2016年03月27日

インシディアス第2章

インシディアス第2章 .jpg

原題: Insidious: Chapter 2
2013年 アメリカ
監督: ジェームズ・ワン
出演: 
パトリック・ウィルソン: ジョシュ・ランバート
ローズ・バーン: ルネ・ランバート
タイ・シンプキンス: ダルトン・ランバート
アンドリュー・アスター: フォスター・ランバート
バーバラ・ハーシー: ロレイン・ランバート
リン・シェイ: エリーゼ・ライナー
リー・ワネル: スペック
アンガス・サンプソン: タッカー
スティーヴ・コールター: カール

<シネマトゥデイ>
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『ソウ』シリーズのジェームズ・ワン監督と、脚本家のリー・ワネルのコンビによりアメリカなどで大ヒットを記録した『インシディアス』の続編。前作のラストで霊が去ったのもつかの間、主人公に悪霊が取りついたことにより、次第に明らかになる彼の衝撃の過去を描写する。前作同様パトリック・ウィルソンとローズ・バーンが夫婦役で出演。再び一家を襲う恐怖はもとより、封印された衝撃の記憶に震撼する。
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『インシディアス』の続編。
前作では、息子ダルトンが「あちら側」の世界に行ってしまい、戻ってこなくなったのを父親であるジョシュが助けに行き、無事連れ戻してきた。
本作はその続きから始まる。

冒頭、物語の前日譚が語られる。
主人公は少年のジョシュ。
実はジョシュは寝ている間に幽体離脱ができ、「あちら側」の世界に行くことができていた。
それを危険視した両親は、霊能者のエリーゼに依頼し、ジョシュの記憶を封じ込めていた。

そして前作のラストで無事ダルトンを連れ帰ったジョシュだが、気がついてみるとエリーゼは殺害されており、警察はジョシュを犯人と疑う。
一家はジョシュの実家に身を寄せるが、怪現象は収まるどころか続く。
誰もいない部屋でピアノが鳴り響き、おもちゃが動く。

危険を察知した妻ルネだが、なぜかジョシュは取り合わない。
ジョシュの母親ロレインは、独自に前作にも登場したタッカーとスペックのコンビに調査を依頼する。
コンビはエリーゼの次に優秀だったとされるカールを呼ぶ。
ダイスで霊と交信できるカールは、早速エリーゼとの交信を試みる。

原因不明の怪現象が起こり、専門家が登場して謎を探るというのは、この手のオカルトモノの王道ストーリーである。
ダイスで交信するというのは、なかなか「それらしい」工夫だ。
そして次第に悪霊の正体が分かってくる・・・

怖さという点ではそれほどでもない。
「あちら側」の世界も、それらしい雰囲気は出ているものの、それほどでもない。
ただストーリーはよく練られている。
少年時代のジョシュを撮影したビデオになぜか成人したジョシュが写っていたりとひねりが効いている。

ちょっとホラーを楽しみたいという時には、いい映画かもしれない。
それにしても一件落着かと思われたラスト。
タッカーとスペックの凸凹コンビがある一軒のお宅へと訪問する。
そこにはなぜかエリーゼの霊も一緒。
そして続編の予告的に物語は終わる。
次回は主役を入れ替えて続くのかもしれない。

なんとなく気になるので、また観てみようかと思わせられるシリーズである・・・

評価:★★☆☆☆




posted by HH at 14:50 | 東京 ☀ | Comment(0) | TrackBack(0) | ホラー・オカルト・悪魔

2016年03月26日

パワー・ゲーム

パワー・ゲーム.jpg

原題: Paranoia
2013年 アメリカ
監督: ロバート・ルケティック
出演: 
リアム・ヘムズワース: アダム・キャシディ
ハリソン・フォード: ジョック・ゴダード
ゲイリー・オールドマン: ニコラス・ワイアット
アンバー・ハード: エマ・ジェニングス
リチャード・ドレイファス: フランク・キャシディ
ルーカス・ティル: ケヴィン

<映画.com>
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ハリソン・フォードとゲイリー・オールドマンが共演を果たし、ジョゼフ・フィンダーのベストセラー小説「侵入社員」を映画化したサスペンス。巨大企業のトップとして君臨し互いに激しい開発競争を繰り広げる首脳陣の攻防が展開していく。ライバル社にスパイとして潜入する若手社員を『ハンガー・ゲーム』シリーズなどのリアム・ヘムズワースが熱演。男たちの野望と狂おしいまでの栄光への執着に戦慄する。
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入社4年目のアダムは、ワイアット社長に対し、入念な準備をしてきた新製品のプレゼンをするも認められずに終わり、しかも解雇される。
腹いせに経費カードで仲間たちと豪遊するが、それが発覚し刑務所行きの窮地に立たされる。
ところが、そこでワイアット社長から交換条件が提示される。
それは、ライバル社のアイコン社に潜入し、新製品の情報を盗み出せというものであった。

