2017年03月04日

X−MEN:アポカリプス

X−MEN:アポカリプス.jpg

原題: X-Men: Apocalypse
2016年 アメリカ
監督: ブライアン・シンガー
出演: 
ジェームズ・マカヴォイ:チャールズ・エグゼビア / プロフェッサーX
マイケル・ファスベンダー:エリック・レーンシャー / マグニートー
ジェニファー・ローレンス:レイヴン・ダークホルム / ミスティーク
オスカー・アイザック:エン・サバ・ヌール / アポカリプス
ニコラス・ホルト:ハンク・マッコイ / ビースト
ローズ・バーン:モイラ・マクタガート
エヴァン・ピーターズ:ピーター・マキシモフ / クイックシルバー
ソフィー・ターナー:ジーン・グレイ
タイ・シェリダン:スコット・サマーズ / サイクロップス
ルーカス・ティル:アレックス・サマーズ / ハボック
コディ・スミット=マクフィー:カート・ワグナー / ナイトクローラー
アレクサンドラ・シップ:オロロ・マンロー / ストーム

<シネマトゥデイ>
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ヒットシリーズ『X-MEN』の第6弾にして完結編。数千年の眠りから目覚めて人類に新しい秩序をもたらそうとするミュータントのアポカリプスに、プロフェッサーXらX-MENが立ち向かっていく。監督は、シリーズ第1作、第2作、第5作も手掛けたブライアン・シンガー。『フィルス』などのジェームズ・マカヴォイを筆頭に、マイケル・ファスベンダー、ジェニファー・ローレンス、オスカー・アイザックと実力派スターが結集する。VFXを駆使した壮絶なバトル描写の数々に加えて、X-MEN結成をめぐるエピソードにも注目。
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 息の長いシリーズになっているが、個人的にも気に入っているので、欠かさず観ているシリーズ最新作。今回は古代エジプトに遡る。ミュータントであるエン・サバ・ヌールは人々を支配している。彼は自分が老いると、他のミュータントの体に自分の魂を移して生きながらえている。しかしまさに魂をうつす儀式を行おうとしたところ、反乱に遭いピラミッドに生き埋めになってしまう。そして月日が流れる。

 時に1983年、前作(『X-MEN: フューチャー&パスト』)から10年後の世界。カイロに潜入しているCIAエージェントのモイラ・マクタガートは、あるグループが崇拝していた遺跡から「エン・サバ・ヌール(アポカリプス)」が目覚めるところを目撃する。カイロの下町を歩き回ったアポカリプスは、窃盗で生き延びてきた少女オロロ・マンローの能力を増幅させ、配下におく。

 アポカリプスは、「黙示録の四騎士」を従えるという言い伝えがあったが、その通りに自身の配下に見合うだけの実力を持つ残り3人のミュータントを探し始める。一方、冷戦下の東独では、「ミスティーク」ことレイヴンが、地下で行われるファイト・クラブでチャンピオンに君臨する翼が生えたミュータントの「エンジェル」を見つける。そして次の対戦者として連れてこられたのは、瞬間移動の能力を持つカート・ワグナーであり、レイヴンはこれを助け出す。

 アポカリプスは、東独で剣を操るサイロック、ファイト・クラブから逃げ出したエンジェルを配下につける。一方、前作のキューバ危機の際に戦った「ハボック」ことアレックス・サマーズの弟スコットが、ハボックと同様に赤い破壊エネルギーを目から放つ能力に目覚める。プロフェッサーXことチャールズ・エグゼビアの「恵まれし子らの学園」に連れてこられたスコットは、そこで強力なテレパスであるジーン・グレイと知り合う。

 こうして悪の主人公であるアポカリプスが、その強大な力を元に再び世界を支配しようとするのに対し、チャールズが中心となったミュータントが世界の危機に際し、共闘していくのが、今回のストーリー。チャールズに対するもう一人の重要人物マグニートーは、その能力を隠し妻と娘と暮らしているが、ふとしたことから能力がバレ妻子を失うことになるなど、後のシリーズにつながる過去が明らかにされていく。

 『スターウォーズ』シリーズのように、最初の三部作のあと過去に戻って新たな三部作が展開されているが、この作品は都合第6作目であり過去に戻ったシリーズの3作目となる。それはまさに『スターウォーズ』シリーズと同じであり、それを十分意識しているのであろう、劇中でも『ジェダイの帰還』を鑑賞するシーンが出てくるが、ご愛敬だろう。

