2014年06月06日

ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日

ライフ・オブ・パイ.jpg

原題: Life of Pi
2012年 アメリカ
監督: アン・リー
出演: 
スラージ・シャルマ:パイ・パテル
イルファーン・カーン:パイ・パテル(成人)
アーユッシュ・タンドン:パイ・パテル(11〜12歳)
ゴータム・ベルール:パイ・パテル(5歳)
アディル・フセイン:サントッシュ・パテル(パイの父)
タッブー:ジータ・パテル(パイの母)
ジェラール・ドパルデュー:貨物船コック

<Movie Walker解説>
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家族が経営する動物園の動物たちを乗せた貨物船が嵐に見舞われ、一命を取り留めるも、救命ボートでトラと共存するはめになった16歳の少年の過酷な運命を描くサバイバル・アドベンチャー。
優れた長編小説に与えられる文学賞である、ブッカー賞に輝いたヤン・マーテルの同名作を、名匠アン・リーが初の3D作品として映画化した話題作。
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主人公はインド人のピシン。
親が動物園を経営し、そのお陰で動物たちには慣れ親しんでいる。
その中でもお気に入りは、「リチャード・パーカー」と名付けられたベンガルトラだった。
ピシンと言う名は、インテリの父親がフランス語からとったのだが、インドでは「便所」を連想させるため、友人たちからはからかいの的となってしまう。

しかしピシンは賢く、一計を案じ、自らパイというニックネームを考える。
パイと言えば円周率のπ。
延々と続く円周率を驚異的に暗記してみせる事で、ニックネームを定着させる。
なかなかの知恵者である。
タイトルの由来は、そんな主人公のニックネームから。

そして物語はパイ自身が、ライターに身の上を語るという形で進んでいく。ヒンドゥー教、キリスト教、イスラム教の3つの宗教を信じ、人並みに恋も経験する。
そして16歳のある日、一家はカナダへと移住する事になる。
恋心を抱いていた少女と別れ、家族は動物たちと共に日本の貨物船でカナダへと向かう。
船の中ではジェラール・ドパルデューがコック役でちょっとだけ出演している。
何だか面白い。

しかし、途中嵐に遭い船は沈没。
混乱の中でボートに乗せられたパイ。
気がつくと大海原でパイは一人波間に漂う。
そしてボートにはシマウマ、オランウータン、ハイエナ、そして何とリチャード・パーカーが乗っている。

そこから漂流の日々。
狭いボートの上は弱肉強食の世界。
やがてハイエナとリチャード・パーカーとパイだけが生き残る。
力関係でいけば、人間は虎に勝てない。
しかし人間には虎に勝る知恵がある。
狭い世界で人間と虎の奇妙な共生が続いていく。

一見、荒唐無稽な展開が続く。
何となく既視感があるなと感じていたが、やがてその正体に思い至る。
その正体は、映画『フォレスト・ガンプ』だ。
フォレスト・ガンプも荒唐無稽な人生を体験していった。
まさにパイの人生は、フォレスト・ガンプのようである。

そうして数奇な漂流生活を辿るパイ。
サブタイトルによれば、その間277日。
現実的にはどうかなどと考えてはいけない。
ここはそういうものとして理解し、先に進む。
実際、どうやってボートの上での虎と人間の共存生活の様子を撮影したのだろうと思っていたら、どうやらCGらしい。
今さらながら、現代の映像技術には驚かされる。

インド人を主人公にした欧米映画というと、『スラムドッグ$ミリオネア』や、『その名にちなんで』などを近年観たが、いずれも主人公の数奇な運命と言う共通点がある事に気づく。
インドってそういうイメージがあるのかもしれない。

本家には及ばなかったが、それなりに楽しめたインド人版『フォレスト・ガンプ』であった・・・


評価:★★☆☆☆


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2014年06月04日

その夜の侍

その夜の侍.jpg

2012年 日本
監督: 赤堀雅秋
出演: 
堺雅人: 中村健一
山田孝之: 木島宏
新井浩文: 青木順一
綾野剛: 小林英明
坂井真紀: 中村久子
田口トモロヲ: 星信夫

