2018年05月03日

【パイレーツ】My Cinema File 1914

パイレーツ.jpg

原題: Pirates
2014年 韓国
監督: イ・ソクフン
出演: 
キム・ナムギル:チャン・サジョン
ソン・イェジン:ヨウォル
イ・ギョンヨン:ソマ
ユ・ヘジン:チョルボン
パク・チョルミン:坊主
キム・テウ:モ・フンガプ
オ・ダルス:ハン・サンジル
ソルリ:フンミョ
イ・イギョン:チャムボク
シン・ジョングン:ヨンガプ

<シネマトゥデイ>
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高麗で朝鮮建国を前に国家の印章が消失した事実をヒントに、印章をめぐり海賊、山賊、開国派などがバトルを展開するアクションアドベンチャー。高麗の武家出身でありながら山賊の頭になった主人公を『美人図』などのキム・ナムギルが、海賊団の女親分を『私の頭の中の消しゴム』『四月の雪』などのソン・イェジンが演じる。海上で繰り広げられるアクションや、クジラなどの迫力ある映像に圧倒される。
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時は14世紀の朝鮮半島。サジョンは一介の兵士だが、王となる人の弱腰の意見に物申したため、成敗されそうになる。何とか仲間たちに救われ、そのまま逃げ込んだ山で山賊となる。一方、ヨウォルは海賊船の副船長。しかし、仲間思いのヨウォルに対し、船長は部下など単なる捨て駒としか見ていない。ある時船長は国との取引で部下を逮捕させようとする。これに反発したヨウォルは、船長と戦いその地位を奪う。ヨウォルは船長を殺さず海に落とす・・・

サジョンが支えていた男は新たな国の王となり、中国に部下を派遣し臣下の礼を取る。派遣された部下は、「朝鮮」という国名をもらいその国璽を受け取るが、その帰路、海で巨大なクジラに襲われ、何と国璽はそのクジラに飲み込まれてしまう。王にこの事実を話すと殺されると思った部下は、一計を案じて海賊の仕業と報告する。その一方で、部下は密かにヨウォルに接触すると、クジラの捕獲を依頼する。

ヨウォルは、仲間の家族らを守るためにもこれを受け、クジラの捕獲準備に入る。この情報を得たサジョンもまた金を稼ぐためにクジラ捕穫に便乗する事にする。また、ヨウォルに地位をおわれたソマは、生き残って新たな仲間たちを集め、海に出る。国王に取り入ったソマもまた国璽を飲み込んだクジラを追う。その船には、国王の配下でサジョンに恨みを持つ男が乗船している。こうしてサジョン+ヨウォル対ソマ+男という図式が出来上がる。

韓国版歴史海洋アドベンチャーといった感のある映画であるが、ガチガチのアクションではなく、随所にコメディタッチが溢れており、軽快なコメディアクション映画といったところである。史実として朝鮮建国に際し、10年ほど国璽が行方不明だったということがあったということで、それをヒントにしたフィクションらしい。ただ、建国にあたり中国に使者を派遣し、国名と国璽とを賜わっていたという事実は、各王朝が自らの正当性と中国からの庇護を求めていた朝鮮半島の歴史として興味深い。

個人的にはコメディ要素を封印して、ガチガチのアクション映画にしてしまった方が面白かったのではないかと思うが、それはあくまでも個人の趣味。あまり肩ひじ張らずに気軽に観られるところがある。同じコメディテイストの海賊映画である『パイレーツ・オブ・カリビアン』を意識したのかどうかはわからないが、スケール的にも内容的にも「比べるまでもない」と個人的には思う。

これはこれで単純に楽しみたい映画である・・・


評価:★★☆☆☆








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2018年05月02日

【技術者たち】My Cinema File 1913

技術者たち.jpg

原題: The Con Artists
2014年 韓国
監督: キム・ホンソン
出演: 
キム・ウビン:ジヒョク
イ・ヒョヌ:ジョンベ
コ・チャンソク:グイン
キム・ヨンチョル:チョ社長
チョ・ユニ:ウナ

