2017年03月25日

ジャック・リーチャー:Never Go Back

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原題: Jack Reacher: Never Go Back
2016年 アメリカ
監督: エドワード・ズウィック
出演: 
トム・クルーズ:ジャック・リーチャー
コビー・スマルダーズ:スーザン・ターナー少佐
オルディス・ホッジ:エスピン大尉
ダニカ・ヤロシュ:サマンサ
パトリック・ヒューシンガー:ハンター
ホルト・マッキャラニー:モーガン大佐
ロバート・ネッパー:ハークネス将軍

<シネマトゥデイ>
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リー・チャイルドの小説を実写化したアクション『アウトロー』の続編。かつてアメリカ軍の優秀な秘密捜査官だったが、今は放浪生活を送る男ジャック・リーチャーが、巨大な陰謀に挑む。監督は、『ラストサムライ』などのエドワード・ズウィック。前作に引き続いてトム・クルーズが主演を務め、『アベンジャーズ』シリーズなどのコビー・スマルダーズやテレビドラマ「プリズン・ブレイク」シリーズなどのロバート・ネッパーらが脇を固める。ド派手な見せ場の数々や、トムのアクションも痛快。
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トム・クルーズのアクションと言えば、何といっても『ミッション・インポッシブル』であるが、それ以外にも『ナイト&デイ』などのように単発のものがあったが、これは『アウトロー』の続編。原作はシリーズモノとなっていたので、当然の続編なのかもしれない。

冒頭、保安官がとあるレストランに到着する。あたりには男たちが数人倒れている。野次馬たちの証言で叩きのめした男が店内にいると聞き、保安官は男を逮捕する。その男の名はジャック・リーチャー。平然と振舞うジャック・リーチャーは、「90秒以内に電話が鳴り、憲兵が来てお前を逮捕する」と保安官に告げる。それを聞き、あざ笑う保安官だが次の瞬間、電話がかかってきて保安官は連行されていく。なかなかのイントロである。

リーチャーは、保安官逮捕に協力してくれた憲兵隊時代の同僚スーザン・ターナー少佐と電話で話し、食事に誘う。ヒッチハイクでワシントンに着いたリーチャーはさっそく軍本部へ出向くも、ターナー代わりにモーガン大佐が座っており、ターナー少佐が秘密漏洩の疑いで逮捕されたとリーチャーに告げる。不審に思ったリーチャーは、ターナーの弁護士を探り接触する。しかし、その弁護士も殺害され、直前に接触していたリーチャーに疑惑の目が向けられる・・・

 前作同様、物語はなぞ解きの形式で進んでいく。ターナー少佐はアフガニスタンへ調査のために派遣していた部下を殺され、事件の影に軍事会社「パラソース社」の影がチラつく。一方、リーチャーは、ある女性から子供の認知を求める訴訟が持ち上がっている事実を告げられる。その子サマンサと会うリーチャーだが、そこにも「パラソース社」の男たちが尾行してきている・・・

 アフガニスタンで暗躍するパラソース社。ハンターと呼ばれる凄腕の殺し屋がターナー少佐とリーチャーとサマンサの命を狙う。なぞ解きは進み、次第に事件の全貌が明らかになってくる。このシリーズは、『ミッション・インポッシブル』シリーズとは異なり、なぞ解き要素が魅力かもしれない。もちろん、リーチャーも格闘技術は一流で、アクションの要素も見応え十分である。

 今回、ヒロイン的な役割で登場するターナー少佐だが、さすが軍人だけあって美人だが男勝り。拘置所ではリーチャーの動きに呼応して看守を取り押さえるなどの動きをこなす。そういうキャラクターだからかもしれないが、リーチャーとは最後までキス一つかわすことなく終わる。娘かもしれないサマンサとは最後に抱擁しただけで、リーチャーが女性と距離を置くスタンスは前作同様である。

 このジャック・リーチャーなるキャラクターも面白いと思う。トム・クルーズのもう一つのシリーズとして確立していくなら、継続して観ていきたいと思う。続いていくなら、次回作を楽しみにしたい一作である・・・


評価:★★☆☆☆




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2017年02月28日

X-ミッション

X-ミッション.jpg

原題: Point Break
2015年 アメリカ
監督: エリクソン・コア
出演: 
エドガー・ラミレス:ボーディ
ルーク・ブレイシー:ジョニー・ユタ
レイ・ウィンストン:パパス
テリーサ・パーマー:サムサラ
マティアス・ヴァレラ:グロメ
デルロイ・リンドー:ホール指導官
クレーメンス・シック:ローチ
トビアス・ザンテルマン:チャウダー
マックス・シエリオット:ジェフ

