2016年01月20日

市民ケーン

市民ケーン.jpg

原題: Citizen Kane
1941年 アメリカ
監督: オーソン・ウェルズ
出演: 
オーソン・ウェルズ:チャールズ・フォスター・ケーン
ジョゼフ・コットン:ジェデッドアイア・リーランド
ルース・ウォリック:エミリー・ノートン
ドロシー・カミンゴア:スーザン・アレクサンダー
アグネス・ムーアヘッド:ミセス・ケーン
ジョージ・クールリス:ウォルター・サッチャー
ウィリアム・アランド:トンプソン
エヴェレット・スローン:バーンスタイン
レイ・コリンズ:ジェームズ・W・ゲティス

<映画.com>
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オーソン・ウェルズが1941年に発表した処女作。脚本はハーマン・J・マンキーウィッツの協力を得たが、製作・脚本・監督・主演とオーソン・ウェルズのワンマン映画。撮影は「怒りの葡萄」のグレッグ・トーランド、音楽はニューヨーク・フィル、BBC交響楽団の指揮者として知られ「灰色の服を着た男」のバーナード・ハーマンが担当した。出演はオーソン・ウェルズのほかに、「第3の男」のジョセフ・コットン、「愛情の花咲く樹」のアグネス・ムーアヘッド、「女相続人」のレイ・コリンズなど。
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古い名画を観ようという一環で選んだのが、この映画。
タイトルはよく知っているが、内容についてはまったく知らなかった。
主演のオーソン・ウェルズが、なんと原作から監督・製作・脚本すべてを手掛けたという。

物語は荒廃した壮大な邸宅で始まる。
屋敷の主である新聞王ケーンが息を引き取る。
片手に雪景色の一軒家のあるガラス玉を握り、「バラのつぼみ」という最後の言葉を残す。
ニュース記者トムスンは、「バラのつぼみ」という言葉の真意を探ろうと、関係者を訪ね歩くことを決意する。

ケーンは幼少の頃、宿泊代のかたにとった金鉱の権利書から母親が思わぬ金持ちになる。
母親は財産の管理と教育のため、幼いケーンをたった一人で無理矢理ニューヨークに送る。
成長したケーンは新聞経営に乗り出す。
破産寸前のインクワイアラー紙を買いとり、友人の劇評家リーランドとバーンステインの協力を得てに立ち直らせる。
さらに強引な経営方針で遂にニューヨーク一の新聞に育てあげる。

友人の忠告には耳を貸さず、膨大な財産をバックに絶大な権力を築いていく。
大統領の姪エミリーと結婚し、さらに知事に立候補する。
ところが、圧勝を予想された知事選挙の前に、オペラ歌手スーザンとの情事を暴露され、民衆の支持を一気に失う。
この時代、まだアメリカでも貞操観念が強かったようである。

妻エミリーはケーンの下を去るが、スーザンと再婚したケーンは、スーザンのために巨大なオペラ劇場を建て、自分の新聞で大々的に売り出す。
ところが、才能のないスーザンにそれはかえって重圧となり、自殺未遂へと追いやってしまう。
遂にはスーザンもケーンの下を去り、そして広大な屋敷にはケーンが一人残ることになる・・・

映画は、ケーンの人生を追っていくのだが、とにかくケーンはワンマン。
取り巻きは多いものの、真の友人と呼べる者はなく、確かにお金は持っているのだろうが、とても同じ境遇に身を置きたいとは思えない。
そんなケーンの人生を見せられて何が面白いのかと思っていたら、最後にケーンが残した「バラのつぼみ」という言葉の意味がわかり、それがエンディングとともに深い味わいを残す。
なるほど、と納得。

どうしてとても尊敬などできかねる人物であるケーンの人生を追っていったのか。
最後の瞬間にすべて腑に落ちる。
そしてだからこそ、名画と評価されているのだとわかる。
月日を経てなお名画と称されるにはそれなりの理由があるわけで、それを再認識させられた形である。
大いに納得させられた一作である・・・


評価:★★☆☆☆




posted by HH at 21:04 | 東京 ☀ | Comment(0) | TrackBack(0) | ドラマ

2016年01月17日

サード・パーソン

サード・パーソン.jpg

原題: Third Person
2013年 イギリス/アメリカ/ドイツ/ベルギー
監督: ポール・ハギス
出演: 
リーアム・ニーソン:マイケル
オリヴィア・ワイルド:アンナ
ミラ・クニス:ジュリア
ジェームズ・フランコ:リック
エイドリアン・ブロディ:スコット
モラン・アティアス:モニカ
キム・ベイシンガー:エレイン

