2016年05月21日

エヴァの告白

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原題: The Immigrant
2013年 アメリカ
監督: ジェームズ・グレイ
出演: 
マリオン・コティヤール:エヴァ・シブルスカ
ホアキン・フェニックス:ブルーノ・ワイス
ジェレミー・レナー:オーランド(エミール)
エレーナ・ソロヴェイ:ロジー・ヘルツ
ダグマーラ・ドミンスク:ベルヴァ
マヤ・ワンパブスキー:エディタ・ビストリッキー
アンジェラ・サラフィアン : マグダ・シブルスカ

<Movie Walker解説>
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『エディット・ピアフ 愛の讃歌』でアカデミー賞主演女優賞に輝いたマリオン・コティヤール主演のヒューマンドラマ。幸せを求めてアメリカへ移住した女性が、娼婦に身を落としてまでも懸命に生きようとする姿を描く。彼女を翻弄する裏社会の男をホアキン・フェニックス、思いを寄せるマジシャンをジェレミー・レナーが演じる。
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原題は、「移民」とある通り、映画は1921年のニューヨークから始まる。ポーランドからアメリカに渡ってきたエヴァとマグダの姉妹。咳き込むマグダと手続きを不安そうに見守るエヴァ。エヴァはイギリス外交官の通訳をしていたということで英語が話せる。しかし、エヴァの不安は的中し、マグダは肺病を疑われて隔離、エヴァ自身も引受人の住所が怪しく、かつ船中での不適切行為があったとかで入国にストップがかかる。

見知らぬ外国で頼りにする叔母も迎えに来ない中、本国への送還を告げられるエヴァ。そこに現れたのが興行師のブルーノ。エヴァの必死の訴えに、係官に袖の下を渡し、エヴァを連れ出す。連れて行かれた先では、女たちが衣装を着飾り、舞台で踊る。そしてどうやらそれは表の姿で、裏では女たちに客を取らせている。

時は第一次世界大戦後であり、混乱の欧州から新天地に大勢の人たちが押し寄せたのであろう。移民たちの扱いも温かみのあるものでないことは仕方ないのであろう。そして身一つで渡ってきた移民たちが日々の稼ぎを得るのも簡単ではなかったであろう。頼みの綱の叔母と会えず、妹のマグダは隔離されて治療費が必要となると、エヴァが体を売るようになるのは自然の成り行きなのかもしれない。

マグダと会うこともままならない日々を過ごすうちに、エヴァはマジシャンのオーランドと知り合う。なぜかエヴァに好意を持つオーランド。実はオーランドはブルーノのいとこで、二人は旧知の仲であるが、ブルーノはオーランドを嫌っている。当然のごとく、エヴァに近づくオーランドを嫌悪する。やがてブルーノは「護身用」と称して銃まで用意する。

ポーランドでは目の前で両親を殺され、姉妹で助け合ってようやく新大陸へやってきたものの、まともな暮らしすらままならぬエヴァ。日々生き抜き、マグダの治療費を稼ぐ。オーランドに対しても、頼りにする一方で信用しないと言い切るエヴァは、自分だけが頼りである。願いはと聞かれて、「幸せになること」と答えるが、その幸せは特別なことではなく、妹のマグダと一緒に体を売らずに済む生活を送ることなのだろう。

そんなささやかな「幸せ」すら遠いエヴァに心が傷む。そしてそれぞれ形は違えどもエヴァに好意を寄せるブルーノとオーランド。二人の男もよくよく考えれば必死に生きている。時代といえば時代だったのかもしれないが、ふたりの男の運命もまた物悲しい。ブルーノとエヴァの画面を分けたラストシーンも印象深い。最後にエヴァは幸せになれたのだろうか。「普通の幸せ」を手にできたと信じたいところである。

