2017年04月15日

シェフ 三ツ星フードトラック始めました

シェフ 三ツ星フードトラック始めました.jpg

原題: Chef
2015年 アメリカ
監督: ジョン・ファヴロー
出演: 
ジョン・ファヴロー:カール・キャスパー
ソフィア・ベルガラ:イネズ
ジョン・レグイザモ:マーティン
スカーレット・ヨハンソン:モリー
オリヴァー・プラット:ラムジー・ミッシェル
ボビー・カナヴェイル:トニー
エムジェイ・アンソニー:パーシー
ダスティン・ホフマン:リーバ
ロバート・ダウニー・Jr:マーヴィン

<シネマトゥデイ>
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『アイアンマン』シリーズなどの監督で俳優のジョン・ファヴローがメガホンを取り、究極のサンドイッチを売る旅をする元一流レストランのシェフを演じるドラマ。店を辞め、偶然キューバサンドイッチと出会ったシェフが、フードトラックでサンドイッチを売りながら人生を取り戻していくプロセスを映す。共演には、ダスティン・ホフマン、ロバート・ダウニー・Jr、スカーレット・ヨハンソンといった豪華キャストが集結。人生と料理をテーマにした温かいストーリーに、爽快な感動を味わえる。
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 主人公のカール・キャスパーは腕のいいシェフ。現在ロサンゼルスのレストランで雇われシェフをしている。離婚していて、10歳の息子と定期的に会っている。そんなある日、料理の評論家が店にくることになる。はりきるキャスパーは、新メニューを提供することにするが、定番料理を提供せよというオーナーの意見と衝突、渋々これを受け入れる。ところがそれが裏目に出て、カールは酷評されてしまう。

 プライドを傷つけられたカール。内心はらわたが煮えくり返っているのがわかる。息子との何気ない会話からツイッターを始めたカールは、評論家とネットで論争となり、新メニューを食べに来いと公開のけんかを売ってしまう。当日この対立は盛り上がり、平日にも関わらず満席となる。しかしオーナーはあくまでも定番料理の提供を命じ、カールはついに店を首になる。評論家には、敵前逃亡といわれ、激怒したカールは評論家を店内で罵倒し、悪いことにネットでそれが拡散されてしまう。

 そうなると次にカールを雇う店もなく、カールは職もプライドもなにもかも失ってしまう。失意のカールに同情した元妻イネズの提案で、彼は息子のパーシーを連れてイネズの故郷であるマイアミを訪れる。そこでカールは熱々のキューバサンドイッチの美味しさを知り、これをかねてからイネズに提案されていたフードトラックでの移動販売をやることにする。イネズの元夫に古いトラックを譲ってもらったカールは、パーシーと二人で修理に取り掛かる・・・

 この映画を観ていて、いろいろと感じるところがある。まずは離婚の日常化だ。カールも離婚していて、妻とは友人関係を築き、子供との面会もシステマチックにルーティン化している。子供からすると父親と離れて暮らすのは寂しそうであるが、夫も妻もそれぞれの生活を楽しんでいる。やがて日本もそうなるのであろうか。

 また、料理と批評家とネットの存在。カールは実に楽しそうに料理し、包丁の腕前も素人目にすごい。こんなに楽しそうにやっているのを見ると、自分でも何か作ってみたくなる。そしてそれを批評する人。はっきり言って料理など人の好き好きだと思う。それをあれこれと批評するのは勝手だが、今はSNSですぐ拡散される時代。それで店の来客数にも影響があるわけで、無責任な言動一つで店が潰れることもありうるわけである。

 フードトラックで息子と相棒とキューバサンドを作って売るカール。息子も実に楽しそうである。「遊園地に行くよりお父さんと話したり何かをする方がいい」という健気な言葉には、親子のあり方も込められている。最後のカールの決断は清々しいものである。
 カールの付き合っている女性がスカーレット・ヨハンソンであり、いけ好かないレストランオーナーはダスティン・ホフマンだったり、元妻の元夫がロバート・ダウニーJr.だったりとなぜか脇に豪華キャスト。料理といい、出演者といい実に豪華である。

こんなフードトラックが近くに来たら、是非とも買ってみたいと思わされる一作である・・・


評価:★★☆☆☆





posted by HH at 00:00 | 東京 ☀ | Comment(0) | TrackBack(0) | ドラマ