2017年01月07日

ローグ・ワン スター・ウォーズ・ストーリー

ローグ・ワン スター・ウォーズ・ストーリー.jpg

原題: Rogue One: A Star Wars Story
2016年 アメリカ
監督: ギャレス・エドワーズ
出演: 
フェリシティ・ジョーンズ:ジン・アーソ
ディエゴ・ルナ:キャシアン・アンドー
アラン・テュディック:K-2SO
ドニー・イェン:チアルート・イムウェ
チアン・ウェン:ベイズ・マルバス
ベン・メンデルソーン:オーソン・クレニック
フォレスト・ウィテカー:ソウ・ゲレラ
リズ・アーメッド:ボーディー・ルック
マッツ・ミケルセン:ゲイレン・アーソ
ジミー・スミッツ:ベイル・オーガナ議員

<映画.com>
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「スター・ウォーズ」シリーズの『エピソード3 シスの復讐』『エピソード4 新たなる希望』をつなぐ、これまで語られることのなかった物語を映画化。『エピソード4 新たなる希望』でレイア姫がR2-D2に託した帝国軍の最終兵器「デス・スター」の設計図は、いかにして反乱軍の手にもたらされたのかを明らかにする物語となり、一匹狼のヒロイン、ジン・アーソが、反乱軍の仲間とともに、帝国軍からデス・スターの設計図を奪う決死のミッションに挑む姿が描かれる。主人公ジン・アーソ役は「博士と彼女のセオリー」でアカデミー主演女優賞にノミネートされたフェリシティ・ジョーンズ。監督は2014年のハリウッド版『GODZILLA ゴジラ』のギャレス・エドワーズ。
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昨年、シリーズ最新作(『フォースの覚醒』)が公開されたシリーズであるが、早くもその続きかと思ったらスピンオフ作品だという。シリーズのスピンオフと言えば、「エンドア」という映画があった。これは本筋とは関係のないスピンオフだったが、この映画は『エピソード3 シスの復讐』『エピソード4 新たなる希望』をつなぐもので、スピンオフというより「正史」にしてもいいもののような気もする。何れにせよ、楽しみにしていたものである。

『エピソード3 シスの復讐』の後の時代。おそらく帝国を脱出し他のであろう、静かに暮らしていた技術者のゲイレン・アーソの元に帝国軍の兵士がやってくる。覚悟を決めたゲイレン・アーソは、家族を逃がそうとするが、妻は殺され、自身は帝国へと連行される。一人娘ジンは父の友人ソウ・ゲレラに助けられ生き延びる。

時を経て成長したジンは、帝国軍に犯罪者として捕まっているが、反乱軍に救助される。その目的はゲレラとのコンタクト。時に帝国軍は、究極兵器デス・スターを完成させつつあり、デス・スター開発の主要人物であるゲイレン・アーソは、デス・スターの重要情報をパイロットのボーディー・ルックに託して脱走させていた。ボーディーは惑星ジェダにて反帝国勢力を率いているゲレラに面会するが、長年の戦いで疑心暗鬼に陥っていたゲレラには信用されず、拘束されていた。

反乱軍のキャシアン・アンドーと元帝国軍ドロイドであるK-2SO(K-2)は、ジンとともにジェダへと向かう。そこでキャシアンとジンは、かつてジェダの寺院の守護者を務めていたチアルート・イムウェとベイズ・マルバスに出会う。ゲレラと再会したジンは、父ゲイレンがデス・スター開発に協力するフリをして構造に致命的な弱点を仕込んでいたことと、その弱点を記した図面データは惑星スカリフにあることを知る・・・

こうして物語は進んでいく。冒頭で、妻を眼の前で殺されたゲイレンがなぜ帝国軍に協力していたのか。そこにはきちんとした理由があって、物語を振り返ると実はその考えがのちに大きな影響を与えているのだとわかる。主人公はそんなゲイレンの娘ジンであるが、彼女一人がヒロインとなって活躍するというわけではなく、一人一人の登場人物たちの力が繋がって大きな力となっていくのである。

デス・スターの弱点を掴んだ反乱軍だが、その実態は一枚岩ではなく、抵抗を諦める勢力もいて作戦は宙に浮く。されど父のメッセージを託されたジンはチアルートら4人だけで設計図を盗み出そうとする。しかし、そこにキャシアンらこの日のために自分を殺して命令に従ってきたメンバーが加わる。無断で出撃する彼らに対して、管制塔はコードネームを問いかけ、ボーディーはとっさに、ならず者らで構成された自身らを指して「ローグ・ワン」と名乗る。

彼我の戦力差を考え、抵抗を諦めるというのも一つの考え方であるが、圧倒的不利な状況でもなお信念をもってやり遂げるという行為は心を動かすものがある。反乱軍の一人一人の力は微弱であるが、それが合わされば一つの大きな力となる。どのピースが欠けても事はなしえない。ボーディーがいなければスカリフのシールドは通過できなかっただろうし、反乱の一方を聞きつけ評議会での議決を経ずに独断で出撃したラダス提督がいなくてもしかりである。

そうして入手した設計図が、奇跡のような連携で受け渡される。それはラグビーの試合での敵のディフェンスを抜く絶妙なパスのようであり、名もなき兵士たちの連携はダース・ベイダーの強力なフォースも届かない。『エピソード4 新たなる希望』のドラマの直前にこんな物語があったとは、と思わざるを得ない。

 随所で、「反乱軍は希望で成り立っている」ということが語られる。これがこのドラマのキーワード。そしてそれが『新たなる希望』へと繋がっていく・・・やっぱりただのスピンオフにしておくのは惜しいと思う。「正史」として扱いたい物語である・・・


評価:★★★★☆






posted by HH at 21:15 | 東京 ☀ | Comment(0) | TrackBack(0) | SF/近未来ドラマ
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