<シネマトゥデイ>
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『クラッシュ』などのポール・ハギスがメガホンを取り、パリ、ローマ、ニューヨークを舞台に3組の男女の関係と衝撃の結末を描く恋愛ミステリー。著名な小説家と愛人、ビジネスマンと娘を誘拐された女、元女優とその元夫の物語を交錯させながら、愛や痛み、再生と希望などを浮かび上がらせる。リーアム・ニーソンをはじめ、オリヴィア・ワイルド、ミラ・クニスなど豪華キャストが共演。『ミリオンダラー・ベイビー』などの脚本家としても知られるハギス監督が構築した、複雑にして巧妙なストーリーに注目。
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なんとも不思議な感じの映画である。
登場人物は3組のカップル。
パリのホテルで執筆をする作家のマイケルとどうやら不倫相手のアンナ。
ニューヨークで子供の親権を争うリックとジュリア。
そしてローマのバーで出会ったスコットとモニカ。
それぞれ複雑な事情を抱えている。

マイケルはマックで執筆をしているが、どうやら子供を死なせたらしく、それが本妻のエレインとの間に影をさし、自身は愛人のアンナとパリのホテルに滞在している。
愛人のアンナもマイケルには積極的であり、かといって距離を置くところもあり、その奔放な振る舞いはなんとも言えない。

ジュリアはどうやら子供を殺しそうになったらしく、親権争いはリックに優位に進んでいる。
仕事は長続きせず、遅刻も常習。
弁護士にきつく言われた精神鑑定にも大幅に遅刻し、親権は絶望的な状況。

スコットは、ローマの街の片隅で偶然入ったバーで、ジプシーの女性モニカと出会う。
モニカは何かの事情で子供と離れ、裏組織に依頼して子供を運んでもらうことになっている。
ところが、バックを置き忘れ、大事なお金をなくしてしまう。

一見、何の関係もなさそうな3組のカップルなのであるが、微妙に絡み合う。
しかし、なぜかニューヨークのジュリアがメモした紙片が、パリのマイケルの手元にあったり、マイケルとスコットの子供を失った状況が同じだったりする。
正直言ってよく分からない。
それよりもアンナに会いたがっていた相手の正体に驚きは隠せなかった。

映画というものは、もっとわかりやすくあってほしいと思う。
結局、このドラマが何であったのか、よくわからない。
素人の悲しさかもしれないが、別にプロとして楽しむつもりもない。
素人として楽しむのをベースとしている以上、シンプルにわからないものは評価できない。

ラストのアンナの去りゆく姿が何かを暗示していたようだが、そこまでの話。
ビックネームが何人も出演しているのに、内容がよくわからなくてもったいない感が大きい。
ちょっと残念な映画である・・・


評価:★★☆☆☆



posted by HH at 20:44 | 東京 ☔ | Comment(0) | TrackBack(0) | ドラマ

2015年12月20日

私の男 

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2013年 日本
監督: 熊切和嘉
出演: 
腐野淳悟 - 浅野忠信
腐野花 - 二階堂ふみ(10歳:山田望叶)
田岡 - モロ師岡
大塩小町 - 河井青葉
美郎の先輩 - 三浦誠己
タクシー会社の事務員 - 広岡由里子
大輔 - 三浦貴大: 花の婚約者
尾崎美郎 - 高良健吾
大塩 - 藤竜也

<映画.com>
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作家・桜庭一樹による第138回直木賞受賞作を、「海炭市叙景」「夏の終り」の熊切和嘉監督が映画化。孤児になった少女と、彼女を引き取った遠縁の男が、内に空虚を抱えながらも寄り添うようにして生きる姿を、北海道の雄大な自然を背景に描き出した。浅野忠信と二階堂ふみが主演し、共演にも高良健吾、藤竜也らが実力派が顔をそろえている。10歳で孤児となった少女・花は、遠縁の男・淳悟に引き取られる。ともに孤独な2人は北海道紋別の平穏な田舎町で暮らしていたが、ある日、流氷の上で起こった殺人事件が報じられる。そのニュースを聞いた2人は、逃げるように町を後にするが……。
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冒頭、北海道奥尻島の地震・津波被害で一人の少女が生き残る。
家族とはぐれ、たった一人であるが、泣くこともなく避難所の中で過ごす様子は、まだ幼くてよくわかっていないのだろうかなどと想像させられる。
そこで出会った一人の男淳悟。
男は少女を引き取ることにし、車に乗せて連れ帰る。

時を経て少女だった花は中学生に成長している。
淳悟は小町と付き合っているが、どうも途中からうまくいかなくなる。
画面だけ観ていても細かい感情はよく分からない。
この辺り、もう少し互いの気持ちがわかるような配慮が欲しかった。

やがて花は高校生となる。
父の淳悟とは依然として二人暮らし。
淳悟は定期的に船に乗り、花はその間、一人で留守番をすることとなる。
仕事から帰ってきた淳悟と花が道端で口づけを交わす。
「おいおい」と思っていると、なんと翌朝朝食の場で、そのまましてしまう。
これは「そういう映画か」とタイトルの合点が行く。