<シネマトゥデイ>
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キャスリン・ビグロー監督作『ハートブルー』に着想を得た、アスリートによる犯罪集団への潜入捜査を敢行するFBI捜査官の活躍を描くクライムアクション。元アスリートの捜査官がミッションを遂行する一方、命知らずの犯罪者との間に信頼と友情が生まれるさまを活写する。『カルロス』などのエドガー・ラミレスや『スパイ・レジェンド』などのルーク・ブレイシーのほか、サーフィンやスノーボード界などの有名アスリートがスタントとして出演。CGを使用しない生身のアクションの迫力に興奮。
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冒頭、エクストリーム・スポーツに興じるジョニー・ユタは、友人とバイクで危険なジャンプを試みる。しかし、友人は着地に失敗し、ユタの目の前で転落死する。時は流れ、ユタはFBIに志願する。厳しい指導官のポールはなかなか採用に踏み切らない。そんな頃、常人離れした犯行を繰り返す犯罪集団が現れる。高層ビルの上階からバイクで飛び降り、現金輸送機から現金を空中でばら撒き、自分たちは危険な降下で逃げ切る。

そんな犯罪者集団にエクストリーム・スポーツの匂いを嗅いだユタは、FBIに認知されていない彼らの犯行がもう1件あることを見抜き、さらに彼らが「オザキ8」と呼ばれる8つのエクストリーム・スポーツに擬えて犯行を行っていることに気づく。次なる犯行を予告したユタに対し、ポール指導官は、ベテラン捜査官パパスの下での捜査を認め、採用のチャンスを与える。

彼らが現れるポイントをフランスの大波の試練と予測したユタは、自身破格の大波にチャレンジするも失敗。あやうく死にかけたところを同じく大波に挑戦していたボーディに助けられる。アスリート達からカリスマ的人気を誇る彼は、かつてのアスリート時代のユタを知っており、ユタは彼が事件に絡んでいると睨み、行動を共にし交友を深めていく・・・

もともとはキアヌ・リーブスが出演した『ハートブルー』という映画(原題は同じ)のリメイクだそうである。『ハートブルー』の方は観ていないから何とも言えないが、エクストリーム・スポーツに題材をとった映画ということである。エクストリーム・スポーツとは、いろいろな分野で、要はかなり危険な行為にチャレンジするもののようで、ここでは伝説の人物「オザキ」がチャレンジしようとしていた8つの挑戦に挑む犯罪グループを登場させる。

ボーディたちは、犯罪を犯すと言っても、奪ったダイヤモンドは貧村でばら撒き、現金は空中で散布してしまう。それらは「自然への献物」ということらしいが、それで自身の行為を正当化しているのかもしれない。ユタはそんなボーディたちと行動を共にしていく。イタリアの雪山からスノーボードで大滑降し、断崖絶壁からムササビジャンプする。ついていけるのもユタにエクストリーム・スポーツの心得があるからだが、これらのシーンは観ているだけで迫力あって面白い。

もともとエクストリーム・スポーツを使用せんがために脚本を作ったようなところもあるのかもしれない。そういう意味では成功といえるが、肝心のストーリーの方はそれほど面白くもない。怪盗ルパンを気取った犯罪グループだが、鮮やかな犯罪からやがて警官隊との銃撃戦を行うようになり、義賊からは遠ざかっていく。ユタも仲間の女性サムサラと恋仲になったりと、一応お約束の展開が入る。

身分がバレたユタは、試練の内容から次のチャレンジを予測する。ギアナ高地のエンゼルフォールを命綱なしで登っていく様は、実際にどうやっているのかは別として、なかなかの迫力。こうした見せ場は確かに面白いが、クライマックスへ向けてトーンダウン。結局、ユタは何をしていたのかと問われる有様で、観終わってみるとユタとボーディとどっちが主人公だったのだろうと思わざるを得ない。それがこの映画が最終的にパンチ力の欠けたものになった要因であると思う。