<Movie Walker解説>
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『チング 永遠の絆』のキム・ウビン主演、「共謀者」のキム・ホンソン監督によるサスペンス・アクション。40分という制限時間内に1500億ウォンを盗み出す犯罪プロ集団の壮大な強奪計画を描く。共演は「シークレット・ミッション」のイ・ヒョヌ、「ハロー!?ゴースト」のコ・チャンソク、「甘い人生」のキム・ヨンチョル、『共謀者』のチョ・ユニ。
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冒頭、警戒厳重なビルに1人の泥棒が忍び込む。鮮やかな手口で最上階に侵入すると、金庫を開けて保管されていた鳳凰の頭の象を盗み出す。気づいた警備員たちに追われるも、軽やかな身のこなしで難なく逃走する。怪盗ルパンのような感じだろう。その男ジヒョクは、入念な下調べと周到な策を練りそして、時間をかけて下準備を行い実行に移す。常に冷静さを失わず、余裕の態度で危機的状況も擦り抜ける。そんなジヒョクはグインを相棒にしている。

ジヒョクはさらに盗んだ鳳凰の頭の象を3Dコピーし、弱みを握った専門家に偽の鑑定を作らせオークションで売る。その額5億ウォン。稼いだ金を元手に今度は偽札作りと忙しい。そして、ダイヤを盗む計画を立てる。この仕事には腕利きのハッカーが必要であり、グインの紹介でジョンベを仲間に引き入れる。ジヒョクは画廊に務めるウナという女性に接触。ウナのブルーダイヤのネックレスを査定する口実で、狙う店の貴賓室へ入り警備状況を確認し、作戦を決行する。

ジヒョクは見事、金庫を破りダイヤを手にするが、この仕事ぶりに中華街を牛耳るマフィアのボス、チョが目をつける。チョは政治家が貯め込んでいる裏金を奪おうと計画しており、腕の立つ金庫破りを探していたのである。チョはジヒョクらのアジトを襲撃し、自らの配下に加わるよう脅す。ご丁寧に身内を調べられ、盾に取られる始末でありジヒョクらに選択の余地はない。こうしてアジアで最高レベルの警備体制を誇るインチョン税関の金庫を破ることになる・・・

腕利きの犯罪者が、組織のボスと対立し、困難な仕事を引き受けさせられるというのは、なんとなく既視感のあるストーリーである。最新の警備システムをいかに突破するかが見所になるのであるが、なんとなくピリッとしたものを感じない。その理由は3つあって、一つはアジアで最高の警備レベルと言っても、何だかだだっ広い倉庫にポツンと置いた金庫がターゲットで、とても「アジア最高」という感じがしないことだろう。もう少し工夫が欲しかったところだ。

二つ目はトリックだ。弱みを握られ、渋々盗みを働くのだが、無事に終わっても解放される保証はない。そんな中でチョを欺くのだが、1500億ウォンもの金をチョの目をかすめるには、ちょっと稚拙であった。「なるほど〜」と膝を打たせるものが欲しかった。最後の一つは、何と言っても主役のキム・ウビンだ。主人公の役柄としては、スマートな怪盗で金庫破りの腕も一流で頭も良い。なら「ヘビ顔」はどうかと思わざるを得ない。卑劣な悪役の方がよく似合うと思う。

何となくやりたかったことはわかるような気がするが、3つの残念があってどうも締まりのないものになってしまった感がある。唯一ヒロインが美人だったのだけが救いだろうか(相棒のグインはどことなくマサ斎藤に似ていて個人的にはOKだったが)。
全体的には残念だった映画である・・・


評価:★★☆☆☆






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2018年03月24日

【泣く男】My Cinema File 1894

泣く男.jpg

原題: 우는 남자/No Tears for the Dead
2014年 韓国
監督: イ・ジョンボム
出演: 
チャン・ドンゴン:ゴン
キム・ミニ:チェ・モギョン
ブライアン・ティー:チャオズ
キム・ジュンソン:ジョン・リー
キム・ヒウォン:ビョン室長
カン・ジウ:ユミ