主演はマリオン・コティヤール。アカデミー主演女優賞を獲得した『エディット・ピアフ 愛の讃歌』をはじめとして、『ダークナイト・ライジング』『インセプション』『コンテイジョン』『サハラ、熱砂の愛』など、気がつけば結構多数の出演作を観ている。ただ、この映画は印象度からいけば、『エディット・ピアフ 愛の讃歌』に劣らぬ出演作だと思う。

似たような物語が実際には数多くあったのかもしれない。
遠い昔の他国にそんな思いを馳せてみた映画である・・・

評価:★★★☆☆


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2016年05月10日

紳士協定

紳士協定.jpg

原題: Gentleman's Agreement
1947年 アメリカ
監督: エリア・カザン
出演: 
グレゴリー・ペック: フィリップ
ドロシー・マクガイア: キャシー
アン・リヴィア: グリーン夫人
ジューン・ハヴォック: エレイン
セレステ・ホルム: アン
ジョン・ガーフィールド: デイヴ

<映画.com>
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反ユダヤ主義に対して果敢な挑戦を行なったジャーナリストの姿を通し、アメリカ社会の恥部を描く。1947年度アカデミー作品賞、監督賞、助演女優賞(セレステ・ホルム)を受賞。製作はダリル・F・ザナック、監督は「ラスト・タイクーン」のエリア・カザン、原作はローラ・Z・ホブスン、脚本はモス・ハート、撮影はアーサー・ミラー、音楽はアルフレッド・ニューマンが担当。出演はグレゴリー・ペック、ドロシー・マクガイア、ジョン・ガーフィールド、セレステ・ホルムなど。
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アカデミー賞の作品賞・監督賞を同時受賞している作品というのは、結構名画だと個人的には考えている。そんな名画に分類され、なおかつタイトル名も知っているのにまだ観たことがないということで、観てみることにしたこの映画、なんともう70年近く前の作品ということになる。

物語は、主人公のフィリップが息子とともにニューヨークへやってくるところから始まる。フィリップは名の知れた作家で、雑誌社の編集長ジョンに招かれたのである。そこで反ユダヤ主義に関する記事を依頼されたフィリップは、アイディアを練るうちに自らユダヤ人であると称し、周囲の反応をレポートすることを思いつく。ジョンの賛同を得たフィリップは、周囲がまだ自分を知らないことをいいことに、早速ユダヤ人であることを告知する。

まずは新たにフィリップの秘書となった女性が就職差別について教えてくれる。ユダヤ風の名前で応募したところ不採用となり、今の名前で応募したところ採用になったという。両方とも履歴書の内容は同じなのに、である。しかもそれが今の職だと明かされ、フィリップはショックを受ける。

さらに周囲の反応の変化はてきめんで、アパートの管理人からかかりつけの医師もやんわりと差別反応を示す。恋人とハネムーンを予定していた高級ホテルは「非公開」だと言われ、確かめに訪れると、やんわりと宿泊を断られる。さすが自由と平等の国、誰も表立って露骨な差別はしない(する人もいる)。

そうした差別は露骨でないだけに始末が悪く、自分は差別主義ではないと思う大多数の善人も、差別や偏見を前に「沈黙」という形で後押しをしていることに気がつかない。フィリップのイライラは、やがて恋人のキャシーとの衝突につながり、婚約解消となってしまう。また、息子は学校で言われなきいじめに遭って泣いて帰ってくる。

日本人の感覚でいくと、黒人差別は露骨でわかりやすいが、ユダヤ人差別はわかりにくい。ただ、シェイクスピアの「ベニスの商人」にも表れるくらいその歴史は古く、その最たるものがナチスによるホロコーストであり、アメリカ社会でも暗黙の存在なのだろう。「暗黙」ゆえに、様々な「暗黙の了解」があり、それが「紳士協定」な訳である。

