2014年09月11日

【時効前夜〜ある女の告白】My Cinema File 1296

時効前夜〜ある女の告白.jpg

原題: ARRETEZ Moi
2013年 フランス
監督: ジャン=ポール・リリアンフェルド
出演: 
ソフィー・マルソー:被告
ミュウ=ミュウ:ポントワーズ
マルク・バルベ:ジミー

<映画.com>
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日本でも人気のフランス人女優S・マルソーとベテラン女優ミュウ=ミュウの2大共演が見どころの犯罪サスペンス。
アルコール依存症の暴力的な夫を妻は本当に殺害したのか?
1980年代、「ラ・ブーム」で日本でも人気を博したマルソーと「バルスーズ」「読書する女」などで知られるフランス映画界の代表的女優ミュウ=ミュウ。
フランスを代表する2大女優が顔合わせした犯罪サスペンスが本作。
アイドル時代の面影はやや感じられないとはいえ、今や大人の女優に成長したマルソーの熱演はファンなら見逃せない。
ヒロインの視点から描いたようなPOV風演出の多用も新鮮だ。
「ようこそ、自殺用品専門店へ」などで知られるJ・トゥーレの原作を映画化。
WOWOWの放送が日本初公開となる。
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ソフィー・マルソーの名前を聞くと、いまだに甘いものが蘇ってくる気がする。
しかし、いまはもう“立派な”おばさんである。
そんなソフィー・マルソーの主演映画。

ある夜、一人の女性が警察署にやってくる。
当直にあたっていたのは女性刑事ポントワーズ。
女は自首したいと告げる。
10年前、自殺とされた夫は、実は自分が殺したのだという。
そして当時の状況が説明される。

実は女はDV被害に遭っていて、体には10年経った今でもその傷跡が残っている。
殺したと言っても、死ぬと言ってベランダに立った夫を突き飛ばしたのであり、精神科の病歴もあって当時の警察は自殺と断定していた。

ポントワーズは、話を聞くうちに自首する必要はないと女を諭す。
それは観ている者とて同じ感情。
それまでの女の悲惨な状況から照らし合わせてみれば、誰でもそう思うだろう。
だが、女は「私を逮捕して(原題:ARRETEZ Moi)」と譲らない。
さらにはその夜の12時を過ぎると時効が成立する(=邦題)という状況。
かくして逮捕してほしい女と、逮捕したくない女とのやり取りが続いていく。

舞台となるのが、警察署内。
さぞかし予算が少なくて済むのだろうと思ってみたりする。
出演者もソフィー・マルソーと女刑事役のミュウ・ミュウ以外はほんのエキストラレベルだ。
(もっとも大物女優のギャラがデカイのかもしれない)

女がなぜ自首しようと思ったのかは、次第に明らかになる。
その考えはその考えで、一つの正しい考え方だとは思うが、果たして効果はどうなのだろう。
映画はそこまで描かれていないが、ちょっとその先が気になった映画である・・・


評価:★★☆☆☆


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2014年09月06日

【くちづけ】My Cinema File 1291

くちづけ.jpg

2013年 日本
監督: 堤幸彦
出演: 
貫地谷しほり:阿波野マコ
竹中直人:阿波野幸助 / 愛情いっぽん
宅間孝行:うーやん
田畑智子:宇都宮智子
橋本愛:国村はるか
麻生祐未:国村真理子
平田満:国村先生
嶋田久作:仙波さん
岡本麗:袴田さん