<シネマトゥデイ>
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『アジョシ』などのイ・ジョンボム監督が、『ブラザーフッド』などの韓国を代表するスター、チャン・ドンゴンを主演に迎えた衝撃のアクションドラマ。クールな殺し屋が少女の命を奪ったことをきっかけに、次第に人間的な感情に目覚めていく悲痛な葛藤を本格的アクションと共に描き切る。『恋愛の温度』などのキム・ミニが、殺された少女の母親を熱演。孤独な主人公が贖罪のために選んだ壮絶な死闘はもとより、彼の揺れ動く感情が胸を締め付ける。
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 主人公は、韓国人の殺し屋・ゴン。ゴンはその日も組織の命を受け、あるターゲットを殺すためにアメリカのレストランに来ている。近くの席でまだ幼い少女が退屈そうにしているのを見たゴンは、含んだ水をわざと口から垂れ流し少女を笑わせる。そしてゴンは「仕事」に向かう。レストランの奥の部屋で取引中の男たちを一気に射殺するゴン。なかなかの凄腕である。そしてドアの向こうの微かな物音に反応し、ゴンは反射的にドアを撃ち抜く。しかし、ドアの外にいたのはゴンが笑わせた少女。少女は胸を血に染め、静かに倒れる・・・

 実はその場でゴンに射殺された男ハ・グンソクは、ある口座情報をロシアン・マフィアに売り渡そうとしていたが、そのデータの行方がわからない。組織は関係者を洗うこととし、ゴンにはグンソクの元妻チェ・モギョンを調べ、殺すようにと指令を下す。その元妻モギョンは韓国のある優良企業の重役。そして実はゴンが殺した少女ユミの母親であった。ゴンは韓国に渡る。

 モギョンは重役としての華々しい活躍の陰で、認知症を患った母を抱え、さらに娘・ユミを亡くした悲しみで夜は酒に溺れている。ゴンはそんなモギョンの身上調査を進めていく。一方、ストーリーは韓国生まれながら母とアメリカに移住したものの、母は貧しさから独り砂漠で拳銃自殺をし、取り残されてしまったゴンの過去を描いていく。母が最期にゴンにかけた言葉は“Don’t cry!”。

 組織が狙うデータは、それと知らずにモギョンの手に渡る。モギョンを殺しデータを奪わなければならないゴンは、しかし少女の死を嘆くモギョンに感化されていく。そんなゴンを見限って次なる殺し屋を仕向けてくる組織。警察と組織とがモギョンを巡って相対峙する中、ゴンは独自にモギョンからつかず離れずその姿を見守る・・・

 見所は何といっても韓流アクション。自動小銃や手榴弾も交え、激しい戦闘が繰り広げられる。ゴンも凄腕ゆえに、組織の殺し屋たちとのバトルは期待通り。ちょっと切ないストーリーと相俟って、韓国映画に期待するものを期待通りに魅せてくれる。ただ、相対的に見れば、たとえば『アジョシ』などと比べると少し色褪せるところがあるのは否めない。それはやむを得ないかもしれない。

 ラストでゴンと対決した組織の殺し屋チャオスの行動も、地味に良かった。こうした人情の機微はハリウッドモノには見られないかもしれない。隅々まで韓国アクションを楽しめる映画である・・・


