2017年11月11日

【美女と野獣】

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原題: Beauty and the Beast
2017年 アメリカ
監督: ビル・コンドン
出演: 
エマ・ワトソン:ベル
ダン・スティーブンス:野獣
ケビン・クライン:モーリス
ルーク・エバンス:ガストン
ジョシュ・ギャッド:ル・フウ
ユアン・マクレガー:ルミエール
イアン・マッケラン:コグスワース
エマ・トンプソン:ポット夫人
ネイサン・マック:チップ
オードラ・マクドナルド:マダム・ド・ガルドローブ
ググ・バサ=ロー:プリュメット
スタンリー・トゥッチ:カデンツァ

<シネマトゥデイ>
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ディズニーが製作した大ヒットアニメ『美女と野獣』を実写化した、ファンタジーロマンス。美しい心を持った女性ベルと野獣の恋の行方を見つめる。メガホンを取るのは、『ドリームガールズ』や『トワイライト』シリーズなどのビル・コンドン。『コロニア』などのエマ・ワトソン、『クリミナル・ミッション』などのダン・スティーヴンス、『ドラキュラZERO』などのルーク・エヴァンスらが顔をそろえる。幻想的なビジュアルに期待が高まる。
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つい最近、『美女と野獣』を観たばかりで、「もうリメイク?」と訝しんだが、『美女と野獣』が、フランス・ドイツ製作であることを考えると、単に「被った」というものなのかもしれないと思う。まぁ見比べてみるのも悪くはない。

ところはフランス。傲慢な王子が魔女によって魔法をかけられ、自らは醜い野獣に姿を変えられた上に家来たちも家具等に姿を変えられる。魔女は王子に対し、「薔薇の花びらが全て落ちるまでに、愛し愛されることを学ばなければ、呪いは永遠に解けない」と告げ城を後にし、人々から王子たちの記憶を消し去ってしまう。大前提となるストーリーは同じである。醜い野獣を愛する女性などいるのかという絶望的な条件が課されているのである。

一方、城の近くにある村では、主人公の女性ベルが父モーリスと共に暮らしている。ベルは読書好きで、女が本を読むことについて偏見を持つ周囲の目を気にすることなく、本を借りては読みふける日々。そんなベルに想いを寄せるのは、戦争で手柄を立てた男ガストン。「男は筋肉」と言わんばかりのガストンは、簡単に落ちる村の女には目もくれずベルにアタックする。まぁ、エマ・ワトソンならだれでもそうするだろう。

そんなある日、父のモーリスはオルゴールを売りにパリに出かけるが、森の中で道に迷ってしまう。狼に追われ、モーリスは森の中を逃げ回り、6月にもかかわらず雪に覆われた城に辿り着く。出迎えたのは喋るティーカップ。驚き城を飛び出すが、その時薔薇に目が留まる。ベルから土産に頼まれていたことを思い出し、モーリスは一輪の薔薇を手折ったところを城の主である野獣に見つかり、捕らえられてしまう。

父の愛馬フィリップだけが戻って来たのを見たベルは、父の身を案じてフィリップに跨る。連れていかれるがまま城に辿り着いたベルは、そこで牢獄に捕らえられている父に会うが、野獣に見つかってしまう。ベルは自らが身代わりになることで父を開放してもらい、代わりに牢獄に入る。こうして野獣とベルが出会う。ストーリーはもうお馴染みである。

燭台や時計や家具、食器などに姿を変えられた家臣たちは、何とかベルと野獣をくっつけて呪いを解いてもらおうと画策する。しかし心を動かすのはやはり本人でないといけない。そんなベルの気持ちが変わるきっかけになったのが、城にある蔵書。読み切れそうもない本の山に驚喜するベル。そしてシェークスピアのセリフを理解し、さり気ないユーモアを見せる野獣の教養がベルの心に変化をもたらす。

この物語は、美しいベルが見てくれではなく中身で人を理解し愛するというところにあると思う。見てくれではなく、中身で選んでほしいと思うのは、すべての男性(女性もそうだろう)に共通した思いだろう。「見てくれ男ガストン」の存在(これが『ドラキュラZERO』イケメン、ルーク・エヴァンスだから尚更)が、それを見事に引き立たせる。そして自らを犠牲にして人のために行動するサクリファイスの精神が相俟ってこの物語がに深みをもたらし、それが多くの人に愛される所以だと思う。

