2017年11月28日

【トランスフォーマー/最後の騎士王】

トランスフォーマー/最後の騎士王.jpg

原題: Transformers: The Last Knight
2017年 アメリカ
監督: マイケル・ベイ
出演: 
マーク・ウォールバーグ:ケイド・イェーガー
ローラ・ハドック:ヴィヴィアン・ウェンブリー
ジョシュ・デュアメル:ウィリアム・ノックス大佐
ジョン・タトゥーロ:シーモア・シモンズ
スタンリー・トゥッチ:マーリン
イザベラ・モナー:イザベラ
アンソニー・ホプキンス:エドモンド・バートン
サンティアゴ・カブレラ:サントス
ジェロッド・カーマイケル:ジミー
リアム・ギャリガン:アーサー
グレン・モーシャワー:モーシャワー将軍

<シネマトゥデイ>
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世界的ヒットを記録しているSFアクション『トランスフォーマー』シリーズの第5弾。地球に迫る危機に、人類とトランスフォーマーの混成チームが立ち向かう。前作に引き続き、マイケル・ベイ監督がメガホンを取る。マーク・ウォールバーグ、ジョシュ・デュアメルのほか、名優アンソニー・ホプキンスらが出演。これまでのシリーズで提示された謎の数々が明らかになる物語、金属生命体の創造主の登場に注目。
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今回の物語は中世のイギリスから始まる。伝説の英雄アーサー王率いるイングランド軍は、襲い来る敵軍との戦いで劣勢に立たされている。頼みとするのは魔法使いのマーリン。マーリンが訪れた場所には何と不時着した宇宙船と12体のトランスフォーマーが人間から身を隠している。マーリンはトランスフォーマーたちに協力を仰ぎ、魔法の杖を授かる。戦いはドラゴンのトランスフォーマーが参戦したことにより、敵軍がなぎ倒されアーサー王は見事に勝利する。

時は流れ現代。前作以後、世界ではトランスフォーマーを排斥する動きが起きている。TRFという組織が設立され、オートボットの掃討作戦を展開している。そこに不時着した宇宙船を近所の子供たちが探検しにくる。起動するトランスフォーマーに反応して掃討作戦に転じるTRF。子どもたちは逃げ場を失うが、そこへ現れたのはイザベルという少女。

ところが、一緒にいたトランスフォーマーのキャノピーが破壊され、ピンチに陥る。そこへ現れたのが、前作から主人公を務めるケイドとオートボットのバンブルビー。ケイドはTRFの攻撃によって傷ついたトランスフォーマーたちの救出に向かうが、すでに瀕死の状態のトランスフォーマーは、「タリスマン」という金属製のメダルをケイドに渡して息絶える。

このメダルは、マーリンの杖のありかの手掛かりとなるもの。これを狙うディセプティコンはケイドとバンブルビーを追う。ディセプティコンとTRF両方から追われるケイドとバンブルビー。その頃、宇宙ではオプティマス・プライムが荒れ果てた故郷のサイバトロン星に到着する。そこに現れたのが、トランスフォーマーの創造主であるクインテッサ。サイバトロン星の復活のためにはマーリンの杖が必要だと説かれたオプティマス・プライムはその奪還のため地球へと向かう。
そしてサイバトロン本星も地球に向かって接近していく・・・

こうして四面楚歌状態のケイドとオートボットたちは、マーリンの杖を手に入れ、地球の滅亡を阻止しようとする。トランスフォーマーたちの変身や戦闘シーンの迫力は相変わらず。しかしながら、慣れというものは恐ろしいもので、そうした映像の迫力が当たり前になってきてしまうと、満足度も落ちてくる。たぶん、この作品をシリーズの初めに観ていたら驚いていたと思うが、第5弾となるともう満足度は「並み」に落ちてしまう。創った人たちには申し訳ないと思うが、仕方ない。

マーク・ウォールバーグも、この作品では『ローン・サバイバー』のようなハードアクションのヒーローというよりも、『テッド』のダメ男キャラに近い役柄。アクションとダメ男が微妙にブレンドされたキャラクターで、すっかりおなじみの雰囲気。このシリーズではどうしてもトランスフォーマーにスポットライトがあたってしまうが、人間キャラとしては適役だと思う。

まだまだラストでto be continuedを示しており、次の作品も楽しめそうである。段々と期待値のハードルは上がってしまうが、期待し続けたいシリーズである・・・