迫力はあったのだが、ちょっと焦点のボケてしまった残念さが残る映画である・・・


評価:★★☆☆☆





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2017年02月11日

ミッション・インポッシブル

ミッション・インポッシブル.jpg

原題: Mission:Impossible
1996年 アメリカ
監督: ブライアン・デ・パルマ
出演: 
トム・クルーズ: イーサン・ハント
ジョン・ヴォイト: ジム・フェルプス
エマニュエル・ベアール: クレア・フェルプス
ジャン・レノ: フランツ・クリーガー
ヴァネッサ・レッドグレイヴ: マックス
ヘンリー・ツェニー: ユージーン・キトリッジ
エミリオ・エステベス: ジャック

<Movie Walker解説>
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不可能な任務に挑むスペシャリストの活躍を描いたスパイ・アクション大作。TVドラマ『スパイ大作戦』(66〜73)を基に、主演のトム・クルーズが初の製作も兼ね、映画化権の交渉から3年に及ぶ準備期間を経て、自身のプロダクション〈クルーズ‐ワグナー・プロ〉の第1回作品として完成させた。監督は「カリートの道」のブライアン・デ・パルマ。「今そこにある危機」のスティーヴン・ザイリアンと「カリートの道」のデイヴィッド・コープの原案を、コープとクルーズ主演の「ザ・ファーム 法律事務所」のロバート・タウンが共同で脚色。製作はクルーズとパートナーのポーラ・ワグナー、エクゼクティヴ・プロデューサーは「トゥルーナイト」のポール・ヒットコック。撮影は「カリートの道」など、監督とは6作目となるスティーブン・H・ブラム、美術は「生きてこそ」のノーマン・レイノルズ、編集は「レイジング・ケイン」など、監督とは10本目となる「アイ・ラブ・トラブル」のポール・ハーシュ、衣裳は「心の地図」のペニー・ローズ、特殊メイクは「セブン」のロブ・ボッティンが担当。音楽は「バットマン リターンズ」のダニー・エルフマンがスコアを書き、ロックグループ〈U2〉のアダム・クレイトンとラリー・ミューレンがアレンジ・演奏したTV版のテーマ曲(ラロ・シフリン作曲)を使用している。主演は「インタヴュー・ウィズ・ヴァンパイア」のトム・クルーズ。共演は「ヒート」のジョン・ヴォイト、「とまどい」のエマニュエル・ベアール、「フレンチ・キス」のジャン・レノ、「湖畔のひと月」のヴァネッサ・レッドグレーヴほか。また、エミリオ・エステヴェスがノー・クレジットで友情出演している。
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 もはやお馴染みとなって5作も創られているシリーズだが、初めて観たのはもう16年前。原点回帰ではないが、もう一度観てみたくなって鑑賞に至るもの。
 ファーストクラスでフライトするフェルプスにCAが映画を勧めてくる。早速見るとそれは当局からの指令。プラハの米大使館員ゴリツィンが、東欧に潜入しているCIA情報員のリスト“NOC”を盗んだとのこと。司令の内容は、2部構成になっているリストの残りをゴリツィンが盗み出すに際し、現場の写真を撮り買い手を捕らえること。そして例によって指令は5秒後に消失する。

 当局はたとえ捕まっても一切関知しないというお馴染みのフレーズは、よくよく考えてみるとひどいものである。ゴリツィンが残るリストを入手するため、翌日の大使館のパーティに現れるとの情報に接し、フェルプスの指揮の下、イーサン・ハントをはじめとするIMFのメンバーは大使館に向かう。しかし、ハッカーのジャック、工作員のサラ、監視役のハンナにゴリツィンまでが殺され、フェルプスも銃弾に倒れる。イーサンは辛くも難を逃れる。

 チーム全滅という結果に愕然とするイーサンだが、CIAのキトリッジから今回の作戦はIMFにいると疑われる内通者を炙り出すためのものだと聞かされる。それはつまり唯一の生き残りであるイーサンが内通者であることを意味する。そしてイーサンは、一瞬の隙をつき、カフェを爆破して逃走する。アジトに戻ったイーサンは、フェルプスの妻クレアも生き残っていることを知り、2人で内通者を探すことにする・・・

 手かがりを求めたイーサンが目をつけたのは、NOCリストの買い手。それは武器商人のマックスであるが、内通者の暗号名が“ヨブ”だと知ったイーサンは、それをヒントにマックスに連絡する。その手段は電子メールなのであるが、いかにも時代を感じさせるもの。当時はこれでも進んだものに思えたものだと、思わずにはいられない。データをコピースるのも旧式なディスクであり、このあたりは20年の月日を感じさせてくれる。