同じ映画でも、ヨーロッパ版とはまったく異なる印象。それは主役がエマ・ワトソンというだけではなく、ストーリーのアレンジも含めてである。ハリウッド版の完勝と個人的には思う。エマ・ワトソンはやっぱり美人なのだが、ファンであってもなくても、心から堪能できる映画である・・・


評価:★★★☆☆





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2017年10月22日

【ナイト ミュージアム/エジプト王の秘密】

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原題: Night at the Museum: Secret of the Tomb
2015年 アメリカ
監督: ショーン・レヴィ
出演: 
ベン・スティラー: ラリー・デリー
ロビン・ウィリアムズ: セオドア・ルーズベルト
オーウェン・ウィルソン: ジェデダイア・スミス
スティーヴ・クーガン: オクタヴィウス
ラミ・マレック: アクメンラー
アクメンラー:アッティラ・ザ・フン
ベン・キングズレー:マレンカレ
ヒュー・ジャックマン:本人

<シネマトゥデイ>
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夜になると博物館の展示物が動き出す『ナイトミュージアム』シリーズ最終章。展示物に命を吹き込むエジプト王の石板の魔力が消えかかる危機を回避すべく、アメリカ自然史博物館からロンドンの大英博物館へ乗り込んだ夜警のラリーと仲間たちが大騒動を繰り広げる。主演のベン・スティラー、ロビン・ウィリアムズ、オーウェン・ウィルソンらおなじみの顔ぶれに加え、オスカー俳優のベン・キングズレー、テレビドラマ「ダウントン・アビー」シリーズなどのダン・スティーヴンスらが新たに登場。
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『ナイトミュージアム』『ナイトミュージアム2』と続いたシリーズの最終回。夜になったら展示物が動き出すというまるで童謡のようなストーリーが気に入っていたが、続けて観てきているので最後までというところである。

物語は1930年代エジプトに遡る。父が率いる発掘現場に同行していた少年がうっかり穴に落ちる。そこはアクメンラーとその両親の眠る王墓で、そこにあった魔法の石版もともに発見される。発掘隊が運び出そうとすると、現地民が「墓を荒らすと死が訪れる」と反対するが、運び出しは強行される。そして、アクメンラーと石版は自然史博物館へ、両親は大英博物館へ納められる。

時は現代、自然史博物館では魔法の石版の吹き込む命で展示されている面々が、訪れた人々を楽しませている。警備員のラリーは、「特殊効果担当」としてパーティーに立ち会っているが、なぜかテディを始めとする展示物たちが暴走を始めてしまう。頭を抱えるラリーにアクメンラーが魔法の石版が謎の腐食を始めていることを伝える。どうすればいいのか戸惑うラリーに、アメンクラーは石版を作った父王に聞くしかないと告げる。その父王は大英博物館に納められている。

そこでラリーは、館長を半ば脅し原因究明のためアクメンラーと石版を大英博物館へ持ち込む許可をもらう。息子のニッキーも連れてロンドンへと赴くラリー。大英博物館では警備員の目をかいくぐり、中へと入りこむ。アメンクラーの他になぜかテディ、ミニチュアコンビ、アッティラなどおなじみのメンバーに加えて新しく展示にくわえられたネアンデルタール人のラーまで搬入用の箱に忍び込んでいる始末。

こうして今回は大英博物館が舞台となる。新たに登場するのは三銃士のランスロット(ほかにも恐竜やら大蛇やらガルーダやら)。石版によって命を吹き込まれ、大英博物館では一行が父王を探す珍道中。途中トリケラトプスに襲われるが、館内を滅茶苦茶にして大丈夫なんだろうかと思わなくもない。実際に行ったことはないが、いつか行ってみたくなる。その時にはもう一度この映画を観るのもいいかもしれない。

出演者はいつものメンバーに加え、父王として登場するのはベン・キングスレーだし、ランスロットが乱入する舞台に出演しているのはヒュー・ジャックマンだし、大物俳優がチョイ役で出てくるのも遊び心を感じさせる。こういう映画はあまり深く考えずに観たいものだが、ストーリー以外のこうした遊びもまた良しである。それにしてもロビン・ウィリアムズのこれが遺作だと言うのも寂しい限りである。