評価:★★★☆☆





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2017年11月07日

【パイレーツ・オブ・カリビアン 最後の海賊】

パイレーツ・オブ・カリビアン 最後の海賊.jpg

原題: Pirates of the Caribbean: Dead men tell no tales
2017年 アメリカ
監督: ヨアヒム・ローニング/エスペン・サンドベリ
出演: 
ジョニー・デップ:ジャック・スパロウ
ハビエル・バルデム:サラザール
ブレントン・スウェイ:ツヘンリー・ターナー
カヤ・スコデラーリオ:カリーナ・スミス
ケビン・R・マクナリー:ギブス
ジェフリー・ラッシュ:ヘクター・バルボッサ
オーランド・ブルーム:ウィル・ターナー
キーラ・ナイトレイ:エリザベス・スワン
ポール・マッカートニーアンクル・ジャック

<シネマトゥデイ>
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ジョニー・デップが孤高の海賊ジャック・スパロウを演じる、大ヒットシリーズ第5弾となるアクションアドベンチャー。ジャック・スパロウが、全ての海賊の滅亡をもくろむ“海の死神”サラザールとの闘いを繰り広げる。過去のシリーズにも出演してきたオーランド・ブルームやジェフリー・ラッシュのほか、悪役に『ノーカントリー』などのハビエル・バルデムがふんし、カヤ・スコデラーリオやブレントン・スウェイツらが共演。監督を、『コン・ティキ』のヨアヒム・ローニングとエスペン・サンドベリが務める。壮大なスケールで描かれる冒険とバトルに注目。
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いつもこのシリーズは特徴ある冒頭シーンが観られるのだが、今回は1人の少年が夜中にボートで沖へと漕ぎ出し、足に石を括りつけたかと思うとおもむろに海へと飛び込むシーンであった。沈んで行った先にあったのは沈没船。と思うと浮上し、現れたのはデイヴィ・ジョーンズの呪いでフライング・ダッチマン号に拘束されているウィル・ターナー。そこで少年はウィルとエリザベスの息子だとわかる。父の呪いを解くため、伝説の「ポセイドンの槍」を探すと少年は父に誓う。

その息子ヘンリーは尊敬する海賊ジャック・スパロウの協力を得て「ポセイドンの槍」を探すべく、ジャックを探すことにする。そして9年の歳月が流れる。21歳になったヘンリーは、英国海軍の船モナーク号の乗組員として勤務しているが、海賊を追うモナーク号は、ヘンリーの警告を無視して魔の海域『バミューダトライアングル』に突入する。魔の海域へと侵入したモナーク号の前に突如として幽霊船が出現。キャプテン・サラザール率いる死霊たちが、モナーク号へと乗り込んできて、乗組員は全滅する。唯一ヘンリーだけが「証人」として助けられる。

その後、セントマーティンの港へと戻ったヘンリーは、反逆の罪で拘束されてしまう。その前に現れたのは、酔っ払ったまま銀行の金庫を盗み出そうとしているジャック・スパロウとその配下のメンバー。例によってコミカルなドタバタ劇。そして時を同じくして、本作品のヒロインである天文学者カリーナ・スミスが、魔女の疑いをかけられて死刑を執行されようとしている。カリーナは父から譲られた『ポセイドンの槍』のありかを指し示す手帳を持っている。こうして役者が揃い、冒険物語は進行していく。

このシリーズは、主人公はジャック・スパロウのはずだが、なぜか本筋では別の人物が中心をなしている。シリーズの1〜3は、ウィル・ターナーとエリザベス・スワンであったし、本作ではそれがヘンリーとカリーナになっている。ジャック・スパロウはどこか飄々としていてヒーロー然としていない。それが個人的には何とも隔靴掻痒の感があって仕方がない。

本作では、ジャックは懐に小瓶に入れたブラック・パール号を忍ばせ、魔法のコンパスを持っているが、これを酒代欲しさに手放してしまったりする。ヒーローらしからぬダメ男振りは相変わらずである。そしてそれが原因でバミューダトライアングルに閉じ込められていたサラザールたちが魔の海域から開放されることになってしまう。部下にも見放されてしまうが、最後までこのペースは崩さず、八面六臂の活躍というより棚ぼた式で何とかなってしまう。不思議な主人公である。

ジョニー・デップのジャック・スパロウは不動。海賊の部下の面々やヘンリーとカリーナ以外のメンバーも不動。今回はなぜかポール・マッカートニーまで出演(でもそれとわからない)というオマケつき。ウィルとエリザベスもちょっとだけだが登場し、物語を盛り上げてくれる。このシリーズまだ続くのだろうか。エンディングでは意味ありげなシーンが出てきて、さらに続きそうな雰囲気もある。