アダムは父と二人暮らし。
長年警備員として働いてきた父は、病気がちであるが、蓄えはない。
父の入院に際し、頼みの綱であった会社の医療保険が経費削減で保証が減らされ、4万ドルの負債を負ってしまう。
物語の背景として語られているにすぎないが、格差社会アメリカの問題点を浮き彫りにしている。

そしてワイアット社の手引きでアイコン社に幹部として入社するアダム。
途端に収入は跳ね上がり、プレゼンの成功に際しては高級車をプレゼントされる。
あっという間の「天国と地獄」。
そこに現れたのはFBIの捜査官。
過去にもアダムと同様の転職をし、無残な最期を遂げた犠牲者の写真を見せられる。
されど、アダムには選択肢がない。

そんな中、アダムは偶然知り合ったアイコン社の幹部であるエマと親しくなっていく。
スパイ物語にはロマンスがつきものであるが、この映画もそんな典型例をたどっていく。
アダムを操るワイアット社の社長はゲイリー・オールドマン。
いい役でも悪役でもどちらでも渋い役柄は変わらない。
そして相対峙するアイコン社の社長は、ハリソン・フォード。
役者が揃った映画である。

主演のリアム・ヘムズワースは、『マイティー・ソー』のクリス・ヘムズワースの弟だという。
兄弟揃ってイケメンであり、イケメンが主役だと男が観ても雰囲気が良くていい。
ストーリーとしてはとても面白いのであるが、FBIが何の容疑で動いているのか少々分かりにくかった部分は残念であった。
映画の描き方なのか単に理解力の差なのか。

豪華俳優陣ということだけで、ハズレにはならなかったものの、ストーリー自体よりアメリカ社会の特徴を表している部分に興味を惹かれた。
利益は一部の者だけが享受し、ほとんどの者はそこから漏れる。
真面目に警備員を何十年もやってきても、引退した後は自分の医療費もままならない。
富める者は高級車を乗り回し、贅を尽くした暮らしを送るが、底辺では惨めな暮らし。
したがって、貪欲にチャンスを求めるし、そのチャンスのためなら多少のことには目を瞑る・・・

いろいろと批判はあるものの、我が国の平等社会は誠に居心地のいい者だと思う。
こういう社会で文句を言うのは、本人の責任が大きいと思う。
何度も観る映画ではないが、豪華俳優陣の出演もあり、観て損のない映画である・・・


評価:★★☆☆☆





posted by HH at 12:59 | 東京 ☁ | Comment(0) | TrackBack(0) | スリリング

2016年03月25日

オンディーヌ 海辺の恋人

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原題: Ondine
2009年 アメリカ
監督: ニール・ジョーダン
出演: 
コリン・ファレル:シラキュース
アリシア・バックレーダ:オンディーヌ
アリシア・バックレーダ:アニー

<映画.com>
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「インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア」「クライング・ゲーム」のニール・ジョーダン監督がコリン・ファレル主演で描いたファンタジックラブストーリー。アイルランドの海辺の田舎町で暮らす漁師の青年シラキュース。ある日、引き上げた網に美しい女性がかかっているのを発見した彼は、自分の存在を誰にも知られたくないというその女性オンディーヌをかくまうことに。オンディーヌを見たシラキュースの娘アニーは、彼女を人魚だと信じ込む。やがて、シラキュースとオンディーヌは互いに惹かれ合うようになり……。オンディーヌ役に「パン・タデウシュ物語」のアリシア・バックレーダ。
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なんとなく解説を読んで観てみようかという気になった映画。
それはコリン・ファレル主演ということもあるし、「ある日突然漁師の網に美女がかかった」となると、何やらファンタジー的な香りがしてきたからでもある。

コリン・ファレル演じるシラキュースは、海辺の田舎町に暮らす漁師。
アルコール依存症から抜け出すべく努力中であり、別れた妻の下には腎臓を患っている娘がいる。
母親の生活も荒れており、シラキュースは娘と暮らしたいと願っているが、それは困難な状況。

そんなある日、いつものように漁に出たシラキュースは、いつものように上げた網に女性がかかっているのを発見する。
病院へ連れて行こうとするも、頑なに人と会うことを拒否するその美女は、オンディーヌと名乗る。
オンディーヌに使っていない実家を使わせることにしたシラキュース。
いつの間にか娘のアニーもオンディーヌと知り合うようになる。