ストーリーは単純すぎて、大げさなイントロからすると肩透かしなのであるが、まぁこういう映画はこれでいいのだと思う。
肩ひじ張らずに楽しみたい映画である・・・


評価:★★☆☆☆





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2017年09月30日

【あやしい彼女】

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2016年 日本
監督: 水田伸生
出演: 
多部未華子:大鳥節子
倍賞美津子:瀬山カツ
要潤:小林拓人
北村匠:海瀬山翼
金井克子:相原みどり
志賀廣太郎:中田次郎
小林聡美:瀬山幸恵

<シネマトゥデイ>
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2014年公開の韓国映画『怪しい彼女』を、『舞妓 Haaaan!!!』『謝罪の王様』などの水田伸生監督がリメイクしたコメディー。73歳の頑固な女性がひょんなことから20歳の姿に戻り、失われた青春を取り戻していく姿を描く。ヒロインの20歳時を『ピース オブ ケイク』などの多部未華子が、73歳時を『うなぎ』『OUT』などの倍賞美津子が演じる。多部による1960年代から1970年代のヒット曲の熱唱や倍賞の毒舌など、一人の女性を演じる二人の女優に期待が高まる。
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この映画は、韓国映画(『怪しい彼女』)のリメイク。リメイク作品はハリウッドなどではかなり見られるが、日本の映画もだんだんと海外作品のリメイクが増えていくのだろうかと思わなくもない。個人的には、どうせなら単なるコピーではなく、『許されざる者』のようにうまく日本アレンジしたものだと嬉しいと思う。

主人公は、73歳の瀬山カツ。女手一人で苦労して、一人娘の幸恵を育て上げ、今は孫の翼と3人で暮らしている。韓国版『怪しい彼女』では一人息子であったが、ここでは一人娘に代わっている。そして孫がミュージシャンを目指しているという設定は同じ。思ったことを言い、行動するセツは、娘ならず町内の人とも騒動を起こしがちであるが、唯一の理解者は戦災孤児の時から苦労をともにしてきた次朗である。これも韓国版と同じ。

ある日、カツは娘の幸恵とケンカして家を飛び出す。そしてふと目に止まったのは、ある古い写真館。店頭に飾られていたオードリー・ヘップバーンの写真に惹かれ、その不思議な写真館「オオトリ写真館」に入って、写真を撮ってもらう。写真館を出たセツが歩き始めるとひったくりにあってしまう。何とセツは、そのひったくりを追いかけ捕まえるが、気がつけば自分が大幅に若返っているのがわかり混乱する。

こうしてなんと、セツは20歳の自分に戻ってしまうが、打ち明けられる相手がいるわけでもなく、家に帰れるわけでもない。やむなく、それまでケチケチ蓄えた貯金を下ろすと身の回りのものを整える。そうして次郎の銭湯で湯船に浸かるが、そのままのぼせて倒れてしまい、ひょんなことから大鳥節子と名乗って次郎の家で居候生活を始める・・・

大まかなストーリーは韓国版と同じ。ミュージシャンを目指す孫に頼まれ、一緒にバンドに加わる。そして孫の音楽を否定すると、思いっきり昭和レトロな懐かしの歌謡曲を披露する。そしてこれがまた様になっている。特に「見上げてごらん夜の星を」はなかなかの圧巻。韓国版では味わえない昭和レトロの歌の味わいは、リメイク版ならではと言える。(もっとも音響にはちょっとモノ申したい気分であったが・・・)

奇想天外なストーリーもコメディタッチなので気軽に楽しめる。しかし、背景に描かれる人間ドラマはなかなか深い味わいがある。雑誌の編集長をやっているというセツの自慢の娘の幸恵は、おばさん扱いで閑職へと異動させられている。孫の翼は、バンドのメインボーカルが就活で抜け、人生の岐路に立っている。そして偏屈に思われていたセツも、女手一つで病弱な娘を抱え、なりふり構わぬ苦労をして生きてきたという過去がある。そうしたもろもろの思いが最後に現れ、涙腺を緩ませる・・・

