
原題: Thor: The Dark World
2013年 アメリカ
監督: アラン・テイラー
出演:
クリス・ヘムズワース:ソー
ナタリー・ポートマン:ジェーン・フォスター
トム・ヒドルストン:ロキ
アンソニー・ホプキンス:オーディン
ステラン・スカルスガルド:エリック・セルヴィグ博士
イドリス・エルバ:ヘイムダル(ビフレストからすべてを監視するアスガルドの護衛者)
クリストファー・エクルストン:マレキス(スヴァルトヘイムのダークエルフの支配者)
アドウェール・アキノエ=アグバエ:アルグリム / カース
カット・デニングス:ダーシー・ルイス(フォスターの研究所手)
レイ・スティーヴンソン:ヴォルスタッグ(ソーと共に冒険を繰り広げた3人組であるウォーリアーズ・スリーの1人)
ザッカリー・リーヴァイ:ファンドラル(ウォーリアーズ・スリーの1人)
浅野忠信:ホーガン(ウォーリアーズ・スリーの1人)
ジェイミー・アレクサンダー:シフ
レネ・ルッソ:フリッガ(オーディンの妻で、アスガルドの女王、ソーの継母、ロキの養母)
<映画.com>
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マーベル・コミックの人気ヒーローを映画化した『マイティ・ソー』(2011)の続編。マーベルヒーローが集結し世界的大ヒットを記録した『アベンジャーズ』(12)から1年後を舞台に描かれる。英ロンドンに原因不明の重力異常が発生し、ソーの恋人で天文学者のジェーンが調査に向かうが、そこでジェーンは地球滅亡の鍵となる「ダーク・エルフ」の力を宿してしまう。事態を打開するため、ソーはジェーンを連れてアスガルドに戻るが、そのせいで家族や故郷を危機的状況に陥れてしまう。最後の手段としてソーは、血のつながらない弟で宿敵でもあるロキの力を借りることになるが……。
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マーベルのスーパーヒーローモノが続々と続く。
これは、『マイティ・ソー』の続編。
よその世界からやってきたという点では、『スーパーマン』に近いと言えるが、よその世界の争いを地球に持ち込んでいるという意味では、人類にとっては迷惑であるかもしれない。
前作、といってもストーリー的には、『アベンジャーズ』の続きとなる。
地球侵略を企てたロキは、アスガルドで牢獄送りとなる。
母を愛するものの、血のつながらない父王オーディンは憎しみの対象でしかない。
一方地球では、去って行ったソーを思い出しては諦めきれないジェーンがロンドンにいる。
時に原因不明の重力異常が判明。
調査していたジェーンは、体に異変を感じる。
それは闇の力ダーク・エルフのパワーであった。
アスガルドでそれを知ったソーは、ジェーンをアスガルドへと連れてくる。
ジェーンの宿したダーク・エルフの力を狙うのは、マレキス。
マレキスの侵略を受けたアスガルドは、防御機能を破壊される。
ジェーンを奪われることは阻止したものの、ソーの母フリッガは殺されてしまう。
アスガルド滅亡の危機に、ソーはロキの力を借りてジェーンを救う方法を思いつく・・・
前作『マイティ・ソー』では、アスガルドの王位を巡る争いがあった。
前提条件となる舞台設定はどうもあまりわかりやすいものではない。
そのためか『マイティ・ソー』もストーリー的にはイマイチであった。
それは本作でも同様。まぁ、それはそれで楽しむしかない。
見どころはと言えば、二転三転する展開とナタリー・ポートマンだろうか。
設定舞台はあまり面白いとは言えないのであるが、今回はそれでも二転三転する展開は先が読めない面白さがあった。「敵の敵は味方」という心が熱くなる部分があるかと思えば、エンディングでやっぱり「敵は敵」という流れもあって、エンド・クレジットも最後の最後まで見逃せない。そして最後には、また次の展開の布石が打たれており、第3弾へと続くのだろう。
第3弾が、『マイティ・ソー』なのか『アベンジャーズ』なのかはわからないが、やっぱり観ようと思う。何だかんだと言って、やっぱり惹きつけられるシリーズである・・・
評価:★★☆☆☆