2018年03月02日

【君の名は】My Cinema File 1883

君の名は.jpg

2016年 日本
監督: 新海誠
出演: 
神木隆之介:立花瀧
上白石萌音:宮水三葉
長澤まさみ:奥寺ミキ
市原悦子:宮水一葉
成田凌:勅使河原克彦
悠木碧:名取早耶香
島崎信長:藤井司
石川界人:高木真太

<映画.com>
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「雲のむこう、約束の場所」「秒速5センチメートル」など、男女の心の機微を美しい風景描写とともに繊細に描き出すアニメーション作品を手がけ、国内外から注目を集める新海誠監督が、前作「言の葉の庭」から3年ぶりに送り出したオリジナル長編アニメ。「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」などで知られる田中将賀がキャラクターデザインを手がけ、「もののけ姫」「千と千尋の神隠し」などスタジオジブリ作品に数多く携わってきた安藤雅司が作画監督、主題歌を含む音楽を人気ロックバンドの「RADWIMPS」が担当した。国内興行ランキングでは公開から29週連続でトップ10入りを果たし、興行収入250億円を超える歴史的な大ヒットを記録。第40回日本アカデミー賞ではアニメーション作品として初の最優秀脚本賞を受賞した。
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 昨年日本で大ヒットしたことから、興味を持っていた映画。何となく若者向けの恋愛モノというイメージを持っていたが、詳しいあらすじに触ることなく、そのまま鑑賞に至る。

 冒頭、何やら宇宙からの落下物が飛来するシーンが登場する。この時点では意味が分からなかったが、後にその意味がわかる。それはともかくとして、物語は岐阜県の飛騨と東京とを交互に始まる。飛騨にある糸守町に住むのは、高校生の宮水三葉。ある朝、目を覚ますと自分が女になっていることに驚く。しかも最近自分の記憶にない行動の事を友人に指摘されたり、ノートに「お前は誰だ」と書かれていたりする。何のことかと初めは観ている。それは東京に住む高校生の立花瀧にも同じ現象が現れている。2人に面識はなく、ともに「奇妙な夢」だと思いながら、一日を過ごす。

 翌朝、目が覚めると2人はまたいつもの日常に戻っている。そして奇妙な夢のことは、ほとんど忘れている。このあたりでどうやら「入れ替わり」モノだとわかってくる。こういう「入れ替わり」モノは、記憶の限り男女2人が入れ替わるというパターンだと思うが、アクシデントで抱き合って転んだら入れ替わっていたというものではなく(何かの映画であったパターンだ)、互いにどこの誰かもわからない者同士が入れ替わるというのが面白い。

 やがて2人はその体験がただの夢ではなく、実際にどこかに住んでいる自分と同じ高校生であることに気がつく。そして入れ替わった時に、自分の行動をメモしておく。こうすると、元に戻った時に自分と入れ替わっていた相手が自分の体で何をしていたかがわかる。「生活の知恵」ではないが、自然発生的な行為が面白い。しかも現代人らしく、メモの記録はスマホの日記アプリだったりする。

 しかし、その入れ替わりはある日突然終わってしまう。時に三葉の周りでは、ティアマト彗星接近のニュースに沸き返っている。さらに村祭りの準備が進む。一方、突然入れ替わりが途絶え、さらに携帯も通じなくなり、気になった瀧は三葉を訪ねて行くことを思いつく。男は行動である。女の子に会いたくなれば会いに行く。記憶を頼りに描き起こした糸守の風景スケッチだけを頼りに瀧は飛騨に向かう。ところが、そこで驚愕の事実を知ることになる・・・

 単なる男女の高校生の入れ替わりによるほのぼのラブラブストーリーの予感がこのあたりから修正を余儀なくされる。そして入れ替わりにも実は「時差」があることがわかってくる。そう言えば『きみにしか聞こえない』でも遠く離れた2人には1時間の時差があったが、ここではもっと間隔が空いている。そしてその時差がまたうまい具合にストーリーを盛り上げる。

 ティアマト彗星の出現と時差による一種のタイムトラベルの要素も孕み、ストーリーは次の展開へと進んでいく。総じてこの映画は先を読ませないストーリー展開がなかなか秀逸だと個人的には感じる。糸守で受け継がれている伝統文化の口噛み酒や組紐がさり気なく描かれるが、それがストーリー展開にも絶妙に絡んでくる。なかなかよく考えられている。計算されつくしたゴールがズバリと決まる心地良さがある。