この映画が創られたことは、そうした差別解消への動きなのだろうし、オスカーに輝いたというのもアメリカ社会の意思のように思われる。特に大事なのは、キャシーのように自分は差別などしないと思いながら、周囲との協調という名目でいつの間にか無難に「紳士協定」に従い、差別の後押しをしてしまっていることであろう。実に深い物語である。

主演のグレゴリー・ペックは、これでもかというくらいに二枚目であり、当時の世相とともに映画の雰囲気が伝わってくる。温故知新ではないが、映画大国アメリカの歴史を感じさせる映画である。まだ観ぬ名画も多く、折に触れて観たいと考えている。「作品賞+監督賞」はやっぱり間違いないと確信させてくれる一作である・・・

評価:★★☆☆☆




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2016年05月06日

ファーナス 訣別の朝

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原題: OUT OF THE FURNACE
2014年 アメリカ
監督: スコット・クーパー
出演: 
クリスチャン・ベール:ラッセル・ベイズ
ウディ・ハレルソン:ハーラン・デグロート
ケイシー・アフレック:ロドニー・ベイズJr.
フォレスト・ウィテカー:ウェズリー・バーンズ
ウィレム・デフォー:ジョン・ペティ
トム・バウアー:ダン・デュガン
ゾーイ・サルダナ:リナ・テイラー
サム・シェパード:ジェラルド・"レッド”・ベイズ

<シネマトゥデイ>
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レオナルド・ディカプリオやリドリー・スコットが製作に回り、オスカー俳優クリスチャン・ベ-ル主演で放つドラマ。アメリカの片田舎で暮らす主人公が、ささいなことをきっかけに転落の人生を歩む姿をつぶさに映し出す。弟を『ジェシー・ジェームズの暗殺』などのケイシー・アフレックが演じ、ウディ・ハレルソンやウィレム・デフォーら怪優たちが共演。閉塞感漂う町で必死にあがきつつ生きる男たちの生きざまが胸に突き刺さる。
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クリスチャン・ベール主演というだけで観ることを決めた映画である。物語の舞台はアメリカの田舎町。製鉄所だけが唯一の産業というべき街。ここで暮らす主人公のラッセルは、製鉄所に勤め、弟のロドニーと年老いた父、叔父らに囲まれ、恋人のリナと過ごす一時に喜びを見出す日々を過ごしている。

弟のロドニーは、借金をしてはギャンブルをしており、ラッセルの心配のネタ。その弟はやがて入隊しイラクへ派遣される。そんなある日、酔って運転をしていたラッセルは追突事故を起こし、相手の親子を死傷させてしまい刑務所へ行くことになる。服役を終えたラッセルを待っていたのは、衰弱死した父親と別の男の元へと去っていったリナと、イラクで心に傷を負ったロドニーであった。

そんなロドニーは、闇ボクシングに出場して借金を返す生活を送っており、それが高じて危険な犯罪組織の闇ボクシングに出場し、そしてついに帰ってこないことになる。デグロートというボスの率いる組織の仕業だとわかったラッセル。警察は犯罪の巣窟である山中に潜むデグロートに手が出せない。そんな状況下、ついにラッセルは自ら動くことを決意する・・・

鉄鋼業の街が舞台で、原題(furnace=溶鉱炉)もそこから来ている。主人公のラッセルは製鉄所に勤め、暇な時には叔父とともに鹿狩りに行く。となると、このシチュエーションは嫌が応にも『ディア・ハンター』が脳裏に浮かぶ。『ディア・ハンター』はベトナム戦争であったが、この映画ではイラク戦争。40年経っても全く変わらない田舎町という感じである。

『ディア・ハンター』が戦争の悲惨さを訴えたのに対し、この映画は復讐劇。その違いはあるものの、ライフルを持ったクリスチャン・ベールの姿がロバート・デ・ニーロを彷彿とさせる。さらに、一見地味な映画であるが、出演陣は豪華。ネチっこい口調のウディ・ハレルソンにケイシー・アフレック。フォレスト・ウィティカーにウィレム・デフォーに『コロンビアーナ』のゾーイ・ソルダナと勢ぞろい。これだけでも観る価値はある。

