2008年01月06日

キングコング

kingkong2.jpg

原題: King Kong
2005年 アメリカ
出演: ナオミ・ワッツ/ジャック・ブラック/エイドリアン・ブロディ

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1933年ニューヨーク。
野心家の映画監督カール・デナムは、かつてない冒険映画を撮り、映画界をあっと言わせたいという野望を持っていた。
ある日、「映画の撮影がある」と言って、脚本家のジャックと美しい新人女優アンを誘い、撮影クルーとともに航海に乗り出す。
船が到着したのは、幻と呼ばれていた孤島(スカル・アイランド)だった。
樹木がうっそうと生い茂る中で、島に生息する想像を絶する生き物たちを目撃する・・・
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私事だが、小学校6年の時に初めて映画館での洋画デビュー。
その年の暮に公開されて見に行ったのがジェシカ・ラング主演の「キング・コング」。
当時は1933年に公開された映画のリメイクという事であった。
小学生ながらストーリーに感激し、印象に残っている1本である。
というわけでこれも楽しみにしてみた。

本作は「1933年版のスタッフに捧げる」というエンドクレジットにあるが、1933年版そのもののリメイクのようである。
「1976年版」は時代は現代(当時)に再設定され、最後にコングが登るビルもエンパイアーステートビルではなく、(今はなき)世界貿易センターのツインビルであり、コングに襲い掛かる複葉機も武装ヘリに置き換えられていた。

本作の舞台は再び1930年代。
大恐慌の時代である。
世界にはまだ未知の場所があった時代。
映画を撮影する一行がたどり着いた島には恐竜やら巨大な魚・昆虫がうようよといる。
さすがに最新の映像技術のなせる業、すべてがリアルに迫ってくる。
それも見所の一つだ。

ただそうしたシーンに多くが割かれているせいか、美女アンとコングの交流が急ぎすぎているように思えた。
「1976年版」では次第にコングに惹かれていくアンの様子が丁寧に描かれていたように思う。
コングの捕獲・運搬方法も1976年版の方が説得力がある。

ラストはやっぱりエンパイアーステートビル。
当時既にこれだけのものが建てられていたのはやはりすごい事だ。
日本が戦争で負けるわけだ。
ビルのてっぺんで見るマンハッタンの朝焼けに故郷の島の夕焼けを思い起こすシーンは印象的だ。

そして残酷なハイライトの複葉機との戦闘シーン。
世界一のビルと空をも制する人間の技術。
大自然を征する人間の力とその傲慢。
冒険と愛の物語。

いろいろなものが入り混じっていて、見る角度によって感じ方もいろいろだ。
1933年当時は空前のヒットとなったらしいが、この「現代版」もその輝きは十分に感じられる。


評価:★★★★☆
posted by HH at 16:52 | 東京 ☀ | Comment(0) | TrackBack(0) | SF/近未来ドラマ
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