評価:★★☆☆☆





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2018年02月25日

【タイム・クライム】My Cinema File 1882

タイム・クライム.jpg

原題: 11 A.M.
2013年 韓国
監督: キム・ヒョンシク
出演: 
チョン・ジェヨン:ウソク
チェ・ダニエル:ジワン
キム・オクビン:ヨンウン

<映画.com>
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タイムトラベルに成功した科学者たちが、予測不能な事態に陥る様を描いた韓国製SFサスペンス。物理学者のウソクはタイムマシンの研究をしているが、一向に成果をあげられず、スポンサーからプロジェクト中止を言い渡される。なんとか研究を続けるため、仲間の制止を振り切り自らタイムトラベルを決行したウソクは、24時間後の翌日午前11時の世界にたどり着き、タイムトラベルに成功する。しかし、たった24時間しかたっていないはずの研究所は廃墟と化し、研究仲間たちもいなくなっていた。そこで何者かに襲われたウソクは元の時間に戻り、未来から持ち帰った防犯カメラの映像を確認する。するとそこには、仲間の研究者たちが次々と殺されていく恐ろしい様が映し出されていた。
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 韓国映画はその国民性と相反して非常に面白い。だから嫌韓感情とは別に観ることにしているが、これもそんな一作。
 ロシアの企業をスポンサーに海底の原子力炉内でタイムマシンの研究に従事する研究者たちがいる。しかし、思うような成果が得られず、ロシアのスポンサー企業は契約打ち切りを示唆してくる。焦りもあったメンバーのウソクは、現時点で可能な「24時間後へのタイム・スリップ」の実験を実施する。

 マシンに乗るのはウソクとヨンウン。実はその前にジワンがウソクに同行を志願するが、「危険を冒させたくない」とこれを拒絶する。それまで実験のリーダーだったウソクの実にリーダーらしい一言。それなのにいきなりヒロインのヨンウンを同行させるのでズッコケる。「危険な実験に女性を同行させるのか!」と一人ツッコミを入れるが、当然ウソクの耳には届かない。かくして2人は「24時間後の世界」へと旅立つ。

 マシンは24時間後の世界に15分滞在して元の世界に戻る設定。残るスタッフは同時に休暇に入る予定で、24時間後の施設には誰もいないはず。タイム・トラベルの証拠資料を取り出して戻る単純な実験であった。ところが、24時間後の研究施設は荒廃していて、とても24時間後とは思えない。さらにウソクは何者かに襲われて首を絞められる。辛うじて撃退してマシンに戻るも、マシンの中にヨンウンの姿はなく、締まりゆく扉の外に呆然と佇むヨンウンがいる・・・

 未来から現在に戻ったウソクは、慌てて未来でコピーしてきた監視カメラの映像をスタッフたちと見る。「これから何が起こるか」がそこには記録されているはず。しかし、大半のカメラはウイルスに感染していて再現不能になっている。辛うじて再現できた一部の映像には、研究所内で爆発が起こり、スタッフの一人が炎に包まれる姿が映されている・・・

 冒頭からツッコミを入れつつも、早くもストーリーに引き込まれる。タイム・スリップと言ってもまだ技術は半ばで、行くことができるのは「24時間後の世界」のみ。この中途半端さがストーリーを面白くしている。わずか24時間の間で一体何が起こるのか。リミットは24時間後の午前11時(これが原題)。スタッフの死を目撃したウソクは、起こるべき未来を変えようと決意する。

 未来へ行ったウソクが、混乱の中機転を利かせて監視カメラをコピーして持って帰ってきたのは正解だった。しかし、これがウイルスのために断片的にしか再現できないのは、観る者にとっては面白いが、当事者にとっては大変。ある時間に火災が発生するのはわかるが、場所と原因はわからない。果たして未来は都合よく変えられるのか。変えられたとしたら、そこで生じるであろうタイム・パラドックスをどう説明するのか。しかも深海にある原子炉施設の中なの、外部の救助はあてにできない・・・
いつの間にか映画の世界に引き込まれている。

 物語は焦るウソクをよそに、自分勝手な行動を取るスタッフの行動とが相まって、見事に24時間後の世界に向かって進んでいく。「なるようにしかならない」のが運命なのか、未来は己の力で引き寄せられるのか。興味深い展開が時間の経過を忘れさせる。果たしてこの研究は成果として残ったのであろうか。ラストでそれまでぼやかされていた経緯が明らかになるが、それもまた丁寧で良しとしたい。
 