 そして何と言っても名シーンとも言えるのは、CIA本部の1室に侵入し、NOCリストを入手するところだろう。天井にあるダクト口から、ケーブルに吊るされて入室したイーサンは、アクロバチックな動きをこなし見事にデータをコピーする。さらにラストのロンドン発パリ行きのTGVユーロスターの車上でのアクションもまた凄い。高速で走るTGVの車上では、高速で走るゆえに動きもままならない。一瞬気を抜けば吹き飛ばされてしまう。ジャン・レノが操縦するヘリとの絡みもなかなかの見どころ。『ゴースト・プロトコル』ではブルジュ・ハリーファの壁面を登り、『ローグ・ネイション』では、飛行中の輸送機にぶらさがる、そうした超絶アクションのまさに「原点」である。

 ジャン・レノといい、エミリオ・エステベスといい、密かに出演していたのに改めて気がつくというおまけつき。その後、シリーズはパワーアップしていくので、後々と比べれば迫力不足の感があるが、それはある意味仕方ない。それでも普通の作品から比べれば圧倒的な迫力が今もまだある。シリーズ原点としてはやはり不動の作品と言える一作である・・・


評価:★★★☆☆




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2016年12月23日

山猫は眠らない

山猫は眠らない.jpg

原題: Sniper
1993年 アメリカ
監督: ルイス・ロッサ
出演: 
トム・ベレンジャー: トーマス・ベケット
ビリー・ゼイン: リチャード・ミラー
J・T・ウォルシュ: チェスター・ヴァン・ダム
エイデン・ヤング: パピッチ伍長

<映画.com>
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南米パナマのジャングルを舞台に、米政府上層部の極秘指令を受けて隠密作戦を展開する2人の狙撃手の姿を描く戦争アクション。撮影の大部分はオーストラリアのクィーンズランド北部のジャングルで行われた。監督はペルー出身で「大統領暗殺指令」のルイス・ロッサ。製作はロバート・L・ローゼン。エグゼクティヴ・プロデューサーは「トイズ」のマーク・ジョンソン。脚本はマイケル・フロスト・ベックナーとクラッシュ・レイランド。撮影は「カッコーの巣の上で」のビル・バトラー。音楽はゲイリー・チャンが担当。主演は「7月4日に生まれて」のトム・ベレンジャー、「メンフィス・ベル」のビリー・ゼイン。
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既に過去に観た映画であるが、続編(『ヤマネコは眠らない3』)も次々に作られていて、「そんなに面白かっただろうか」とふともう一度観てみたくなった次第。だが、やはり印象の薄かった映画にはそれなりの理由があるものだと改めて思わされる結果となった。

南米パナマ、コロンビア国境近くのジャングルで、狙撃手のトーマス・ベケット上級曹長は、極秘のうちに任務を遂行する。しかし、ヘリ部隊の不手際でベケットは部下を失う。敵側にも優れた狙撃手がいるのである。その彼のもとへ、次の作戦の指令が下る。パナマの麻薬組織のボスであるオチョアの援助を得て政権を狙うアルバレス将軍を暗殺する指令である。若きエリート軍人のリチャード・ミラーがその指令を持ってやって来る。ミラーは階級上、ベケットより上位であるが、現場経験は乏しく、このあたりの名と実の対立が一つの焦点である。

2人は装備に身を固め、信頼できないヘリではなく列車と徒歩で目的地のアルバレス将軍の農園を目指す。ミラーは優秀な狙撃技術を持っているが、なぜか標的を撃てない。このあたりの理由はついに明らかにされず、この伏線は「何だったんだろう」と疑問に思うばかりである。そしてその疑問を抱えたまま、2人は農園に侵入する。ベケットはミラーとそれぞれ将軍とオチョアを同時に狙撃することにする。そしてその時を待つ。

狙撃となれば、じっとポイントでターゲットを待ち、ベストタイミングで一発で仕留めるというイメージ。ベケットは、そのイメージ通り待機するが、ミラーのそれは素人丸出し。敵に存在がバレてしまったミラーを助けようとしたため、ベケットは狙撃のチャンスを逃してしまう。銃弾の雨の中を脱出する2人。暗くなったらもう一度農園へ向かい任務を果たすと主張するベケットの言葉に、恐怖のあまりミラーは錯乱してしまう・・・