韓国版は韓国版で良かったと思うが、主人公が歌う懐メロはやはり馴染んだ昭和のメドレーの方が深い味わいがある。メインとなる「見上げてごらん夜の星を」は、今聞いてもいい曲だと思う。そして主人公の息子を娘に変えたことで、子育ての苦労を同じ母の立場から見ることで、最後の母娘のしみじみとした会話につながっている。まさにリメイクならではだと思う。この映画に目を付けた人は隻眼だと言える。

オリジナルとは別に、むしろオリジナル以上にじっくりと味わえるリメイク映画である・・・


評価:★★☆☆☆




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2017年09月24日

【エスケイプ・フロム・トゥモロー】

エスケイプ・フロム・トゥモロー.jpg

原題: Escape from Tomorrow
2013年 アメリカ
監督: ランディ・ムーア
出演: 
ロイ・アブラムソン:ジム
エレナ・シューバー:エミリー
ケイトリン・ロドリゲス:サラ
ダニエル・サファディ:ソフィー
アネット・マヘンドリュ:イザベル

<シネマトゥデイ>
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世界的に著名なアメリカのテーマパーク、ディズニーランドなどの敷地で無許可で撮影を敢行したという異色作。仕事をクビになったさえない中年男が家族と一緒に訪れたテーマパークで遭遇する、現実と妄想の入り交じるシュールな体験を活写。悪夢的な内容や、夢と魔法のファンタジックワールドを、グロテスクな光景として映した世界観が衝撃的。
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休暇で家族と共にディズニーランドのホテルに宿泊している主人公のジム。朝からバルコニーで電話をしているが、それは会社からの解雇通知。日本では考えられないが、せっかくの家族との休暇がとんでもないものになってしまう。さらに息子にはいたずらで締め出されてしまう始末。解雇の話を妻に言えるタイミングではなく、ジムは思いを堪えて家族とともにディズニーランドへと向かう。

男ならジムの気持ちは痛いほど想像できる。ホテルとパークを結ぶモノレールの乗り場で、ジムは咳き込んでいる者が妙に多いことに気付く。乗り込んだモノレールの車内では、フランス人の若い二人組の女性に妙に意識を奪われる。パークの中では、記念撮影をしたり、アトラクションに乗ったりと楽しい一時を過ごす。しかし、イッツ・ア・スモールワールドでは、周りの人形や家族がグロテスクに映るという気分に襲われる。

子供達もそれぞれ好みが違い、妻と娘、ジムと息子の二組に分かれることになる。子供向けの空いているアトラクションを乗り繋いで楽しむ妻と娘。一方、ジムと息子は人気アトラクション「バズ・ライトイヤー」で長蛇の列に並ぶ。しかし、順番が来た直前、機械の故障でアトラクションに乗れなくなってしまう。

息子と共に落胆したジムだが、そこにモノレールで見た2人のフランス人女性が通り掛かる。なぜか女性を追い駆けて行くジム。息子が嫌がるのもおかまいなし。妻からの電話も無視して、彼女たちと同じアトラクションに乗り続ける。挙句に、まだ小さくて無理なスターツアーズを無理強いすると、息子は体調を崩して吐いてしまう。妻になじられたジムは、今度は娘と2人で他のアトラクションへと向かう・・・

冒頭から画面はモノクロ。それはともかくとして、これは一体なんの映画なのかと訝しみながら観ていく。それは結局、最後までわからない。イッツ・ア・スモールワールドで人形の顔がグロテスクに変化したり、息子の目が黒くなったり、フランス人女性をストーカーのごとく追い掛けたり、咳をする人たちが妙に多かったり、ジムが椅子に拘束されたりと何かを暗示するかのようなシーンが次々に出てくるのだが、それが一体なんなのかわからない。

ジムの身に最後に起こったことに何か関係があるのか。ジムの妄想だったのか現実だったのか。創り手はもう少し観る者の立場になって創ってもらいたいと思わずにはいられない。とはいえ、所詮素人にピカソの絵が理解できないのと同様、立派な芸術作品は素人には理解不能ということなのかもしれない。素直に観ると全く面白くない映画である・・・