復讐劇と言っても、主人公はごく普通の男。「沈黙のシリーズ男」でもジェイソン・ボーンでもない。敵中に1人乗り込んで行って、ちぎっては投げ、激しい銃撃戦を繰り返すといった八面六臂の大活躍はしない。実にそれらしいやり方で、納得感大。主演のクリスチャン・ベールの演じる男は、決して強くはないが信念で事を成し遂げ、そんな姿は『3時10分、決断の時』を思い起こさせてくれた。これだから、出演作からは目が離せない。
次の出演作を心待ちにしたい俳優さんである・・・

評価:★★☆☆☆




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2016年05月01日

さよなら渓谷

さよなら渓谷.jpg

2013年 日本
監督: 大森立嗣
出演: 
真木よう子:尾崎かなこ
大西信満:尾崎俊介
大森南朋:渡辺一彦
鈴木杏:小林杏奈
鶴田真由:渡辺の妻

<映画.com>
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真木よう子が「ベロニカは死ぬことにした」以来7年ぶりに単独主演を飾り、吉田修一の同名小説を映画化した人間ドラマ。緑豊かな渓谷で幼児殺害事件が起こり、容疑者として実母の立花里美が逮捕される。しかし、里美の隣家に住まう尾崎俊介の内縁の妻かなこが、俊介と里美が不倫関係にあったことを証言。現場で取材を続けていた週刊誌記者の渡辺は、俊介とかなこの間に15年前に起こったある事件が影を落としていることを知り、2人の隠された秘密に迫っていく。俊介役は「赤目四十八瀧心中未遂」『キャタピラー』の大西信満。「ケンタとジュンとカヨちゃんの国」「まほろ駅前多田便利軒」の大森立嗣監督がメガホンをとり、監督の実弟・大森南朋も週刊誌記者・渡辺役で出演。
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とある地方の寂れた共同住宅。冒頭から抱き合うカップル。そこへ隣人の、いかにも田舎のヤンキーでしたという感じの女がドアを叩き、午後に届く予定の荷物の受け取りを頼んでくる。あたりを取り囲む報道陣。やがて女は自分の子供を殺した容疑で逮捕される。そのニュースをベッドではなく、布団の中で聞く二人。男は尾崎俊介。女はかなこ。

報道陣の中の一人であった記者の渡辺。何気なく俊介に挨拶する。そして間もなく、俊介も警察から事情聴取を受ける。慌てて俊介の過去を洗う渡辺。学生時代有望な投手とされていた俊介。だが、在学中に4人のチームメイトとともに退部していた。関係者への調査で、渡辺はそれがレイプ事件であったことを突き止める。

淡々と進むドラマ。一体どういう物語なのだろうかと思わせられる。
俊介の過去を調べる渡辺。俊介には「集団レイプ」という過去がある。男目線で、「被害者もついて行った」と語る渡辺に、同僚の女性記者が被害者のその後の悲惨な人生を教える。このあたりは男と女の目線の違いであろう。

渡辺自身も家庭では妻とうまくいっていない。もともとラグビーをやっていて、おそらく会社の都合で「ラグビーを辞めて工場勤務に就くか、ラグビーを選んで会社を辞めるか」の決断を迫られ、渡辺は妻の反対を押し切ってラグビーを選んだようである。だが、その後怪我で引退せざるを得なくなり記者になったものの、それが原因で妻とはうまくいっていないようである。サイドストーリーなのに、そちらの方にも強い共感を感じてしまった。

そして次第に明らかになっていく俊介とかなこの関係。なんとなく予想はついていたものの、狂ってしまった人生の歯車の行き着く先を見ている気になる。流れ流れて辿り着いた住処は、そうでなければ歩んでいたであろう都会のきらめきとは遥かな隔たりがある。最後に渡辺が俊介に問う。「もう一度戻れるならどちらの人生を選ぶか」と。その答えはなかなかに興味深い。