 またしてもポイントを稼いでくれた韓国映画である・・・


評価:★★★☆☆






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2018年02月02日

【コンフェッション 友の告白】My Cinema File 1869

コンフェッション 友の告白.jpg

原題: Confession
2014年 韓国
監督: イ・ドユン
出演: 
チソン:ヒョンテ
チュ・ジフン:インチョル
イ・グァンス:ミンス
チョン・ジユン
ファン・チェウォン
イ・フィヒャン
Jay

<シネマトゥデイ>
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『マイPSパートナー』などのチソン、『私は王である!』などのチュ・ジフン、『僕の妻のすべて』などのイ・グァンスらが共演を果たしたドラマ。固い友情で結ばれてきた3人の男たちの運命が、ある強盗火災事件を機に大きく変わっていく。メガホンを取るのは、短編映画で注目を浴びてきた新鋭で本作が初の長編映画となったイ・ドユン。手に汗握るスリリングでミステリアスな展開に加え、友情が疑念や激しい憎悪に変わっていくさまにも圧倒される。
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 ある中学の卒業式。式を抜け出したヒョンテ、インチョル、ミンスの3人は近くの山に登り、自分たちだけの思い出作りに行く。ところがミンスが滑落し、大怪我を追う。動けなくなったミンスを抱え、ヒョンテとインチョルは下山を試みるが、冬の寒さと日没とで危険を感じたまたま見かけた山小屋で一夜を明かすことにする。翌朝、ヒョンテが気付くとインチョルの姿がない。ヒョンテは1人ミンスを背負って下山しようとするが、力尽きて倒れる。その時、インチョルが救助の大人たちとともに現れる・・・

 それから年月が過ぎ、マジメで正義感の強いヒョンテは結婚して消防士になり、世の中をうまくやって渡っていこうとするインチョルは保険のセールスマンに、そして何事も不器用なミンスはクリーニング店を経営しているが、相変わらず仲は良い。そんな3人のうち、ヒョンテはゲーム賭博店を経営する母親とは折り合いが悪く、代わりにインチョルが会いに行っている。ただし、社長を務める母親にはちゃっかり火災保険の契約をもらっている。

 ある日、インチョルがヒョンテの母親を訪ねて行くと、借金を抱えたヒョンテの母親はインチョルに偽装事故を持ち掛ける。強盗に襲われ、店に放火されたら10億ウォンの保険金が出る。それで借金を完済したら足を洗い、この商売を嫌っているヒョンテとの関係も改善できる。同じようにあちこちで偽装保険請求を繰り返していたインチョルは(おそらくそれで契約を取っていたと思われる)、この計画にミンスを誘う。「友達を助けるため」という言葉に、ミンスも渋々引き受ける・・・

 子供の頃からの付き合いの3人組。大人になってもその関係は続いている。冒頭のエピソードは、3人の性格をよく表している。そしてその性格のまま3人は大人になる。そして事件が起こる。発端は、欲張った母親とそれに協力しようとしたインチョルが原因。何事につけうまく立ち回ろうとするインチョルの性格が表れている。そしてそれに引っ張られるミンス。トラブルの原因は、中学の頃も今回もミンスが絡んでくる。そして何よりもまっすぐなヒョンテの性格がインチョルを悩ましくさせる。

 やがて思惑とは異なり、事態は最悪の展開を迎える。果たして何が悪かったのか。どうしたら良かったのか。この世は思惑通りにならないことは多いものだが、インチョルとミンスの身に起きたことは、多少どころではなく最悪の結果を招く。友情と保身との葛藤が痛々しい。韓国映画は、こういう心をえぐるような作品が多い。それがまた面白いところとも言えるが、なんとも言えない後味が残る映画である・・・


評価:★★☆☆☆






posted by HH at 23:24 | 東京 ☀ | Comment(0) | 韓国映画