こういう映画が理解できるといいなぁと思う反面、別に理解できなくてもいいとも思う。映画は観きれないほどたくさんあるし、素人でもわかりやすい映画だけ観て楽しめばいいとも思う。いずれにせよ、自分目線で「つまらない」と断言したい映画である・・・


評価:★☆☆☆☆






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2017年08月24日

【ピートと秘密の友達】

ピートと秘密の友達.jpg

原題: Pete's Dragon
2016年 アメリカ
監督: デビッド・ロウリー
出演: 
ブライス・ダラス・ハワード:グレース
オークス・フェグリー:ピート
ウェス・ベントリー:ジャック
カール・アーバン:ギャヴィン
オオーナ・ローレンス:ナタリー
ロバート・レッドフォード:ミーチャム

<シネマトゥデイ>
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うっそうとした森の中で、一緒に過ごしてきた少年と謎めいた生き物エリオットとの掛け替えのない絆を描いた冒険ファンタジー。子役のオークス・フェグリーが主人公を好演。『ジュラシック・ワールド』などのブライス・ダラス・ハワードと、名優ロバート・レッドフォードらが共演。少年と不思議な生き物との友情や、彼らを取り巻く人々とのハートウォーミングな物語が胸に染みる。
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まさにディズニー映画の真骨頂ともいうべき映画。
主人公のピートは、山中を家族とともにドライブしている。すると、突如現れたシカを回避しようとしたところ、車は横転。ピートは一人助かるが、森の中をさまよううちにオオカミたちに囲まれる。あわやというその時、緑のドラゴンが現れオオカミを追い払う。そしてドラゴンは、ピートを抱き上げると空へと舞い上がる・・・

そして6年の月日が流れる。子供達に森に住むという伝説のドラゴンの話をする老人ミーチャム。それを見守る娘のグレースは、森林保護の仕事をしている。ある日、普段は行かない森の奥に夫のジャックと娘のナタリーとともに行ったグレースは、髪も長く伸びた野生児に近いピートを発見し、保護する。ピートは、エリオットと名付けたドラゴンとともに森の奥で育っていたのである。

突然人間社会に連れてこられたピートは混乱する。搬送された病院から脱走を図るも、慣れない街の中であえなく保護される。ジャックとグレースに預けられたピートは、そこで森の中の暮らしとエリオットという友達について話をする。ピートの書いたエリオットの絵は、グレースの父ミーチャムが町の子供たちにおとぎ話として話しているドラゴンの絵とそっくりである。

やがて、身元が判明したピートは社旗福祉局で保護されることになる。一方ジャックの兄ギャヴィンは、ピートを見つけた森の中で何者のものともわからぬ巨大な足跡を見つける。そして付近を捜索するうちに、ドラゴンと遭遇する。一旦は這々の体で逃げるものの、ギャヴィンは仲間を集め、再び「ハンティング」に行く・・・

こうしてピートとドラゴンと町の人々の遭遇が描かれて行く。原作はずっと以前からあったようなのであるが、これまでこの話は聞いたことがない。しかし、実は東京ディズニーランドのエレクトリカルパレードに登場するドラゴンは、この物語のドラゴンなのだと聞くと、意外なトリビアにびっくりする。

少年と異生物との交流というと、何と言っても『E.T』を思い出す。この映画も『E.T』の模倣かという感じがしていたが、どうやらこっちの方が古いようである。ドラゴンといっても、「中国系」と比べるとぬいぐるみのような愛くるしいドラゴンで、火を吐いたりするが恐ろしさはまるでない。森の伐採が動物たちの住む場所を奪うというメッセージも底辺に流れているようで、さすがディズニー映画という感がある。

少年ながらピート役の子役は可愛いし、名優ロバート・レッドフォードが出て来る。年齢の割には、「おじいちゃん」に見えないのはさすがである。ここでは、子供の頃に遭遇したドラゴンの話を語りつぎ、ピートと一緒になってドラゴンを助けるいい役なのである。内容的には、子供が見ても十分楽しめるのであるが、大人もいつの間にか胸が熱くなっている。さすが、ディズニー映画である。

いろいろなメッセージが込められていて、子供向けというよりは、子供と一緒に観たい映画だと言える。1人で観てしまったのが残念で、ぜひ我が子にも観せたいと思わされた一作である・・・


評価:★★★☆☆





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