2015年03月21日

【マッチポイント】My Cinema File 1391

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原題: Match Point
2005年 イギリス
監督: ウディ・アレン
出演: 
ジョナサン・リース=マイヤーズ:クリス
スカーレット・ヨハンソン:ノーラ
マシュー・グッド:トム・ヒューイット
エミリー・モーティマー:クロエ・ヒューイット
ブライアン・コックス:アレックス・ヒューイット
ペネロープ・ウィルトン:エレノア・ヒューイット
ユエン・ブレムナー:ダウド捜査官

<シネマトゥデイ>
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ニューヨーク派の名匠ウディ・アレンが初めてロンドン・ロケを敢行したサスペンス。イギリスの上流社会を舞台に、持ち前の野心で地位と財産を手に入れる男の運命を描く。運命に翻弄される主人公を演じるのは、『アレキサンダー』のジョナサン・リース・マイヤーズ。彼をとりこにする奔放なアメリカ人女性を『アイランド』のスカーレット・ヨハンソンが演じる。先の読めないサスペンスの魅力とウィットに富んだ語り口が融合した贅沢な作品。
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ウッディ・アレン監督作品というと、いまだに『マンハッタン』(My Cinema File 1122)のイメージが残っているが、近年では『ミッドナイト・イン・パリ』(My Cinema File 1074)のような作品もあるし、個人的にはイメージが変わりつつある。この作品は、『ミッドナイト・イン・パリ』(My Cinema File 1074)よりも古い作品であるが、これまで観ずにきていたもので、これもウッディ・アレンのイメージとは離れたサスペンス・テイストの映画である。

主人公は元テニス・プレーヤーのクリス。腕を活かして上流階級人々が会員となっているテニスクラブのコーチとなる。そこでトム・ヒューイットと出会う。トムはセレブ家庭の出身で、クリスを気に入った彼は、家族に引き合わせる。そこでトムの妹のクロエに見染められ、交際することになる。さらにはクロエの父親の会社に雇われ、みるみる出世していく。典型的な「逆玉の輿」である。

傍から見ていると、まったく羨ましい限りなのであるが、そんなクリスの前に現れたのが、女優志望のノーラ。トムのフィアンセであるが、クリスはその美貌にたちまち引き込まれてしまう。クロエと結婚し、会社でも重要なポジションを獲得し、高給を得て運転手付きの生活を送るクリスであり、そんな“危険”を冒すのは、誠に理に適わない。されど、それが人間のなせるわざなのであろう。

ノーラはトムの母親に嫌われ、やがてトムとの婚約も解消される。
ノーラも姿を消し、トムもそのままであれば平穏な生活に戻れたのであろうが、ある日トムは偶然ノーラと再会する。そしてまた官能の炎が燃え上がる。

クリスもセレブな生活と、官能ボディの愛人とで、そのままであれば良かったが、なんとノーラが妊娠してしまう。このあたりはクリスもガードが甘い。
ノーラは堕胎を拒絶し、クリスに責任を問うてくる。

ここに至り、クリスも冷静に計算する。
ノーラを選べば、夜は最高かもしれないが、収入も地位も何もかも失うことになる。
かと言って、ノーラを切り捨てるのも簡単ではない。
離婚を迫るノーラに、クリスは追いつめられていく・・・

追いつめられたクリスのとった行動。
観ていてハラハラドキドキ。
そして予想を裏切る結末。
こういう結末でいいのかと思うも、その意外性がウッディ・アレンなのかもしれない。

ネットに当たったボールが相手のコートに落ちるのか、自分のコートに落ちるのか。
冒頭のクリスの独り言が、ラストに響いてくる。最後まで息の抜けない展開。
こんなウッデイ・アレンもあったのか、と思わされる一作である・・・


評価:★★☆☆☆








posted by HH at 11:19| 東京 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | スリリング | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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