2017年07月03日

しあわせの灯る場所

しあわせの灯る場所.jpg

原題: Where Hope Grows
2014年 アメリカ
監督: クリス・ダウリング
出演: 
クリストファー・ポラーハ:カルヴィン・キャンベル
デビッド・デサンクティス:プロデュース
マッケイリー・ミラー:ケイティ・キャンベル
ウィリアム・ザブカ:ミルトン (ミルト) ・マルコム
ブルック・バーンズ:エイミー

<映画.com>
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希望を失った元メジャーリーガーが、ダウン症の少年との交流を通して再生していく姿を描いたドラマ。元メジャーリーガーのカルビンは、17歳になる娘ケイティを男手ひとつで育ててきた。しかし球団をクビになったことが原因でアルコール依存症になり、娘との関係もぎくしゃくしてしまう。そんなある日、カルビンは地元のスーパーマーケットで働くダウン症の少年プロデュースと出会う。ハンディキャップを抱えながらも明るく前向きに生きるプロデュースの姿に心を打たれたカルビンは、プロデュースと友情を育むうちに人生への希望を取り戻していくが……。主演はテレビドラマを中心に活躍するクリストファー・ポラーハ。
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落ちぶれた元プロ野球選手と明るく懸命に生きるダウン症の少年・プロデュースとの心温まる交流を描いた人間ドラマ。カルヴィンは元プロ野球選手であるが、引退した今は友人たちと酒びたりの生活を送っている。事情はよくわからないが、一緒に暮らしているのは17歳の娘ケイティ。今日も誕生日をカルヴィンは行きつけの酒場で友人たちに祝ってもらうが、帰宅すれば夜中にもかかわらず娘はボーイフレンドと出かけるところ。注意しても聞かず、家に入ればケイティが用意していた誕生日のケーキが置いてある始末・・・

ただでさえ年頃の娘と父親とは微妙な関係。なのにこの父親の体たらくは火に油を注ぐ。そんなある日、カルヴィンはよく行くスーパーマーケットで働くダウン症の少年プロデュースと出会う。毎日を懸命に働き、気さくに客と親しむ前向きなプロデュースの姿に感じるものがあったカルヴィンは、彼に会いにスーパーマーケットに通い、野球を教えたりして交流を深めてゆく。

映画は、カルヴィンを中心とした人間ドラマ。カルヴィンは、プロ入り前は地元で相当名を轟かせた様子。泥酔した野球場の外野には今もカルヴィンのホームラン記録を残す表示がある。だが、プロではあまり芽が出なかった様子。過去の栄光と折り合いをつけられない思いが伝わってくる。そしてそんな時、出会ったダウン症の青年プロデュースの働く姿に心癒される思いがするのだろう。誰でも自分より不利な立場にあるものが一生懸命になっているのを見ると、自分も頑張ろうと思うものだろう。

娘のケイティも、根は父親思いの子。ボーイフレンドとの付き合い方にも戸惑いがち。友人のミルトンは、一見成功者風であるが、住む家を失った友人を家に住まわせたことから家族の歯車が狂って行く。みんなそれぞれ悩みを抱えているのである。そんな中にあって、健気に働くプロデュースの姿が一服の清涼剤となる。

プロデュース役のデヴィッド・デサンクティスは、自身がダウン症のようで、それにより真に迫った演技。「陽気な心が一番の薬」など、彼の語る言葉は心に染み入ってくる。ラストの展開はハリウッド映画らしかったが、こういう映画は心が和む。
じっくりと味わいたい映画である・・・


評価:★★★☆☆





posted by HH at 00:00 | 東京 ☀ | Comment(0) | TrackBack(0) | ドラマ