
原題: Damascus Cover
2017年 イギリス
監督: ダニエル・ゼリック・バーク
出演:
ジョナサン・リース=マイヤーズ:ハンス・ホフマン/アリ・ベン・シオン
オリビア・サールビー:キム
ユルゲン・プロフノウ:フランツ・ルディン
ナビド・ネガーバン:サラージ
ジョン・ハート:ミキ
<映画.com>
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シリアの危険地帯で極秘任務に挑むエリートスパイの孤独な戦いを、「ベルベット・ゴールドマイン」『マッチポイント』のジョナサン・リース=マイヤーズ主演で描いたスパイアクション。ハワード・カプランの小説「ダマスカスへ来たスパイ」を映画化した。イスラエルの諜報機関モサドに所属する凄腕エージェントのアリは、ある人物を脱出させるためハンス・ホフマンという偽名でシリアに潜入する。現地到着後すぐに、ハンスは自分が何者かに尾行されていることに気づく。自分の命が狙われていると知ったハンスは、誰ひとり信用できない極限状態の中で、命をかけた極秘任務に挑む。共演に『ジャッジ・ドレッド』のオリビア・サールビー、『ハリー・ポッター』シリーズのジョン・ハート。「のむコレ2018」(18年11月3日〜、東京・シネマート新宿、大阪・シネマート心斎橋)上映作品。
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主人公は、イスラエル諜報機関「モサド」に属するエージェント、アリ・ベン・シオン。表の顔は、ドイツ人実業家ハンス・ホフマンという名で過ごしている。ある時、シリアに潜伏している仲間がシリアの諜報機関に捕まり、殺害される。その際、シリアに潜伏している仲間のスパイの情報が漏れたかもしれず、急遽家族ともども首都ダマスカスからイスラエルへ脱出させる必要が出てくる。この任務に指名されたのがアリ。
そのアリは、ユダヤ教の撮影禁止区で撮影をしてトラブルになったジャーナリスト、キムを助ける。なかなかの美人であり、ジェームズ・ボンドであれば食事にでも誘っているかもしれない。アリはクールなタイプで、その場を立ち去る。そして上司のミキから指示を受け、アリは絨毯を買い付けに来たビジネスマンを装いダマスカスに赴く。シェラトンに宿を取るが、なんとここでキムに再会する。
うまく大臣にも取り入り、商談ともども順調に進む。ターゲットはユダヤ人街に住んでいるが、そこにはなんと一般人は立ち入れない。さらに外出も家族全員そろってはできない。大臣から地元有力者を紹介してもらい、その家に出入りするハウスメイドに接触、家族の出国を餌に連絡役に勧誘する。その一方で、キムとの関係も急速に接近していく。しかし、シリア秘密警察も長官サラージが自ら動き、国内に潜伏しているイスラエルの重要スパイ“エンジェル”逮捕を目指す。
シリアを舞台にした映画というのも珍しいかもしれない(まぁ、世界中を駆け回っているジェームズ・ボンドやイーサン・ハントは別だが)。いまや内戦でぐちゃぐちゃになっているように思うが、映画の中のダマスカスは平和である。そこで活躍する主人公のアリはモサドのエージェントという触れ込み。危険と背中あわせのミッション。美女との絡みがあり、そして裏切りがある。
アリも結局は将棋の駒の1つにしか過ぎない。なんの先入観もなく観始めたが、スパイ映画の王道のようなストーリー展開があり、意外に引き込まれる。激しく対立しているようでいて、つながるところはつながっている双方のスパイ組織。スパイの世界は複雑怪奇がよく似合う。その意味では、先を読ませない展開は十分満足させてくれるもの。古典的かつ王道ストーリーの香り漂う映画である・・・
評価:★★☆☆☆