 マグニートーは善と悪とがころころ変わり、ミスティークもこの三部作では完全に善玉であり、そうした部分も面白いところである。中心キャラクターと言ってもいいウルヴァリンもとりあえず登場するが、ワンシーンだけなのはちょっと残念な気もする。後のシリーズ(最初の三部作)につながるキャラクターが登場するのも本作の魅力とも言える。若々しいチャールズがどうしてのちに禿げ頭になるのかが明らかにされるのは、個人的にウケたところである。

 とりあえず区切りが良いということで、この三部作はこれで終わりなのだろう。そう思って余韻に浸っていたら、エンドクレジットの最後にまたもやto be continued的なシーンが出てきた。ウェポンXとは何なのであろうか。「ESSEX」というロゴは今度のキーワードなのだろうか。いずれにせよ「次」があるということ。それを楽しみに待ちたいシリーズである・・・


評価:★★★☆☆




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2017年02月03日

ミュータント・タートルズ

ミュータント・タートルズ.jpg


原題: Teenage Mutant Ninja Turtles
2014年 アメリカ
製作: マイケル・ベイ
監督: ジョナサン・リーベスマン
出演: 
ピート・プロゼック/声:ジョニー・ノックスビル:レオナルド
アラン・リッチソン:ラファエロ
ノエル・フィッシャー:ミケランジェロ
ジェレミー・ハワード:ドナテロ
ダニー・ウッドバーン/声:トニー・シャルーブ:スプリンター
ミーガン・フォックス:エイプリル・オニール
ウィル・アーネット:ヴァーン・フェンウィック
ウーピー・ゴールドバーグ:バーナデット・トンプソン
ウィリアム・フィクナー:エリック・サックス
トオル・マサムネ:シュレッダー

<シネマトゥデイ>
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忍者の扮装をしたカメのヒーローたちの活躍を描き、アメコミやアニメ、映画化で人気を博した作品を、マイケル・ベイ製作で実写映画化したアクション。ニューヨークの地下道に暮らし、悪から街を守るべく戦うタートルズたちの勇姿を活写する。メガホンを取るのは、『世界侵略:ロサンゼルス決戦』『タイタンの逆襲』などのジョナサン・リーベスマン。『トランスフォーマー』シリーズなどのミーガン・フォックスや、『俺たちフィギュアスケーター』などのウィル・アーネットなどが出演する。ベイらしい迫力満点のアクションシーンが期待できる。
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先日、うっかり『ミュータント・ニンジャ・タートルズ:影<シャドウズ>』を観てしまったが、本来であればこちらが先。と言ってもそれぞれ独立して楽しめるので、順序が前後したからといっておかしなことはない。

チャンネル6のレポーターであるエイプリル・オニールは、野心に満ち溢れているが、任される仕事は重要性の低いものばかり。フラストレーションを抱えながらチャンスをもらっているが、ある晩ニューヨーク市の港で犯罪シンジケート「フット団」の構成員達が盗みの最中、何者かにそれを阻止される場面を目撃する。その鮮やかな手口に興奮し、さっそく上司に訴えるも確たる証拠が無いため信じてもらえない。一方、「フット軍団」のボス・シュレッダーは、部下たちに自分たちの仕事を妨害した謎の者たちの正体を探ることを命じる。

次のチャンスを狙うエイプリルの前に、また事件が起こる。地下鉄から逃げ惑う人々に遭遇するとし、エイプリルは逃げる人々に逆らって現場に向かう。そしてフット軍団に捕らわれるも、突如現れた謎の4人組がフット軍団を叩きのめし、SWATの到着と入れ替わりに去っていく。エイプリルは、必死に跡を追い、そして彼らの姿を撮影する。そこに現れたのは、人語を喋る亀。そして彼らの住かにいた師匠は、人語を喋る鼠だった・・・

 シリーズのイントロとしては、まぁこんなものなのかもしれない。『スパイダーマン』シリーズもそうであったように、このシリーズも過去のシリーズとは切り離して新たにスタートということのようである。亀たちの正体は、エイプリルが子供の頃飼っていた亀で、エイプリルの亡き父が何やら実験に使ったようなのである。それがどういう経緯で大きくなったのかは、明らかにされないが、まぁいいのだろう。「忍者」とあるように、日本の忍者をかなり意識したヒーローである。

亀ということで、重い(?)甲羅を背負っているのだが、それを時にうまく利用して軽快に動く。フット軍団を叩きのめすアクションもスカッとさせてくれる。フット軍団のドン、シュレッダーは何やら重装備でなんと亀たちよりも強い。このあたり「なんでだろ〜」と疑問が頭から離れずに困ってしまう。それでも最後は正義が当然のごとく勝つ。続編の方を先に見てしまったが、それはそれで良しとしたい。

この手のものは、何と言っても安心して気楽に観られる良さがある。次があるのかないのかわからないが、あるなら迷わず観たいと思う一作である・・・


評価:★★☆☆☆




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2016年12月27日

ミュータント・ニンジャ・タートルズ:影<シャドウズ>

ミュータント・ニンジャ・タートルズ:影<シャドウズ>.jpg

原題: Teenage Mutant Ninja Turtles: Out of the Shadows
2016年 アメリカ
監督: デイブ・グリーン
出演: 
ピート・プロゼック:レオナルド/声:ジョニー・ノックスビル
アラン・リッチソン:ラファエロ
ノエル・フィッシャー:ミケランジェロ
ジェレミー・ハワード:ドナテロ
ダニー・ウッドバーン:スプリンター/声:トニー・シャルーブ
ミーガン・フォックス:エイプリル・オニール
スティーヴン・アメル:ケイシー・ジョーンズ
ウィル・アーネット:ヴァーン・フェンウィック
ウィリアム・フィクナー:エリック・サックス
ブライアン・ティー:シュレッダー

<シネマトゥデイ>
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4人組のカメ忍者が活躍する人気ヒーローシリーズを実写映画化した『ミュータント・タートルズ』の続編。タートルズの面々が世界を救うため、ニューヨークの街を飛び出し力を発揮するさまを、カーアクションや迫力あるアクロバティックシーンと共に描き出す。前作に続きヒットメーカーのマイケル・ベイが製作を務め、ヒロインのミーガン・フォックスが続投。『アース・トゥ・エコー』などのデイヴ・グリーンがメガホンを取る。
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 リーダーのレオナルド、熱血漢のラファエロ、ムードメーカーでピザが大好きなミケランジェロ、メカに強いドナテロの4兄弟からなるニンジャ・タートルズ。以前映画化されていたが、それがまた復活したようである。さらにその復活シリーズの第一作を見逃していたということも、この映画を観て気付かされる。

どうやら第一作で、タートルズと戦い、そして捕らえられたと思われるシュレッダーが、マッドサイエンティストのストックマン博士の手助けで脱走する。同じ護送車にいたビーバップとロックステディも行動を共にする。タートルズは、エイプリルの働きで脱走計画を掴んでいたものの、阻止できずに終わる。エイプリルは、ホッケーマスクをかぶったNY市警のケイシー・ジョーンズに助けられ、彼が新たな仲間となる。

脱走したシュレッダーは、ビーバップとロックステディをイノシシとサイのミュータントに変貌させて手下とする。さらには異次元から現れた悪の帝王クランゲと協力し、自身の復活を図る。クランゲは、世界の三ヶ所に分散した異次元装置を組み立てさせ、地球侵略を企てる・・・

タートルズの詳しいプロフィールは忘れてしまったが、まぁわからなくてもそれほど支障はない。今回は正体はよくわからない異次元から来た悪の帝王が相手。異次元からの転送装置をシュレッダーに組み立てさせ、完成された転送装置からクランゲの攻撃装置(デススターみたいなものだろうか)が送られてくる。次々に組み立てが始まり、完成すれば地球も危うい。なんとなく、『マン・オブ・スティール』『トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン』と似たようなストーリーだと感じてしまう。

タートルズの面々にもチームワークの危機があったり、クランゲのパワーは強く、ミュータントは人間の手に負えそうもなく、正義もピンチに陥った方が、ドラマは盛り上がる。映像の迫力はもはや当然の域に入って来ている。既視感のあるストーリーでも、まぁ面白ければいいだろう。ただ、難を言えばシリアスなのかコメディータッチなのかをもう少しはっきりさせて欲しかったと思う。なんとなく中途半端感を感じてしまったのである。

この後、シリーズが続くのかどうかはわからないが、続くのであれば当然フォローしたいと思う映画である・・・


評価:★★☆☆☆




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2016年11月05日

バットマンvsスーパーマン ジャスティスの誕生

バットマンvsスーパーマン ジャスティスの誕生.jpg

原題: Batman v Superman: Dawn of Justice
2016年 アメリカ
監督: ザック・スナイダー
製作: クリストファー・ノーラン
出演: 
ベン・アフレック: ブルース・ウェイン / バットマン
ヘンリー・カヴィル: クラーク・ケント / スーパーマン
エイミー・アダムス: ロイス・レイン
ジェシー・アイゼンバーグ: レックス・ルーサーJr.
ダイアン・レイン: マーサ・ケント
ローレンス・フィッシュバーン: ペリー・ホワイト
ジェレミー・アイアンズ: アルフレッド・ペニーワース
ホリー・ハンター: ジューン・フィンチ議員
ガル・ガドット: ダイアナ・プリンス / ワンダーウーマン
ケビン・コスナー: ジョナサン・ケント

<シネマトゥデイ>
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世界的人気を誇るスーパーヒーロー、スーパーマンとバットマンが互いに全力を尽くしてバトルに挑む姿を描くアクション大作。英雄から一転、悪に傾倒したスーパーマン相手に激しい戦いを繰り広げる人類の最後の希望バットマンとの最終対決を映し出す。二大ヒーローを熱演するのは、『マン・オブ・スティール』に続きヘンリー・カヴィルと『アルゴ』などのベン・アフレック。人知を超えた能力を持つ男たちの死闘の行方も見どころ。
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 この手の映画は、続編だとか新シリーズだとかいろいろあってごちゃごちゃしている。事前に予備知識を持たないまま観る主義の私としては、観始めてしばらくしてから、これが『マン・オブ・スティール』の続編だと気がついた次第である。

 デイリープラネットの記者・ロイスは、アフリカのある武装した部族を取材に来ている。しかし、インタヴュー時に同行したカメラマンのカメラから発信機が見つかり、カメラマンはその場で射殺されてしまう(何故かカメラがフィルムカメラだったりする)。ロイスの身にも危機が及ぶが、ここでなんと部族が突如仲間割れ。ロイスは危機一髪のところを現れたスーパーマンによって救われる。しかし、生き残った部族の女は、スーパーマンによって村が滅茶苦茶にされたと訴える。
 
 一方、物語は『マン・オブ・スティール』のラストに飛ぶ。ゾッド将軍とスーパーマンとの激しい戦いが繰り広げられる中、二人によって破壊される街では人々が逃げ惑う。ブルース・ウェインは、自社のビルに向かうも、無残にビルは崩壊する。部下に避難を指示するも、一人の社員が逃げ遅れ、両足切断の重傷を負う。確かに、『マン・オブ・スティール』を観ていた時は気がつかなかったけれど、あれだけの市街戦をしていれば被害も出ようというものである。

 スーパーマンへの批判が高まる中、フィンチ議員は公聴会にスーパーマンを呼ぶ。会場に現れたスーパーマンだが、フィンチ議員が話し始めた時、仕掛けられた爆弾が爆発する・・・
一方、悪人を退治していくバットマンだが、悪人に残るバットマークの焼印が世間の批判の的となる。そして何事かを企むレックス・コープの社長レックス・ルーサーの不気味な存在。

 この映画のストーリーは、ちょっとわかりにくい。バットマンは、何やらルーサーの良からぬ悪巧みを察知して、謎めいた積み荷を運ぶ集団を追い詰めるが、そこに現れたスーパーマンが、それを阻む。さすがのバットマンもスーパーパワーの前には為す術もない。さらにバットマンが謎の武装集団に襲われて仲間とともに捕らえられ、スーパーマンによって殺されそうになる。それは結局夢だったわけであるが、それがなんだったのか。またルーサーが研究していた「メタ・ヒューマン」てなんなのか。意味のわからないシーンが随所に出てくる。

 それはそれなのであるが、要はスーパーマンを危険だと考え、また悪人退治を阻まれたこともあり、バットマンはスーパーマン退治に乗り出す。「普通の人間」であるにもかかわらず、なかなか大胆なチャレンジである。しかし、ルーサーから横取りしたクリプトナイトが、その可能性に道を開く。スーパーマン、バットマンそしてレックス・ルーサーとが相争う形になるが、ここにさらにまた一人加わってくる。多分それはワンダーウーマンなのであろうが、これも唐突感がある。

 結局のところ、マーベルの『アベンジャーズ』に対抗して、DCコミック版のヒーロー大集合としたかったのかもしれない。そして最後は、正義と悪との対決になっていくのであるが、やっぱり街を破壊する戦いが行われることになる。映画は一旦完結するが、ルーサーの最後の言葉からもあるように、当然この続きはあるのだろう。

 スーパーマンシリーズの出演者は、『マン・オブ・スティール』から続投。なんとケヴィン・コスナーも登場するが、ちょっとだけだ。バットマンは、同じクリストファー・ノーラン製作なのにベン・アフレックに変更。個人的にはクリスチャン・ベールが好きなだけにちょっと残念である。ただ、バットモービルは、さらに一層の完成度を見せていて、この映画のタイプが一番好みである。