<Yahoo!映画解説>
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演劇や映画、テレビドラマなどで演出家・脚本家・俳優として活躍する宅間孝行が原作と脚本を手掛け、知的障害のある娘と父との父娘愛を描いたヒューマン・ドラマ。
知的障害者たちのグループホームを舞台に繰り広げられる温かな交流、ヒロインの恋、父の深い愛などがユーモアを交えながらつづられる。
監督は、『トリック』『20世紀少年』シリーズなどのヒットメーカー・堤幸彦。
主人公である娘と父を貫地谷しほりと竹中直人が演じ、宅間や田畑智子、橋本愛などが共演する。
衝撃的な展開と強い親子愛に涙せずにはいられない。
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知的障害者を取り扱ったドラマである。
冒頭、4人の男が登場する。
時はクリスマス。
男達の会話を聞いていると、どうやら知的障害者だということがわかってくる。
その中の一人、うーやんは訪ねてきた妹の智子に「マコちゃんの誕生日を祝い、そして結婚する」と伝える。
しかし、智子は悲しげに「それはできない」と答える。
TVではそのマコの死亡を伝えるニュースが流れる。
うーやんにそれが理解できるはずもなく、ただ妹が自分の結婚に反対しているだけだと解釈する・・・

そして時は遡る。
うーやん達が暮らすグループホームに、元漫画家の阿波野幸助が知的障害を持つ娘マコと住み込みで働く為にやってくる。
過去に“事件”があって男性恐怖症になっているマコであるが、なぜかうーやんを怖がらず、それどころかすぐに仲良くなる。
やがて二人は結婚の約束をする・・・

途中で気がついたのであるが、この映画はずつとグループホームの家の中で会話が展開する。
舞台のような映画だと感じていたら、実はもともと舞台の話だったようである。
ストーリーは知的障害の娘マコを連れた元漫画家の(ペンネーム)愛情いっぽんが、舞台となるグループホームにやってきて、そして“事件”が起こるクリスマスまでの物語となっている。

映画を観ているうちに、次第に知的障害にまつわる様々な問題に気付かされていく。
元漫画家の愛情いっぽんは、娘が生まれた後妻と死別。
障害者の娘を抱え、漫画どころか普通の仕事にも就けず苦労を重ねてきたようである。
特にある事件から娘は男性恐怖症になってしまう。
グループホームの運営は、町医者の国村先生が家族ぐるみで献身的に運営しているが、入居している障害者の親が、入居費用に充てられるべき障害者年金を使い込んでしまい、退去を余儀なくされる。

刑務所に収容されている囚人に知的障害者が多いが、これは疑われて取り調べを受けるとやっていなくとも罪を認めてしまうというケースが多いらしい。
ホームレスになる障害者も多い。
そしてうーやんの妹智子は、兄の存在ゆえに婚約を破棄されてしまう。

国村先生の高校生の娘はるかの友だちがグループホームにやってくる。
そしてうーやんを見て、「キモイ」と言う。
誰もが頭の中ではそんな事を言ってはいけないとわかっているが、しかし一方で共感しているのも事実だろう。
そのうーやんは、近所の家に勝手に入ってそこにあったご飯を食べてしまう。
観ているうちにそうした問題に目を向けさせられることになる。

映画の結末は何とも言えない。
うーやんを演じた宅間孝行は、脚本も手掛けているそうであるが、マコ役の新人貫地谷しおりとともに障害者をうまく演じている。
そして竹中直人の迫真の演技も然り。
この人は、『謎解きはディナーのあとで』ではギャグ満載のおふざけキャラとして登場したが、この演技の幅も凄いと思う。

いろいろと考えさせられ、ちょっとうるうるとさせられる映画である・・・


評価:★★★☆☆




    
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2014年09月01日

【蜘蛛女のキス】My Cinema File 1286

蜘蛛女のキス.JPG

原題: El Beso De La Mujer Araña,
1985年 アメリカ・ブラジル
監督: エクトール・バベンコ
出演: 
ウィリアム・ハート: モリーナ
ラウル・ジュリア: ヴァレンティン
ソニア・ブラガ: レニ/マルタ/蜘蛛女
ホセ・レーゴイ: ウォーデン
ヌノ・リアル・マイア: ガブリエル
デニス・デュモン: ミケーレ

