2017年11月23日

【ターザン:REBORN】

ターザン:REBORN.jpg

原題: The Legend of Tarzan
2016年 アメリカ
監督: デビッド・イェーツ
出演: 
アレクサンダー・スカルスガルド:ターザン/ジョン・クレイトン3世
サミュエル・L・ジャクソン:ジョージ・ワシントン・ウィリアムズ
マーゴット・ロビー:ジェーン・クレイトン
クリストフ・ヴァルツ:レオン・ロム
ジャイモン・フンスー:族長ムボンガ
ジム・ブロードベント:首相

<シネマトゥデイ>
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映画やアニメなどで度々映像化されてきた冒険小説を、『ハリー・ポッター』シリーズなどのデヴィッド・イェーツ監督が新たに生まれ変わらせた活劇。ジャングル育ちの英国貴族ターザンが、愛する妻と故郷のために過酷な試練に立ち向かう。主人公ターザンを、堂々たる肉体美を誇るアレキサンダー・スカルスガルドが熱演。妻ジェーンに『フォーカス』などのマーゴット・ロビーがふんするほか、サミュエル・L・ジャクソン、クリストフ・ヴァルツが脇を固める。
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ターザンと聞くと、もはや懐かしい響きしかない。子供の頃、「ジャングルの王ターザン」という名前と、「ア〜アァ〜!」という声とジェーンという恋人とだけが記憶に残っている。詳細はもう忘れてしまった。そんなレトロな物語が、ここにきて実写化というのも考えてみれば面白い。

物語の舞台は1884年に遡る。ベルギー国王レオポルド2世は、資源が豊富なコンゴ盆地の所有権を得たが、その開拓に月日を費やしたもののうまくいかず、巨額の負債を抱え込む。困窮した国王は、打開策としてダイヤの採掘を狙い、腹心レオン・ロムをコンゴへ派遣する。ロムは秘境を発見するも、そこを守る原住民の襲撃に遭い護衛の兵士達は全滅の憂き目にあう。たった1人生き残ったロムは、族長のムボンガからある男を連れてくればダイヤを渡すと言われ、手を結ぶことにする。

一方、ところ変わってロンドン。ジョン・クレイトン伯爵は、国王よりコンゴの視察に招待される。ジョンはかつて両親とともにコンゴに行き、そこでたった一人生き残りゴリラに育てられたという過去を持っている。アメリカ公使のジョージ・ワシントン・ウィリアムズからベルギー国王のコンゴでの秘密活動を調べたいと説得を受け、これを了承する。視察には同じようにかつて現地で暮らした経験のある妻ジェーンも同行を強硬に主張する。こうして、一行はコンゴへと向かう。

ゴリラに育てられたジョン(=ターザン)は、動物たちとも仲良し。アフリカ草原を歩いて行くとやがて「幼馴染」のメスライオン達に再会する。また、現地のクボ族はかつてジェーンが滞在していた集落であり、一行は族長以下村人たちから大歓迎を受ける。並行してジョンとジェーンとの出会いの様子も回想される。こういうストーリーでは、地元の部族と仲良くなった主人公に、外部から己の利益しか考えない悪役がやって来て対立するものである。この映画も同様で、そういえば『アバター』もまさに同じストーリーである。

ダイヤ目当てにムボンガと手を組むロムは、ジョン夫妻とジョージを襲撃する。目的であるジョン=ターザンの誘拐は失敗するが、代わりにジェーンとクバ族の若者を捕らえる。一味がダイヤを手にすれば、さらにそれで傭兵が雇われ、圧倒的な近代兵器を持って地域を支配することになる。近代兵器の装備で劣るターザンら一行は、動物たちを味方につけて対抗する。

「ア〜アァ〜!」という掛け声も健在で、かつてのターザンの物語がどんなだったかなんて忘れてしまったが、欲に駆られた悪の企みは無事阻止され、王道ストーリーは観ていて安心である。何となく物語の導入部分が多く、肝心のターザンの活躍はラストに圧縮されているところはやむを得ない。続編ともなれば、もっと活躍の場面はいろいろと出てくると思うが、果たしてどうだろうか。

“REBORN”という邦題は、うまくつけたなという感じがする。子供の頃の懐かしいヒーローで、まぁ楽しめた一作である・・・


評価:★★☆☆☆





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2017年10月27日

【キング・アーサー】

キング・アーサー.jpg

原題: King Arthur: Legend of the Sword
2017年 アメリカ
監督: ガイ・リッチー
出演: 
チャーリー・ハナム:アーサー
ジュード・ロウ:ヴォーティガン
アストリッド・ベルジェ=フリスベ:メイジ(魔術師)
ジャイモン・フンスー:ベディヴィア
エイダン・ギレン:ビル
エリック・バナ:ユーサー王
デビッド・ベッカム:トリガー

<映画.com>
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『シャーロック・ホームズ』 『コードネーム U.N.C.L.E.』のガイ・リッチー監督が、中世から語り継がれているアーサー王伝説をモチーフに手がけたソードアクションエンタテインメント。王の子でありながら路地裏のスラムで育った貧しい青年アーサーが、伝説の聖剣エクスカリバーを手にし、救世主として語り継がれる存在へと成長していく姿を描いた。主人公アーサーに『パシフィック・リム』のチャーリー・ハナムが扮し、アーサーの親の敵でもあり、魔術を駆使する非道で凶悪な暴君ヴォーティガンをジュード・ロウが演じる。そのほか、『パイレーツ・オブ・カリビアン 生命の泉』のアストリッド・ベルジェ=フリスベ、「トロイ」『ミュンヘン』のエリック・バナらが共演。
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アーサー王物語は、円卓の騎士とともにこれまでにも様々なところで目にしてきたメジャーな物語である。映画でもその昔、『エクスカリバー』という映画を観た記憶がある。岩に刺さって誰も引き抜けなかった聖剣をアーサー王が引き抜くというエピソードも有名である。そんなアーサー王物語の新しいストーリーである。

冒頭で登場するのは、アーサーの父王であるイングランド王ユーサー。魔術師モルドレッドの軍団がキャメロット城を襲うも、聖剣エクスカリバーを手に単身相手の陣中に乗り込み、これを成敗する。されど、野望を抱いて魔物に魂を売った弟ヴォーティガンの反乱に遭い、王妃もろとも殺されてしまう。その時、かろうじて幼い息子アーサーを小舟で逃がす。

小舟はロンディニウムに流れ着き、アーサーは娼婦たちに拾われて売春宿で育てられる。そこでアーサーは自らの素性を知ることもなく成長する。一方、キャメロット城では川の水位が突如として下がり、川底から岩に刺さった聖剣エクスカリバーが現れる。驚愕したヴォーティガンは城の地下の魔物に会うと、「真の王が目覚めようとしている」と告げられ、彼はユーサーの息子を探すように家臣に命じる。

そして国王軍に捕まったアーサーは、キャメロット城に連行される。そこでは集められた男たちがエクスカリバーを引き抜くように命ぜられ、次々と試みるも誰もなしえない。しかし、アーサーは剣に手をかけると、それまで誰も引き抜けなかったエクスカリバーを引き抜いてしまう。しかし、剣が持つ力に圧倒され、アーサーは気を失ってしまう。アーサーを捕らえたヴォーティガンは、すぐに大衆の前でアーサーを処刑するように命じる。

実際のアーサー王物語がどんなものかは知らないが、中世と言えば剣と魔法と冒険の時代。幼い王子が成長して父王の敵を討つというストーリーも王道である。ヴォーティガンという強敵に、魔術師メイジと父王に仕えていた部下と共に成長した仲間たちと民を不幸にする強敵を倒すために立ち上がる・・・たびたびピンチに陥るが、仲間たちの助けがあり、最後は見事に目的を達成する。

安心して見ていられるストーリー。今は映像の迫力もある。しかし、主人公を演じたチャーリー・ハナムが何となくイメージと違う気がしてならなかった。一方、ジュード・ロウは何をやってもサマになるといった感じがした。もともと悪役的な雰囲気もあるだけによけいにそう感じたのかもしれない。その他はほとんど知らない役者さんだったが、それもまた良しと感じたところである。

それ以外は特に可もなくといった映画である・・・


評価:★★☆☆☆





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2017年03月26日

ザ・レジェンド

ザ・レジェンド.jpg

原題: Outcast
2014年 アメリカ
監督: ニコラス・パウエル
出演: 
ヘイデン・クリステンセン:ジェイコブ
ニコラス・ケイジ:ガレイン
リウ・イーフェイ:リアン
アンディ・オン:シン
ビル・スー・ジアハーン:ジャオ
バイロン・ローソン:ペン
サイモン・チン:バオ
シー・リヤーン:皇帝
ココ・ワーン:シャオリー

<シネマトゥデイ>
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欧州から中国に渡った十字軍の伝説の騎士をニコラス・ケイジとヘイデン・クリステンセンが演じ、用心棒として王族を守るべく戦いに挑む姿を描いたアクション。異国からやって来た2人の騎士が、中国皇帝の後継者争いで命を狙われる王族を守り、一国の危機を救うために活躍を繰り広げる。監督は、『ラストサムライ』などのスタントコーディネートを担当し、本作が初監督作品となったニック・パウエル。中国の険しい大自然の中で展開する、パワフルなアクションに目を奪われる。
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時は12世紀。ジェイコブとガレインは、十字軍に参加し戦いの日々を送っている。しかし、互いに殺し合いの日々に辟易し、ガレインは東へ行くと言い残して去り、ジェイコブも後を追う。一方その頃中国では、死を間近にした皇帝は、長男シンではなく弟のジャオにその地位を譲ろうと決意している。しかし、それにシンが反発するであろうことを予測し、ジャオに対し姉リアンとともに後見人となってくれるであろう将軍の下へ行くようにと玉璽を委ねる。

それを不服としたシンは皇帝を暗殺し、逃げた弟の跡を追わせる。こうしてリアンとジャオは決死の逃避行を開始するが、とある酒場で二人はシン配下の兵に捕まってしまう。そこに居合わせたのは、アヘンを吸いみすぼらしい身なりをしたジェイコブ。その場の成り行きで二人を助けたジェイコブは、二人に請われるまま旅に同行することなる。

迫りくるシンの兵たち。ジャイコブら一行は、とある山中に逃げ込む。そこは盗賊が支配する地。そしてその盗賊の頭を務めるのは、かつてともに戦った父の友人であり師でもあるガレイン。十字軍でのジェイコブの殺戮行為に嫌気がさして袂を分かった二人であるが、共通の敵シンを前にしてその思いが複雑に錯綜する・・・

ありとあらゆる作品に出演しているニコラス・ケイジであるが、今回の役どころは中世の騎士。冒頭、「神の聖名に」という旗印に行われた十字軍に参戦する主人公2人。ストーリー上、凄惨な殺し合いのシーンが展開されるが、ふと考えると実際もそうだったのだろうと思ったりしてみる。アラブ側からしてみれば、明らかな侵略行為であり、さぞかし憎き野蛮人と目に映ったのではないかと思わされる。

そしてなぜか東へと向かい、地の果て中国へと行き着く二人。時の政権は中国でも金やら南北の宋やらの時代でどの王朝だかぼかされているが、弟への禅譲を不服とした兄が父である皇帝を殺してその地位を乗っ取ろうとしている。そこへ白人2人が絡み、なぜか全員英語をしゃべるのはご愛敬として、兄弟対決に主役2人が巻き込まれる。最近ハリウッドでも中国が資本パワーを発揮しているようだが、強引にスター2人を連れてきた感じがストーリーそのものに思える。

ニコラス・ケイジの向こうを張る主役は、ヘイデン・クリステンセン。『スターウォーズ エピソードV』の強いイメージがいまだ抜けないが、それもその後の作品であまり輝いていないからかもしれない。ちょっともったいない気がしており、いずれまた輝る映画に出演してほしいと思う。

 それにしてもニコラス・ケイジは、本当に片っ端から映画に出ているんじゃないかと思わされる。今度暇をみて数えてみようかなどと思ったりしてみるのである・・・


評価:★★☆☆☆




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2016年11月18日

ザ・ヘラクレス

ザ・ヘラクレス.jpg

原題: The Legend of Hercules
2014年 アメリカ
監督: レニー・ハーリン
出演: 
ケラン・ラッツ: ヘラクレス/アルケイデス
ガイア・ワイス: ヘベ姫
スコット・アドキンス: アンピトリュオン王
ロクサンヌ・マッキー: アルクメネ王妃
リアム・ギャリガン: イピクレス
リアム・マッキンタイア:ソティリス
ラデ・シェルベッジア:ケイロン

<シネマトゥデイ>
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ギリシャ神話を題材に、『クリフハンガー』などのレニー・ハーリン監督が放つアクションアドベンチャー。全知全能の神ゼウスを父に持つヘラクレスが、愛する姫を奪った兄や圧政を敷く暴君に挑む姿を活写する。『トワイライト』シリーズなどのケラン・ラッツが主演、テレビドラマ「スパルタカス」シリーズなどのリアム・マッキンタイア、『ゼロ・ダーク・サーティ』などのスコット・アドキンスらが脇を固める。ハーリン監督ならでは演出に加え、鍛え上げられたケランのボディーも見もの。
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ヘラクレスと言えば、ザ・ロック様の『ヘラクレス』を観たが、調べてみたらともに同じ製作年でどういう意図だろうかと勘ぐってみたところで何がわかるわけでもなく、ただ比較してみるばかりである。

古代ギリシアの時代、ティリンスの暴君アンピトリュオンは次々に他国を侵略し、支配していく。そんな王のやり方に反発する王妃アルクメネは、ある夜、神に祈っていると、そこに女神ヘラが現れる。そしてアルクメネの願いを叶えるには、ゼウスの子を産むべしと伝える。そして、生まれた子に王はアルケイデスという名をつけるが、アルクメネは「ヘラへの贈り物」という意味の「ヘラクレス」という名を密かにつける。

やがてたくましい青年へと成長したアルケイデス(ヘラクレス)は、クレタ島の姫君ヘベと恋に落ちる。しかし、それを快く思わない兄イピクレスはアルケイデスを敵視する。王のアンピュトリュオンもイピクレスの肩を持ち、ヘベと駆け落ちしようとしたアルケイデスを捕らえると、戦地エジプトへの遠征軍に参加させる。

ヘベに生きて帰ると約束したアルケイデスであるが、ソティリス隊長の率いる遠征軍は王によって人員を半減させられ、待ち構えていた現地軍の襲撃に遭って全滅。咄嗟にアルケイデスは戦死したと告げるソティリス。安心した現地軍のリーダーは、ソティリスと身分を伏したアルケイデスを奴隷して売り払う・・・

 何だかザ・ロック様の『ヘラクレス』とは随分ストーリーが異なる。ザ・ロック様の『ヘラクレス』は実際の神話をベースにしたストーリーだが、こちらはどこかから借りてきたようなストーリーである。不遇な主人公が、数々の困難を打ち破り、愛する女性と結ばれてハッピーエンドというパターンは、ある意味王道ストーリーである。そして絶倫神ゼウスが生ませた子という意味では、ヘラクレスは『タイタンの戦い』のペルセウスと異母兄弟なのかとくだらないことを考える。

本来のヘラクレス伝説から離れたヘラクレスの物語。あえて本来のストーリーから離れた意図はなんであろうかと思ってみたりする。監督は、レニー・ハーリンであるが、レニー・ハーリンと言えば『ダイ・ハード2』、『クリフハンガー』と大物アクションスターと組んだアクションがいまだに脳裏にある。だが、考えてみれば近年観たのは、『ザ・クリーナー』とか『5デイズ』とか、どちらかと言えば「軽量級」の映画。この映画もそんな「軽量級」の一作品だ。

