2018年04月20日

【ジャスティス・リーグ】My Cinema File 1906

ジャスティス・リーグ.jpg

原題: Justice League
2017年 アメリカ
監督: ザック・スナイダー
出演: 
ベン・アフレック:ブルース・ウェイン/バットマン
ヘンリー・カビル:クラーク・ケント/スーパーマン
エイミー・アダムス:ロイス・レイン
ガル・ギャドット:ダイアナ・プリンス/ワンダーウーマン
エズラ・ミラー:バリー・アレン/フラッシュ
ジェイソン・モモア:アーサー・カリー/アクアマン
レイ・フィッシャー:ビクター・“ヴィグ”・ストーン/サイボーグ
ジェレミー・アイアンズ:アルフレッド
ダイアン・レイン:マーサ・ケント
コニー・ニールセン:ヒッポリタ
J・K・シモンズ:ジェームズ・ゴードン
ジェシー・アイゼンバーグ:レックス・ルーサー
ジョー・マンガニエロス:レイド・ウィルソン/デスストローク

<シネマトゥデイ>
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DCコミックスのヒーローたちが集結したドリームチーム、ジャスティス・リーグの活躍を描くアクション大作。バットマンとワンダーウーマンが団結し、特別な能力を持つヒーローたちを集めた新チームで敵に立ち向かおうとする姿を活写する。『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』同様バットマンをベン・アフレックが演じ、ワンダーウーマンをガル・ガドットが熱演。個性派ヒーローたちの活躍ぶりに血が騒ぐ。
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アメリカン・コミックの両雄のうち、マーベルが『アベンジャーズ』でオールスター戦を展開する以上、もう一方の雄であるDCコミックもオールスター戦で応じるのは当然なのだろう。『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』で、スーパーマン、バットマン、ワンダーウーマンを集合させ悪のドゥームズデイとの戦いを制した後からこの物語は始まる。

悪を倒したものの、その戦いで世界はスーパーマンを失う。残されたバッドマンは、日々ゴッサムの悪党たちと戦っている。ある時、いつものように悪党を捕らえるが、そこに謎の生物が現れる。その姿は悪魔のよう。謎の生物は消滅するが、後には3つの箱の絵が残されている。一方、イギリスの銀行でテロが起こり、ワンダーウーマンがこれを阻止する。ブルースはまもなく襲いくると見られる悪の軍団に対抗するため、特別な力を持つ仲間集めに向かう。まずはアイスランドに住むアトランティス王のアクアマン。

ヒーローたちは一癖も二癖もあり、素直に集まらないのは世の常。ブルースのスカウトに喜んで応じたのは、超高速で動く「フラッシュ」ことバリーだけ。バリーの父親は、妻を殺害した容疑で刑務所に収監されている。もう1人のヒーロー「サイボーグ」ビクターは、頭はネットにつながり、日々体の機械部分の性能が上がるという能力を有するが、ワンダーウーマンがこれを口説いて仲間に引き入れる。その頃、ワンダーウーマンの故郷では、古より保管していたキューブが突然活動を始め、そこに現れたステッペンウルフと謎の生物パラデーモンの集団に襲われ、キューブが持ち去られる。

かつてステッペンウルフが世界を襲ってきた時、アマゾンとアトランティスと人間は協力してこれを撃退。3つに分裂したキューブをそれぞれ封印した。ステッペンウルフは再び3つのキューブを奪い返しにくる。さらにアトランティスのキューブも奪われ、残るは人類保管分のみ。ブルースは集めた仲間のだけでは力不足であることを感じ、キューブの力を利用し、スーパーマンを復活させることを思い付く。しかし、一度死んだ者を復活させても人格は復活しないかもしれず、ワンダーウーマンはこれに反対する。

しかし、結局ブルースは意思を通し、スーパーマンを復活させるが、ワンダーウーマンの心配した通り、スーパーマンは彼らと敵対する・・・こうした善と悪との戦いは、悪が強大であればストーリーは面白くなり、善は仲間を集めて紆余曲折を経て結束を固めこれと戦うというのが王道ストーリー。『アベンジャーズ』も然りである。