<Movie Walker解説>
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ファシズムが台頭する南米のある国を舞台にテロリストとホモセクシュアルの交流を描く。
製作はデイヴィッド・ワイズマン。
エグゼキュティヴ・プロデューサーはフランシスコ・ラマリオ・ジュニア。
監督はヘクトール・バベンコ。
マヌエル・プイグの同名原作(集英社)を基にレナード・シュレイダーが脚色。
撮影はロドルフォ・サンチェス、音楽はジョン・ネシュリング、美術はクローヴィス・ブエノが担当。
出演はウィリアム・ハート(85年カンヌ映画祭男優賞/86年米アカデミー賞男優賞受賞)、ラウル・ジュリア、ソニア・ブラガなど。
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有名なだけに名前は知っていたものの、これまで観た事がなかったこの映画。
やっぱり観ておこうと鑑賞に至る。

舞台はアルゼンチンのブエノスアイレスらしいが、映画を観ているだけだとわからない。
そのブエノスアイレスの刑務所の中の一室に、二人の囚人がいる。
この刑務所であるが、映画では二人部屋と多数が入る雑居房が交互に並んでいる構造である。
そして二人の入る独房は、よくある鉄格子ではなく、前面が壁になっていて、完全に“部屋”状態である。

二人の囚人は、ホモのモリーナと政治犯のヴァレンティン。
モリーナは饒舌でヴァレンティンは寡黙。
モリーナは、ヴァレンティンにナチスドイツの映画のあらすじを語る。
それは、ドイツ占領下のフランスで、ナチス将校相手に歌う女性レニの物語。

レニの仲間の女性がドイツ人将校と恋に落ちる。
しかし、フランス人仲間からは、それは裏切り行為と映り、レジスタンスによって殺されてしまう。
そんなストーリーを“優雅なしぐさ”で語るモリーナ。
よく見れば、自分のベッドも“女性らしく”飾っている。

そんなモリーナの話を、始めは疎ましく聞いていたヴァレンティンであるが、次第にモリーナに心を許すようになる。
そしてある時、刑務所側の企みで食事に薬物を入れられたヴァレンティンが腹痛で苦しみ、下痢でズボンを汚すとモリーナは母親の如く世話をする。

実は、モリーナは警察からヴァレンティンの内偵を命じられている。
拷問によっても口を割らない政府組織のメンバーをスパイしようという魂胆である。
モリーナの語る映画の内容も、レニはドイツ人将校に接近し情報を得るようにとレジスタンスから命じられる。
しかし、レニは将校を本気で愛してしまい、命令との狭間で苦しむ。
房内の二人と、モリーナの語る映画の話がオーバーラップして進む。

ヴァレンティンは反政府活動に情熱を燃やし、しかし房内では何もできない立場についイラついてしまう。
一方、未成年者に対する誘惑で有罪となったモリーナは、房内で優雅に暮らす。
実に対照的な「動と静」。
そして何よりもウィリアム・ハートの“しぐさ”が圧巻である。
もともと鼻にかかる声であった事もあり、“本物”のホモだと言われても納得してしまう。

タイトルにある「蜘蛛女」は、モリーナの語る映画の話に出てくる孤島の女のこと。
男を介抱しながらそっと涙を流す。
意味深なシーンとタイトル。
そしてモリーナの語る映画の中で、レニはレジスタンスを裏切り愛するドイツ人将校を庇って撃たれる・・・

何よりもやっぱりウィリアム・ハートの存在感が大きく、これでオスカーに輝いたのも頷ける。
モリーナとヴァレンティンの交流とその運命とが妙に心に残る。
なるほど、“名作”という評価を得てきた理由がよくわかる一作である・・・