おんなじヘラクレス物語でも全く違う内容。観比べて楽しむのも面白いかもしれない映画である・・・


評価:★★☆☆☆





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2015年12月13日

ヘラクレス

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原題: Hercules
2014年 アメリカ
監督: ブレット・ラトナー
出演: 
ドウェイン・ジョンソン:ヘラクレス
イアン・マクシェーン: アムピアラオス
ジョン・ハート: コテュス王
ルーファス・シーウェル: アウトリュコス
アクセル・ヘニー: テュデウス
イングリッド・ボルゾ・ベルダル: アタランテ
リース・リッチー: イオラオス

<映画.com>
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ギリシャ神話の英雄ヘラクレスを描いたスティーブ・ムーアのグラフィックノベルを、「ワイルド・スピード」シリーズや『GIジョー バック2リベンジ』などで活躍するドウェイン・ジョンソン主演で映画化したアクション大作。監督は『X−MENファイナルディシジョン』、「ラッシュアワー」のブレット・ラトナー。全能の神ゼウスと人間アルクメネの間に生まれたヘラクレスが、自身の出自や犯した罪にさいなまれ、救いを求めて旅に出る姿や、不死身の獅子や地獄の番犬ケルベロスといった魔物たちとの戦いを通し、いかにして英雄となっていったのかを、迫力のアクション満載に描き出す。
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ギリシャ神話が映画の題材として採り上げられることは多い。
様々な物語は、映画化の格好の題材だということは素人でもわかる。
そんなギリシャ神話の中でも、ヘラクレスといえば「怪力」というイメージがあるが、その役柄として元プロレスラーのドウェイン・ジョンソンが演じているのはぴったりかもしれない。

冒頭、ヘラクレスの誕生と12の難業が紹介される。
全能の神ゼウスが人間の女に生ませた子供、つまり半神半人の身。
そういえば、『タイタンの戦い』のペルセウスもゼウスの子供であり、半神半人であった。
ギリシャ神話の神々はどうも人間臭く、ゼウスも全能というより絶倫といった方が正しい気がする。

そんなヘラクレスの物語は、12の難業が有名らしいが、この映画はそのあとの物語。
既に難業を達成したヘラクレスは、人々の人気となっているが、ある悲劇によって妻子を失う。
そして五人の仲間とともに行動をともにしている。
そんなヘラクレスのもとに、美しい王女が現れ国を救ってほしいと頼みにくる。

多額の報酬でこれを受けたヘラクレス一行は、コテュス王と面会し、反乱軍の討伐を請け負う。
しかし、その軍隊は農民の寄せ集めであり、ヘラクレス一行はまずその訓練からスタートする。
そして遠征に出発する・・・

ヘラクレスの物語の、どうやらメインらしい12の難業がなぜテーマとして選ばれなかったのかは知らないが、ここで登場するヘラクレスは半神半人というよりも、人間臭しかない。
戦う相手も人間ばかりな故に、神話というよりただのヒーローモノの域を出ない。
まぁそれはそれとして観れば、それなりに楽しめるとは思う。

さすがに「ロック」のドウェイン・ジョンソンは筋骨隆々。
それだけで十分見応えがある。
リングではどちらかといえば細身に見えたが、それは周りがより大きかったからなのか、それともその後でかくなったのかは知らないが、一般的に見るとその体は迫力がある。

そういえば、同じWWEだったバウティスタも映画によく出演している。
しかし、バウティスタはどちらかというと悪役が多い。
(『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』では善玉だったが・・・)
リングの上での両者のイメージが、そのまま映画の世界にも持ち込まれているのだろうか。

すっかりアクション俳優となった感のあるドウェイン・ジョンソン。
それほど好みとは言えないが、これから観るべき俳優になるかどうかは作品次第といったところだろうか。
出演作だから目をつぶっても観ると言うほどではないところが正直なところである。
暇つぶしにはいいかもしれない映画である・・・

評価:★★☆☆☆



posted by HH at 10:59 | 東京 ☁ | Comment(0) | TrackBack(0) | 歴史アクション