2014年04月21日

最強のふたり

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原題: Intouchables
2011年 フランス
監督: エリック・トレダノ/オリヴィエ・ナカシュ
出演: 
フランソワ・クリュゼ:フィリップ
オマール・シー:ドリス
アンヌ・ル・ニ:イヴォンヌ
オドレイ・フルーロ:マガリー
クロティルド・モレ:マルセル
アルバ・ガイア・クラゲード・ベルージ:エリザ

<Yahoo!映画解説>
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車いすで生活している大富豪と介護者として雇われた黒人青年が垣根を越えて友情を結ぶ、実話を基にしたヒューマン・コメディー。
年齢や環境、好みも異なる二人が、お互いを認め合い、変化していくプロセスを描いていく。
監督は、本作が長編4作目となるエリック・トレダノとオリヴィエ・ナカシュのコンビ。
主演は、『歌え! ジャニス★ジョプリンのように』のフランソワ・クリュゼと『ミックマック』のオマール・シー。
フランス本国のみならずヨーロッパで記録的なヒットを樹立した、笑いと感動に包まれた良質なコメディーを堪能できる。
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本国及びヨーロッパ各国で大ヒットし、おまけに日本でも公開されたフランス映画で史上1位となったという評判に釣られて観る事にした一作。

物語は、深夜のパリを制限速度を無視して走る高級車から始る。
追い迫るパトカーから逃れきれずに捕まる車。
そこには一人の黒人と、一人の身障者が乗っている。
黒人の「急患だ」との主張で、パトカー先導で病院に向かう二人。
されど病院に着いてパトカーがいなくなると、病院に入る事無く、車は走り去る・・・

場面は少し前に戻る。
富豪のフィリップ(フランソワ・クリュゼ)は、頸髄損傷で首から下の感覚が無く、体を動かすこともできない。
フィリップと秘書のマガリー(オドレイ・フルーロ)は、住み込みの新しい介護人を雇うため、候補者の面接をパリの邸宅でおこなっている。

長時間の面接に嫌気のさしたドリス(オマール・シー)は、強引に順番を飛ばし、無礼な態度でサインだけを求める。
己の介護実績をPRするのに一生懸命な他の候補者に対し、何の実績もなく、しかもそもそも採用されるつもりもないドリス。
失業保険をもらうため、面接を受けたサインだけがもらえれば良かったのである。

しかし、何が幸いするかわからないのが世の中。
逆にその態度が気に入られ、ドリスは試用期間1ヶ月で採用される。
よく、美人の令嬢が粗野な男に惹かれる事がある。
自分に持っていない、そして回りにもいなかったタイプが逆に新鮮に映るというのは、よくあるケースだろう。
貧困層育ちのドリスとフィリップはまさに正反対の生き方をしてきており、フィリップが興味を持ったのも無理からぬ事かもしれない。

ドリスはフィリップを労わる事をしない。
身障者用の車を嫌い、高級車の助手席にフィリップを乗せて連れ出す。
たばこを吸わせ、女性マッサージにも連れていく。
しかし、深夜に苦しむフィリップを街中に連れ出して外の空気を吸わせる優しさもある。

そうして二人の波長が合っていく過程は、観ていて心温まるものがある。
各国で大ヒットした理由も頷ける。
貧困育ちでもドリスの考え方は極めてまともでまっすぐ。
フィリップの一人娘エリザの躾を主張するのも、まともな大人の感覚だ。
そんな二人の心の交流が、じんわりと伝わってくる。

二人は実在の人物だと言う。
実話がベースになっていると、それだけで物語に厚みが加わったりするが、ここは逆にそれを強調しなくてもいいような気がする。
現実はもっと泥臭かったりするからだ。
それはそれで、十分堪能できる。
各国で大ヒットしたという実績も十分納得できる一作である・・・


評価:★★★☆☆




   
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2014年04月13日

ウェイバック脱出6500km

ウェイバック脱出6500km.jpg


原題: The Way Back
2010年 アメリカ
監督: ピーター・ウィアー
出演: 
ジム・スタージェス:ヤヌシュ
エド・ハリス:ミスター・スミス
シアーシャ・ローナン:イリーナ
コリン・ファレル:ヴァルカ
マーク・ストロング:カバロフ
グスタフ・スカルスガルド:ヴォス