アニーは子供ながらませたところがある少女。
たぶん、立派とは言えない両親の姿を見ていてしっかりしてきたのだろう。
それでもオンディーヌのことを人魚だと信じるようになる。
オンディーヌが歌うと不思議と大漁になる。
シラキュースも自分に運が向いてきたと感じ、そしてそれがまた不安な気持ちにもさせる。
観ているこちらも、どんな展開になるのだろうと期待が膨らむ。

ところが映画は、こちらの意に反して極めて現実的な展開を見せていく。
オンディーヌも、もちろん人魚ではないわけで、そうなるとストーリーもありきたりのどこにでもありそうなドラマになっていく。
なんでこんな映画にコリン・ファレルが出ているんだろうと不思議な気がする。

ごく普通の何のへんてつもないドラマ。
アニーがちょっと可愛いのがいいところだろうか。
半年もしないうちに観たことすら忘れてしまいそうな映画である・・・


評価:★★☆☆☆

    
    
posted by HH at 21:54 | 東京 ☁ | Comment(0) | TrackBack(0) | 恋愛

2016年03月22日

スターリングラード 史上最大の市街

スターリングラード.jpg

原題: Сталингра́д
2014年 ロシア
監督: フョードル・ボンダルチュク
出演: 
ピョートル・フョードロフ:グロモフ
マリヤ・スモルニコワ:カーチャ
トーマス・クレッチマン:カーン
ヤニナ・ストゥディリナ:マーシャ
セルゲイ・ボンダルチュク:アスターホフ
ドミトリー・リセンコフ:チュヴァノフ
アンドレイ・スモリャコフ:ポリャコフ
アレクセイ・バラバシュ:ニキフォロフ
オレグ・ボルク:クラスノフ

<映画.com>
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第2次世界大戦下のソ連で起きた大規模な市街戦、スターリングラード攻防戦を、ソ連軍の視点から描いたロシア製戦争アクション。1942年11月、ソ連領内のスターリングラード市内では、ナチスドイツをはじめとする枢軸軍とソビエト赤軍が激しい攻防を繰り広げていた。そんな中、枢軸軍が占領した地区の建物に立てこもったソ連兵たちは、そこでドイツ兵に殺されそうになっていたユダヤ人の少女を救い出す。ドイツ将校役に「戦場のピアニスト」のトーマス・クレッチマン。監督は「プリズナー・オブ・パワー 囚われの惑星」のフョードル・ボンダルチュク。
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最近ロシア映画を観る機会が多くなっている。
ハリウッド映画にも引けを取らない内容であり、結構満足度が高い。
そんなロシア映画で、「スターリングラード」とくれば、期待度は嫌が応にも高まるというもの。
かつて同名の映画『スターリングラード』(ただし原題は違う)を観たが、あれは実在のスナイパーを主人公としたものであった。
今回は、「史上最大の市街戦」というサブタイトルも付いていて、「そういう内容」を期待したのだが・・・

物語は東日本大震災から始まる。
いきなり日本語のナレーションで、再生言語を間違えたかと思ってしまう。
被災地入りしたロシアの救助チームのある男が、被災者を励ますにあたり、「五人の父親」について語る。
なんとなく違和感たっぷりの被災地のシーンである。
五人の父親とは、というところから、時間は1942年へと遡る。

ヴォルガ川を渡ったロシアの斥候チームがあるアパートを占拠する。
ドイツ兵は目と鼻の先。
そのアパートには、もともとそこに住んでいたカーチャという少女が今もまだ住んでいる。
ロシアの斥候チーム6人は、カーチャとともにアパートの維持という任務に就く。

一方、対峙するドイツ軍は、将校カーンが指揮をとる将軍の下、不満を抑えて戦っている。
偶然見つけた妻に似たロシア女性に密かに食料を届けている。
そして将軍にそれがバレ、ロシア軍の斥候が占拠するアパートの奪還を命じられる。
かくして一軒のアパートを巡り、両軍が激突することになる。

なんとなく「史上最大の市街戦」というタイトルに、両軍による激しい攻防戦の展開を期待したのであるが、どうも予想とは視点がずれてしまい、違和感を抱く。
激戦地にありながら、双方に二人の女性が登場し、それぞれの兵士たちとの人間ドラマに物語の主軸が置かれる。

後から見れば、「史上最大の市街戦」というのは、日本で勝手につけた邦題であり、例によって内容無視のいかがわしきものだと判明する。
戦闘シーンは、もちろん迫力があって良かったのであるが、人間ドラマならそういう余計な期待を起こさせるような邦題をつけるのはやめてほしいものである。