それにしても、今回中心となりリーダーシップを取るのはバットマン。考えてみれば、唯一の「普通の人間」である。アルフレッドの補佐を得て、有り余る資金力を背景に開発した兵器で武装する。そういえば『アベンジャーズ』のトニー・スタークも同じであり面白い共通点だと思う。他のスーパーヒーローが己の体そのものが武器なのに対し、1人生身で立ち向かう悲哀が今回は描かれていて、ちょっと共感してしまった。やっぱり一番好きなキャラクターかもしれない。

DCコミック版ヒーロー集合と言っても、スーパーマン、バットマン、ワンダーウーマンがやはり知名度の点でだろう主力になる。それぞれの世界観を混ぜ合わせるのも一苦労だと思う。ここになぜかグリーンランタンが加わっていなかったが、加わっていたら善と悪とのバランスが崩れていたのかもしれない。何れにせよ、この手の映画は何も考えずに楽しめるという利点がある。エンドクレジットでは何やらレックス・ルーサーが復活するようだし、すると当然次回作もあるのだろう。

こちらのスーパーヒーロー大集合も楽しんでいきたいと思うのである・・・


評価:★★☆☆☆






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2018年01月04日

【シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ】My Cinema File 1851

シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ.jpg

原題: Captain America: Civil War
2016年 アメリカ
監督: アンソニー・ルッソ/ジョー・ルッソ
出演: 
クリス・エバンス:キャプテン・アメリカ/スティーブ・ロジャース
ロバート・ダウニー・Jr.:アイアンマン/トニー・スターク
スカーレット・ヨハンソン:ブラック・ウィドウ/ナターシャ・ロマノフ
セバスチャン・スタン:ウィンター・ソルジャー/バッキー・バーンズ
アンソニー・マッキー:ファルコン/サム・ウィルソン
ドン・チードル:ウォーマシン/ジェームズ・“ローディ”・ローズ
ジェレミー・レナー:ホークアイ/クリント・バートン
チャドウィック・ボーズマン:ブラックパンサー/ティ・チャラ
ポール・ベタニー:ヴィジョン
エリザベス・オルセン:スカーレット・ウィッチ/ワンダ・マキシモフ
ポール・ラッド:アントマン/スコット・ラング
エミリー・バンキャンプ:エージェント13/シャロン・カーター
トム・ホランド:スパイダーマン/ピーター・パーカー
フランク・グリロ:クロスボーンズ/ブラック・ラムロウ
ウィリアム・ハート:ロス長官
ダニエル・ブリュール:ヘルムート・ジモ大佐
マーティン・フリーマン:ロス副司令官
ジョン・カニ:ティ・チャカ
ジョン・スラッテリー:ハワード・スターク
ホープ・デイビス:マリア・スターク
マリサ・トメイ:メイ・パーカー

<シネマトゥデイ>
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マーベルコミックスの人気キャラクターを実写映画化した『キャプテン・アメリカ』のシリーズ第3弾。アベンジャーズのメンバー同士でもあるキャプテン・アメリカとアイアンマンの対立を、あるテロ事件と絡めて活写していく。『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』に引き続き、監督はアンソニー・ルッソ、ジョー・ルッソ。キャストにはロバート・ダウニー・Jr、クリス・エヴァンス、スカーレット・ヨハンソンら、一連のシリーズでおなじみの面々が結集する。ハイパワーを繰り出して激突する2大ヒーローの姿に圧倒される。
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 マーベルのこのシリーズは、一連のヒーローのシリーズがそれぞれ関連しながら絡み合っているところが面白い。『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』のソコヴィアでのウルトロンとの戦いから約1年後、スティーブ・ロジャース(キャプテン・アメリカ)率いるアベンジャーズはナイジェリアの都市ラゴスに出撃する。しかし、戦いの過程で一般市民に犠牲者が出てしまう。アベンジャーズの活躍ぶりからすると、それもやむを得まいと思うも、世間的にはそうは言っていられない。トニー・スタークも、ソコヴィアで犠牲となった青年の母親から叱責される。

 そうした世論の流れから、アベンジャーズを国際連合の管理下に置くことを規定する「ソコヴィア協定」が提唱され、世界各国の支持を得る。米国務長官サディアス・ロスはアベンジャーズのメンバーに協定への署名を求め、トニーは真っ先にこれに賛同する。しかし、メンバーの思惑はそれぞれであり、ジェームズ・ローズ、ヴィジョン、ナターシャ等署名賛同派と、スティーブら拒否派とに分かれてしまう。この分裂が、今回のストーリーの中心となる。

