
原題: Transformers: Age of Extinction
2014年 アメリカ
監督: マイケル・ベイ
出演:
マーク・ウォールバーグ:ケイド・イェーガー
ニコラ・ペルツ:テッサ・イェーガー
ジャック・レイナー:シェーン・ダイソン
スタンリー・トゥッチ:ジョシュア・ジョイス
ケルシー・グラマー:ハロルド・アティンジャー
タイタス・ウェリヴァー:ジェームズ・サヴォイ
<映画.com>
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マイケル・ベイ監督、スティーブン・スピルバーグ製作総指揮による大ヒットSFアクション『トランスフォーマー』のシリーズ第4作。人類の存亡をかけ、メガトロンとセンチネル・プライムの野望を打ち砕いたシカゴでの戦いから4年後。オプティマス・プライムらオートボットの面々は、トランスフォーマーを厳しく取り締まろうとする政府の手から逃れていた。ひとり娘のテッサと暮らす廃品工場のオーナーで発明家のケイドはある日、古いトラックを安価で手に入れるが、そのトラックこそ、車に変形して身を隠していたオプティマス・プライムだった。その頃、人類滅亡を目論む新たなディセプティコンが地球に襲来。恐竜からトランスフォームする謎の第三勢力ダイナボットも現れ、新たな戦いが巻き起こる。ケイド役のマーク・ウォールバーグ、テッサ役の新星ニコラ・ペルツら、キャストは前3作から一新。渡辺謙がオートボットのトランスフォーマー、ドリフトの声を担当している。
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早くもシリーズ第4弾となったこの作品、過去3作とも文句なく満足しており、観る事に何のためらいも感じない。そしてシリーズ第4弾となるこの作品から、「人間」のキャストが一新されている。
今回の主人公は、男手一つで娘を育てている発明家のケイド・イェーガー。いろいろとボロ材料を仕入れてきては、修理して売っている。そしてその娘のテッサ。実はそんな仕事だからか、イェーガー家には金がなく、ローンの支払いも滞って立ち退きを迫られる有り様。高校卒業を控えたテッサも、大学の奨学金が通らず、先行きに不安を抱えている。
そんなケイドはある日、町でボロのトラックを仕入れてくる。
銃弾による穴だらけのそのトラックを倉庫に持ち込み、解体しようとすると、何とそれは正義のトランスフォーマー軍団オートボットのリーダー、オプティマス・プライムの変身した姿であった。
時に人類は『トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン』の戦いを経て、CIAがトランスフォーマーの一掃を進めており、それはかつて人類に味方したオートボットも例外ではなかった。そんな環境下、通報を受けた対トランスフォーマー部隊“墓場の風”がケイドの倉庫に殺到する。
成り行きからオプティマス・プライムを助けようとしたケイドは、娘とそのボーイフレンドのシェーンとともに、政府から追われることになる。事件にはCIAとともにKSI社が絡んでおり、このKSI社では人工のトランスフォーマーの開発を続けている。さらにそこには、オートボットにもディセプティコンにも属さない“第3勢力”のロックダウンが絡んでいる。
それぞれの思惑が入り乱れ、ストーリーは進展していく。
前作では、主人公のシャイア・ラブーフが、事態に翻弄されながら恋人ともに動きまわっていたが、それが今度はマーク・ウォールバーグに引き継がれる。
この人もシリアスなアクションからコメディまで、守備範囲は幅広い。
あたふたしながら、しっかりアクションもこなしていくこういう映画には、ピッタリの気がする。
映像の迫力は、シリーズを通して不変。
もはや映像表現に不可能という言葉はない。
3時間近い時間もあっと言う間に過ぎるし、たっぷりと描かれるストーリーに満腹感で一杯になる。まだまだディセプティコンも死んでいないし、シリーズはさらに続いていくのかもしれない。次が出れば、「また観たい」と迷わず思えるシリーズである・・・
評価:★★★☆☆
トランスフォーマー・シリーズ
『トランスフォーマー』
『トランスフォーマー/リベンジ』
『トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン』