2017年03月26日

ザ・レジェンド

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原題: Outcast
2014年 アメリカ
監督: ニコラス・パウエル
出演: 
ヘイデン・クリステンセン:ジェイコブ
ニコラス・ケイジ:ガレイン
リウ・イーフェイ:リアン
アンディ・オン:シン
ビル・スー・ジアハーン:ジャオ
バイロン・ローソン:ペン
サイモン・チン:バオ
シー・リヤーン:皇帝
ココ・ワーン:シャオリー

<シネマトゥデイ>
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欧州から中国に渡った十字軍の伝説の騎士をニコラス・ケイジとヘイデン・クリステンセンが演じ、用心棒として王族を守るべく戦いに挑む姿を描いたアクション。異国からやって来た2人の騎士が、中国皇帝の後継者争いで命を狙われる王族を守り、一国の危機を救うために活躍を繰り広げる。監督は、『ラストサムライ』などのスタントコーディネートを担当し、本作が初監督作品となったニック・パウエル。中国の険しい大自然の中で展開する、パワフルなアクションに目を奪われる。
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時は12世紀。ジェイコブとガレインは、十字軍に参加し戦いの日々を送っている。しかし、互いに殺し合いの日々に辟易し、ガレインは東へ行くと言い残して去り、ジェイコブも後を追う。一方その頃中国では、死を間近にした皇帝は、長男シンではなく弟のジャオにその地位を譲ろうと決意している。しかし、それにシンが反発するであろうことを予測し、ジャオに対し姉リアンとともに後見人となってくれるであろう将軍の下へ行くようにと玉璽を委ねる。

それを不服としたシンは皇帝を暗殺し、逃げた弟の跡を追わせる。こうしてリアンとジャオは決死の逃避行を開始するが、とある酒場で二人はシン配下の兵に捕まってしまう。そこに居合わせたのは、アヘンを吸いみすぼらしい身なりをしたジェイコブ。その場の成り行きで二人を助けたジェイコブは、二人に請われるまま旅に同行することなる。

迫りくるシンの兵たち。ジャイコブら一行は、とある山中に逃げ込む。そこは盗賊が支配する地。そしてその盗賊の頭を務めるのは、かつてともに戦った父の友人であり師でもあるガレイン。十字軍でのジェイコブの殺戮行為に嫌気がさして袂を分かった二人であるが、共通の敵シンを前にしてその思いが複雑に錯綜する・・・

ありとあらゆる作品に出演しているニコラス・ケイジであるが、今回の役どころは中世の騎士。冒頭、「神の聖名に」という旗印に行われた十字軍に参戦する主人公2人。ストーリー上、凄惨な殺し合いのシーンが展開されるが、ふと考えると実際もそうだったのだろうと思ったりしてみる。アラブ側からしてみれば、明らかな侵略行為であり、さぞかし憎き野蛮人と目に映ったのではないかと思わされる。

そしてなぜか東へと向かい、地の果て中国へと行き着く二人。時の政権は中国でも金やら南北の宋やらの時代でどの王朝だかぼかされているが、弟への禅譲を不服とした兄が父である皇帝を殺してその地位を乗っ取ろうとしている。そこへ白人2人が絡み、なぜか全員英語をしゃべるのはご愛敬として、兄弟対決に主役2人が巻き込まれる。最近ハリウッドでも中国が資本パワーを発揮しているようだが、強引にスター2人を連れてきた感じがストーリーそのものに思える。

ニコラス・ケイジの向こうを張る主役は、ヘイデン・クリステンセン。『スターウォーズ エピソードV』の強いイメージがいまだ抜けないが、それもその後の作品であまり輝いていないからかもしれない。ちょっともったいない気がしており、いずれまた輝る映画に出演してほしいと思う。

 それにしてもニコラス・ケイジは、本当に片っ端から映画に出ているんじゃないかと思わされる。今度暇をみて数えてみようかなどと思ったりしてみるのである・・・


評価:★★☆☆☆




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2016年11月18日

ザ・ヘラクレス

ザ・ヘラクレス.jpg

原題: The Legend of Hercules
2014年 アメリカ
監督: レニー・ハーリン
出演: 
ケラン・ラッツ: ヘラクレス/アルケイデス
ガイア・ワイス: ヘベ姫
スコット・アドキンス: アンピトリュオン王
ロクサンヌ・マッキー: アルクメネ王妃
リアム・ギャリガン: イピクレス
リアム・マッキンタイア:ソティリス
ラデ・シェルベッジア:ケイロン

<シネマトゥデイ>
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ギリシャ神話を題材に、『クリフハンガー』などのレニー・ハーリン監督が放つアクションアドベンチャー。全知全能の神ゼウスを父に持つヘラクレスが、愛する姫を奪った兄や圧政を敷く暴君に挑む姿を活写する。『トワイライト』シリーズなどのケラン・ラッツが主演、テレビドラマ「スパルタカス」シリーズなどのリアム・マッキンタイア、『ゼロ・ダーク・サーティ』などのスコット・アドキンスらが脇を固める。ハーリン監督ならでは演出に加え、鍛え上げられたケランのボディーも見もの。
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ヘラクレスと言えば、ザ・ロック様の『ヘラクレス』を観たが、調べてみたらともに同じ製作年でどういう意図だろうかと勘ぐってみたところで何がわかるわけでもなく、ただ比較してみるばかりである。

古代ギリシアの時代、ティリンスの暴君アンピトリュオンは次々に他国を侵略し、支配していく。そんな王のやり方に反発する王妃アルクメネは、ある夜、神に祈っていると、そこに女神ヘラが現れる。そしてアルクメネの願いを叶えるには、ゼウスの子を産むべしと伝える。そして、生まれた子に王はアルケイデスという名をつけるが、アルクメネは「ヘラへの贈り物」という意味の「ヘラクレス」という名を密かにつける。

やがてたくましい青年へと成長したアルケイデス(ヘラクレス)は、クレタ島の姫君ヘベと恋に落ちる。しかし、それを快く思わない兄イピクレスはアルケイデスを敵視する。王のアンピュトリュオンもイピクレスの肩を持ち、ヘベと駆け落ちしようとしたアルケイデスを捕らえると、戦地エジプトへの遠征軍に参加させる。

ヘベに生きて帰ると約束したアルケイデスであるが、ソティリス隊長の率いる遠征軍は王によって人員を半減させられ、待ち構えていた現地軍の襲撃に遭って全滅。咄嗟にアルケイデスは戦死したと告げるソティリス。安心した現地軍のリーダーは、ソティリスと身分を伏したアルケイデスを奴隷して売り払う・・・

 何だかザ・ロック様の『ヘラクレス』とは随分ストーリーが異なる。ザ・ロック様の『ヘラクレス』は実際の神話をベースにしたストーリーだが、こちらはどこかから借りてきたようなストーリーである。不遇な主人公が、数々の困難を打ち破り、愛する女性と結ばれてハッピーエンドというパターンは、ある意味王道ストーリーである。そして絶倫神ゼウスが生ませた子という意味では、ヘラクレスは『タイタンの戦い』のペルセウスと異母兄弟なのかとくだらないことを考える。

本来のヘラクレス伝説から離れたヘラクレスの物語。あえて本来のストーリーから離れた意図はなんであろうかと思ってみたりする。監督は、レニー・ハーリンであるが、レニー・ハーリンと言えば『ダイ・ハード2』、『クリフハンガー』と大物アクションスターと組んだアクションがいまだに脳裏にある。だが、考えてみれば近年観たのは、『ザ・クリーナー』とか『5デイズ』とか、どちらかと言えば「軽量級」の映画。この映画もそんな「軽量級」の一作品だ。

おんなじヘラクレス物語でも全く違う内容。観比べて楽しむのも面白いかもしれない映画である・・・


評価:★★☆☆☆





posted by HH at 20:14 | 東京 ☀ | Comment(0) | TrackBack(0) | 歴史アクション

2015年12月13日

ヘラクレス

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原題: Hercules
2014年 アメリカ
監督: ブレット・ラトナー
出演: 
ドウェイン・ジョンソン:ヘラクレス
イアン・マクシェーン: アムピアラオス
ジョン・ハート: コテュス王
ルーファス・シーウェル: アウトリュコス
アクセル・ヘニー: テュデウス
イングリッド・ボルゾ・ベルダル: アタランテ
リース・リッチー: イオラオス

<映画.com>
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ギリシャ神話の英雄ヘラクレスを描いたスティーブ・ムーアのグラフィックノベルを、「ワイルド・スピード」シリーズや『GIジョー バック2リベンジ』などで活躍するドウェイン・ジョンソン主演で映画化したアクション大作。監督は『X−MENファイナルディシジョン』、「ラッシュアワー」のブレット・ラトナー。全能の神ゼウスと人間アルクメネの間に生まれたヘラクレスが、自身の出自や犯した罪にさいなまれ、救いを求めて旅に出る姿や、不死身の獅子や地獄の番犬ケルベロスといった魔物たちとの戦いを通し、いかにして英雄となっていったのかを、迫力のアクション満載に描き出す。
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ギリシャ神話が映画の題材として採り上げられることは多い。
様々な物語は、映画化の格好の題材だということは素人でもわかる。
そんなギリシャ神話の中でも、ヘラクレスといえば「怪力」というイメージがあるが、その役柄として元プロレスラーのドウェイン・ジョンソンが演じているのはぴったりかもしれない。

冒頭、ヘラクレスの誕生と12の難業が紹介される。
全能の神ゼウスが人間の女に生ませた子供、つまり半神半人の身。
そういえば、『タイタンの戦い』のペルセウスもゼウスの子供であり、半神半人であった。
ギリシャ神話の神々はどうも人間臭く、ゼウスも全能というより絶倫といった方が正しい気がする。

そんなヘラクレスの物語は、12の難業が有名らしいが、この映画はそのあとの物語。
既に難業を達成したヘラクレスは、人々の人気となっているが、ある悲劇によって妻子を失う。
そして五人の仲間とともに行動をともにしている。
そんなヘラクレスのもとに、美しい王女が現れ国を救ってほしいと頼みにくる。

多額の報酬でこれを受けたヘラクレス一行は、コテュス王と面会し、反乱軍の討伐を請け負う。
しかし、その軍隊は農民の寄せ集めであり、ヘラクレス一行はまずその訓練からスタートする。
そして遠征に出発する・・・

ヘラクレスの物語の、どうやらメインらしい12の難業がなぜテーマとして選ばれなかったのかは知らないが、ここで登場するヘラクレスは半神半人というよりも、人間臭しかない。
戦う相手も人間ばかりな故に、神話というよりただのヒーローモノの域を出ない。
まぁそれはそれとして観れば、それなりに楽しめるとは思う。

さすがに「ロック」のドウェイン・ジョンソンは筋骨隆々。
それだけで十分見応えがある。
リングではどちらかといえば細身に見えたが、それは周りがより大きかったからなのか、それともその後でかくなったのかは知らないが、一般的に見るとその体は迫力がある。

そういえば、同じWWEだったバウティスタも映画によく出演している。
しかし、バウティスタはどちらかというと悪役が多い。
(『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』では善玉だったが・・・)
リングの上での両者のイメージが、そのまま映画の世界にも持ち込まれているのだろうか。

すっかりアクション俳優となった感のあるドウェイン・ジョンソン。
それほど好みとは言えないが、これから観るべき俳優になるかどうかは作品次第といったところだろうか。
出演作だから目をつぶっても観ると言うほどではないところが正直なところである。
暇つぶしにはいいかもしれない映画である・・・