 オーストリアのウィーンにてソコヴィア協定の署名式が執り行われることになり、ナターシャが出席する。そこで爆破テロが発生し、演説中だったワカンダ国王のティ・チャカが死亡する。監視カメラの映像から、バッキー・バーンズ(ウィンター・ソルジャー)が犯人として国際指名手配を受け、ワカンダの王子ティ・チャラはバッキーへの復讐を誓う。スティーブとサムは単独でブカレストに潜伏中のバッキーに接触するが、間もなくして隠れ家が警察特殊部隊に急襲される。スティーブ、サム、バッキーは特殊部隊を退け隠れ家を脱出するが、ティ・チャラ(ブラックパンサー)がスーツを着て現れ戦闘になる。そこにローズ(ウォーマシン)が飛来し、バッキーを含む4人を逮捕する。

 スーパーヒーローを国連監視下に置くという発想は、考えてみれば頷けるものがある。何せ国家の力を凌駕するほどの能力である。そのソコヴィア協定に対する賛成派と反対派の主張はどちらももっともな気がするところが面白い。各ヒーローが次々と登場し、ここではピーター・パーカー(スパイダーマン)が新たに登場する。『スパイダーマン:ホームカミング』でピーターが自慢していた「キャプテン・アメリカから盾を奪った」シーンも描かれる。

 賛成派と反対派の対立は、直接対決に至る。何せスーパーヒーロー同士の激突は迫力がある。当然、ダメージも大きい。ウォーマシンやアイアンマンも手ひどいダメージを受けることになる。一方でバッキーを洗脳した悪玉ジモは、バッキー以外にもいるウィンター・ソルジャーを冷凍保存から蘇生させようとする。ここに至って3巴というより、賛成派と反対派の迫力ある激突の方に主眼が置かれる。ある意味下手な悪役よりも難敵である。

 分裂したアベンジャーズの激突。こうなると個人的に「誰が一番強いのか」と考えてみるが、それはたぶん政策的に結論付けられる問いではないだろう。キャプテン・アメリカ、アイアンマン、ウォーマシン、ナターシャ、ヴィジョン、ブラックパンサー、スパイダーマン、(ここでは出てこなかったが)ハルクにソー・・・バトルロイヤルを想像してみると面白いものがある。この続きは、『スパイダーマン:ホームカミング』になるわけであるが、ストーリーを覚えておきながらフォローしていくのもなかなか大変である。

それでもやっぱり漏れなく観続けたいと思わされるシリーズである・・・


評価:★★★☆☆





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2017年12月29日

【キャットウーマン】My Cinema File 1847

キャットウーマン.jpg

原題: Catwoman
2004年 アメリカ
監督: ピトフ
出演: 
ハル・ベリー:ペイシェンス・フィリップス
ベンジャミン・ブラット:トム・ローン
シャロン・ストーン:ローレル
ランベール・ウィルソン:ジョージ・ヘデア
フランセス・コンロイ:オフィーリア・パワーズ

<シネマトゥデイ>
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人気アメコミシリーズ「バットマン」にたびたび登場する“キャットウーマン”を主人公に、オスカー女優ハル・ベリーが多くのスタントに挑んだアンチ・ヒーロー・アクション。『ヴィドック』のダークで美しい映像が目を引くピトフが監督を務め、ベンジャミン・ブラットやシャロン・ストーン、ランバート・ウィルソンらが出演。女性の持つ2面性を見事に演じ分けたハル・ベリー演じるペイシェンスとキャットウーマンのファッションに注目。
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キャットウーマンの存在を知ったのが、『ダークナイト・ライジング』であった。演じていたのがアン・ハサウェイだったのが原因だが、その魅力的な姿に興味を持って映画も観てみようと思った次第。しかし、2004年に創られたこの映画は、ちょっとイメージが違うものであった。

主人公は、広告デザイナーのペイシェンス・フィリップス。ただでさえ冴えない女性なのに、仕えているのは高慢な社長ジョージ・ヘデアであり、冒頭からその仕事をなじられている。そしてその手直しを期限を切られて命じられる。社長とイメージモデルを兼務する社長夫人ローレルの仲は芳しくない。社長は若いモデルの起用に踏み切り、今日も2人でどこかへと出かけていく。