禁断の関係になってしまった淳悟と花。
その秘密を守るために、事件が起こる。
逃げるようにして東京へ移る二人。
二人を追ってきたのは、警察の田岡・・・

孤児となった花が淳悟に引き取られ、そして嫁いでいく日までの物語。
ストーリーは静かに続いていく。
中学生からOLまで、違和感なく演じた二階堂ふみ。
『ヒミズ』ですでに「タダモノではない」感を漂わせていたが、この映画でもそれを遺憾なく発揮。
浅野忠信の物静かさといいコンビである。

原作は直木賞受賞作品らしい。
原作を読めばこの映画で「語られなかった」部分もかなり明らかになる気がする。
全体的に暗い映画なのであるが、「怖いもの見たさ」的な好奇心が湧いてくる。
もっとこの世界を味わってみたいと・・・

あちらこちらにある「分かりにくさ」。
映画だけではどうしても限界があるのだろう。
原作も読んでみたくなる一作である・・・


評価:★★☆☆☆





posted by HH at 21:02 | 東京 ☁ | Comment(0) | TrackBack(0) | ドラマ

2015年11月22日

ブルージャスミン

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原題: BLUE JASMINE
2013年 アメリカ
監督: ウディ・アレン
出演: 
ケイト・ブランシェット:ジャネット・“ジャスミン”・フランシス
アレック・ボールドウィン:ハル・フランシス - ジャスミンの亡夫
サリー・ホーキンス:ジンジャー - ジャスミンの妹
ルイスC.K.: アル - ジンジャーの浮気相手
ボビー・カナヴェイル:チリ - ジンジャーの婚約者
アンドリュー・ダイス・クレイ:オーギー - ジンジャーの前夫
ピーター・サースガード:ドワイト・ウェストレイク - ジャスミンの婚約者
マイケル・スタールバーグ:フリッカー医師 - 歯科医

<シネマトゥデイ>
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ウディ・アレン監督がケイト・ブランシェットをヒロインに迎え、サンフランシスコを舞台に転落人生の中でもがき、精神を病んでいく姿を描くドラマ。
ニューヨークでセレブ生活を送っていたものの夫も財産も失ったヒロインが妹を頼りにサンフランシスコに引っ越し、再生しようとする過程で、彼女の過去や心の闇を浮き彫りにしていく。
実業家である夫をアレック・ボールドウィンが演じるほか、サリー・ホーキンスやピーター・サースガードが共演。
シリアスな展開と共に、ケイトの繊細な演技に引き込まれる。
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ウッディ・アレン監督作品。
ウッデイ・アレンの映画というと、「静かな映画」というイメージがある。
登場人物たちが、特に何か派手な動きをこなすというものではなく、静かに展開される、そしてそこにさらりとした味付けがなされているというイメージである。
この映画はまさにそんな映画。

主人公は、ジャネット。
愛称はジャスミンであり、本人もそう呼ばれたがっている。
そのジャスミンが妹を訪ねてくるところから物語は始まる。
どうやらご主人はかなりの金持ちだったようで、ジャスミンもセレブな生活をしていたようであるが、一文無しになって妹の家に転がり込んできたのである。

その文無しのジャスミンであるが、長年にわたって染み付いたセレブ意識は抜けきっておらず、再開した妹に飛行機のファーストクラスに乗ってきたことを呆れられるが、本人はそれほどのことと思っていない。
本来職探しをすべきところ、本人は大学に行ってかつて取り残した学位を取ると語る。
庶民の「常識的な」意識と、未だセレブの生活に戻れると簡単に考えているジャスミンの意識のギャップが滑稽である。

妹の恋人たちに将来計画を聞かれ、インテリアデザイナーの資格をオンラインで取るが、その前にパソコン教室に通うと答える。
聞いた方も観ている方も、その滑稽さに呆れるが、本人は真面目。
しかし、薄々本人も感じているのであろう。
その現実に、だんだんと気持ちがついていけなくなる・・・

並行して描かれる過去。
金持ちだった夫も、実はいかがわしい手段を駆使して儲けていたようで、事実を知った息子は
家出をし、やがて逮捕された夫は首をつってしまう。
その間、妹夫婦が宝くじで当てた大金を喪失させてしまったようでもある。

一般的にも生活レベルを落とすというのは、なかなか難しい。
年収1,000万円の人が、年収400万円の人より豊かかというと、年収1,000万円の人はそれなりに支出も多く、それが年収700万円に下がると慣れ親しんだ生活感覚から離れられず、かえって生活が苦しくなるということもよく言われることである。
年収400万円の生活感覚を持たないジャスミンのことを笑えない人も多いかもしれない。