<Yahoo!映画解説>
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劇団「THE SHAMPOO HAT」の赤堀雅秋が作・演出・主演を手掛けた戯曲を、彼自らの演出で映画化したヒューマンドラマ。
ひき逃げ事件の犠牲になった妻の復讐に燃える男と、その事件の犯人で刑務所から出てきた男の対峙を、重厚なタッチで紡ぎ出す。
堺雅人が復讐の機会をうかがいつつも、良心の呵責にさいなまれる男を熱演。
また、山田孝之が、粗暴と孤独を併せ持つひき逃げ犯を演じ切る。
人間の残酷さと狂気、そこから生まれるかなしさを深くえぐった深遠なテーマも見逃せない。
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何とも変わったタイトルであるが、時代劇ではない。
れっきとした現代の話である。
主人公は町工場を経営する中村健一。
社長ではあるものの、いつも作業着姿で従業員たちと汗まみれで現場作業に明け暮れる。
恐らく二代目社長だ。

そんな健一は大のプリン好き。
仕事の合間に、二階の自宅に上がりプリンを食べる。
8/10のその日も妻に隠れて自宅でプリンを食べていると、妻の久子から電話がかかってくる。
無視しているとやがて留守番電話に切り替わり、久子の声が聞こえてくる。
「またプリン食べているんでしょう」

健一は糖尿気味であるため、久子は健一がプリンを食べるのをしばしば戒めていた様子。
女房からすれば、旦那の行動など手に取るようにわかるという事かもしれない。
そして、その留守電に残された久子のメッセージが、健一が最後に聞く久子の声となってしまう。
久子は買い物の帰り道に、木島の運転するトラックに撥ねられて死んでしまうのである。
木島は轢いた久子を放置して逃げるが、同乗していた小林の自首によって逮捕され、懲役刑となる。

それから5年。
妻を失った健一は、相変わらず工場で働き、自宅に戻ってプリンを食べている。
繰り返し聞くのは、妻が最後に残した留守番電話のメッセージ。
妻の服もそのままで、5年間時計の針は止まったままである。
そんな健一の身を案じ、義弟の青木は何度も見合いの話を持ち込むが、健一は関心を示さない。

一方、服役して出所した木島は、タクシー会社に勤めながら、小林とともに自堕落な生活を送っている。
時折見せる狂気は、久子を轢き殺した時となんら変わりない。
そんな木島の元に、8/10に殺すという匿名の手紙が毎日届く・・・

映画を観終わって、何とも言えない感想を持つ。
人それぞれいろいろな解釈があって良いと思うが、正直言ってよくわからなかった。
木島を演じた山田孝之は、これまでのイメージと違って異常人格者として登場したが、これがかなりのもの。
これまでと違った“アブナイ”人物を好演。

“アブナイ”と言えば、主人公の健一も似たようなもの。
経営者としての仕事はしっかりしているようだが、亡き妻を想う言動は非常に“アブナイ”ものがある。
そんな“アブナイ”二人が、最後に対峙する。
その結末は、ちょっと肩透かし的であった。

ストーリー的には今一であったが、出演者の好演でだいぶ救われた感がある。
面白いかどうかは、観る人によって異なるだろうが、まあこういう映画もあって良いし、観て損したとまでは思わない。
「なるほどねぇ」というつぶやきが、思わずもれた映画である・・・


評価:★★☆☆☆


     
   
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2014年05月28日

コズモポリス

コズモポリス.jpg

原題: Cosmopolis
2012年 カナダ・フランス・ポルトガル・イタリア
監督: デヴィッド・クローネンバーグ
出演: 
ロバート・パティンソン:エリック・パッカー
ジュリエット・ビノシュ:ディディ・ファンチャー
サラ・ガドン:エリーズ・シフリン
マチュー・アマルリック:アンドレ・ベトレスク
ジェイ・バルチェル:シェイナー

<Yahoo!映画解説>
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『トワイライト』シリーズのロバート・パティンソンが、一日にして破滅へ向かう若き大富豪を演じるサスペンス・スリラー。
人気作家、ドン・デリーロの小説を基に、『クラッシュ』、『ヒストリー・オブ・バイオレンス』などの鬼才、デヴィッド・クローネンバーグ監督が映画化。
共演には、ジュリエット・ビノシュや、ポール・ジアマッティ、マチュー・アマルリックなど一癖ある実力派キャストたち。
過激な作風のクローネンバーグ監督が自身にぴったりのテーマを鮮烈に切り取り、観る者に大きな衝撃をもたらす。
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映画を観る時に、その判断基準は様々だ。
あらすじが面白そうだと感じたり、監督や主演の俳優が好みだったり。
この映画を観ようと思ったのは、ただ一点。
『デヴィッド・クローネンバーグ監督作品だから』である。
過去の作品のインパクトは、やっぱり強い。

主人公は、ニューヨークの青年投資家エリック・パッカー。
28歳にして巨万の富を築きあげ、金の動きに一喜一憂しながら、愛人たちとの快楽にふける毎日を送っていた。
ハイテク仕様のリムジンをオフィスにし、街をクルージングしている。