 スリリングな後半戦。そして「君の名は」のタイトルがストーリーにブレンドされる。なるほど、ヒットする理由もよくわかるというものである。ただ、映画好きの大先輩が観てみたいと仰っていたが、昭和15年生まれの方には正直あまりウケないかもしれないと思う。これはあくまでも若者向けの映画だろう。

 アニメであるが、背景に描かれる風景は妙に実写っぽくて、そこに「美」を感じてしまった。最近のアニメ映画は質が高いと思うが、ストーリーと絵というアニメ映画の大要素にその質の高さを感じさせられる。ヒットするのもなるほどの心に強く残る映画である・・・


評価:★★★☆☆





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2017年12月05日

【カーズ/クロスロード】My Cinema File 1832

カーズ/クロスロード.jpg

原題: Cars 3
2017年 アメリカ
監督: ブライアン・フィー
出演(声): 
オーウェン・ウィルソン:ライトニング・マックィーン
クリステラ・アロンゾ:クルーズ・ラミレス
アーミー・ハマー:ジャクソン・ストーム
ネイサン・フィリオン:スターリング
クリス・クーパー:スモーキー
ケリー・ワシントン:ナタリー・サートゥン
リー・デラリア:ミス・フリッター
ラリー・ザ・ケーブル・ガイ:メーター
ボニー・ハント:サリー
トニー・シャルーブ:ルイジ
グイド・クアローニ:グイド
ポール・ニューマン:ドック・ハドソン

<シネマトゥデイ>
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自動車たちの世界を舞台に、スポーツカーのライトニング・マックィーンの活躍を描いた人気シリーズの第3弾。最新型のレーサーに勝てなくなった上に、事故でクラッシュしてしまった彼が引退を考えて苦悩する姿を、仲間たちとの絆を絡めながら追う。監督を務めるのは、『カーズ』シリーズなどに携わってきたブライアン・フィー。シリーズ前2作の監督でもあるジョン・ラセターが製作総指揮を務める。
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子供向け的なアニメだと思っていたら、意外としっかりしたストーリーでちょっと感動的だった『カーズ』のあと、第2弾となった『カーズ2』で少し脱線してしまった感のあるシリーズだったが、今回はまた主人公マックィーンにスポットライトがあたり、本来のレース主体の物語となる第3弾。

「ピストン・カップ」で早や7回の優勝歴を誇るようになったライトニング・マックィーン。しかしその前に最新テクノロジーを駆使した新世代ルーキージャクソン・ストームが登場する。マックィーンを追い抜いての逆転優勝は、新たな時代の到来を告げる。その後、ストームは連戦連勝し、マックィーンはこれになす術もなく敗れる。同世代レーサーは次々と引退や解雇となり、マックィーンは孤軍奮闘するも対抗手段がない。

そしてシーズン最終戦、マックィーンはストームに次ぐ2位につけていたが、グイドのタイヤ交換を急がせたことが原因でクラッシュしてしまう。それから4か月後、修理を終えたマックィーンは「ラジエーター・スプリングス」で、今後のことについて悩む。師匠のドック・ハドソンもやはりクラッシュ事故を機にレーサーを引退しており、「引退」の文字が脳裏をよぎる。

それでもガールフレンドのサリーに励まされ、スポンサー「ラスティーズ」のレーサー育成施設「ラスティーズ・レーシング・センター」を訪れる。ラスティーズは既に身売りしていて、マックィーンのファンを自認する新オーナーからクルーズ・ラミレスをトレーナーとしてつけられ、特訓を開始することとなる。しかし、特訓は不調でマックィーンは新オーナーから次のシーズン初戦で優勝出来なければレーサーを引退するよう勧告される・・・

今回の物語は、栄光の真っ只中にいたマックィーンに危機が訪れるというもの。新世代技術を身につけた新たな強敵の出現にマックィーンは惨敗する。「引退」の危機の中でマックィーンの真価が問われることになる。世代交代は誰にとっても宿命であり、栄光を築いたロッキーすらも『ロッキー3』でハングリー精神あふれるクラバー・ラングに敗れ、『ロッキー4』で最新技術によるトレーニングを受けたドラゴの挑戦を受けた。マックィーンも最新テクノロジーマシンの挑戦を受け、これになす術もなく敗れる。