全体としてイメージは暗い。それが淡々と進むが、登場人物たちの行動の理由も次第に分かってきて、そこはなかなかの展開である。どうやら原作があって、そちらの方がもっともっと深そうであるが、映画との違いはやむをえないのかもしれない。とはいえ、映画は映画なりにドラマの奥行きの深さを感じさせてくれる。観終わった後に余韻が残る映画である・・・


評価:★★☆☆☆



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2016年04月29日

桜、ふたたびの加奈子

桜、ふたたびの加奈子.jpg

2013年 日本
監督: 栗村実
出演: 
広末涼子: 梶原容子
稲垣吾郎: 梶原信樹
福田麻由子: 野口正美
高田翔: 東山直也
江波杏子: 富永松代
吉岡麻由子: 砂織

<映画.com>
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広末涼子と稲垣吾郎が娘を亡くした夫婦を演じ、さまざまな人とめぐり合いながら再生していく姿を描いたヒューマンドラマ。娘の加奈子を事故で亡くした容子は、自分を責め続け、もう存在しない加奈子が見えると言って世話を焼くようになる。夫の信樹は、そんな妻を救い出したいと願いながらも、現実を受け入れ、前を向こうとしない容子にいら立ちを募らせていく。そんなある日、容子はシングルマザーとして子どもを産む決意をしていた女子高生に出会い、その子どもが加奈子の生まれ変わりに違いないと確信する。デビュー作「飯と乙女」がモスクワ国際映画祭最優秀アジア賞を受賞した栗村実の監督第2作。
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冒頭、いきなりの葬儀シーン。棺は小さく、子供のものだとわかる。
両親は信樹と容子。一人娘の加奈子と公園で楽しく遊ぶ回想シーンが痛ましい。
自分の住所を覚える加奈子。この何気ないシーンが最後に生きてくる。
その加奈子が小学校に入学する日、事故で加奈子は死んでしまう。

ショックを受けた容子は、死んだ加奈子が見えると言い、やがて自殺を図る。早い通報で一命を取り留めるが、そんな時、高校生ながら妊娠してしまった正美とその恩師である砂織と知り合う。やがて正美は女の子を出産するが、手のひらに加奈子と同じ黒子があったことから、容子は正美の子供が加奈子の生まれ変わりだと信じるようになる。

自分の子供が生まれた時、一番怖かったのは何らかの原因で子供が死んでしまうことだった。
そんなこと想像することさえ苦痛であり、映画『火垂るの墓』を観た時は、観たことを心から後悔したものである。そんな経験があったからだろう、子供が死ぬというストーリーと母親の容子が見えない子供の姿を見る気持ちもよくわかる。

しかしながら、見えない子供が見える容子と信樹の夫婦の行方の物語なのかと思うと、高校生ながら妊娠してしまった正美と彼女に心を寄せるようになる後輩の物語が加わり、かと思うと生まれ変わりという話が出てきたり、人間ドラマなのかホラーなのかわかりにくくなる。事前にストーリーを見ないようにしているゆえ、どうなるかわからない面白さがある一方、戸惑うこともある。

結局、この曖昧さが観ていてなんとなくスッキリしない展開になってしまう。まぁ昔はそんなに興味もなかった広末涼子が、最近は非常に魅力的な女優さんになったから、それだけでも観る甲斐はある。それで良しとしたいところである。最初に幾つかの謎が投げつけられるが、それは最後にきちんと説明がつけられる。ただ、それが何を意味するのか、何を意図するのかはよくわからなかった。
そうした部分を含め、何の映画だったのかをもう少しはっきりさせて欲しかった映画である・・・

評価:★★☆☆☆




posted by HH at 12:09 | 東京 ☀ | Comment(0) | TrackBack(0) | ドラマ