リムジンには様々な人間が乗り込んでくる。
投資先のIT企業の社長(オタクの若僧だ)だったり、美女だったり、オフィスだから客人もいろいろである。
そして、常に屈強なボディガードがしっかりと周辺を固めている。

そんなエリックを演じるのは、 『トワイライト』シリーズのロバート・パティンソン。
『トワイライト』では、個人的にはイケメンとは思えないのに、無理してイケメン吸血鬼をやっていて、ちっとも共感できなかった俳優だ。
だが、金持ちになって狂気じみてきているこの映画の主人公にはピッタリな気がする。

金を手にすれば、みんなこんな風に堕落するのだろうか。
エリックの振舞いは傍若無人。
何でも札びら切ればできると思っている。
気まぐれでかつて通っていた床屋に営業時間外に押し掛けていく。
それも気が変われば、散髪が終わる前でも店を出ていく。
リムジンの中でSEXし、小便をする。
折からのデモに囲まれ、リムジンは落書きされ放題。
中も外も滅茶苦茶である。

そんなエリックを通して、クローネンバーグ監督は何を訴えたかったのだろう。
結局、そのあたりはわからずじまい。
他の作品にも見られるようなどこか暗い世界感は漂っていたが、ぐさりと突き刺さってくるインパクトは、残念ながら感じられなかった。
まぁこういう作品もあるだろう。
これに懲りず、また次のクローネンバーグ作品に期待したいと思う・・・


評価:★★☆☆☆

    
    
    
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2014年05月25日

ストレンジャー

ストレンジャー.jpg

原題: Main Street
2010年 アメリカ
監督: ジョン・ドイル
出演: 
コリン・ファース: ガス・リロイ
エレン・バースティン: ジョージアナ・カー
パトリシア・クラークソン: ウィラ・ジェンキンス
オーランド・ブルーム: ハリス・パーカー
アンバー・タンブリン: メアリー・サウンダース

<ウィキペディア>
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産業廃棄物処理場建設を巡ってアメリカのノースカロライナ州ダーラムを舞台に繰り広げられる群集劇である。
出演にはオスカー俳優のコリン・ファースをはじめ、人気俳優のオーランド・ブルーム、ベテランのエレン・バースティン、若手女優のアンバー・タンブリンに実力派女優パトリシア・クラークソンなど、豪華な顔ぶれが揃ってはいるが興行的には芳しい結果は残せなかった。
日本では劇場未公開に終わり、2013年にDVDがリリースされた。
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ノースカロライナ州ダーラム。
ある夜、とある倉庫にトラックとバンが到着する。
バンから降り立ったのはガス・リロイ。
ガスは二人のメキシコ人労働者に倉庫を見張るよう指示を出すと、その場を後にした。

同じ頃、倉庫のオーナーであるジョージアナは、途方もない孤独感から姪のウィラを呼び出していた。
ジョージアナは長年連れ添った夫を病気で亡くし、以来生まれ育った屋敷に一人で暮らす寂しい老人だった。
そんな叔母を気遣って姪のウィラはしばらく家に滞在することにするのだが、叔母がリースで提供した倉庫の借主(ガス)が産業廃棄物処理の会社であることを知る。

早速、クレームを申し立てるために倉庫へ出向くが、口のうまいガスに上手くかわされる羽目に。
仕方なく町の警察署へ出向くと、警官のハリスが対応する。
一通りの説明をウィラから聞いたハリスは、早速倉庫へ足を運び、自分の目で確かめることに。

そこでハリスもガスと会い、産業廃棄物の保管場所で倉庫を借りていることを聞くのだが、ガスは絶対に安全で問題はないと主張。
ガスもガスで、さびれた街を再生するには雇用口を増やすことが一番の手立てであると市長に掛け合っており、町全体が産業廃棄物処理の受け入れに賛成し始める。
ところが、産業廃棄物を運ぶトラックが豪雨の中で事故を起こす。
幸い、死亡者もなく、有害物質の漏洩もなかったが、ガスはショックを受ける。
「事故はどうやっても起きるものである」ということを思い知らされたガスは、ウィラに会社を辞めると告げる・・・

何だか、観ていてもよくわからない映画。
数多くの映画を観ていれば、まあこういう作品にあたるのも仕方ない。
「日本未公開」という看板は、裏返せば配給会社から「ヒットしそうもない」という烙印を押されたに等しい。
よってこうしたハズレを引かないためには、「日本未公開」作品を避けるというのも一つの手ではあるだろう。