ペイシェンスが務める巨大化粧品会社ヘデア社では、新発売の若返りクリーム「ビューリン」の売り出し準備に余念がない。ペイシェンスは何とか命じられた広告デザインを仕上げ、それを届けに工場にまで足を運ぶ。だが彼女がそこで目にしたのは、「ビューリン」がもたらす恐ろしい副作用と、それを知りつつ発売を強行しようとしているヘデア社の陰謀。会社の人間に見つかったペイシェンスは、追われるうちに廃水と共に海に流され、命を落としてしまう。

彼女の死体に何処からともなく集まってきたのは、ネコたち。その中の1匹はペイシェンスにしばしばまとわりついていたネコ。そのネコが、ペイシェンスに息を吹き込むとペイシェンスは翌日自分の部屋で目覚める。そして自分の体に不思議な能力が備わっていることに気づく・・・

こうしてネコの力を身につけた超人的な能力を持つキャットウーマンが誕生するのであるが、どうも何となくイメージと違う。それはアン・ハサウェイとハル・ベリーの違いではなく、もっと根本的なもの。後で『ダークナイト・ライジング』のページを見てみたらそもそも名前も違う。『ダークナイト・ライジング』に登場したキャットウーマンの正体は、セリーナ・カイルであったが、ここではペイシェンス・フィリップスとなっている。その理由はわからない。

『ダークナイト・ライジング』では、怪盗として登場してきたが、ここではトム・ローン刑事と恋仲になり、ヘデア社とローレル夫人の陰謀に対峙していく正義の味方。そレはそれで悪くはないのだが、気になるところである。もっともこの映画はこの映画で楽しめるものである。ネコのように変幻自在に動くキャットウーマン。ペイシェンスは逮捕されるが、手錠をサラリと外し、鉄格子の間をしなやかにすり抜ける。「柔能く剛を制す」タイプのヒーローと言える。

悪いとは思わないが、どうしても最初のイメージとの違いは気になるところ。できることなら「アン・ハサウェイ版」を観てみたいが、今はまだ実現していない。関係者には是非とも検討していただきたいと願いたくなるヒーローである・・・


評価:★★☆☆☆





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2017年12月16日

【ワンダーウーマン】My Cinema File 1838

ワンダーウーマン.jpg

原題: Wonder Woman
2017年 アメリカ
監督: パティ・ジェンキンス
出演: 
ガル・ギャドット:ダイアナ/ワンダーウーマン
クリス・パイン:スティーブ・トレバー
ロビン・ライト:アンティオペ
ダニー・ヒューストン:ルーデンドルフ
デビッド・シューリス:パトリック卿
コニー・ニールセン:ヒッポリタ
エレナ・アナヤ:マル博士
ユエン・ブレムナー:チャーリー

<シネマトゥデイ>
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『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』にも登場した人気キャラクターで、美女戦士ワンダーウーマンを主人公にしたアクション。女性だけの一族出身で男性を見たこともないプリンセスがたどる運命を描く。ワンダーウーマンを演じるのは『ワイルド・スピード』シリーズなどのガル・ガドット。『スター・トレック』シリーズなどのクリス・パインらが共演し、監督は『モンスター』などのパティ・ジェンキンスが務める。イスラエルでの兵役経験もあるガルの本格的なアクションに期待。
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スーパーヒーローの物語は数多あるが、女性が主人公となるとスーパーガールかワンダーウーマンが思い浮かぶ。これはそんな女性のスーパーヒーローの物語。主人公のダイアナは、女性だけのアマゾン族の王女。生まれ育った島は神々の力で外界と分け隔てられている。幼い頃から戦士になることを夢見ていたが、母親である女王はその身を案じ、戦い方を学ぶことを禁止している。しかし、ダイアナの強い思いは抑えがたく、また女王の妹で史上最強の将軍と呼ばれたアンティオペの説得もあり、ダイアナは過酷な修行を繰り返し、アンティオペに勝るとも劣らない強さを身につけ成長する。