評価:★★☆☆☆



posted by HH at 10:59 | 東京 ☁ | Comment(0) | TrackBack(0) | 歴史アクション

2015年08月02日

300<スリーハンドレッド> 〜帝国の進撃〜

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原題: 300: Rise of an Empire
2014年 アメリカ
監督: ノーム・ムーロ
脚本: ザック・スナイダー/カート・ジョンスタッド
出演: 
サリバン・ステイプルトン:テミストクレス
エヴァ・グリーン:アルテミシア
レナ・ヘディ:ゴルゴ王妃
ハンス・マシソン:アエスキロス
カラン・マルヴェイ:スキリアス
ロドリゴ・サントロ:クセルクセス

<映画.com>
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フランク・ミラーのグラフィックノベルを原作に、100万人のペルシア帝国軍に対してわずか300人で立ち向かったスパルタ兵士たちの戦いを描いた歴史アクション『300 スリーハンドレッド』の7年ぶりとなる続編。前作を監督したザック・スナイダーは製作・脚本にまわり、CMディレクター出身の新鋭・ノーム・ムロがメガホンをとった。紀元前480年、スパルタのレオニダス王が300人の精鋭で100万人のペルシア帝国軍と戦っていた頃、ギリシャのテミストクレス将軍もまた、自由と平和を守るため立ち上がり、その旗の下に集まった同胞たちとともに3倍に及ぶペルシャ軍との戦いに乗り出す。ギリシャ生まれでありながら、虐げられた過去を持ち、ギリシャに対して復讐心を抱くペルシャの海軍女指揮官アルテミシアは、テミストクレスを敵ながらも評価し、味方に引き入れようと交渉してくるが、テミストクレスはこれを拒否。アルテミシアの怒りと復讐心は増大し、ギリシャを壊滅させようと進撃を開始する。
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前作『300 スリーハンドレッド』が面白かったので、その続編も観ようと思った次第。
ただ、続編といっても、少々趣が違う。
前作『300 スリーハンドレッド』は、ペルシア戦争の一つであるテルモビュライの戦いを描いたものであるが、この映画は別のアルテミシオンの海戦を描いたもの。
ともに強大な敵ペルシアの侵攻に対するギリシア都市国家群の防衛戦争であるという共通項があるものの、続編という位置付けではない。

さて物語は、迫りくるペルシア帝国に対するアテナイのテミストクレス将軍の奮闘から始まる。
最初の戦いで、上陸したペルシア軍の意表をついたアテナイ軍は、司令官である王に致命傷を負わせ敗退させる。
復習を誓った息子のクセルクセス王は再びギリシア侵攻を決意する。

ギリシア侵攻軍の海軍を率いるのは、女指揮官アルテミシア。
ギリシア生まれではあるものの、幼い頃に両親を殺され、自身も幽閉されていた過去を持ち、復讐心から剣の腕を磨き、指揮官まで上り詰めた経歴を持つ。
クセルクセス王を影から操る存在でもある。

物語はあくまでも歴史の一部。
ペルシア帝国という巨大帝国が、アテナイや『300 スリーハンドレッド』で描かれたスパルタなどの都市国家からなるギリシアへ侵攻したペルシア戦争が舞台となっている。
テミストクレス将軍が各都市国家に団結を呼び掛けているのもこのためであるが、こういう背景がわかっていないと面白くないかもしれない。

もっともそんな心配は杞憂で、まったく架空の空想世界を舞台にしたSFだってあるのだから、余計なお世話かもしれない。
事実、映画は迫力ある戦闘シーンの連続で、たぶん3Dを意識してのものだと思うが、血しぶきの飛び交う様は、お子様向きではないだろう。

テルモピュライの戦いでは、スパルタの精鋭300人は全滅してしまった(『300 スリーハンドレッド』の世界だ)が、このアルテミシオンの海戦では、ギリシア連合軍はペルシア海軍を押し返す。
実際はどうだったのかは知らないが、奴隷の漕ぐ船をぶつけ合い、肉弾相打つ戦闘シーンは見応え十分。
アクション映画を楽しみたい時には、いいかもしれない。
ついでに歴史の勉強もしたい一作である・・・


