2016年01月04日

第三の男

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原題: The Third Man
1949年 イギリス
監督: キャロル・リード
出演: 
ジョゼフ・コットン: ホリー・マーチンス
アリダ・ヴァリ: アンナ・シュミット
オーソン・ウェルズ: ハリー・ライム
トレヴァー・ハワード: キャロウェイ少佐
バーナード・リー: ペイン軍曹
パウル・ヘルビガー: 門衛

<Movie Walker解説>
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「ホフマン物語」のアレクサンダー・コルダと、「白昼の決闘」のデイヴィッド・O・セルズニックが協同で提供する一九四九年作品で、カンヌ国際映画祭グラン・プリを受賞した。戦後イギリス文壇で代表的な位置に立つカソリック作家グラハム・グリーンが映画のために原作を書卸し、自ら脚色、これを「邪魔者は殺せ」のキャロル・リードが監督、同時に製作も担当している。撮影は「邪魔者は殺せ」のロバート・クラスカー、装置は「バグダッドの盗賊(1940)」のヴィンセント・コルダ他の担当である。なお音楽はこの映画のためにウィーンのジッタア演奏家アントン・カラスが作曲、自ら演奏したものが唯一の伴奏となっている。主演は「旅愁」のジョゼフ・コットン、「白銀の嶺」のヴァリ、「黒ばら」のオーソン・ウェルズ、「黄金の龍」のトレヴァー・ハワードで、以下「会議は踊る」のパウル・ヘルビガー、バーナード・リー、エルンスト・ドイッチ、エリッヒ・ポントらが助演する。
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古い映画も積極的に観ていこうと思っているが、今回はこれも名画に数えられる作品。
何とイギリス映画であった。
タイトルだけは知っていたものの、内容については全くの未知。
有名なだけにあって、ちょっと期待して観たのである。

舞台は、終戦間もないウィーン。
戦勝4カ国による分割統治下にあり、そこへ主人公のホリー・マーチンスがやってくる。
友人のハリー・ライムから仕事の依頼を受けたものであり、仕事を欲していたホリーは喜び勇んでやってきたのである。
ところが、到着早々聞かされたのはハリーが交通事故で死んだということ。
ハリーの葬儀に参列したが、ホリーは途方にくれる。

そんなホリーに話しかけてきたのはイギリス軍のキャロウェイ少佐。
少佐は、ハリーが極悪人だと告げるが、信じられないホリーは独自に事故について聞き込みをする。
その結果、門衛に事故当時、現場に正体のわからない“第三の男”がいたことを知る。
さらにハリーの恋人であった女優のアンナと出会い、共にこの“第三の男”を探すことにする。

こうしてタイトルの意味が明らかになり、ホリーとアンナと二人だけの捜索が始まる。
しかし、重要な目撃証言を持っていた門衛は、何者かに殺害される。
そしてアンナは偽造パスポートで入国しているのがばれてしまい、ソ連のMPに連行される。
さらには、信用していたハリーの悪事も判明する・・・

この映画は、カンヌ映画祭でグランプリを取り、その後長く名作と評価されているが、正直言って観た感想としては、その理由はよく分からない。
映画通ならその理由を語ってくれるのかもしれないが、単純に観たまま判断を旨とする私としては、どこが面白いのだろうかという感じである。

ストーリーとしては、謎解きの要素もありサスペンス映画となっているが、背景に流れる軽快な音楽はとても内容に似つかわしくなく、コメディか何かであるかのようである。
当時のそれが流行なのかスタイルなのか、この似つかわしくない音楽が、これでもかというくらいに流れ続ける。
おかげで耳にこびりついてしまったが、もっと重厚感溢れる音楽にしたら、もっと映画の雰囲気も変わるだろうと思う。

ハリー役で登場するのは、オーソン・ウェルズ。
昔、英語の教材でお世話になったが、この映画では口ひげもなく、重厚な語り口も影を潜めている。
言われなければ当然わからない。
それ以外は、もう今では知らない俳優さんたちである。

印象的だったのは、最初と最後の葬儀のシーンだろうか。
同じような葬儀なのだが、参列者の心中は別。
それはまた観る者もそうなのであるが、なかなか味のあるシーンであった。
それと対照的だったのは、唯一知っていた観覧車のシーン。
これはどうして有名なのか、よくわからなかった。

古い映画は、有名なほど期待も大きくなってしまう。
それが今回は少し強かったかもしれない。
時代の変化という影響もあるかもしれない。
これに懲りず、また別の映画にもチャレンジしてみたいと思うところである・・・

評価:★★☆☆☆





posted by HH at 19:56 | 東京 ☀ | Comment(0) | TrackBack(0) | サスペンス
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