<Yahoo!映画解説>
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第2次世界大戦下シベリアの矯正労働収容所から脱出し、6,500キロメートルにも及ぶ距離を歩き続けた兵士による手記を映画化した実録サバイバル。
満足な装備も食料もなく、過酷な気候条件や飢餓に苦しみながらもひたすら歩き続けた男たちの壮絶な生きざまを描く。
監督は、『トゥルーマン・ショー』の名匠ピーター・ウィアー。
主演は『ラスベガスをぶっつぶせ』のジム・スタージェス、共演には名優エド・ハリス、『フォーン・ブース』のコリン・ファレルら実力派の面々がそろっている。
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1939年、ポーランドは国土をナチス・ドイツとソビエト連邦に分割占領された。
ポーランド人兵士ヤヌシュ (ジム・スタージェス) は、ソ連占領下地域にてスパイ容疑で逮捕され、ソ連の将校 (ザハリー・バハロフ) に尋問されるが、罪を認めることはしなかった。
ヤヌシュは20年の懲役を宣告され、妻 (サリー・エドワーズ) をポーランドに残して、1940年にスターリン体制下のソ連の矯正労働収容所へ送られる。

悪名高きシベリアの収容所での過酷な環境で囚人が次々と死んでいくのを目にしたヤヌシュに、収容所に長くいるロシア人俳優カバロフ (マーク・ストロング) が脱獄話を持ちかける。
同じく収容所生活が長いアメリカ人技師ミスター・スミス (エド・ハリス) からはカバロフの話を本気にしないよう言われるが、本気なら付いていくとも言われる。

ヤヌシュは、画家志望のケーキ職人トマシュ (アレクサンドル・ポトチェアン) と夜盲症の若者カジク (セバスチャン・アーツェンドウスキ) というポーランド人二人を仲間に引き入れる。
他にラトビア人牧師ヴォス (グスタフ・スカルスガルド) とユーゴスラビア人会計士ゾラン (ドラゴス・ブクル) も仲間に入れ、脱出計画を練る。
脱出直前、ロシア人ヴァルカ (コリン・ファレル) から仲間に入れるようヤヌシュは強要される。
ヴァルカは収容所で幅をきかせるロシアの犯罪集団ウルキの一員だが、借金が嵩んで命が危うくなっていたのだ。

こうして寄せ集め集団の彼らは真冬のシベリアに飛び出し、南を目指す。
集団農場から脱走した少女イリーナ (シアーシャ・ローナン) もバイカル湖手前から加わり、結束しながら氷点下の世界をひたすら歩く。
モンゴルとの国境を超え、ソ連を脱したのを喜んだのも束の間、そこはソ連と密接な関係をもつ共産主義国家だと知る。
モンゴルも、その南に位置する戦時中の中国も安泰ではない。
それならばと、灼熱のゴビ砂漠、世界の屋根ヒマラヤ山脈を越え、自由を求め彼らはイギリス領インド帝国を歩いて目指すのだった・・・

映画を楽しむ上で、「実話の映画化」は、内容に真実味をもたらすという意味で非常にインパクトがあると個人的に思う。
この映画は、シベリアの収容所を脱出し、歩いてインドまで逃れるという物語であるが、もしフィクションであるならば、「ホビット」のように途中でドラゴンでも出てくるような冒険物語でないと面白くも何ともないかもしれない。

極寒のシベリアを歩いたかと思えば、灼熱の砂漠。
ろくな食べ物もない中で、協力しつつひたすら歩く。
十分な装備もないままに。
人間って逞しいものだと思う。
実話の持つ力強さを、つくづくと実感させてくれる映画である。


評価:★★☆☆☆




   
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2014年03月25日

きっとここが帰る場所

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原題: This Must Be the Place
2011年 イタリア・フランス・アイルランド
監督: パオロ・ソレンティーノ
出演: 
ショーン・ペン:シャイアン
フランシス・マクドーマンド:ジェーン
ジャド・ハーシュ:モーデカイ・ミドラー
イヴ・ヒューソン:メアリー
ケリー・コンドン:レイチェル

<Yahoo!映画解説>
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引きこもりの元ロックスターが、疎遠だった亡き父の願いをかなえるためアメリカ横断の旅に出る人間ドラマ。
第61回カンヌ国際映画祭審査員賞を受賞した『イル・ディーヴォ』のパオロ・ソレンティーノ監督と審査員長を務めたショーン・ペンがタッグを組み、第64回カンヌ国際映画祭エキュメニカル審査員賞を受賞した。
オスカー女優フランシス・マクドーマンド、U2ボノの娘イヴ・ヒューソンらが共演。
タイトルの由来でもあるトーキング・ヘッズの名曲「THIS MUST BE THE PLACE」が心を揺さぶる。
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かつての人気ロックスターであるシャイアンは、妻とアイルランドのダブリンにある豪邸で半隠遁生活を送っている。
今でも現役当時のままの派手なメイクとファッションで生活しているが、付き合いがあるのは近所のロック少女メアリーなどごくわずかである。

そんなある日、故郷のアメリカから30年以上も会っていない父が危篤との連絡が来る。
飛行機が苦手なシャイアンは船で向かったため、結局、臨終には間に合わなかった。
しかし、強制収容所を経験したユダヤ人の父が、当時ナチス親衛隊の一員だった男を探していたことを知ると、父に代わってその男を探す旅に出る……。