まだまだ続くのなら、とことん付き合いたいと思うシリーズ第5弾である・・・


評価:★★☆☆☆



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2017年06月16日

トリプルX:再起動

トリプルX:再起動.jpg

原題: xXx: Return of Xander Cage
2017年 アメリカ
監督: D・J・カルーソー
出演: 
ヴィン・ディーゼル:ザンダー・ケイジ / xXx〈トリプルX〉
ドニー・イェン:ジャン
ディーピカー・パードゥコーン:セレーナ・アンガー
クリス・ウー:ニックス
ルビー・ローズ:アデル・ウォルフ
トニー・ジャー:タロン
ニーナ・ドブレフ:ベッキー・クレアリッジ
ロリー・マッキャン:テニソン・トーチ
トニ・コレット:ジェーン・マルケ
サミュエル・L・ジャクソン:オーガスタス・ギボンズ
アイス・キューブ:ダリアス・ストーン
ネイマール:本人役

<シネマトゥデイ>
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型破りなシークレットエージェントの活躍を豪快に描き、ヒットを飛ばした『トリプルX』の続編。再びヴィン・ディーゼルを主演に迎え、息もつかせぬバトルが展開する。『イップ・マン』シリーズや『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』などのアクション俳優ドニー・イェン、名優サミュエル・L・ジャクソン、FCバルセロナ所属のサッカーブラジル代表のネイマールらが出演。華麗なアクションにホレボレする。
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 ヴィン・ディーゼルの『トリプルX』は観たことがあるが、いつの間にやらもう15年も前の作品だということらしい。時を経て続編が製作されることは珍しくないが、これも12年ぶりの第3弾というわけである。しかも、第2弾はヴィン・ディーゼルからアイス・キューブに主役が変更しており、今回また改めてヴィン・ディーゼルが主役に復帰してのものであり、面白いものだと思う。

 冒頭、NSAエージェントのギボンズは、とあるレストランでサッカー界のスーパースターにしてブラジル代表のネイマールを新たなエージェント「トリプルX」としてスカウトしようとしている。突然侵入してきた強盗をネイマールが一蹴りでノックアウトするが、何ともご愛敬である。そしてそこに突然、上空から人工衛星が落下してきて、レストランは爆破炎上してしまう。

 CIAは早速緊急会議を開き、原因は地球上空周辺に点在する全ての人工衛星を意のままに制御し、地球上の指定した地点に自由自在に落下させることのできるコントローラー「パンドラの箱」が原因と断定する。しかし、その会議の最中、謎の男ジャンとその一味が乱入し、鮮やかに「パンドラの箱」を奪って逃走する。この事態を受けて一方、CIAエージェントのマルケは、トリプルXのチームに対応させることを提案する。

 そのチームリーダーであるザンダーは、ドミニカで気ままに暮らしている。衛星放送の受信装置を奪って村に設置する登場シーンは実に派手である。そんなザンダーに対し、マルケは復職を迫る。ザンダーは、マルケが用意した特殊部隊の協力を拒み、かつての仲間たちを招集する。凄腕のスナイパーのアデル、DJのニック、スタントドライバーのテニソンである。ザンダーはさらに天才ハッカーのエインズレーの協力を得て、「パンドラの箱」を盗んだジャン一味がフィリピンのある島に潜伏していることを突き止める・・・

 こうして悪の企みと、それを阻止しようとする正義の味方トリプルXチームとの闘いの様相となっていく。ここで意外な展開となっていく。冒頭で現れたジャンやセレーナらのチームは、実はギボンズにスカウトされた別チームだったというもの。強敵同士の対決と思いきや、突如襲ってきたロシア軍の襲撃を共同して退ける。そしてジャンが奪った「パンドラの箱」は、実は試作品であるとわかり、物語は振出しに戻る。

 何せ常人離れした二つのチームが組むわけなので、「普通の悪役」がかなうわけがない。次々襲い来る敵を、ちぎっては投げの大活躍。『エクスペンタブルズ』シリーズもそうであったが、正義の味方の一方的なワンマン試合なのである。それは観ていて呆れるほかない。お祭り映画と言ってもいいかもしれない。

 ラストでは、第2弾の主人公のアイス・キューブも登場するオマケつき。こういう「お祭り映画」も、これはこれで悪くないと思う。何も考えずにスカッとしたい時にはもってこいかもしれない。さらに続編が創られるのかどうかはわからないが、気分に合わせて観ていきたいと思う第3弾である・・・


