2017年04月04日

ラスト・デイズ

ラスト・デイズ.jpg

原題: Los ultimos dias
2013年 スペイン
監督: デビッド・パストール/アレックス・パストール
出演: 
キム・グティエレス: マテオ
ホセ・コロナド: エリック
レティシア・ドレラ: フリオ

<シネマトゥデイ>
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『REC/レック3 ジェネシス』の製作総指揮、アルベルト・マリーニと、『フェーズ6』のダビ、アレックス・パストール兄弟監督がタッグを組んだパニックスリラー。人々が外に出られなくなるパンデミックで社会が崩壊した終末世界を舞台に、隔離生活を余儀なくされた男たちが暴徒や災害などさまざまな試練に襲われながら、命懸けで愛する人を捜すさまを描く。『ヒドゥン・フェイス』のキム・グティエレス、『悪人に平穏なし』のホセ・コロナドらが出演。
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 物語は、とあるオフィスビルの地下で何やら穴を掘る作業をする人々を描くところから始まる。配給制のような食事。そしてついに穴は地下鉄のトンネルまで開通する。主人公のマテオは、人事部のエリックが車から取り出したGPSを持っているのを目ざとく見つけ、協力を申し出る。そしてその申し出を受けるエリック。

 そこで一転して物語の舞台は少し前に戻る。そこは普通の秩序に溢れる社会。マテオはセキュリティ・プロトコルの責任として働いている。そこに現れたのは、最近新たに着任した人事部のエリック。エリックは会社から大幅な人員削減の命を受けており、社員の粗さがしをしては解雇の対象としていたが、マテオも目をつけられた様子であった。

 解雇を免れようと、連日必死で作業に没頭するマテオ。しかし自宅に帰ると、そこには内縁の妻・フリアがいて、フリアは子供を欲しがっている。解雇の危機に直面しているマテオには、とてもそんな余裕はなく、諍いになってしまう。何事もなければ、平穏な世界の平穏な日常の一コマである。

 そんな世界に破滅の危機が忍び寄る。最初は、半年も自室に引き籠っている少年が自殺の予告動画をネットにアップした後、自殺するというニュース。そしてあちこちで屋内に引き籠る人々の話が聞こえてくる。マテオのアパートの隣人も同様であり、驚いたことに社内でも長期に渡って自宅に帰らず、ずっと会社内で生活している者が発見される。そして強制的に社外へ出された途端、その人物はパニック症状に陥り死亡してしまう。

 こうして謎のパニック症が人々の間に広まり、ある日とうとう会社に出社したマテオも社内で発症してしまう。フリアと朝口論したこともあり、慌てて帰宅しようとするも会社から一歩も出られなくなっている。そうして冒頭のシーンとなり、それぞれ事情を抱えたマテオとエリックは、互いの対立を超え協力して家族の元へ向けてトンネル内へと足を踏み入れる・・・

 人類が崩壊の危機に瀕するというパニック映画は数多いが、これもその一つ。なぜか「外へ出られない」という設定がユニークである。原因も対策も何もわからない。これは「そういうものだ」と思って観る他ない。そうした世界では、しばしば秩序が崩壊する。食料の生産と流通もストップするから、食料を巡っての争いはそのまま殺し合い・生き残り闘争となる。そんな崩壊した街の地下をマテオとエリックはGPSを頼りに歩いていく。

 病気ならワクチンが開発されて終わるのだろうが、ここではそれが治る気配もない。真面目に考えていけば粗の目立つ映画であるが、そこは目を瞑る。どういう結末なのだろうと想像していたら、それは意外なものであった。まぁある程度希望を持たせないといけないし、それはそれでいいのかもしれない。ただ、よくまとまってはいるものの、面白いかと問われればどうだろう。難しいところである。

数多く映画が創られている中で、こういう作品もありだろうと思わされる映画である・・・


評価:★★☆☆☆





posted by HH at 00:00 | 東京 ☁ | Comment(0) | TrackBack(0) | その他の国の映画
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