観始めてしばらくして、「これは実在の人物の物語なのだろうか」とふと思う。
ショーン・ペンが演じる主人公は、ド派手なメイクとファッションで、いかにも「ロックやってます」という風貌。
そして独特の弱々しい喋り方。
何となく実在の人物を演じているように思えたのであるが、どうもそうではないらしい。

ロック・スターは、得てして人とは変わっているというイメージがある。
主人公シャイアンの行動は、まさにそのイメージ通りの変わり者のそれ。
一緒にいるのは、やっぱり奇抜なファッションのメアリー。
人目を引きまくる事、この上ない。

そんなイントロ部分の前半から、後半は人探しの旅へと移る。
亡き父親がユダヤ人で、元SSの隊員だった男を追っていたと知ると、なぜか自分でその男を探す旅に出る。
奇抜なファッションのままで、である。
何の関係があるのだろうと、疑問に思う。

シャイアンのゆっくりとした独特の喋り方は、どうにも眠気を誘う。
シャキッとしない人間に、イラつかされる事はよくあるが、シャイアンを見ていると、どうもイライラしてしまう。
それに意味不明のストーリー。
途中から観るのが苦痛になってしまった。

途中で出てくる「息子が家出した母親」との関係も、どうもよく理解できない。
ラストシーンから想像する事もできるのだが、果たしてその通りなのだろうか。
頑張って最後まで観たが、得られたものは、この映画を観続ける苦痛からの解放感だけであった・・・


評価:★☆☆☆☆




posted by HH at 23:02 | 東京 ☀ | Comment(0) | TrackBack(0) | ドラマ

2014年03月22日

アーティスト

アーティスト.jpg


原題: The Artist
2011年 フランス
監督: ミシェル・アザナヴィシウス
出演: 
ジャン・デュジャルダン:ジョージ・ヴァレンティン
ベレニス・ベジョ:ペピー・ミラー
ジェームズ・クロムウェル:クリフトン(運転手)
ジョン・グッドマン:アル・ジマー(映画会社の社長)
ペネロープ・アン・ミラー:ドリス(ジョージの妻)

<映画.com>
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2011年・第64回カンヌ国際映画祭で主演男優賞を受賞した白黒&サイレントのラブストーリー。
舞台は1927年のハリウッド。スター俳優のジョージ・バレンタインは若い端役女優のペピー・ミラーを見初めてスターへと導くが、折しも映画産業は無声からトーキーのへの移行期。
無声映画に固執し続けるジョージが落ちぶれていく一方で、ペピーはスターダムを駆け上がっていく。
監督は06年の第19回東京国際映画祭グランプリ受賞作「OSS 117 私を愛したカフェオーレ」のミシェル・アザナビシウス。
第84回アカデミー賞では作品賞、監督賞、主演男優賞ほか5部門を受賞。
フランス映画として初の米アカデミー作品賞受賞作となった。
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1927年のハリウッド。
時はサイレント映画の時代。
大スター、ジョージ・ヴァレンティンは全盛期にある。
ひょんな事から知り合ったのは、女優を目指すペピー・ミラー。
ジョージはペピーに「女優には個性が必要だ」と彼女に「つけぼくろ」を付けてやる。
互いに惹かれ合うものを感じながらも、2人はそのまま何事もなく別れる。

やがて、映画界はサイレントからトーキーに急激に移り変わっていく。
しかし、トーキーは邪道としてサイレント映画にこだわり続けるジョージ。
映画会社と方向性の違いから袂を分かち、みずから私財を投じてサイレント映画を製作する。
しかし、時代の洗礼を受け、ペピー主演のトーキーが大ヒットする一方で、サイレント映画には閑古鳥が鳴く。

栄光の日々は去り、妻とも別れ、酒に溺れ荒んだ生活を送るジョージ。
そんな中でも、運転手のクリフトンは常にジョージに寄り添い、無給で奉仕する。
そして今や大スターとなったペピーは、撮影で忙しい日々にあってもジョージの事を気にかける。
そして愛犬もそばを離れない・・・

オスカーを取った事で話題となったこの映画。
今や珍しい全編ほぼサイレント映画。
出演者の声はなく、時折挟まれる字幕によってストーリーがわかる。
考えてみれば、サイレント映画はよく工夫されていたと思う。
「ヒューゴの不思議な発明」が、古い映画に対する愛情が溢れていたように、この映画もサイレント映画に対する愛情を感じる。
「音がない」時代に、精一杯音のない事を感じさせなかった先人の工夫に対する尊敬のようなものであろうか。

時々、「音」を効果的に交えながら、落ちぶれる男とそれを見守る女の愛が、しんみりと心に伝わってくる。
財産を失って給料も払えなくなっているにも関わらず、辞めようとしない運転手のクリフトン。
そんなクリフトンを“解雇”するジョージ。
落ちぶれても、大事なモノはなくしていない。

