
2007年 日本
監督: 藤田明二
原作 : Yoshi
出演 : 田村正和/伊東美咲/森迫永依/片岡鶴太郎/ユンソナ/細川茂樹
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NYでサックスプレイヤーとして活躍していた阿川明。
だが妻の急死をきっかけにジャズ界から姿を消した彼は、1人娘の佐和と日本でひっそり暮らしていた。
ある朝、明は清掃局の職員・結にゴミの出し方をきつく注意される。
そんな最悪の出会いをした2人が、数日後、NYに向かう飛行機で再会。
言葉を交わすうちに、結は大人の魅力を持つ明に惹かれていく。
帰国後、佐和も結を慕い始め、3人の間には幸せな時間が流れるが…
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NYでサックスプレーヤーとして活躍する主人公明。
そして最愛の妻を癌で失う。
癌なのになんで劇画的なシーンで倒れるのかよくわからないが、それは置いておこう。
癌で死んだのになぜ主人公が「俺が殺した」(気付いてやれなかった)と自分を責めるのかよくわからないが、それも置いておこう。
ゴミ捨て場での明と結の不自然な出会い。
まるで現実を無視して「ここで話しかけて下さい」という指示があったかのような会話も置いておこう。
そうして知り合った二人がそれぞれの職場で「今からすぐNYへ行ってくれ」と言われて、その足で空港に向う。
飛行機の座席で二人は偶然隣り合うわざとらしさも置いておこう。
映画だから「現実的ではない」などとそんなシーンを一つ一つ批判していたら映画など観れない。
それはそういうものとして観ればよいのだという信念に基づいて観続ける。
NYでお互いの話をして打ち解けあう二人。
結婚準備の下見もかねてNYに来た結であるが、なぜか突然電話一本で、(しかもNYにいるのに)婚約を解消されてしまう不自然さも置いておこう。
そうして一つ一つのシーンを「置いて」観ていくとほとんどそれで終わってしまった。
ストーリーは語るに及ばない。
原作者の責任ではない。
こんな原作を映画化した者の責任である。
まるで「恋愛を夢見る中学生の少女が作ったお話」とでも言うべき稚拙なストーリー。
こんなストーリーなら誰でも作れるというシロモノだ。
それを田村正和が真面目に演技しているのだ。
歯の浮くようなキザなセリフを田村節で語ってくれるところは別の意味での見所だとも言えよう。
60歳の男(途中で昭和24年生まれとあった)に9歳の娘がいるのだから元気だなぁなどと思いながら、そっちのドラマの方が面白そうな気もするのは「少女のお話」についていけない大人のひがみか。
田村正和もNYを歩かせたらさまになるところはさすがだし、伊東美咲も魅力的な女優だし、その点では文句はない。
またNYの町並みも素敵だし行ってみたいという気にさせられる。
ストーリーなどどうでもよく、そんなところと二人の俳優を観られればそれだけでよいという方にのみお勧めしたい映画である・・・
評価:☆☆☆☆☆




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