★☆



   
posted by HH at 21:47 | 東京 ☀ | Comment(0) | TrackBack(0) | 小津安二郎監督作品

2014年08月27日

陽だまりの彼女

陽だまりの彼女.png

2013年 日本
監督: 三木孝浩
原作: 越谷オサム
出演: 
松本潤:奥田浩介
上野樹里:渡来真緒
玉山鉄二:新藤春樹
塩見三省:渡来幸三
木内みどり:渡来真由子
夏木マリ:大下

<YAHOO! 映画解説>
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「金曜のバカ」「ボーナス・トラック」などの越谷オサムのベストセラー小説を実写化したラブストーリー。
パッとしなかった幼なじみと再会した青年が、魅力的な女性になった彼女と恋に落ちたのを機に、切なくて温かな奇跡の物語が動き出していく。
メガホンを取るのは、『僕等がいた』シリーズの新鋭・三木孝浩。
『花より男子』シリーズの松本潤と『のだめカンタービレ』シリーズの上野樹里が、主人公のカップルを快演する。
舞台となる湘南の魅力を余すところなく捉えたロケ映像も見ものだ。
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交通広告代理店の営業マンである奥田浩介は、新規のクライアントであるランジェリー・メーカー「ララ・オロール」との初の打ち合わせの場で、まさかの人物と再会した。
中学時代の同級生、渡来真緒である。
中学時代の真緒は、バカなゆえにクラスでいじめにあっていた。

ある時、クラスメイトの潮田が真緒の髪の毛にマーガリンを塗ったのを見た浩介はついに黙っていられなくなり、真緒をかばって潮田の顔にマーガリンを塗りかえした。
おかげで親まで呼び出されて怒られ、クラスの人間からは「キレると何をするかわからない」と遠ざかられたが、真緒には懐かれ、なんとなくいつも学校帰りに一緒に浩介の家の裏手にあった銀杏公園に行く習慣もできた。

真緒は「夜道を裸で歩いていた」「両親は本当の親ではない」など噂にも事欠かなかったが、浩介にはある日あっさりと「自分は里子だ」と打ち明けるなど打ち解けており、14歳の秋、真緒がテストで満点をとった日に銀杏公園で2人はファーストキスをした。
やがて浩介は名古屋に引っ越すことになり、真緒は浩介の部屋にやってきて大泣きした。

その真緒は、美しく、そして仕事もしっかりできる女に成長していた。
仕事のやりとりを続けるうち、いつからか付き合うようになった2人。
しかし渡来家では父親に「真緒と付き合うのはもう少し考えてからでもいいのでは」と反対される。
そして真緒が「全生活史健忘」であると話し、生まれてから養父が保護した12年前までの記憶がないことを告げる。
やがて二人は結婚する・・・

そう言えば、かつて原作本が「女子が男子に読んでほしい恋愛小説No.1」と評判になっていたのを思い出す。
もう若者のわざとらしい恋愛モノに心動かされる年でもないし、まぁ途中で観るのをやめても良いかと思って観始めた。
しかし、なんとなくやめられなくて最後まで観てしまった。

それは何が良かったかと問われれば、はっきりとはわからないが、上野樹里が可愛かったからかもしれない。
ストーリーは、初めはわからなかったが、ファンタジー恋愛なのである。
それも最後まで「オチ」は伏せていて(でも途中で予想できてしまう)、それがわかると、あとから振り返ってみればなるほどと思えるところもあったりして、細かいところは突っ込まずにおけば、それはそれで楽しめる。
そんなところが、最後まで鑑賞できた理由かもしれない。

いじめられている友達を助けに入るのは勇気がいること。
それが女の子であれば、男としては尚更である。
男を助ける場合は、その後の殴り合いを覚悟しなければならない。
女の子を助ける場合は(いじめる側に男がいなければ、だが)、そのリスクはないが、一人カッコつける恥ずかしさというものがある。

魅力的な女性に出会えば、「彼氏はいるのだろうか」とか、「誘っても応じてくれるだろうか」とか、あれこれ悩み迷うもの。
そんな若者の特権を観ていて思い出す。
新婚当時の楽しさもまた然り。
そんな過ぎ去りし経験への懐古もあるのかもしれない。

人によって感じ方はいろいろあるのかもしれないと思う映画である・・・


評価:★★☆☆☆


    
   
posted by HH at 21:46 | 東京 ☀ | Comment(0) | TrackBack(0) | 恋愛