評価:★★☆☆☆




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2017年03月25日

ジャック・リーチャー:Never Go Back

ジャック・リーチャー:Never Go Back.jpg

原題: Jack Reacher: Never Go Back
2016年 アメリカ
監督: エドワード・ズウィック
出演: 
トム・クルーズ:ジャック・リーチャー
コビー・スマルダーズ:スーザン・ターナー少佐
オルディス・ホッジ:エスピン大尉
ダニカ・ヤロシュ:サマンサ
パトリック・ヒューシンガー:ハンター
ホルト・マッキャラニー:モーガン大佐
ロバート・ネッパー:ハークネス将軍

<シネマトゥデイ>
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リー・チャイルドの小説を実写化したアクション『アウトロー』の続編。かつてアメリカ軍の優秀な秘密捜査官だったが、今は放浪生活を送る男ジャック・リーチャーが、巨大な陰謀に挑む。監督は、『ラストサムライ』などのエドワード・ズウィック。前作に引き続いてトム・クルーズが主演を務め、『アベンジャーズ』シリーズなどのコビー・スマルダーズやテレビドラマ「プリズン・ブレイク」シリーズなどのロバート・ネッパーらが脇を固める。ド派手な見せ場の数々や、トムのアクションも痛快。
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トム・クルーズのアクションと言えば、何といっても『ミッション・インポッシブル』であるが、それ以外にも『ナイト&デイ』などのように単発のものがあったが、これは『アウトロー』の続編。原作はシリーズモノとなっていたので、当然の続編なのかもしれない。

冒頭、保安官がとあるレストランに到着する。あたりには男たちが数人倒れている。野次馬たちの証言で叩きのめした男が店内にいると聞き、保安官は男を逮捕する。その男の名はジャック・リーチャー。平然と振舞うジャック・リーチャーは、「90秒以内に電話が鳴り、憲兵が来てお前を逮捕する」と保安官に告げる。それを聞き、あざ笑う保安官だが次の瞬間、電話がかかってきて保安官は連行されていく。なかなかのイントロである。

リーチャーは、保安官逮捕に協力してくれた憲兵隊時代の同僚スーザン・ターナー少佐と電話で話し、食事に誘う。ヒッチハイクでワシントンに着いたリーチャーはさっそく軍本部へ出向くも、ターナー代わりにモーガン大佐が座っており、ターナー少佐が秘密漏洩の疑いで逮捕されたとリーチャーに告げる。不審に思ったリーチャーは、ターナーの弁護士を探り接触する。しかし、その弁護士も殺害され、直前に接触していたリーチャーに疑惑の目が向けられる・・・

 前作同様、物語はなぞ解きの形式で進んでいく。ターナー少佐はアフガニスタンへ調査のために派遣していた部下を殺され、事件の影に軍事会社「パラソース社」の影がチラつく。一方、リーチャーは、ある女性から子供の認知を求める訴訟が持ち上がっている事実を告げられる。その子サマンサと会うリーチャーだが、そこにも「パラソース社」の男たちが尾行してきている・・・

 アフガニスタンで暗躍するパラソース社。ハンターと呼ばれる凄腕の殺し屋がターナー少佐とリーチャーとサマンサの命を狙う。なぞ解きは進み、次第に事件の全貌が明らかになってくる。このシリーズは、『ミッション・インポッシブル』シリーズとは異なり、なぞ解き要素が魅力かもしれない。もちろん、リーチャーも格闘技術は一流で、アクションの要素も見応え十分である。

 今回、ヒロイン的な役割で登場するターナー少佐だが、さすが軍人だけあって美人だが男勝り。拘置所ではリーチャーの動きに呼応して看守を取り押さえるなどの動きをこなす。そういうキャラクターだからかもしれないが、リーチャーとは最後までキス一つかわすことなく終わる。娘かもしれないサマンサとは最後に抱擁しただけで、リーチャーが女性と距離を置くスタンスは前作同様である。

 このジャック・リーチャーなるキャラクターも面白いと思う。トム・クルーズのもう一つのシリーズとして確立していくなら、継続して観ていきたいと思う。続いていくなら、次回作を楽しみにしたい一作である・・・


