
2006年 日本
監督: 古澤健
出演: 沢尻エリカ/若槻千夏/小栗旬/杉本彩/浅田美代子/板尾創路
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奈々の妹から携帯電話に連絡が入り、駅でオトシモノの定期券を拾った帰りで、以前に同じく駅でオトシモノを拾ったまま行方不明中の友達を見たという、メッセージを残して行方不明になってしまう……。
奈々のクラスメートの香苗も、駅で拾ったブレスレットに悩まされていた。
そしてそのブレスレットをプレゼントしてくれた茂が、ホームから転落。
「ヤエコに気をつけろ」との言葉を残し、列車に轢かれて死亡する。
一方、三葉電鉄に勤務する久我は、トンネル工事にまつわるある噂を耳にしていた・・・
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駅での落し物にスポットライトをあてたホラーである。
何気なく拾った落し物。
半分親切心だとしても拾ったがゆえに恐ろしいものがついてきたら・・・
と考えるとぞっとするものであり、なかなか着眼点としてはいい。
実際けっこう怖かったりする。
ぞっとするような怖いホラーといえば過去に「リング」があった。
あれはなかなかの傑作だった。
それと比較してみると十分匹敵できるようなシーンはいくつかあった。
だが結論からいえば「足元にしか及ばない」という程度だろうか。
何よりもストーリーがいまいちしっくりしていない。
最近は映像技術が発達してきている。
だからそれなりに不気味なモノを見せようと思えば簡単にできる。
だけどそれだとただのゲテモノ趣味にしかならない。
本当に恐怖を与えるもの、それは映像ではない。
そしてそれはストーリーがしっかりしていないと表現はできないのである。
本当に怖いもの。
それは心の中に手を突っ込まれるような恐怖だ。
そしてそれには恐怖の「根源」というものが必要だ。
「リング」でいえば「貞子」だった。
それがこの映画では途中で変わる。
しかもそれが何だったのかよくわからない。
そうすると「オトシモノ」というテーマからずれてしまう。
見終わったあとに「もう駅で定期券が落ちているのを見つけても拾うのをやめよう」という気にさせないといけない。
トイレに行けなくさせてこそホラーである。
ラストもハッピーエンドだ。
めでたし、めでたしでどうする?
(と言ってもハッピーエンドは沢尻エリカと妹だけなのであるが・・・)
ここのところ心底震えるホラーに出会っていないが、そのストレスは当分解消されそうもない・・・
評価:★★☆☆☆