一度観たはずなのに、ストーリーはすっかり記憶から抜け落ちてしまっている。しかし、それも無理からぬところがある。ベケットは、ベテラン狙撃手としてプロらしいが、ミラーは素人丸出し。そこからなんとなく雰囲気がしらけてしまう。なんだかスティーブン・セガールの「動かないアクション」を見ているようで、どうにも盛り上がらない。

ミラーの尻拭いをするベケットは、敵に捕まってしまうが、その後の展開も見え見えで、まさにB級アクション映画の代表という感じである。どうしてこの映画が、続編が6本も作られるほどのシリーズになったのだろうとひたすら疑問に思う出来栄えである。まぁその後が面白かったということなのかもしれない。

考えてみたが、やっぱりどうしても続編を観る気にはなれないシリーズ第一弾である・・・


評価:★★☆☆☆




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2016年12月17日

トランスポーター イグニッション

トランスポーター イグニッション.jpg

原題: Le Transporteur: Héritage/The Transporter Refueled
2015年 フランス
監督: カミーユ・ドゥラマーレ
製作: リュック・ベッソン
出演: 
エド・スクライン:フランク・マーティン
レイ・スティーヴンソン:フランク・シニア
ローン・シャバノル:アンナ
ガブリエラ・ライト:ジーナ
タティアナ・パイコヴィッチ:マリア
ウェンシア・ユー:キャオ
ラシャ・ブコヴィッチ:アルカディ・カラゾフ

<シネマトゥデイ>
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『トランスポーター』シリーズの主役を務めてきたジェイソン・ステイサムに代わり、新星エド・スクレインを主演に迎えたアクションドラマ。フランスの鬼才リュック・ベッソンが製作と脚本を担当し、スリリングな天才運び屋の仕事に肉迫する。メガホンを取るのは『フルスロットル』のカミーユ・ドゥラマーレ。主人公のドライビングテクニックや、どのような場所でも自在に駆け抜け、よりパワーアップしたアクションに見ほれる。
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ジェイソン・ステイサム主演で、人気シリーズとなった『トランスポーター』シリーズが、主演を変えての第4弾。主役は、元特殊部隊で現在はドライバーをしているフランク。駐車場に止めた愛車に群がるチンピラ。車上荒らしか車の盗難が目当てだったのであろうが、フランクは鮮やかにチンピラたちを叩きのめす。ジェイソン・ステイサムの印象が強く残っているが、「掴み」はGoodである。

そのあと引退した父と食事をしていると、依頼の電話が入る。依頼主はアンナと名乗る美女。運ぶのは彼女自身と荷物2つ。フランクが約束の時間に約束の銀行の前に車を止めると、銀行からアンナと、そしてアンナとまったく同じ格好をした女が2人車に乗り込んでくる。契約と違うとフランクは抗議するが、父を人質に取られており、やむなく車をスタートさせる。たちまちパトカーに追跡され、フランクはプロのドライビングテクニックでこれを振り切る。

アンナはもともとロシアン・マフィアの娼婦であり、長年の組織に対する恨みを晴らすべく、組織の協力銀行から帳簿を持ち出したのである。それを知ってアンナたちを追うマフィアのボス・カラゾフ。物語は、父を人質に取られてやむなく協力するフランクと三つ巴の展開の様相を呈していく。

主役は、たぶん初めてお目にかかる役者さん。やっぱり、ジェイソン・ステイサムと比べてしまうと2段落ちくらいランクダウンしてしまうが、スーツをビシッと決めてのドライビングは、このシリーズならではの雰囲気があっていい感じである。特に追い迫る白バイを、消火栓をテールで弾いて撃退するシーンは、ナンセンス的でも面白い。

さらには、空港内でのチェイスはなかなかのアイデアものだと思う。パトカーを振り切ったフランクは、駐車場で車を乗り換える。乗り捨てたアウディをなんとその場で爆破してしまうのだが、庶民派の自分としては、「そんな贅沢するほど儲けているのだろうか?」などといらぬことを考えてしまっていた。

勧善懲悪のストーリーは単純。あまり深く考えずに楽しめるところがいいところだろう。なんといっても、製作にはリュック・ベッソンが名を連ねているし、「リュック・ベッソン」ブランドは健在である。
名実ともに、シリーズの名に恥じない一作である。


評価:★★☆☆☆





posted by HH at 21:55 | 東京 ☀ | Comment(0) | TrackBack(0) | アクション/シリーズ