評価:★★★☆☆


    
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2014年08月30日

【シャドー・ダンサー】My Cinema File 1284

シャドー・ダンサー.jpg

原題: Shadow Dancer
2011年 イギリス・アイルランド
監督: ジェームズ・マーシュ
出演: 
アンドレア・ライズブロー:コレット・マクビー
クライヴ・オーウェン:マック
ジリアン・アンダーソン:ケイト・フレッチャー
ブリッド・ブレナン:コレットの母
エイダン・ギレン:ジェリー・マクビー
ドーナル・グリーソン:コナー・マクビー
デヴィッド・ウィルモット:ケヴィン・モルビル

<Yahoo!映画解説>
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幼い息子を守るため、MI5の情報屋になった女性IRA活動家の葛藤を描くヒューマン・サスペンス。
イギリスとアイルランド両国の対立の中、大義と現実の間で翻弄される人々の悲劇を、『マン・オン・ワイヤー』のジェームズ・マーシュ監督が活写。
ヒロインには『ウォリスとエドワード 英国王冠をかけた恋』のアンドレア・ライズブロー、彼女を追い込むMI5捜査官を『クローサー』のクライヴ・オーウェンが演じる。
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イギリスとアイルランドの間にあった紛争の物語。
今は一応イギリス政府とIRAとの間に合意が成立し、紛争も終結したが、長く続いた紛争は『麦の穂をゆらす風』『あの日の指輪を待つ君へ』など映画でも扱われている。
この映画もそんな作品の一つ。

1973年、ベルファストで小さな悲劇が起きる。
お父さんからお使いを頼まれた少女が、それを弟に押し付ける。
よくありがちな風景だ。
そして弟はしぶしぶ外へと出ていくが、突然の銃撃戦の流れ弾に当たって死んでしまう。

20年後、大人になった少女コレットは、IRAのメンバーとして活動しているが、ある日MI5に拘束される。
マックと名乗る捜査官は、刑務所への収容と引き換えに情報提供をするよう持ち掛ける。
子供への影響を考え、また恐らくIRAから抜けたいという気持ちもあったのだろう、コレットは取引に応じる。

マックの要請に応じ、刑事暗殺計画の情報をリークするコレット。
MI5は現場に狙撃部隊を配置するが、それだと情報のリークが疑われコレットの身が危ない。
マックの反対にも関わらず、上司のフレッチャーは作戦を強行し、IRAの暗殺計画は失敗する。

IRA幹部は情報のリークを疑い、コレットに加えて兄弟のジェリーとコナーも調べられる。
一方、作戦強行の裏にもう一人別のスパイがいることに気付くマック。
「シャドー・ダンサー」というコードネームを持つそのスパイをマックは探す・・・

IRAはイギリスから見ればテロリスト集団であるが、IRAから見ればイギリスの圧政に対する抵抗運動。
男も女も正義を信じて活動に従事している。
刑事暗殺が失敗し、実行犯は射殺される。

葬儀のシーンでは、イギリスの武装警官が周囲を取り囲む。
葬儀の場であり、公式には停戦も成立していて、IRAのメンバーも怒りを抑えているが、イギリスの警官隊も憎しみを込めた表情で包囲を解かず、双方の憎悪が根深いことを伺わせる。
こうした対立には、双方の言い分があるものだと改めて思わせられる。

コレットは、そんな活動を終わらせたいと願い、一方、マックも敵ながらそんなコレットを守りたいと思う。
そして組織に反し、コレットを守る為、「シャドー・ダンサー」の正体を探るのであるが、その正体が意外な人物であったりする。

登場人物それぞれの思惑が絡み合い、そして家族の為に己の信念を曲げることも厭わない。相手の為を思う行動が、結果として別の悲しみを与える事となる。
ラストの結末には何とも言えない深い悲しみが漂う。
他国の事ながら、紛争が解決して良かったと思わざるを得ない。