 映像の迫力は、もうこの手の映画は言うことなし。ストーリーに不明確さが伴っていたものの、それを凌駕する圧倒的な迫力が満足感を高めてくれる。ヒーロー大集合はそれはそれでいいのだが、個人的には『マン・オブ・スティール』の続編も期待したいと思うのである・・・


評価:★★★★☆




posted by HH at 17:54 | 東京 ☀ | Comment(0) | TrackBack(0) | スーパーヒーロー

2016年05月29日

キカイダー REBOOT

キカイダーREBOOT.jpg

2014年 日本
監督: 下山天
出演: 
入江甚儀: ジロー / キカイダー
佐津川愛美: 光明寺ミツコ
池田優斗: 光明寺マサル
高橋メアリージュン: マリ
鶴見辰吾: ギルバート 神崎 / ハカイダー(声)
長嶋一茂: 光明寺信彦
本田博太郎: 本田宗五郎
原田龍二: 服部半平

<映画.com>
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1970年代に絶大な人気を集めた石ノ森章太郎原作による特撮ヒーロー「人造人間キカイダー」を新たによみがえらせた特撮アクション。人間の手に負えない問題をロボットに解決させる国家プロジェクトを進めていた世界的ロボット工学者・光明寺が、実験中の事故で命を落とした。それから1年後、プロジェクト完遂のカギを握る光明寺の子ども、ミツコとマサルに魔の手が忍び寄る。そこへ光明寺が開発した心を持つロボット、キカイダーが登場。子どもたちを救ったキカイダーは、次第に彼らと心を通わせていくが……。本作が映画初主演となる若手俳優・入江甚儀がジロー/キカイダー役を熱演。オリジナル版でジロー/キカイダー役を演じた伴大介も出演し、新旧主人公が共演する。
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原発事故の影響もあり、ロボットの平和利用を目的とする“ARKプロジェクト”がスタート。主任研究員の光明寺博士と補佐役の神崎は、その考え方を巡って対立する。光明寺博士の造ったジローと神崎の造ったマリが戦い、マリの優勢に気を良くする神崎。しかし、光明寺博士は、ロボットの平和利用が目的であり、戦闘能力の差など気にしない。そんな中、光明寺博士は事故死を遂げる。

光明寺博士には、娘のミツコと息子のマサルがいるが、ミツコはマサルを残し海外の大学への留学することになっている。そんなある日、突然謎の特殊部隊が姉弟を襲う。いずこかへ連れ去られようとしたところに、一人の青年が現れ、あっという間に特殊部隊を一掃する。青年はジローと名乗り、さらに登場した巨大メカを前に、キカイダーに変身する・・・

「人造人間キカイダー」と聞くと、とても懐かしい感覚がある。テレビで放映されていたのは1972年ということであるから、もう40年以上前ということになる。当時テレビで観た記憶があるが、個人的には「仮面ライダー」の方が面白かったと記憶している。たぶん、当時8歳だから、この手の番組からはそろそろ卒業だったのかもしれない。

それにしても40年も前となると、内容などほとんど忘れてしまっている。ギターを弾いていたのと、ギル博士の笛で苦しんでいたこと以外は覚えていない。登場したジロー=キカイダーは懐かしいデザイン。それに一応ギターを背中に背負っている。悪役ギル博士に追いかけられる姉弟に三枚目のネットジャーナリストという組み合わせは、当時流行ったそれのような気がして、古き良き伝統的香りを感じる。

それにしてもなんで今頃キカイダー何だろうという感は拭えない。今どきの若者にウケるとも思えないし、かつての子供たちだってあんまり覚えていないだろうし・・・
ストーリーもこの手の映画にしては当然のことながら「突っ込みどころ満載」で、温かい気持ちでないと観ていられない。子供向けのテレビ番組であればそれも当然なのであるが、大人向けの映画のつもりならちょっと厳しいかもしれない。

しかしながら、女性アンドロイドの高橋メアリージュンの「美しい格闘」は十分鑑賞に堪えうるもので、キカイダーが負けたのも無理はない。ギル博士の笛は出てこなくて(代わりに何やらよくわからないものを手から発信していたが)、それが残念であった。せめて最後はすっきり勝ってほしかったのであるが、不完全燃焼感は否めない。何やら続編を思わせるラストであったが、これで続編が創れるのだろうかと思わずにはいられない。

懐かしさもあまりにも古すぎて今さら感だけに終始。苦しいREBOOTと言わざるを得ない一作である・・・


評価:★★☆☆☆





posted by HH at 10:36 | 東京 ☀ | Comment(0) | TrackBack(0) | スーパーヒーロー