だが、観てしまった。
そして、結果は失敗である。
とにかく訳がわからない。
何やらアメリカの田舎町の人たちの騒動を見させられるのであるが、何が起こるわけでもないドラマがダラダラと続く。
睡魔をこらえるのがやっと。

オーランド・ブルームもなぜこんな作品に出演しているのか理解に苦しむところがある。
ただ、産業廃棄物の保管を巡って、「絶対大丈夫」と言いつつ、結局事故が起こってヒヤリとする。
何だか原発事故にあてこすっているかのようである。
東電の役員さんに、あるいは原発推進派の人たちに見せたら面白そうだ、などとぼんやりと思う。

それくらいしか取り柄のなさそうな映画である・・・


評価:☆☆☆☆☆


    
    
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2014年04月21日

最強のふたり

最強のふたり.jpg

原題: Intouchables
2011年 フランス
監督: エリック・トレダノ/オリヴィエ・ナカシュ
出演: 
フランソワ・クリュゼ:フィリップ
オマール・シー:ドリス
アンヌ・ル・ニ:イヴォンヌ
オドレイ・フルーロ:マガリー
クロティルド・モレ:マルセル
アルバ・ガイア・クラゲード・ベルージ:エリザ

<Yahoo!映画解説>
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車いすで生活している大富豪と介護者として雇われた黒人青年が垣根を越えて友情を結ぶ、実話を基にしたヒューマン・コメディー。
年齢や環境、好みも異なる二人が、お互いを認め合い、変化していくプロセスを描いていく。
監督は、本作が長編4作目となるエリック・トレダノとオリヴィエ・ナカシュのコンビ。
主演は、『歌え! ジャニス★ジョプリンのように』のフランソワ・クリュゼと『ミックマック』のオマール・シー。
フランス本国のみならずヨーロッパで記録的なヒットを樹立した、笑いと感動に包まれた良質なコメディーを堪能できる。
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本国及びヨーロッパ各国で大ヒットし、おまけに日本でも公開されたフランス映画で史上1位となったという評判に釣られて観る事にした一作。

物語は、深夜のパリを制限速度を無視して走る高級車から始る。
追い迫るパトカーから逃れきれずに捕まる車。
そこには一人の黒人と、一人の身障者が乗っている。
黒人の「急患だ」との主張で、パトカー先導で病院に向かう二人。
されど病院に着いてパトカーがいなくなると、病院に入る事無く、車は走り去る・・・

場面は少し前に戻る。
富豪のフィリップ(フランソワ・クリュゼ)は、頸髄損傷で首から下の感覚が無く、体を動かすこともできない。
フィリップと秘書のマガリー(オドレイ・フルーロ)は、住み込みの新しい介護人を雇うため、候補者の面接をパリの邸宅でおこなっている。

長時間の面接に嫌気のさしたドリス(オマール・シー)は、強引に順番を飛ばし、無礼な態度でサインだけを求める。
己の介護実績をPRするのに一生懸命な他の候補者に対し、何の実績もなく、しかもそもそも採用されるつもりもないドリス。
失業保険をもらうため、面接を受けたサインだけがもらえれば良かったのである。

しかし、何が幸いするかわからないのが世の中。
逆にその態度が気に入られ、ドリスは試用期間1ヶ月で採用される。
よく、美人の令嬢が粗野な男に惹かれる事がある。
自分に持っていない、そして回りにもいなかったタイプが逆に新鮮に映るというのは、よくあるケースだろう。
貧困層育ちのドリスとフィリップはまさに正反対の生き方をしてきており、フィリップが興味を持ったのも無理からぬ事かもしれない。

ドリスはフィリップを労わる事をしない。
身障者用の車を嫌い、高級車の助手席にフィリップを乗せて連れ出す。
たばこを吸わせ、女性マッサージにも連れていく。
しかし、深夜に苦しむフィリップを街中に連れ出して外の空気を吸わせる優しさもある。

そうして二人の波長が合っていく過程は、観ていて心温まるものがある。
各国で大ヒットした理由も頷ける。
貧困育ちでもドリスの考え方は極めてまともでまっすぐ。
フィリップの一人娘エリザの躾を主張するのも、まともな大人の感覚だ。
そんな二人の心の交流が、じんわりと伝わってくる。

二人は実在の人物だと言う。
実話がベースになっていると、それだけで物語に厚みが加わったりするが、ここは逆にそれを強調しなくてもいいような気がする。
現実はもっと泥臭かったりするからだ。
それはそれで、十分堪能できる。
各国で大ヒットしたという実績も十分納得できる一作である・・・


評価:★★★☆☆




   
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