2015年12月20日

私の男 

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2013年 日本
監督: 熊切和嘉
出演: 
腐野淳悟 - 浅野忠信
腐野花 - 二階堂ふみ(10歳:山田望叶)
田岡 - モロ師岡
大塩小町 - 河井青葉
美郎の先輩 - 三浦誠己
タクシー会社の事務員 - 広岡由里子
大輔 - 三浦貴大: 花の婚約者
尾崎美郎 - 高良健吾
大塩 - 藤竜也

<映画.com>
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作家・桜庭一樹による第138回直木賞受賞作を、「海炭市叙景」「夏の終り」の熊切和嘉監督が映画化。孤児になった少女と、彼女を引き取った遠縁の男が、内に空虚を抱えながらも寄り添うようにして生きる姿を、北海道の雄大な自然を背景に描き出した。浅野忠信と二階堂ふみが主演し、共演にも高良健吾、藤竜也らが実力派が顔をそろえている。10歳で孤児となった少女・花は、遠縁の男・淳悟に引き取られる。ともに孤独な2人は北海道紋別の平穏な田舎町で暮らしていたが、ある日、流氷の上で起こった殺人事件が報じられる。そのニュースを聞いた2人は、逃げるように町を後にするが……。
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冒頭、北海道奥尻島の地震・津波被害で一人の少女が生き残る。
家族とはぐれ、たった一人であるが、泣くこともなく避難所の中で過ごす様子は、まだ幼くてよくわかっていないのだろうかなどと想像させられる。
そこで出会った一人の男淳悟。
男は少女を引き取ることにし、車に乗せて連れ帰る。

時を経て少女だった花は中学生に成長している。
淳悟は小町と付き合っているが、どうも途中からうまくいかなくなる。
画面だけ観ていても細かい感情はよく分からない。
この辺り、もう少し互いの気持ちがわかるような配慮が欲しかった。

やがて花は高校生となる。
父の淳悟とは依然として二人暮らし。
淳悟は定期的に船に乗り、花はその間、一人で留守番をすることとなる。
仕事から帰ってきた淳悟と花が道端で口づけを交わす。
「おいおい」と思っていると、なんと翌朝朝食の場で、そのまましてしまう。
これは「そういう映画か」とタイトルの合点が行く。

禁断の関係になってしまった淳悟と花。
その秘密を守るために、事件が起こる。
逃げるようにして東京へ移る二人。
二人を追ってきたのは、警察の田岡・・・

孤児となった花が淳悟に引き取られ、そして嫁いでいく日までの物語。
ストーリーは静かに続いていく。
中学生からOLまで、違和感なく演じた二階堂ふみ。
『ヒミズ』ですでに「タダモノではない」感を漂わせていたが、この映画でもそれを遺憾なく発揮。
浅野忠信の物静かさといいコンビである。

原作は直木賞受賞作品らしい。
原作を読めばこの映画で「語られなかった」部分もかなり明らかになる気がする。
全体的に暗い映画なのであるが、「怖いもの見たさ」的な好奇心が湧いてくる。
もっとこの世界を味わってみたいと・・・

あちらこちらにある「分かりにくさ」。
映画だけではどうしても限界があるのだろう。
原作も読んでみたくなる一作である・・・


評価:★★☆☆☆





posted by HH at 21:02 | 東京 ☁ | Comment(0) | TrackBack(0) | ドラマ
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