東日本大震災のシーンとか、五人の父親とか、少々ストーリーに無理があったところはあるが、戦闘シーンの迫力と瓦礫の中での人間ドラマとは、そこそこ見応えがあったのは事実である。
これだけの史実であり、今度はドイツ側の視点から描かれた映画を観てみたいと密かに思ってみたりする。

邦題にはげんなりさせられたが、内容にはまずまず、そして次にも期待したいロシア映画である・・・


評価:★★☆☆☆



posted by HH at 19:58 | 東京 ☀ | Comment(0) | TrackBack(0) | 戦争/戦場ドラマ

2016年03月21日

ルパン三世

ルパン三世.jpg

2014年 日本
監督: 北村龍平
原作: モンキー・パンチ
出演: 
小栗旬:ルパン三世
玉山鉄二:次元大介
綾野剛:石川五ェ門
黒木メイサ:峰不二子
浅野忠信:銭形警部
ジェリー・イェン:マイケル・リー
キム・ジュン:ピエール
タナーヨング・ウォンタクーン(クラドゥム):ロイヤル

<映画.com>
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モンキー・パンチ原作の名作「ルパン三世」を小栗旬主演で実写映画化。所有する者は世界を統べると言われる秘宝「クリムゾンハート・オブ・クレオパトラ」を盗み出すため、鉄壁のセキュリティを誇る要塞「ナヴァロンの箱舟」に挑むルパンと仲間たちの姿を描く。小栗がルパン三世に扮し、次元大介を玉山鉄二、石川五エ門を綾野剛、峰不二子を黒木メイサ、銭形警部を浅野忠信がそれぞれ演じ、日本、タイ、香港、シンガポール、フィリピンの5カ国でロケを敢行。それぞれのキャラクターの出会いから、強大な敵に立ち向かうことでおなじみのチームがいかにして結成されたかを描き出す。「あずみ」「ゴジラ FINAL WARS」を手がけ、近年は「ミッドナイト・ミート・トレイン」「NO ONE LIVES ノー・ワン・リヴズ」などアメリカでも映画を製作してきた北村龍平監督がメガホンをとった。「ルパン三世」の実写化は、1974年の「ルパン三世 念力珍作戦」以来40年ぶり。
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最近は、昔のアニメが実写化されるものが多い。
『ゲゲゲの鬼太郎』
『宇宙戦艦ヤマト』
『ヤッターマン』
『キャプテン・ハーロック』
『魔女の宅急便』

まぁ面白ければ何でもいいと思うのだが、どうせなら話題性だけで終わるのではなく、内容もしっかりしたものであってほしいと思う。
この『ルパン三世』も子供の頃よく見ていたものである。
それが実写化でどうなるのか。
その興味だけで観たと言える映画である。

冒頭、シンガポールの美術館から古代オリンピックの金メダルが盗み出される。
登場するのは、峰不二子率いるグループ。
されど、最後にそれをルパン三世が奪っていく。
そしてそれをマイケル・リーと云う男がルパンから奪う。
登場人物のご挨拶としては、まずまずである。

そして盗賊集団「ザ・ワークス」を率いるトーマス・ドーソンが若手怪盗たちを集め、自らの引退を発表し、「クリムゾンハート・オブ・クレオパトラ」という宝石の一部「光の首飾り」を披露する。
しかし、マイケル・リーの裏切りによりドーソンは殺され、光の首飾りも奪われる。
そしてルパンはその奪還を誓う。

ルパンは次元大介をパートナーに引き入れ、そしてさらに日本に向かい五ェ門を迎え入れる。
そのルパンに黒幕のプラムックの存在を教え、犯罪記録の抹消と引き換えに協力を持ちかけるのは銭形警部。
おなじみのメンバーが勢ぞろい。
それぞれアニメの雰囲気がよく出ていて嬉しい気持ちになる。

メンバーが揃えばあとはおなじみの活躍。
斬鉄剣の五ェ門。
早打ちの次元。
常に敵か味方かわからない不二子。
ストーリーは、あまり重要ではない。
ルパンの世界観が味わえれば、個人的にはいいだろう。

フィアット500を乗り回し、次元と五ェ門の人間業ではない銃撃と剣劇があって、常に最後にルパンは不二子ちゃんに裏切られ、銭形のとっつぁんはがなり立てながらルパンを追う・・・
アニメの世界観を損なわれることなく、実写化されていたと思う。
これでエンディングのテーマも夕日の地平線をバイクで走るテーマだったら良かったのにと思わざるをえない。

シリーズ化されて続くというものではなく、懐古的なお祭り作品と言えるだろうが、まずまず楽しめたので良しとしたい映画である・・・


評価:★★☆☆☆



ルパン.jpg


posted by HH at 11:59 | 東京 ☁ | Comment(0) | TrackBack(0) | アクション