そうした引退の危機からどのように這い上がるかが、この映画の見どころとなる。『ロッキー4』で、最新マシンでトレーニングするドラコに対し、ロッキーが大自然の中でトレーニングしたように、マックィーンもクルーズとともに砂浜を走り、ローカルレースに参加してトレーニングをこなす。さらに師匠ドックのかつての師匠スモーキーに教えを乞胃に行く。仲間たちと共に練習に励む姿は、感動的だった第1作と同様である。

ロッキーのように最後は感動的な勝利が待っているのかと思いきや、ラストの展開は意外性を秘めていて、それもまた良しであった。『カーズ2』で少し落ちたと感じていたが、3作目でしっかり盛り返してきた感がある。今後さらに続くのか、あるいはこれで終わりなのかはわからないが、フィナーレだとしてもそれにふさわしい内容であるのは確かである。

さすがピクサーと唸りたくなるアニメ映画である・・・


評価:★★★☆☆






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2017年09月17日

【この世界の片隅に】My Cinema File 1797

この世界の片隅に.jpg

2016年 日本
監督: 片渕須直
出演: 
のん:北條(浦野)すず
細谷佳正:北條周作
尾身美詞:黒村径子
稲葉菜月:黒村晴美
牛山茂:北條円太郎
新谷真弓:北條サン
小野大輔:水原哲
岩井七世:白木リン
潘めぐみ:浦野すみ

<映画.com>
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第13回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞を受賞したこうの史代の同名コミックを、「マイマイ新子と千年の魔法」の片渕須直監督がアニメ映画化。第2次世界大戦下の広島・呉を舞台に、大切なものを失いながらも前向きに生きようとするヒロインと、彼女を取り巻く人々の日常を生き生きと描く。昭和19年、故郷の広島市江波から20キロ離れた呉に18歳で嫁いできた女性すずは、戦争によって様々なものが欠乏する中で、家族の毎日の食卓を作るために工夫を凝らしていた。しかし戦争が進むにつれ、日本海軍の拠点である呉は空襲の標的となり、すずの身近なものも次々と失われていく。それでもなお、前を向いて日々の暮らしを営み続けるすずだったが……。能年玲奈から改名したのんが主人公すず役でアニメ映画の声優に初挑戦した。公開後は口コミやSNSで評判が広まり、15週連続で興行ランキングのトップ10入り。第90回キネマ旬報トップテンで「となりのトトロ」以来となるアニメーション作品での1位を獲得するなど高く評価され、第40回日本アカデミー賞でも最優秀アニメーション作品賞を受賞。国外でもフランスのアヌシー国際アニメーション映画祭の長編コンペティション部門で審査員賞を受賞した。
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物語は昭和8年から始まる。主人公の浦野すずは、広島で3人兄弟の真ん中、浦野家の長女として生まれ育つ。天真爛漫でのんびりした性格のすず。それは時代と地域との背景によくマッチしている気がする。街に出て迷子になり人さらいの怪人に会ったり、座敷わらしに出会ったりというエピソードが描かれるが、それが物語でどういう位置付けなのかはよくわからない。

すずは絵を描くことが大好き。されど貧しい家計で、筆箱の中のたった一本残った持てないくらい短い鉛筆を大事に使う様子が、父から聞いた子供の頃のエピソードと重なる。日本全国、同じような光景が見られたのかもしれない。そんなすずも18歳になると嫁入りの話が来る。相手は呉の北條家の長男で、海軍で働く周作。いつの間にかすずを見初めての申し入れであった。これも時代を彩るエピソードである。

祝言を挙げ、嫁いだすず。幸い病弱な姑は穏やかで、すずは嫁姑の苦労は少ない。その代り小姑である周作の姉径子の当たりはきつく、すずは慣れない中、頭にハゲができたりする。夫の死後、実家に帰ってきた径子には長女晴美がおり、すずは一緒に遊んだり、絵を描いたりと楽しく過ごす。

こんなすずの日常がのんびりと描かれていく。そんな物語は、時代を表すエピソードが個人的には興味を引く。砂糖壺を水の中に流してしまったすずは、姑に金をもらい呉の闇市へ行く。時代は既に配給が始まっている。日中戦争の最中であるが、すずの日常に戦争の影は物資の不足ぐらい。闇市も既にあったようである。帰り道には道に迷い、どうやらそこは遊郭なのだが、うぶなすずはそれに気がつかない。