フィクション映画ながら、そんな事を感じさせる一作である。


評価:★★☆☆☆



    
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2014年08月26日

【デタッチメント 優しい無関心】My Cinema File 1280

デタッチメント.jpg

原題: Detachment
2011年 アメリカ
監督: トニー・ケイ
出演: 
エイドリアン・ブロディ:ヘンリー・バース
サミ・ゲイル: エリカ
クリスティーナ・ヘンドリックス: サラ・マディソン
ベティ・ケイ: メレディス
ルーシー・リュー: ドリス・パーカー
マーシャ・ゲイ・ハーデン: キャロル・ダーデン
ティム・ブレイク・ネルソン: ワイアット

<YAHOO! 映画解説>
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現代アメリカ社会の学校問題を“教師”の目線で描いた意欲作。
監督はトニー・ケイ、出演はエイドリアン・ブロディ、マーシャ・ゲイ・ハーデン、ジェームズ・カーン。
高校の代理英語教師として赴任したヘンリーは、生徒からなめられる教師、教育に無関心あるいは過干渉な親、そして教員たちのストレスといった学校の問題を目の当たりにする。
ある日売春を行う少女エリカと出会い、ヘンリーにも変化が出始めるのだが…。
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アメリカの高校を舞台に、深刻な教育問題に直面する現場を採りあげた映画。
とある高校の英語クラスに、代理教師としてヘンリーが赴任する。
校長のキャロルからは荒れ放題の実態を聞き、クラスに向かうも早速洗礼を受けてしまう。
しかしヘンリーはそれに動じず、ののしる生徒をクラスから追い出して、そつなく授業を開始する。

学校は荒れ、教師は舐められっぱなし。
少し注意しただけの生徒の母親は、職員室まで怒鳴り込んでくる。
教師に唾を吐きかける生徒。
そんな現状に教師たちは頭を抱えていたが、どうにもできないでいる。
校長のキャロルは首を宣告され、私生活ではまったく孤独なサラ、カウンセラーのドリスも、将来を考えない生徒にキレてしまう。
ワイアットは生徒どころか家族からも相手にもされない。

ヘンリーも家庭に暗い過去があり、その問題の張本人である病気の祖父を看病する日々を送っていた。
ある日ヘンリーは、病院への看病帰りでエリカという少女と出会う。
未成年ながら売春を行うエリカ。
はじめはそんなエリカに関わらないようにあしらうヘンリーだったが、勝手な大人たちからいいようにもてあそばれる彼女を見かねて、家へ連れて帰る・・・

問題には必ず原因があり、この映画に出てくる高校生たちの場合は家庭環境であることが伺われる。
現に、ヘンリーに反発していた生徒が次第に話を聞くようになり、他の教師とは違うとわかると心を開く。
うまく受け止めれば、それで一人の若者の人生が変わる。

しかし、難しいのは生徒が異性の場合。
この映画でも、ヘンリーに心を開き、泣きながら抱きついてきた生徒メレディスを優しく受け止めると、そこを他の教師に見られ誤解を招く。
そしてそれが理由で互いに近づけなくなって、後の悲劇につながる。

生徒だけではなく、教師もストレスを抱え、出口の見えない日々を送るうちに“戦線”を離脱していく。
フィクションではあるが、多かれ少なかれ似たような現状はあるのだろうと思わせられる。
そんな中で、未成年ながら売春で生計を立てていたエリカを家に連れて帰り、更生させていくヘンリーの姿に少し救われる気がする。

全体として、観れば観るほど、考えれば考えるほど深刻になってしまう。
責任は親たちにあるとはいえ、世代が変われば不幸の再生産となるわけで、親ばかり責めるのも酷だと思わざるを得ない。
せめて自分たちはきちんと責任を持って子供の教育にあたろうと思うしかない。
エンターテイメントを期待して観ると、この映画には肩透かしを食らうかもしれない。
教育問題について、深く考えさせてくれる映画である。


評価:★★☆☆☆



posted by HH at 21:45 | 東京 ☀ | Comment(0) | TrackBack(0) | ドラマ