2017年04月08日

Re:LIFE〜リライフ〜

Re:LIFE〜リライフ〜.jpg

原題: The Rewrite
2014年 アメリカ
監督: マーク・ローレンス
出演: 
ヒュー・グラント:キース・マイケルズ
マリサ・トメイ:ホリー・カーペンター
ベラ・ヒースコート:カレン・ギャブニー
J・K・シモンズ:ハロルド・ラーナー学科長
クリス・エリオット:ジム・ハーパー教授
アリソン・ジャニー:メアリー・ウェルドン教授
アニー・Q:サラ

<シネマトゥデイ>
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『ラブソングができるまで』のヒュー・グラントとマーク・ローレンス監督が4度目のタッグを組んだ人間ドラマ。田舎の大学でシナリオ講座を受け持つことになった落ち目の脚本家が、映画を愛する生徒たちとの交流を通してやる気を取り戻していくさまを描く。『セッション』で鬼教師を演じオスカーに輝いたJ・K・シモンズが涙もろい学科長という対照的な役柄を好演するほか、作中のキーパーソンとなるシングルマザーにオスカー女優マリサ・トメイがふんする。
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ヒュー・グラントといえば、「ちょっと気弱なダメ男」というイメージがあるが、まさにそのイメージ通りのハートフルな映画。ヒュー・グラント演じるのは、若くしてアカデミー脚本賞を受賞した脚本家のキース。しかしその栄光から後、ヒット作に恵まれず、エージェントに仕事を頼みこんでいる日々。

そんな中、エージェントからニューヨーク州ビンガムトンの大学での講師の話が舞い込む。背に腹は代えられず渋々引き受けたキースだが、就任早々知り合った学生カレンと寝てしまい、懇親会では学内の実力者ウェルドン教授を侮辱したり、挙句に受講生は提出書類ではなくルックスで選考するなど、身を入れて仕事に取り組まない。頼るのは過去の栄光のみ。

講義が始まると、いきなりシナリオを1か月で書けと宿題を出して1カ月間の休講を宣言し、ウェルドン教授にさらに睨まれてしまう。やがてシングルマザーで、アルバイトをしながら生計を立てている学生のホリーが受講を希望してくる。脚本に対するひたむきなスタンスに断り切れず受講を認めるキース。ここまではヒュー・グラントのダメ男の真骨頂である。

キースはちょっと見栄を張ったりしながら、あくまでもハリウッド復帰までのつなぎとしか仕事を考えていない。隣家には人のいい同僚がいて、人情家の学科長のラーナーがいて、面白おかしく物語はすすむが、やがて生徒たちの熱心さがキースの心に少しずつ変化をもたらしていく。ある意味、「ヒュー・グラント映画」の路線をまっすぐ歩んでいく映画である。

それにしても、キースが本当に大事なことに気付いていく過程は、心温まるものがある。純真な生徒たちは、実にシンプルな質問をキースに投げかける。それに答えていくうちに、キース自身も新たな気付きを得ていく。そして才能を認めた生徒に対しては、自ら売り出しを手伝う。決して手柄を横取りするではなく、無償の協力姿勢は観ていて心地よい。そして最後にキースが下す決断も心温かくなる。

自分たちの日常や仕事に当てはめて考えてみてもいいかもしれない。そうすればまた何かのヒントになるかもしれない。示唆に富むエンターテイメントとして、これからも「ヒュー・グラントらしい」主演作を期待したいと思う一作である・・・


評価:★★☆☆☆




posted by HH at 00:00 | 東京 ☁ | Comment(0) | TrackBack(0) | ドラマ