評価:★★☆☆☆




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2017年02月28日

X-ミッション

X-ミッション.jpg

原題: Point Break
2015年 アメリカ
監督: エリクソン・コア
出演: 
エドガー・ラミレス:ボーディ
ルーク・ブレイシー:ジョニー・ユタ
レイ・ウィンストン:パパス
テリーサ・パーマー:サムサラ
マティアス・ヴァレラ:グロメ
デルロイ・リンドー:ホール指導官
クレーメンス・シック:ローチ
トビアス・ザンテルマン:チャウダー
マックス・シエリオット:ジェフ

<シネマトゥデイ>
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キャスリン・ビグロー監督作『ハートブルー』に着想を得た、アスリートによる犯罪集団への潜入捜査を敢行するFBI捜査官の活躍を描くクライムアクション。元アスリートの捜査官がミッションを遂行する一方、命知らずの犯罪者との間に信頼と友情が生まれるさまを活写する。『カルロス』などのエドガー・ラミレスや『スパイ・レジェンド』などのルーク・ブレイシーのほか、サーフィンやスノーボード界などの有名アスリートがスタントとして出演。CGを使用しない生身のアクションの迫力に興奮。
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冒頭、エクストリーム・スポーツに興じるジョニー・ユタは、友人とバイクで危険なジャンプを試みる。しかし、友人は着地に失敗し、ユタの目の前で転落死する。時は流れ、ユタはFBIに志願する。厳しい指導官のポールはなかなか採用に踏み切らない。そんな頃、常人離れした犯行を繰り返す犯罪集団が現れる。高層ビルの上階からバイクで飛び降り、現金輸送機から現金を空中でばら撒き、自分たちは危険な降下で逃げ切る。

そんな犯罪者集団にエクストリーム・スポーツの匂いを嗅いだユタは、FBIに認知されていない彼らの犯行がもう1件あることを見抜き、さらに彼らが「オザキ8」と呼ばれる8つのエクストリーム・スポーツに擬えて犯行を行っていることに気づく。次なる犯行を予告したユタに対し、ポール指導官は、ベテラン捜査官パパスの下での捜査を認め、採用のチャンスを与える。

彼らが現れるポイントをフランスの大波の試練と予測したユタは、自身破格の大波にチャレンジするも失敗。あやうく死にかけたところを同じく大波に挑戦していたボーディに助けられる。アスリート達からカリスマ的人気を誇る彼は、かつてのアスリート時代のユタを知っており、ユタは彼が事件に絡んでいると睨み、行動を共にし交友を深めていく・・・

もともとはキアヌ・リーブスが出演した『ハートブルー』という映画(原題は同じ)のリメイクだそうである。『ハートブルー』の方は観ていないから何とも言えないが、エクストリーム・スポーツに題材をとった映画ということである。エクストリーム・スポーツとは、いろいろな分野で、要はかなり危険な行為にチャレンジするもののようで、ここでは伝説の人物「オザキ」がチャレンジしようとしていた8つの挑戦に挑む犯罪グループを登場させる。

ボーディたちは、犯罪を犯すと言っても、奪ったダイヤモンドは貧村でばら撒き、現金は空中で散布してしまう。それらは「自然への献物」ということらしいが、それで自身の行為を正当化しているのかもしれない。ユタはそんなボーディたちと行動を共にしていく。イタリアの雪山からスノーボードで大滑降し、断崖絶壁からムササビジャンプする。ついていけるのもユタにエクストリーム・スポーツの心得があるからだが、これらのシーンは観ているだけで迫力あって面白い。

もともとエクストリーム・スポーツを使用せんがために脚本を作ったようなところもあるのかもしれない。そういう意味では成功といえるが、肝心のストーリーの方はそれほど面白くもない。怪盗ルパンを気取った犯罪グループだが、鮮やかな犯罪からやがて警官隊との銃撃戦を行うようになり、義賊からは遠ざかっていく。ユタも仲間の女性サムサラと恋仲になったりと、一応お約束の展開が入る。

身分がバレたユタは、試練の内容から次のチャレンジを予測する。ギアナ高地のエンゼルフォールを命綱なしで登っていく様は、実際にどうやっているのかは別として、なかなかの迫力。こうした見せ場は確かに面白いが、クライマックスへ向けてトーンダウン。結局、ユタは何をしていたのかと問われる有様で、観終わってみるとユタとボーディとどっちが主人公だったのだろうと思わざるを得ない。それがこの映画が最終的にパンチ力の欠けたものになった要因であると思う。

迫力はあったのだが、ちょっと焦点のボケてしまった残念さが残る映画である・・・


評価:★★☆☆☆





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