昭和20年になると、いよいよ軍事基地がある呉にも空襲が頻発し、北條家でも防空壕を掘る。義父も空襲で大ケガをして町の病院に入院すると、すずの生活にも戦争が及んでくる。晴美は軍港の艦船を指さし、名前をいい当てたりして無邪気である。そして義父の見舞いに行った帰り道、米軍の空襲に遭遇し、悲劇が起こる・・・

戦時下を描いたアニメというと、『火垂るの墓』が思い起こされる。子供が小さい時に観てしまったため、個人的には衝撃が大きかった映画だが、この映画はそれほどの内容ではない。それでも戦時下の暮らしが垣間見れて興味深い。のんびりしたすずの性格の心地良さもあるかもしれない。実に日本的なアニメ映画である。

穏やかでのんびりした性格のすずが、そのままであれば何の波乱もない人生を歩んでいたのかもしれないのに、否応無しに戦争に巻き込まれて行く。そして好きだった絵も描けなくなってしまう。体ばかりか心にまで傷を負うすず。広島の実家では妹だけがかろうじて生き残るが、すでに原爆症の症状が出ている。直接的には何も訴えないものの、静かなる反戦の声が聞こえてきそうな物語。

世界のほんの片隅でひっそり生きていたはずのすずだが、物語の中では世界の中心。おそらくみんなそんな「片隅」に生きているのだと思う。静かに心に染み入る映画である・・・


評価:★★☆☆☆




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2015年10月21日

【宇宙戦艦ヤマト2199 星巡る方舟】My Cinema File 1464

宇宙戦艦ヤマト2199 星巡る方舟.jpg
 
2014年 日本
監督: 出渕裕
出演(声)
小野大輔:古代 進
菅生隆之:沖田 十三
大塚芳忠:真田 志郎
諏訪部順一:フォムト・バーガー
桑島法子:森 雪
久川綾:新見 薫

<シネマトゥデイ>
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絶大な人気を誇る「宇宙戦艦ヤマト」の新作となる劇場版アニメーション。
イスカンダルで“コスモリバースシステム”を入手した宇宙戦艦ヤマトが、帰路の途中で謎の艦隊“ガトランティス”らとのし烈な戦いに挑む姿が描かれる。
総監督と脚本は、テレビシリーズの総監督でもある出渕裕。
新シリーズでも描かれていないストーリーはファン必見。
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かつて大ヒットし、映画化もされ、さらに近年には 実写化もされた宇宙戦艦ヤマトが、さらにリメイクされたテレビドラマとなり、その出来栄えに喜んでいた。
さらなるおまけとして創られたのが本作。
リメイクされたテレビドラマシリーズのサイドストーリーである。

テレビドラマシリーズで、イスカンダルに到達し、悲願であった“コスモリバース・システム”を受け取った帰路。
ヤマトは新たなる敵「ガトランティス」の艦隊と遭遇する。
未知の兵器「火焔直撃砲」の攻撃をからくもかわし、ヤマトはワープで逃げ切る。

一方、テレビドラマシリーズの山場“七色星団決戦”で敗れ、生き残っていたバーガー少佐率いる空母が宇宙空間を航行している。
すでに本国からはヤマトとの停戦命令が出ているが、復讐に燃えるバーガーは聞く耳を持たない。
同期のリッケ率いる艦隊と合流し、制止を受けるが、その時どこからともなく歌声が聞こえてくる・・・

ドイツのセイレーンの伝説の話は、松本零士原作の漫画ではよく使われているが、ここでも登場する。
バーガー艦隊とヤマトは偶然謎の空間に閉じ込められ、ありえない大陸上のありえないホテルで互いに遭遇する。
ヤマトのクルーをザルツ人と勘違いするエピソードは、テレビシリーズを観ていないとわからない。
(まぁそれを観ないでこの映画を観る人もいないだろうが・・・)

戦闘よりも人間ドラマに重きが置かれるストーリー。
まぁそもそもそれがヒットの要因だとは思うから、やむをえまい。
やや“友情”しすぎるきらいはあるが、許容範囲内だろう。
テレビシリーズでもガミラスが敵対していたガトランティスが、ここでは大いなる脅威として立ちはだかる。
次のシリーズへの布石としては、ファンにはいいプレゼントなサイドストーリーである。

次のシリーズで存在感を発揮するであろう空間騎兵隊も挨拶代わりに登場し、前シリーズのつぎはぎをスムーズにつなげている。
このあたりはリメイク版の強みと言える。
次のシリーズへの期待も高まるというものである。
大いに期待したいと思う。

