2008年07月07日

クィーン

THE QUEEN.jpg

原題: THE QUEEN
2006年 イギリス=フランス=イタリア
監督: スティーヴン・フリアーズ
出演: ヘレン・ミレン/マイケル・シーン/ジェイムズ・クロムウェル

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1997年8月、パリでダイアナが交通事故に遭い、帰らぬ人になった。
王家においてダイアナはいつも頭痛の種で、民間人となっていたダイアナの死は本来関係のないことであった。
女王はコメントを避けるが、ダイアナを称える国民の声は次第に高まっていく。
やがてダイアナの死を無視し続ける女王に、国民の非難が寄せられるようになる。
若き首相ブレアは、国民と王室が離れていくことに危機を感じ、その和解に力を注いでいく・・・
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ダイアナ妃死去のニュースは今でも鮮明に覚えている。
たまたまつけたケーブルテレビでBBCのニュースとして流していたのだ。
日本でもショックだったのだから、お膝元の英国での国民の受けたショックは並々でなかったろうと想像される。

それにしても伝統と格式がある英国でダイアナ妃を巡る騒動は確かに日本の皇室とは違う。
ダイアナ妃は結局離婚したが、きな臭いとはいえ日本の皇室ではありえないだろう。
同時にこうした映画が製作される事も絶対にないだろう。
そこが革命のあった国と不敬罪のあった国の違いかもしれない。

そのダイアナ妃が事故死した時のエリザベス女王の動きを追ったドラマである。
当時就任したばかりのトニー・ブレア首相の動きと絡めて王室内の動きを丹念に追う。
へぇ英国の王室ってこんななのか、それだけでもこの映画は観る価値がある。

ブレア首相の選挙に当たっては、「私も選挙というものをしてみたい」と女王が呟く。
女王には選挙権がないのだ。
しかし、一方で自分でジープを運転してしまったりするところをみると運転免許はあるんだなと思う。
腫れ物扱いの我が国と違ってなかなか興味深い。

離婚した以上は王室の人間ではなくなったダイアナ妃。
したがって、何もコメントを出さないという態度を貫く女王。
それに対してダイアナ妃を崇拝する国民はブーイングを起こす。
間に立つ若きブレア首相。
いつの間にか引き込まれていく。

間に挟まれるニュース映像と知られざるエリザベス女王の日常生活が描かれていて、ストーリー以外にも見所は多い。
主演のヘレン・ミレンはこの映画で2007年のオスカー(主演女優賞)を受賞しているが、それも十分頷ける。
一見の価値ある映画である。


評価:★★☆☆☆

posted by Master Hiro at 22:31 | 東京 曇り | Comment(0) | TrackBack(0) | (か)行の映画
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