トーキーが登場しても、それまでやってきたサイレントに拘り、それを認めようとしなかったジョージ。
我々はその先を知っているからジョージの決断を愚かだと思ってしまう。
だが、現実の世界では、ジョージを笑えない人は多いのではないだろうか。

サイレントだから伝えたいモノが十分伝えられないと言う事はない。
説明がなくても行動で、十分言いたい事は伝わる。
根底に流れるモノがしっかりしていれば、音声は補足でしかない。
そんな事を強く実感した。

それにしても、この時代にあえてサイレントに挑戦できた事は驚異だ。
安易なテレビドラマの映画化で目先の稼ぎを追う我が国の映画界だったら、企画段階で没だろう。
オスカーも十分納得の一作である。


評価:★★★☆☆



   
   
posted by HH at 21:20 | 東京 ☁ | Comment(0) | TrackBack(0) | ドラマ

2014年03月16日

神様のカルテ

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2011年 日本
監督: 深川栄洋
原作: 夏川草介
出演: 
櫻井翔(嵐):栗原一止
宮崎あおい:栗原榛名
要潤:砂山次郎(本庄病院外科医)
池脇千鶴:東西直美(本庄病院病棟主任看護師)
原田泰造(ネプチューン):男爵(御嶽荘大家、売れない画描き)
加賀まりこ:安曇雪乃(胆のう癌患者)
吉瀬美智子:外村静枝(救急外来看護師長)

<Yahoo!映画解説>
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現役医師・夏川草介のデビュー作で本屋大賞第2位となった号泣ベストセラーを映画化。
地方医療という社会問題を背景に、若く真面目な内科医の葛藤と成長をみずみずしく描く。
嵐の櫻井翔と宮崎あおいが夫婦役で初共演。
脚本は医療ドラマの経験豊富な後藤法子。
ヒット作『60歳のラブレター』の俊英・深川栄洋が監督をつとめる。
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美しい自然に囲まれた信州の一地方都市・松本。
勤務5年目の青年内科医・栗原一止(櫻井翔)は、医師が不足しながらも“24時間、365日対応”で大勢の患者を抱える本庄病院に勤めている。
この小さな病院では専門外の診療をしたり、働き詰めで睡眠が取れなかったりすることが日常茶飯事である。

職場では、クールな先輩外科医・砂山次郎(要潤)、有能で美人の救急外来看護師長・外村静枝(吉瀬美智子)、同期の冷静沈着な病棟主任看護師・東西直美(池脇千鶴)、新人看護師・水無陽子(朝倉あき)、曲者上司・貫田誠太郎(柄本明)らと共に厳しい地方医療の現実と向き合いながら、日々の激務をこなしている。

一止が暮らすのは、アパート“御嶽荘”。
カメラマンの妻・榛名(宮崎あおい)がいて、同じに住人には大家兼絵の描けない画家・男爵(原田泰造)、博学な大学生・学士(岡田義徳)がいて、彼らとの語らいのひとときに日々の疲れを癒している。

そんなある時、一止は上司の計らいで信州大学病院に研修に行く。
そこで医局のトップである教授に気に入られ、医局に勤めないかと誘われる。
「良い医者」になる為の最先端医療が学べる医局。
一方で、本庄病院にやってくる大勢の患者。
医者としての自分の進む道に悩む一止。
そんな一止の前に、末期ガン患者・安曇雪乃(加賀まりこ)が現れる・・・

本を見て、タイトルは知っていたものの、読みたい本が山積する中で先送りしていたのが、原作本。
家族が観ようとしていた映画を、観るとはなしに観てしまった。
医者の話と言えば、「ブラック・ジャック」に代表される“スーパードクター”モノがありがちだが、これは普通の、それでいて一生懸命な医師が主人公。

大学病院でたまたま研修に来ていた一止が、診察したガン患者の安曇。
のちに末期ガンとあって大学病院で匙を投げられた安曇は、本庄病院にいる一止を探して訪ねて行く。
その理由は、大学病院から送られてきた自分のカルテ。
診察した一止がびっしりと書きこんだカルテに安曇は心を動かされたのである。

そしてそこから二人三脚での治療が始る。
と言っても、それは治る見込みのない治療である。
されどそれであっても、診てもらう立場としては、やはりこういう医師に診てもらいたいと誰でも思うだろう。
主演は嵐の櫻井翔。
独特の雰囲気で、主人公を演じている。
演技なのか素なのかよくわからないが、よくありがちなアイドル主演映画とは一線を画している。

近々続編も公開されるが、観てみようという気にさせられる。
じっくりと味わいたい映画である・・・


評価:★★☆☆☆


posted by HH at 21:50 | 東京 ☀ | Comment(0) | TrackBack(0) | ドラマ