2009年04月05日

ラブソングができるまで

ラブソングができるまで.jpg

原題: Music and Lyrics
2006年 アメリカ
監督・脚本 : マーク・ローレンス
出演 : ヒュー・グラント/ドリュー・バリモア/ブラッド・ギャレット/キャンベル・スコット

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80年代に爆発的な人気を博した5人組、“PoP”のメンバーだったアレックス。
しかし、解散後に発売したソロアルバムが泣かず飛ばず。
今では、過去のスターとなっていた。
ある日、若者に絶大な人気を誇るシンガー、コーラ・コーマンからアレックスに、曲の依頼が入る。
またとない復活のチャンスだが、曲を書くのは10年ぶりで、作詞が出来ない。
そんな時、自宅の植木係りとして雇ったソフィーに作詞の才能があることに気が付く・・・
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ヒュー・グラントといえばちょっと気弱でダメな男という役柄がぴったりとくる。
それにドリュー・バリモア。
「チャーリーズ・エンジェル」としてはいまいちだが、こういうちょっとドジっぽい女性役ははまり役ではないかと思わせられる。
そんな二人が組んだラブコメである。

現代は「音楽と歌詞」。
なんとも味気ないタイトルであるが、ストーリーからすると邦題である「ラブソングができるまで」の方がしっくりとくる。
いつもは首を傾げたくなるような邦題が多いが、これは成功例だと思う。

主人公のアレックスは元アイドルスター。
今は「あの人は今」のコーナーにしか呼ばれる事もなく、地方のドサ周りが主な収入源となっている。
そんな彼が自分の大ファンであったというコーラ・コーマンから曲作りを頼まれるという大チャンスを得る。

植木の世話係としてやってきたソフィーと曲作りをしながら、だんだんと二人の間に・・・というパターンはお決まりだ。
だが、そんな王道ストーリーでも示唆に富むシーンがある。
アレックスも天下のコーラも「人気取り」という恐怖の前に我を失っている。
アレックスはとにかく曲が採用されればいいと思い、コーラのおかしな考え方にもただYESと言い続けるだけ。

また自らが過去に出したCDもソフィーから言わせると「いかにも大衆に受けそうなものを作ったというのがミエミエ」だという。
コーラでさえも大衆はダンスを欲していると考え、バラードでさえもダンスアレンジをしようとする。
ソフィーはそんなふたりに「信念のない曲はだめだ」と堂々と主張するのである。

確かに大衆ははやりの音楽に心を動かされるのではなく、心に訴えかけるものが強い音楽にこそ心を動かされるのだ。
そうして出来上がった作詞ソフィー、作曲アレックスの曲、「Way back into love」。
これが結構いい曲だったりする。
真面目に売り出したら大ヒットしたのではないかと思うのだが・・・

ラブコメによくあるようにアレックスにも欠点があり、ソフィーにも辛い経験がある。
ドタバタの中で自然と惹かれあい、誤解から別れ話になる。
数え上げてみればお決まりのパターンが散りばめられているのだが、「Way back into love」の曲の良さと二人の俳優の持ち味がブレンドされて、観終わったあとにはじんわりと心に暖かいものが広がる。
二人の作り出す曲をもっともっと聴いてみたくなる映画だ・・・


評価:★★★☆☆



posted by HH at 10:22 | 東京 ☁ | Comment(0) | TrackBack(0) | コメディ/ラブコメ
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