単体で評価するよりも、「つなぎ」の位置付けとして評価したい作品である・・・


評価:★★☆☆☆




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2015年09月06日

【ベイマックス】My Cinema File 1450

ベイマックス.jpg

原題: Big Hero 6
2014年 アメリカ
監督: ドン・ホール/クリス・ウィリアムズ
出演(声): 
スコット・アドシット:ベイマックス
ライアン・ポッター:ヒロ・ハマダ
ダニエル・ヘニー:タダシ・ハマダ
T・J・ミラー:フレッド
ジェイミー・チャン:ゴーゴー
デイモン・ウェイアンズ・Jr:ワサビ
ジェネシス・ロドリゲス:ハニー・レモン

<Yahoo!映画解説>
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マーベルコミックスのヒット作「BIG HERO 6」を基に、ディズニーが放つアドベンチャー。
架空の都市サンフランソウキョウを舞台に、並外れた頭脳を持つ少年ヒロが、生前に兄が開発したロボットのベイマックスと一緒に死の真相を暴こうとする。
メガホンを取るのは、『くまのプーさん』のドン・ホールと『ボルト』のクリス・ウィリアムズ。
随所にちりばめられた日本のカルチャーへのオマージュに加えて、白くて大きな体を持つベイマックスの愛らしさにも注目。
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ディズニーのファンタジー・アニメ。
舞台は「サンフランソウキョウ」という名の架空の都市。
しかしながら冒頭描かれる町の様子で、サンフランシスコとトウキョウが融合されている町だとすぐにわかる。
ゴールデンゲートブリッジらしきものがあるが、それは鳥居の形をしていたりするし、町の中は至るところ日本語の看板が溢れかえっているのである。

主人公は14歳の少年ヒロ・ハマダ。
名前も日系だ。
大学に通う兄タダシがいて、どうやら両親とは死別し、おばと暮らしている。
ヒロは兄も認める才能があり、ロボットの違法賭けバトルで稼いでいる。

タダシは、そんなヒロの才能を伸ばそうと、ある日自らが通う大学にヒロを連れていき仲間に紹介する。
そして自分が研究している介護ロボット”ベイマックス”を見せる。
刺激を受けたヒロは、自分も大学に入ろうと、受験のために”マイクロボット”を開発する。
しかし、その時突如起こった火災で兄を失う。

失意の日々を送るヒロだが、ある日偶然ベイマックスを起動させてしまう。
そして火災で焼失したはずのマイクロボットの残りを発見し、ベイマックスとともに行った倉庫の中で、何者かがマイクロボットを量産していることを発見する。
兄の死に疑問をもったヒロは、ベイマックスとともに真相を暴く決意をする・・・

さすがディズニーらしく、不格好だが憎めないベイマックスというロボットを登場させ、雰囲気を和ませる。
ただ、ストーリーは兄の真相を暴こうとするヒロと大学の仲間たちとの冒険というか悪との戦いとなっている。
癒しなのか、活劇なのか。
いろいろ要素を詰め込み過ぎて、何に軸足を置いているかがわからない感じがした。
事実、そうなのだろう。

日本人としては、主人公も日系みたいだし、町の名前や町中のいたるところに日本が溢れかえっていて、何とも心地よい映画である。
たぶん韓国人が観たら面白くないと思うだろう。
そんな架空の町は、たぶんちょっと未来で、ベイマックスなどの技術はちょっと夢が入っている。

主人公の少年が、人間以外の何かと心を通わせるというストーリーは、考えてみれば犬だったり宇宙人だったり、いろいろと相手を変えて創られている。
ここではそれがロボットなわけで、しかもそれは『リアル・スティール』とは違って、戦闘用ではなく看護用というところが今回のミソである。
(そんな看護用を戦わせてしまうところがアメリカっぽい気もするが・・・)

ストーリーは勧善懲悪モノで、子供の視線も意識したもの。
ちょっとほろっとさせる友情シーンも描かれていて、子供にもいいと思う。
エンドクレジットの最後におまけの映像が出てきたが、それが続編を意味するのかどうかはわからない。
家族みんなで観て楽しめる映画である・・・


評価:★★☆☆☆



    
    
posted by HH at 00:00 | 東京 ☀ | Comment(0) | TrackBack(0) | アニメ