評価:★★☆☆☆







posted by HH at 11:13 | 東京 ☀ | Comment(0) | TrackBack(0) | 歴史アクション

2015年06月13日

ポンペイ

ポンペイ.jpg

原題: Pompeii
2014年 アメリカ
監督: ポール・W・S・アンダーソン
出演: 
キット・ハリントン:マロイ
エミリー・ブラウニング:カッシア
キャリー=アン・モス:アウレリア
アドウェール・アキノエ=アグバエ:アティカス
ジェシカ・ルーカス:アリアドネ
ジャレッド・ハリス:セヴェルス
キーファー・サザーランド:コルヴス

<映画.com>
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『バイオハザード』シリーズ、『三銃士 王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船』のポール・W・S・アンダーソン監督が、西暦79年のベスビオ火山の噴火によって灰となったローマ帝国の街ポンペイを舞台に描いたアクション大作。
ローマ人に一族を滅ぼされたケルト人騎馬族の生き残りで、奴隷となりグラディエーターとして成長したマイロは、ポンペイの有力者の娘カッシアと出会い、身分の差を乗り越え恋に落ちる。
しかし、カッシアは、かつてマイロの家族を殺したローマの上院議員コルヴスに婚約を迫られていた。
やがて自由の身になったマイロが街を離れようとした時、ベスビオ山が噴火。
マイロは愛するカッシアを救うため、溶岩が迫りくる街へと舞い戻る。
主演は、テレビシリーズ「ゲーム・オブ・スローンズ」で注目を集める新進俳優キット・ハリントン。
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ポンペイと言えば、遥か昔のローマ時代に、火山の噴火で埋もれた街という知識は持っていた。
当時逃げ遅れて死んだ人が、石膏で再現されているのを見て衝撃を受けた記憶もある。
この映画はそんな史実を背景としたドラマである。
歴史上の史実を背景としたフィクションとしては、『タイタニック』などと同類と言える。

時は西暦62年のブリタニカ、つまり今のイギリス。
ローマ軍の進撃によりケルトの一族が滅ぼされる。
そして唯一生き残った子どもが奴隷として連れ去られる。
そして17年後、成長したその子マイロは、グラディエーターとして戦わされている。

マイロの戦いぶりは評価され、ローマ市民の前で戦わされるべく、ポンペイへと連行される。
その道中、偶然のトラブルから馬車に乗るカッシアと知り合う。
カッシアはポンペイの有力者の娘であり、ローマからポンペイへ帰る途中であった。

ポンペイへと連行されたマイロは、同じグラディエーターのアティカスと知り合う。
アティカスはグラディエーターのチャンピオンで、あと1勝すればローマ法によって自由の身となることができた。
一方でカッシアを追ってローマからやってきた元老院議員のコルヴスは、カッシアが興味を寄せるマイロを亡き者にしようと図る・・・

こうしてグラディエーターのマイロを中心にドラマは盛り上がる。
そして合間合間に揺れる大地が、ヴェスヴィオ火山の噴火が近いことをほのめかす。
観る者はクライマックスの火山の噴火は当然知っている。
そこに至るドラマと、噴火が映画の見所となるわけだが、現代の映像技術はその期待を裏切らない。
迫力ある噴火や津波は、当時もこんな様子だったのだろうと想像力を掻き立ててくれる。

ポンペイの悲劇とドラマの行方もマッチしていて、実によくできていると感じさせられる。
人間一人一人にみなドラマがある。
されどどんなドラマがあろうと、火砕流はそんなドラマを一瞬にして飲み込んでしまう。
諸行無常というべきか、遥か2000年前の悲劇にしばし思いを飛ばしてみる。

物語は当然ながらフィクションであるものの、実話であったとしてもおかしくはない。
そんな思いで観入ってしまった映画である・・・


評価:★★☆☆☆





posted by HH at 12:30 | 東京 🌁 | Comment(0) | TrackBack(0) | 歴史アクション