2017年08月03日

本能寺ホテル

本能寺ホテル.jpg

2017年 日本
監督: 鈴木雅之
出演: 
綾瀬はるか:倉本繭子
堤真一:織田信長
濱田岳:森蘭丸
平山浩行:吉岡恭一
田口浩正:大塚
高嶋政宏:明智光秀
近藤正臣:吉岡征次郎
風間杜夫:本能寺ホテル支配人
八嶋智人
:マッサージ師

<シネマトゥデイ>
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『プリンセス トヨトミ』の綾瀬はるかと堤真一、鈴木雅之監督と脚本の相沢友子が再び集結し、元OLと織田信長との「本能寺の変」前日の奇妙な遭遇を描く歴史ミステリー。婚約者の両親に会うために京都を訪れたヒロインが“本能寺ホテル”という宿に泊まり、本能寺の変の前日に、暗殺の標的となっている信長に出会い、信長や森蘭丸と交流するさまが描かれる。元OL役の綾瀬と信長役の堤のほか、濱田岳、平山浩行、風間杜夫などが出演。現代と戦国時代の京都を行き来するヒロインが、歴史的な事件にどう絡んでいくのかに注目。
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織田信長は、人気のある歴史上の人物であり、SFタイムトラベル系の映画などでよく採り上げられているように思える。基本的にその手のドラマは趣向に合わないので見ないから詳しくないが、チラホラ目にしているのは事実である。この映画もそんな「信長モノ」の一つと思ってスルーしようかと思ったが、「綾瀬はるか」、「堤真一」といった出演陣の名前を見て観ることにした次第である。

主人公の倉本繭子は自己主張の少ない女性で、勤めていた会社が倒産したところ、交際している吉岡恭一からプロポーズされ、流されるままにそれを受け入れる。そして繭子は、恭一の両親の金婚式の祝賀パーティーに呼ばれ、京都を訪れる。恭一はここで自分の結婚式の段取りもすべて決めるつもりであり、繭子は流されるままそれを良しと考えている。

しかし、予約していたホテルは手違いで泊まることができず、繭子は途方に暮れながら街をさまよう。そして“本能寺ホテル”という古びたホテルに辿り着く。レトロチックな館内。エレベーターに乗った繭子は、気が付くと大きな屋敷の中にいる。そしてそこで出会ったのは、信長の小姓であった森蘭丸。そしてそこが天正時代の本能寺だとわかる・・・

こうして戦国時代にタイムスリップした現代のOLと天下統一を目前に控えた織田信長とが交流するという物語。荒唐無稽と言えばその通り。しかしこの手の物語はあまり真面目にとらえてはいけない。「そういうものだ」と思って観るのが正しい鑑賞スタンスだと思う。そうでなければとても正視できるものではない。

どうやら本能寺ホテルは、かつての本能寺と同じ場所に位置しているという設定のようで、本能寺ホテルに置かれている天正時代からの置物のネジを巻き、エレベーターの中で信長が好んで食べたこんぺいとうを食べるとタイムスリップし、フロントの受付ベルを鳴らすと戻ってくるというルールがある。これも「そういうものだ」と思って観るのが正しい。

時に天正10年6月1日。それはまさに「本能寺の変」の前日。そこで主人公は織田信長と出会う。ほとんど自分の意思を表に出すこともなく、周囲に流されるまま生きてきた主人公が、天下統一を目指し自らの意思で突き進む織田信長と出会い、影響を受けていく。翌日に死んでいく運命にある織田信長を前にし、歴史的事実を伝えるかどうか主人公は悩む。伝えれば歴史を変えかねない。タイムトラベルものにはタイムパラドックスの問題がついてくるが、そのあたりはさすがに辻褄を合わせてくる。

冷やかし半分で観始めたドラマではあるが、観ているうちにそれなりにドラマの世界に引き込まれていく。それは主役の綾瀬はるかや堤真一、濱田岳といったメンバーの力量なのかもしれない。「意外とつまらなくなかった」というのが正直な感想かもしれない。こういう映画もたまにはいいと思わされる。
細かいところを気にせずに楽しみたい映画である・・・


評価:★★☆☆☆




posted by HH at 00:00 | 東京 ☀ | Comment(0) | SF/近未来ドラマ