そんなある日、「外の世界」から空軍機が舞い込み墜落事故を起こす。操縦していたのはイギリス軍人のスティーブ・トレバー。さらにそれを追ってドイツ軍が島に侵入してくる。時に第一次世界大戦が行われており、ドイツ軍の近代兵器を前にアマゾン族の戦士たちにも多数の犠牲が出る。スティーブから「外の世界」の戦争について聞き出したダイアナは、背後に軍神アレスの影を確信し、トレバーとともに「外の世界」へ旅立ちアレスの野望を打ち砕いて戦争の早期終結を図るべくロンドンへ向かう。

こうして「外の世界」にやってきたダイアナであるが、その頃ドイツ軍ではルーデンドルフの命を受けたドクター・ポイズンが最新鋭の毒ガス兵器の開発を進めている。両軍に講和の動きが出始めるが、新兵器による勝利を信じるルーデンドルフはこれを良しとせず、戦争継続を目論む。人間社会にやってきたダイアナは、スティーブの援助を受けつつ、戦争終結に向けて動き出す・・・

スーパーヒーローのスーパーパワーの源はそれぞれであるが、ワンダーウーマンのそれは神々の血を引いているというもの。そして対立する悪の親玉は軍神アレスである。女だけの世界で育ったダイアナが、人間社会にやってくるが、そのギャップが微笑ましい。第一次世界大戦当時はまだ「男尊女卑」の世界。戦争を巡る会議にダイアナが入っていくと、男だけの会議が止まってしまう。服も動き回るには不便なシロモノ。今とは違う世相が面白い。

ワンダーウーマンの活躍はこの時代だと楽勝ムードである。弾を跳ね返し、鮮やかに男どもを倒していく。ラストでは時代は現代となり、姿かたちの変わらぬダイアナがブルース・ウェインから「当時」の写真を送られてくるエピソードが出てくる。『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』でも共闘したし、今後マーベルに対抗してDCコミック軍団が活躍する布石なのかもしれない。

本来か弱い女性が、男勝りのアクションを見せるというのが女性ヒーローもののいい点であるが、スーパーヒーローとなるとその活躍は人間離れしているがゆえに逆に面白みがなくなるという難点がある。「人間」のアクションであれば、現実的であるがゆえの迫力を感じられるが、CGを利用したそれは現実味と言う意味では「女性が敵をなぎ倒す」という迫力が得られない。

ただ、それを気にしなければ、スーパーヒーローモノは何も考えずとも安心して楽しめるという利点がある。これからシリーズ化になるのかもしれないが、今後の活躍を期待したいと思わされる一作である・・・


評価:★★☆☆☆





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2017年12月08日

【スパイダーマン:ホームカミング】My Cinema File 1834

スパイダーマン-ホームカミング.jpg

原題: Spider-Man: Homecomin
2017年 アメリカ
監督: ジョン・ワッツ
出演: 
トム・ホランド:ピーター・パーカー/スパイダーマン
マイケル・キートン:エイドリアン・トゥームス/バルチャー
ジョン・ファブロー:ハッピー・ホーガン
マリサ・トメイ:メイおばさん
ロバート・ダウニー・Jr.:トニー・スターク/アイアンマン
ローラ・ハリアー:リズ
ジェイコブ・バタロン:ネッド
グウィネス・パルトロウ:ペッパー・ポッツ
クリス・エバンス:キャプテン・アメリカ/スティーブ・ロジャース
ジェニファー・コネリー:カレン(声)
ゼンデイヤ:ミシェル

