2008年11月26日

潮騒

潮騒.jpg

1964年 日本
監督: 森永健次郎
原作: 三島由紀夫
出演: 吉永小百合/浜田光夫/望月優子/石山健二郎/菅井一郎

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歌島は伊勢海に面する周囲一里にもみたない小島である。
そこでは、男達は漁に出、女達は海女となって貝をとった。
漁師の息子新治は、今日も太平丸に乗って浜に帰ってきた。
そこで新治は舟を引きあげようとする船主照吉の娘初江に会い、手をかして舟を引きあげてやった。
新治は浜にあがると、山の手にある灯台長のところに魚を届けにいった。
しかしそこで新治は、もらったばかりの給料を浜で落したことに気づき、あわてて引きかえした。
浜には、そんな新治を、笑いながらも、給料袋をひろって家に届けてくれた初江がまっていた・・・
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温故知新ではないが、古い映画は好きでここのところよく観ている。
どちらかというと世相がよくわかる1950年代モノに強く興味を惹かれるが、これは60年代の物。
10年違うとモノクロからカラーへと変わる。
それだけでも感じが違ってくる。

原作は三島由紀夫の有名な小説。
もう何度か映画化されているらしい。
この映画は1964年の吉永小百合版である。
(その後山口百恵版も作られた→どうやら若手美人女優を売り出すための手っ取り早いPR映画という気がしないでもない)

舞台は歌島という島であり、田舎の漁村ゆえに当時の世相を知るにはあまり役立たない。
ストーリーは単純で田舎の漁村に暮らす漁師の若者新治と村の有力者の娘初江の純愛物語である。
狭い村ゆえに若い男女は目に付きやすい。
すぐに互いを意識しあうようになる二人。
やがて村の灯台でこっそり会うようになる。

現代でいけばすぐにできちゃった結婚となりそうなのであるが、「嫁入り前の娘がそんな事したらいかんのや」とお堅い態度の初江。
「どうしてもいかんのか」とのんきな質問をする新治。
「あんたの嫁さんになる事を決めたからその時まではいかん」と答える初江。
なんとも微笑ましい、背中がかゆくなりそうなやり取りである。
こういうのが当たり前の世の中だったのだろうが、はたして現代は良いのか悪いのか、判断は難しいところである。

やがて二人の関係は村で噂となっていく。
周りの後押しがあったり、事件があったりして最後は美しいハッピーエンドになるのだが、現代の若者とはまた違った感覚に触れるのも興味深い。
三島由紀夫の原作にほぼ忠実に映画化されているようであり、やっぱり温故知新で観ておいて損はない映画である。


評価:★★☆☆☆
posted by Master Hiro at 20:16 | 東京 曇り | Comment(0) | TrackBack(0) | (さ)行の映画
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