逆に妹はもともと庶民感覚で暮らしており、セレブでなくても生活は逞しい。
現実を受け入れられないジャスミンの言動が次第に怪しくなっていくが、生活レベルを落とす困難さは、想像するだけでは難しいかもしれない。
夫のやっていたことも、薄々気づいていたジャスミン。
されど目の前の生活とモラルとでは比べようもなかった様子。
これも自業自得なのであろう。

壊れ行くジャスミン。
演じたケイト・ウィンスレットはアカデミー賞に輝く。
それも納得の熱演。
なるほど、と大きく頷ける一作である・・・


評価:★★☆☆☆






posted by HH at 15:06 | 東京 ☁ | Comment(0) | TrackBack(0) | ドラマ

2015年08月08日

チョコレートドーナツ

チョコレートドーナツ.jpg

原題: Any Day Now
2012年 アメリカ
監督: トラヴィス・ファイン
出演: 
アラン・カミング:ルディ・ドナテロ
ギャレット・ディラハント:ポール・フラガー
アイザック・レイヴァ:マルコ・ディレオン
フランシス・フィッシャー:マイヤーソン判事
グレッグ・ヘンリー:ランバート
クリス・マルケイ:州検察官ウィルソン
ドン・フランクリン:ロニー・ワシントン−黒人の弁護士。
ジェイミー・アン・オールマン:マリアンナ・ディレオン−マルコの母。

<Movie Walker解説>
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1970年代の実話を基に、育児放棄されたダウン症の少年を育てたゲイのカップルの姿を描くヒューマンドラマ。
出演は、ドラマ『グッドワイフ』のアラン・カミング、『ノーカントリー』のギャレット・ディラハント。
監督は、本作が日本公開初作品となるトラヴィス・ファイン。
第11回トライベッカ映画祭観客賞他受賞多数。
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とあるゲイバーを訪れた検事のポール。
ダンサーとして口パクで踊っていたルディと知り合うと、そのまま車の中で人目をはばかるご関係。
そこへやってきた警官が、二人を見て露骨に顔をしかめると銃さえ突き付ける始末。
このシーンで、これは現代の物語ではないなと感じる。
あとで解説を見ると1970年代とある。
この時代背景もドラマの重要な一因である。

ルディのアパートは、いかにも貧困アパートという感じ。
隣人の母親は周囲の迷惑を顧みない大音響で音楽を聴き、障害児の子供の面倒をろくに見ない。
その母親はドラッグで逮捕され、その子供マルコは施設へと連れて行かれる。
ルディはポールと会った帰り、施設から逃げ出したマルコが町を彷徨っているのを見かける。
そしてそのまま引き取ることにする。

親権のないルディは、マルコが施設に連れ戻されるのを懸念し、ポールとともに母親の不在中の親権を得るべく奔走する。
やがて晴れてマルコの親権を獲得するとともに、ポールと3人で生活することになる。
しかし、やがてポールとルディの関係が周囲に露見。
ポールは職を失い、マルコの親権も取り消されてしまう。
ポールとルディは、ともに親権を取り戻すべく、再び法定闘争へと向かう・・・

昨今、アメリカではLGBTの婚姻が認められるなど、同性愛に対する態度は寛容になってきている。
この物語も、現代であればドラマになどならなかったであろう。
そういう意味では、「歴史ドラマ」とでも言えるかもしれない。

ルディを演じたアラン・カミングという役者さんは、あまり馴染みがないが、凄い演技力だと思っていたら、自身バイセクシャルらしい。
そしてマルコ役のアイザック・レイヴァも、表情といい後ろ姿といい、実にダウン症の少年ぽく見せてくれていた。
(たぶん自身がマルコと同じダウン症だったりするのではないかと思う)

普通のカップルだったら、たぶん何の問題もなく親権が認められていたであろう。
されどゲイのカップルということで、世間の嫌悪感を背景にそれを阻む。
法律自体の問題ではなく、それを運用する側の問題である。
誰に迷惑をかけるわけでもない。
障害を持った子供を育てるのに、施設よりも愛情を持って面倒を見てくれる人間のそばの方がいいに決まっているが、「ゲイ」という事実でそれを否定する。

ラストはちょっと切ない結末である。
それにしても、アメリカの社会はダイナミックだと思う。
このような時代から、わずか30〜40年で同性愛が公認されるわけである。
ノーマルな立場としては同性愛など理解できないが、まぁ人に迷惑をかけるわけでもないし、人の趣向をとやかく言うつもりもないが、この映画のような事態が今後起こらないというだけでも否定すべきものではないと思う。

是非観ておきたい映画である・・・


評価:★★★☆☆






posted by HH at 13:09 | 東京 ☁ | Comment(0) | TrackBack(0) | ドラマ