<映画.com>
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サム・ライミ監督&トビー・マグワイア主演の『スパイダーマン』(2002〜07)、マーク・ウェブ監督&アンドリュー・ガーフィールド主演の『アメイジング・スパイダーマン』 (12〜14)に続き、3度目の映画化となる新たな「スパイダーマン」。主人公スパイダーマン=ピーター・パーカー役には、「インポッシブル」のトム・ホランドを抜てきし、『アベンジャーズ』シリーズをはじめとした、同じマーベルコミック原作の作品同士で世界観を共有している「マーベル・シネマティック・ユニバース」に参戦。16年に製作・公開された『シビル・ウォー キャプテン・アメリカ』で初登場を果たした後のスパイダーマンの戦いを描く。ベルリンでのアベンジャーズ同士の戦いに参加し、キャプテン・アメリカのシールドを奪ったことに興奮するスパイダーマンこと15歳の高校生ピーター・パーカーは、ニューヨークに戻ったあとも、トニー・スタークからもらった特製スーツを駆使し、放課後の部活のノリで街を救う活動にいそしんでいた。そんなニューヨークの街に、トニー・スタークに恨みを抱く謎の敵バルチャーが出現。ヒーローとして認めてもらい、アベンジャーズの仲間入りをしたいピーターは、トニーの忠告を無視してひとりで戦いに挑むのだが……。悪役のバルチャーを演じるのは、「バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)」のマイケル・キートン。監督は、ミュージックビデオ出身で『クラウン』「COP CAR コップ・カー」で注目された新鋭ジョン・ワッツ。
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マーベルコミックのヒーロー「スパイダーマン」の映画化であるが、近年連発している感がある。トビー・マグワイア主演の三部作が終わったと思ったら、アンドリュー・ガーフィールド主演のシリーズが始まり、事情はわからないが二部で終わり、そして今回の新シリーズ。まぁそのあたりの裏事情なんてどうでもいいことであるし、要は面白ければいいのではないかと、個人としては思う。

どうやらアベンジャーズの戦いの後のようで、ニューヨークの街は瓦礫が溢れている。その撤去作業を請け負っていたエイドリアン・トゥームスは、突如やって来た政府関係者により作業停止を命じられ、仕事を奪われてしまう。トゥームスは咄嗟に地球外物質であるチタウリの残骸を不正に持ち出す。そしてそれを再利用してハイテク兵器を作り、密売することを始める。そして8年が経過する。

一方、高校生のピーター・パーカーは、トニー・スタークに見出される。ピーターはトニーに新たに開発されたスパイダーマンのスーツを貰い、アベンジャーズ入りを確信して有頂天になる。そしてスパイダーマンとして、街の小さな犯罪を阻止したりして「出動」の時を待つ。しかし、アベンジャーズとしての活躍を夢見る日々に反し、トニー・スタークとの連絡役を務めるハッピーからの連絡はいつまで待っても来ない。そんなある日、街で見たことのないようなハイテク兵器を使うATM強盗団に遭遇する。

母親の目を盗んだ夜の外出から自室にそっと忍び込んだピーターは、そこに親友のネッドがいたことからスパイダーマンとしての正体がバレてしまう。現役の高校生であるピーターは、同じ高校に通うリズに密かに思いを寄せていて、ある晩ネッドとともにリズのパーティーに参加する。そこでスパイダーマンを登場させ、ピーターと友人であることを示して気を引こうという計画であった。しかし、屋根の上で待機中に不自然な発光を目にしたスパイダーマンは現場に直行する。そこではトゥームスの一味によるハイテク兵器の密売が行われていた・・・

これまでのシリーズと違い、どうやら今回のシリーズは徹底的にアベンジャーズを意識したものらしい。トニー・スタークが頻繁に登場するし、進化した遠隔操作のアイアンマンも登場する。トニーはあくまでもピーターを高校生として扱い、アベンジャーズに迎え入れるつもりはない。そんなトニーに対し、ピーターは何とかスパイダーマンとして認められようとし、兵器密売を続けるトゥームスを阻止しようとする。それがこの映画のメインストーリー。

スパイダーマンもトニー・スタークと組むと劇的に進化する。AIを搭載されたスーツは、スパイダーマンの能力を大きく引き伸ばす。このあたりは「アベンジャーズ入り」の成果だろう。と言ってもこの映画ではスパイダーマンの活躍がメインで、キャプテン・アメリカも高校生向けのビデオ教材で登場するだけだし、アイアンマンも一緒に戦うわけではない。いわば今後のアベンジャーズの一員としての活躍への布石的な位置付なのであろう。それはそれで文句はない。

スパイダーマンらしい活躍もあって、ストーリーも楽しめる。トニー・スタークらのアベンジャーズとの絡みもまた面白そうである。単に別シリーズを立ち上げたというだけでなく、アベンジャーズと絡めたところが今後期待できそうなところ。そういう意味で、新たなシリーズ化を歓迎したいと思わされる一作である・・・


評価:★★☆☆☆






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